情報モラル指導事例 ●肖像権について知ろう sx 情報モラル指導内容 情報に関する自分や他者の権利を尊重する 1 【情報社会での約束やきまり】 指導目標・指導のねらい 【情報モラル的側面】 ○撮影した写真や映像には肖像権があり、その扱い方に気をつけなければならないことを理解できるよ うにする。 【社会科的側面】 ○工場ではたらく人たちが、よい製品作りのためにどんな工夫をしているのかを考えさせる。 2 対象 小学校3年 3 教科・領域 社会科 4 教材名 「人々のしごととわたしたちのくらし」(ロッテ工場見学) 5 学習指導要領の内容との関連 ○第3学年 内容(2)地域の人々の生産や販売について、次のことを見学したり調査したりして調 べ、それらの仕事に携わっている人々の工夫を考えるようにする。 ○指導計画の作成と内容の取扱い (3)学校図書館や公共図書館、コンピュータなどを活用して、 資料の収集・活用・整理などを行うようにすること。 6 指導略案 1 2 全3 1 時 間4 児童の活動 指導上の留意点(○留意点 ◆評価) 工場見学したことをもとに、「工場 ○工場見学を思い出し、気がついたことや不思議に思ったこ ではたらく人たち」についてまとめ となどを発表させる。 ることを知る。 見学メモや撮影した写真をもとに、○撮影した写真を拡大しておく。 はたらく人たちの工夫や願いにつ いて話し合う。 調べたことをコンピュータを使っ ○撮影した写真をコンピュータで取り込んだり、印刷したり てまとめる方法について知る。 して利用する方法があることを理解させる。 デジタルカメラで撮影した写真の ○自分ならば、写真をどのように利用されたくないかを考え 利用の仕方について考える。 させる。 ・無断で使われてしまう。 ・悪ふざけやいたずらに使われてしまう。 ○肖像権(無断撮影の禁止、無断公表の禁止)について説明 する。 ◆写真をもとに、使ってよい写真か・どのように使うかなど を具体的に考えることができる。 5 調べたことをコンピュータでまと ○肖像権に配慮しているかどうかを、個別に指導助言してい める。 く。 7 指導のポイント・留意点 ○児童がデジタルカメラを用いて調査を行う学習活動が増えてきた。その際、撮影対象が人物である場合 には、その取り扱いに注意が必要なことを理解させる必要がある。指導においては、もし自分ならば写 真をどのように利用されたくないかを考えさせ、話し合う活動を取り入れる。 ○肖像権・著作権・個人情報の扱い等情報モラルの指導を系統的に指導していくために年間指導計画への 位置づけを明確にしておく必要がある。
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