トッ プ に 聞 く ! 代表取締役 取引店/熊本銀行 水前寺支店 事 業の概 略 を ご 紹 介 く だ 我が社では、設 立 以 来 、健 さい。 竹下頭取 ク ワー ット 全国の 1, 3 の人 材 育 成を 目 的とした「 研 修 事 業( ※ 2 )」 を行っています。 専門相談 員ネ 人の 00 わる専門職など 析事業」や、介護・福祉・医療にかか にして保健事業の方向性を探る「分 タから健 保ごとの課 題などを明 確 その他、医療費や健康診断のデー その加入者をサポートしています。 健 師・管 理 栄 養 士・看 護 師 )が日々 国 1, 3 0 0 人の専 門 相 談 員( 保 ( 以 下 、健 保 )から委 託を受け、全 全 国 3 0 0 以 上の健 康 保 険 組 合 習 慣 改 善 を 促 すものです 。現 在 、 士などが一人ひとりに合った生 活 方 を 対 象に 、保 健 師 や 管 理 栄 養 生 活 習 慣 病の 発 症 リスクが 高い 1) 、いわゆるメタボ 健 診の結 果 、 定 保 健 指 導 と は 、特 定 健 診( ※ 特 定 保 健 指 導 を 行っています 。特 た。その経 験を踏まえ現 在は主に な どの 保 健 事 業 を 行って き ま し 防 を 目 的に健 康 相 談や療 養 指 導 康づく りや 生 活 習 慣 病 予 小池社長 ( ※ 1 )特 定 健 診 … メタボリックシンド ロームに着 目した 健 診 。公 的 医 療 保 険( 国 民 健 康 保 険 、組 合 管 掌 健 康 保 険 、共 済 組 合 等 ) に加 入 して いる 〜 歳が対象。 ( ※ 2 )株 式 会 社 保 健 支 援センターが 事 務 局 を 務める 公 益 財 団 法 人 総 合 健康推進財 団九州支 部の事業。 ▲本社前 (左から小池社長、竹下頭取) 74 健 診の 結 果 、生 活 習 慣 病の 発 保 健 指 導 では ど の 様 なこ と を 行っていますか。 40 18 FFG MONTHLY SURVEY Vol.79 19 FFG MONTHLY SURVEY Vol.79 株式会社 保健支援センター 一人ひとりに寄 り 添った 温 もり ある 支 援で 小池 美千代 氏 健 康 づく り をサポートします 。 株式会社 保健支援センター 目標作成・取り組み状況チェック etc. 期 的に取 り 組み状 況 を 確 認 する 相 談 員 が 電 話 や 電 子メールで 定 一緒に作 成 します 。その後 、専 門 バイスを 行い、6ヵ月 後の目 標 を の方に合った生 活 習 慣 改 善のアド 生 活 や 仕 事 の 状 況 を 把 握 し 、そ に、専 門 相 談 員による 面 接で 、食 ログラムを 提 案 します 。ま ず 初め に、6ヵ月 間の生 活 習 慣 病 予 防 プ 症 リスクが 高いと 判 断 さ れ た 方 されています。 厚 生 労 働 省のモデル事 業に採 用 ことができるようになり 、現 在は 化につながるような方を導き出す 疾 病 発 症 リスクが 高い方 や 重 症 た 。この判 定 手 法により 、将 来の 非 常に 高い 評 価 をいた だ き ま し にプレゼンテーションしたところ、 この独 自の手 法 を 厚 生 労 働 省 が可 能です。 も 効 果 的 な 方 法 を 提 案 すること バイスを行います。 をつけてサポートしていますか。 生 活 習 慣 の 改 善 は 簡 単 ではな いと思いますが、どの様な点に気 とともに、目 標 達 成に向 けたアド 独 自の指 導 方 法 を お 持 ち だ と 伺っています が 、どの様な 方 法で すか 。 1つは、 レスポンスの早さときめ のかもしれません。現 状を受けと それは仕 事を頑 張ってきた結 果な です 。たとえ 太っていたとしても 、 利 用 者の 現 状 を 否 定 しないこと も う1つ心 掛 けていることは 、 スを 行 う もので、一人ひとりに最 せた 声 かけ 、情 報 提 供 、アドバイ のタイ プに分 けて、タイ プに合 わ を「 意 欲 」と「 行 動 」に基づく4つ まいりました 。その一つが 利 用 者 から、独 自の支 援 手 法を確 立して 上の 保 健 指 導の 取 り 組 みデータ でも 臨 機 応 変に働 ける 環 境 を 整 出 産などでフルタイム勤 務が困 難 社 勤 務 が 選 択できるほか 、結 婚 、 な工夫をしており、在 宅 勤 務と本 きやすい環 境づくりのために様々 8割にのぼります 。