導入事例 Case Study Ericom PowerTerm WebConnect 株式会社エイジェック 株 式会社エイジェックは、顧 客 の多岐にわたる課 題 に 応 えるため に 、各 分 野 で の「 専 門 性 」と、グ ル ープ で「 総合力」を追 求している人材 総合商 社 です。 社:東京都新宿区西新宿1-25-1 本 立:2001年9月26日 設 U R L : http://ww w.agekke.co.jp/ ( 取材日:2013年6月 ) P O I N T 800台のPC管理の効率化、 クラウド基盤のKVMに唯一対応 始まったシンクライアント化 SBC、VDIの両方に対応する 融通の XPのサポート切れ対応がきっかけで 利く クライアント仮 想 化ソリュー 人材・雇用に関わる業務全般を手がける株式会社エイジェックでは、様々なワークスタイル が混在するため、800台に上るPC管理は非常に複雑でリスクも存在していました。 そこでシステム開発部はデスクトップ仮想化を構想、BCP対策で利用するクラウド環境を サーバ基盤にすることを決定しましたが、そのハイパーバイザー 1 2 3 ション 安価な価格体系 KVMに対応できたのは、 アシストの販売するEricom PowerTerm WebConnectだけでした。 課 題 対 策 ▪4 名で 行 う全 社 約 8 0 0 台 の P C 管 理 の 効 率化 ▪ノートPCからの情報漏えい対策 効 果 ▪段階的なシンクライアント化 ▪BCP対 策でも利用するクラウド環 境をク ライアント仮想化インフラとして活用 ▪PCトラブル時の対応負荷削減 ▪唯 一 、K V M に 対 応 して い た E r i c o m PowerTerm WebConnectの採用 ▪全PCの8割を占めるWindows XPの サポート切れ対策 ▪PC120台からサーバ共有デスクトップを 利用。既存PCと比べても違和感のない 操作性を発揮 ▪既存PCのシンクライアント化で故障率 が減少 ▪Windows XPサポート切れ対策の道筋を つけた ▪ノートPCからの情報漏えいリスク削減 全国の事業所 Windows Server 2008R2 システム概要 Windows RDS PC ノート PC シンクライアント ユーザデータを消去し た PC と、既存の PC を PTWC のクライアント として利用 タブレット 定型化されたアプリケーション セットをサーバデスクトップで提供 VPN Power Term WebConnect サーバ クラウド基盤には K VM を 使 用 特定部署で独自アプ リケーションを利用 するために利用する Active Directory ファイルサーバ (ユーザデータ) Case Study Ericom PowerTerm WebConnect 多様なワークスタイルの陰で 複雑化するPC環境とリスクの 高まり ハイパーバイザーKVMに唯一対応した Ericom PowerTerm WebConnect を選択 まずは、メンテナンス。シンクライアント化した 株式会社エイジェックは人材総合商社だけに、 そ こ で 候 補 に 挙 が っ た の が 、E r i c o m トップPCが存在するため、保守工数の削減には 様々なワークスタイルが存在します。顧客企業に出 PowerTerm WebConnect(以下、 「PTWC」)でし 至っていませんが、配布後のユーザ対応も少ない 向き、そこで仕事をするスタッフもいれば、プロジェ た。株式会社エイジェック システム開発部 システ ので、シンクライアント化すれば管理の手間が減 クトの間だけ一時的に拠点を確保し、そこで働く ム運用・保守責任者 米澤健一氏は、システム選定 る という感触を得ています。次に、保守サポート スタッフもいます。もちろん、同社が擁する本社、 プロセスを次のように振り返ります。 終了が迫るWindows XP OSに関して第一弾の手立 支社、営業所で終日勤務するスタッフもいます。 米澤氏 最初の出会いは展示会でした。調べて てが打てたこと。そして、シンクライアント化した そのために、同社のPC管理は非常に複雑でリ みると、最近注目を集めている製品だということ PCにはデータが残らないため、情報漏えいリスク スクの高いものとなっていました。全社で約800 が判明。アシストカルクでよく知っていたアシスト を削減できたことです。 台を配布していましたが、一部はスタッフが顧客 が総代理店を務めているというので、さらに興味 企業へ持ち込むノートPCです。そこでは紛失や盗 を持ちました。 難などに起因する情報漏えいの危険がつきまとっ 動作状況を見るため2 ていました。また、デスクトップPCに関しても、利 週間程度の検証を実施。 用台数が流動的であるために、設置手続きや回 スタッフや営業部門での 米澤氏は、PTWCの魅力を、融通が利く、その気 収に手間がかかり、全容を把握することが困難に 利用を想 定し、オフィス になれば何でもできるところだと言います。実際、 なっていました。 ソフトやWebベースの営 この製品は、W in d ow s さらに、システム開発部は東京の新宿本社およ 業支援システムを試しま R DS(ターミナルサービ び八王子センターを拠点としていましたが、遠方 した。ストレスなく安定 のPCに問題が発生すると、遠隔操作で復旧にあ 的に動くことが確認でき 渡邊勝三氏 物 理 マシンを 集 中 管 理 たります。これらすべての作業を4名で担っていた たため、PTWCの採用を決定しました。経営トップ し、あらゆるクライアント ため、日々対応に追われていたといいます。加え も、デスクトップ仮想化には賛成しており、製品の デバイスへ快適でセキュ て、PCの8割のOSがWindows 知名度にはこだわらずGOサインを出しました。