女 性 社 員が働 に、 そして迅速に回答しています。 と 思っていることに対 して 、的 確 タをもとに、利 用 者が今 知りたい まで保健指導で蓄積してきたデー ルで自由に聞いてこられます。これ では聞 けないことも 、電 話やメー となので皆 さん真 剣ですし、病 院 細かな対 応です 。健 康に関するこ め、話の中で何か改 善 点がないか 備しています。政 府が「すべての女 万件以 探 し 、できることから 始 めていけ 性が輝く社 会づくり」を推 進して 年 間にわたる 延べ るよう促していくことが大 切だと いますが、我が社はまさに女 性が 思っています 。一 人ひとり を 大 切 輝くことのできる職 場と自負して はぐく にし な がら「 人 を 育 む 温 かみの います。 サービスの質の向 上にこだわり 続 けて き た 結 果 、保 健 指 導 を 全 国 規 模で 行 う 企 業の 中で「 顧 客 満 足 度 1位 」に選 ばれました 。こ 2 0 1 5 年( 平 成 年 )3月に までは健 保が主な顧 客でしたが、 「健康博覧会」 への出 展です。これ 社 内 を じっく り 拝 見 す る の は 初 めてです 。女 性 が 多 く 、イ キイ ため、企 業に向 けて独 自の健 康づ 我が社の特 徴の一つが、女 性 社 ダ ーメイ ドの 支 援 を W e b 上で す 。な かで も 利 用 者 ご との オ ー く りの 仕 組 みを 提 案 していき ま 員の多さです。社 員の8割が女 性 行うサービス「HSCマイページ」 ます 。 これからは取引先の裾野を広げる 東 京 ビッグ サ イ トで 開 催 さ れる 27 キ 働 いて い る よ う に 見 受 け ら れ れは我が社の大きな誇りです。 現 在 注 力 し てい る こ と を お 聞 かせください。 ある支 援」を目 指しています。 22 で、管 理 職における女 性の割 合も ▲見学風景▲ 生活習慣の 改善が必要です 生活習慣改善のアドバイス 保健 す 私た ち 株式会社 保健支援センター 20 FFG MONTHLY SURVEY Vol.79 21 FFG MONTHLY SURVEY Vol.79 利用者の気持ちに合わせたアプローチ 「意欲と行動のタイプ」 70 独自手法 その1 利用者に伝わる話の組み立て方 「OKプロセス」 独自手法 その2 支援の均質化を実現 「フィッシュボーンシステム」 独自手法 その3 面 接 で 頑張って みましょう!! あなたのタイプを判定 今後も継続して くださいね! 保 健 師・管 理 栄 養 士・看 護 師 が 生 活 習 慣 改 善 を サ ポ ート 6 ヶ月 間 01 02 03 04 やりたい気持ちは あるんですが… 目標達成まで あと少し! 成果が出て 家族も喜んでいます! メタボ健診 タイプに合わせた 意識づけ 意欲継続の後押し 健康的な生活習慣 ■ 健康情報を参照 (カロリーチェック等) ■ 専門相談員からの質問に回答 保 健 支 援 セ ン タ ー の「 保 健 指 導 」と は ? W eb 上で健康づくりを行う「H S Cマイページ」 利用者 で 導の 指 談員で 門相 す 専 ! ■ 専門相談員が利用者一人ひとりに 健康アドバイスを送信 ルで やメー 話 電 株式会社 保健支援センター 保 健 支 援 セン タ ー の 歩 み HSCマイページ 厚労省受託 ストレスチェック義務化の 準備事業 糖尿病等重症化 予防プログラム 特定保健指導プログラム 市町村国保向け 訪問健康指導プログラム については、絶 好のアピールの場と 考 えており ます 。これは 、利 用 者 の意 欲 、行 動 等のデータを 基にタ イ プ 判 定 する 機 能 を 備 え た 業 界 初のW e b を 活 用 した 保 健 指 導 サ ー ビスで す 。機 能 と しては 、ス マートフォンやパソコンを 使い、体 重 、腹 囲 、血 圧 といった 数 値 デー タを 入 力でき 、履 歴 をグラフなど でビジュアル的に確 認でき ま す 。 また 、食 事のカロリーや運 動の具 体 的 方 法 、成 功 者の 声 な ど も 閲 覧 可 能です 。これは産 業 医または りのカタチとして、各 企 業から 注 したいと思っています。 サポート する 新 た な 事 業 を 構 築 保健師の方々に頼る前の健 康づく 目を集めています。 業 者 に 義 務 付 け ら れるストレス チェック及び面 接 指 導の実 施が事 して 、東 京 支 社 は 重 要 な 位 置 づ との 打 ち 合 わせや 情 報の 拠 点 と り 、厚 生 労 働 省 をはじ め 各 省 庁 これら 事 業 を 展 開 するにあ た チェック 制 度 が 施 行 されま す 。そ けと考 えています 。国の政 策に精 月 より 、ストレス の準 備 事 業であるプログラム制 作 通し、更には提 言ができる精 鋭が ま た 、今 年 とその指 導 者 を 養 成 する 研 修 を 集 う 支 社 と して 、保 健 支 援 セン 温かみある支援で健康的な社会づくりに貢献され、益々発展されることを 厚 生 労 働 省から受 託しています。 ます。 ターを 引っ張っていってもらってい 保健指導は、増え続けるわが国の医療費抑制にも大変効果があると思い これまで保 健 指 導で培ってきたノ 普及が重要で、貴社はその一翼を担っています。 小池社長▶ 健康保険組合向け 訪問健康指導プログラム 健康寿命を延ばし、元気な社会を実現するには、生活に密着した予防医学の ます。 最 後 に 、将 来 展 望 を お 聞 か せ ください。 高 齢 化が進み、健 康に対する意 識 が ま す ま す 高 まって き てい ま す。私はもともと予 防 医 学をやり たいと 思っていま し た 。今 よ う や く 、予 防 医 学を世の中に広められ るスタート地 点に立てたと 思って います。 今 後は、保 健 指 導で培ったノウ ハウを活かし、若 年 層から高 齢 者 まで 、生 涯にわたって一 人ひと り の 健 康 づく り を サ ポ ー トで き る サービスを構 築し、全 国の生 活 習 慣 病 を 2 0 2 0 年 までに( 特 定 保 健 指 導 が 始 まった 2 0 0 8 年 比 ) %減らしたいと意 気 込んで 生 活 習 慣 病になる人やメンタル 不 調になる人が増えている時 代に おいて、予 防 医 学の側 面から豊か な健 康 社 会の創 造に貢 献し、日本 の 超 高 齢 社 会 を 支 えていけるよ う励んでまいります。 を終えて ◎インタビュー ウハウを活かしながら心の健 康を 12 増え続ける 医療費の抑制のため、 様々な取り組みを 行っています。 2014年 2013年 2008年 2002年 1998年 10 2015年 0 2020年 2015年 2010年 2005年 2000年 1995年 1990年 0 22 FFG MONTHLY SURVEY Vol.79 23 FFG MONTHLY SURVEY Vol.79 期待いたします。 取締役頭取 竹下 英 熊本銀行 20 います。 ▲前列左7番目から小池社長、竹下頭取、田口支店長 (熊本銀行) 27.0兆円 国民4人に 1人が高齢者 国民全体に占める高齢者 (65歳以上) の割合 12.1% 20 26.8% (推計) 30.1兆円 23.0% 20.6兆円 33.1兆円 30 20.2% 17.4% 14.6% 10 37.4兆円 国民医療費の推移 29.1% (推計) 20 30 39.5兆円 (推計) 40 46.9兆円 (推計) 国民医療費 30兆円突破 40 (%) 50 50 国民医療費 39兆円突破 〈 医 療 費と高 齢 化 率 の 推 移 〉 (兆円) ▲東京支社のスタッフ (前列左から2番目より小池社長、大渕常務) 社内研修時 株式会社 保健支援センター ■ 設 立:1993年 ■ 所 在 地:熊本市中央区 ■ 資 本 金:9,950万円 ■ 従 業 員:85人 などが一人ひとりに合った生活習慣改善を促すものです。現在、全国300 ■ 事業内容: 以上の健康保険組合から委託を受け、その加入者をサポートしています。 保健指導事業 分析事業 研修事業(公益財団法人総合健康推進財団) ■ 事業拠点: 特定保健指導を主力事業とする企業です。特定保健指導とは、 メタボ健診 の結果、生活習慣病の発症リスクが高い方を対象に、保健師や管理栄養士 これからも予防医学の側面から健康的な社会づくりに貢献してまいります。 (本 社) 熊本市中央区 (支 社) 東京都千代田区 「健康づくりは人づくり」 を合言葉に、 皆さまの健康自立に 貢献します! ■ 取 引 店: 水前寺支店 096-383-3177 ▲オリジナルWeb支援ツール 「HSCマイページ」 FFG MONTHLY SURVEY Vol.79 34
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