選 アなアクセス環境を提供 保守サポート終了対策も考えなければなりませ 定にあたったシステム開発部 課長 渡邊勝三氏 することができます。 ん。ハードウェアの中には保守を満了したものも は、選定の理由を次のように語ります。 米澤氏 配布イメージを ありましたが、単純にリプレースすることには疑 渡邊氏 前提になっていたクラウド環境で、デス 統一し、Windows RDSのサーバ共有デスクトップ 問を感じていました。 クトップ仮想化を実現できる方法は、PTWCの他に でクライアント仮想化を実現させましたが、特定 はありませんでした。日本では新しい製品で不安 の部門でしか利用しないアプリケーションなどに はありましたが、Windows XP問題もあり早く決着 ついては個別VDIの配布を計画中で、現在検証を をつけたいと思っていました。動作検証で確信も 進めているところです。アシストのサポートは的確 得られたので、PTWCで行こうと決断しました。 で、レスポンスも速いので満足しています。 XPであったため、 デスクトップ仮想化を決定するが、 サーバ環境と製品のアンマッチが判 明 デスクトップPCの故障率が減少し、端末の配布 も、データ容量が減ったので、申請から配布まで の時間が若干短縮されました。まだ既存のデスク Ericom PowerTerm WebConnectは その気になれば何でもできる ス)、VDI、ブレードPC、 そこで検討を開始したのがデスクトップ仮想化 米澤健一氏 この他、マルチデバイスでの利用など、少しず 120台でデスクトップ仮想化を実現 管理工数削減を確信 つ宝物を探すようにPTWCの機能を再確認しなが ステム開発部は、BCP対策とともにデスクトップ仮 2012年5月、デスクトップ仮想化の取り組みがス 一方、渡邊氏はプロジェクト責任者としての立 想化を経営トップに対し上申したところ、承認を タート。営業部門とオフィス部門のデスクトップ 場から次のように語ります。 得ることができました。 PC120台を対象に、PTWCを導入し、フリーアドレス 渡邊氏 PTWCは、競合製品よりコストが安価だ 代表的なデスクトップ仮想化ソリューション・ベ 的に3名で2台を利用しています。シンクライアント と思います。また、情報漏えいのリスクを大きく軽 ンダーを選択し、準備を開始。BCP対策でも利用 端末を新規購入するのではなく、既存のPCを有効 減できるので、プライバシーマーク取得を予定し するクラウド環境の採用が決定していましたが、 活用し、用途に応じてユーザデータを消去するか ている企業には最適なソリューションです。厳し 調べていくと、そのクラウド基盤で利用できるハ 既存の環境と並存させながら、PTWC クライアント い審査で知られているものの、デスクトップ仮想 イパーバイザー(コンピュータを仮想化する際に、 ソフトウェアをインストールして配布しています。 化を導入しているというと、 『それでは端末にデー そのOSを並列に実行できるようにするソフトウェ デスクトップ仮想化導入から約1年、エンドユー タは残らないですね』とクライアント周りに関して ア)がKVM(Linuxカーネルが備える仮想化機能) ザには、特に告知することなく静かに本稼働に はすんなり通りました。 で、選定候補であった仮想化ソリューション・ベン 入ったせいか、環境が変わったことに気づいてい 増え続けるPC管理に悩んでいた中で探し当て ダーの製品は搭載できないことが判明しました。 ないスタッフもいるそうです。違和感はほとんど たデスクトップ仮想化というソリューション、そし そこで選定をやり直すことにしました。 ないようです。 て純粋に技術の観点で選択したPTWC。その柔軟 PCのインフラ管理者のメリットも、いくつか確 な設計思想が、エイジェックのIT変革をサポートし 認されています。 ています。 でした。シンクライアント化すれば、情報漏えい のリスクやシステム保守の問題、OSやPCのリプ レース問題を一気に解決することができます。シ お問い合わせは 株式会社アシスト ら、将来的な拡張性を考慮して上位のエディショ ンを購入しておいたことに安堵されています。 URL http://www.ashisuto.co.jp/product/category/virtualization/ericom/ E-Mail [email protected] 東 京 〒1 0 2 - 8109 東 京 都 千 代 田 区 九 段 北 4 - 2- 1 市ヶ谷 東 急ビル TEL: 0 3 - 5 2 7 6 - 5 8 6 2 大 阪 〒5 3 0 -0 0 1 1 大 阪 市 北 区 大 深 町 4 -2 0 グランフロント大阪タワーA 13F T EL: 0 6 - 6 3 7 3 - 7 1 1 3 札 幌 〒060- 0 0 0 3 札 幌 市 中 央 区 北 3条 西 4 - 1- 1 日本 生 命 札 幌ビル 1 3 F TEL: 0 1 1 - 2 8 1 - 1 1 6 1 広 島 〒7 3 0 -0 0 1 1 広 島 市 中 区 基 町 1 2 -3 C OI 広 島紙屋町ビル 3F TEL: 0 5 0 - 3 8 1 6 - 0 9 7 4 仙 台 〒980- 0 0 1 3 仙 台 市 青 葉 区 花 京 院 1 - 1- 2 0 花 京 院スクエア 1 9 F TEL: 0 5 0 - 3 8 1 6 - 0 9 7 0 福 岡 〒8 1 2 -0 0 1 3 福 岡 市 博 多 区 博 多 駅 東 2 -6 -1 九勧筑紫通ビル 9F T EL: 0 9 2 - 4 8 1 - 7 1 5 6 TEL: 0 5 2 - 2 3 2 - 8 2 1 1 沖 縄 〒9 0 0 -0 0 1 4 那 覇 市 松 尾 1 - 1 0 - 2 4 ホークシティ那覇ビル4 F TEL: 0 5 0 - 3 8 1 6 - 0 9 7 6 名 古 屋 〒4 6 0 - 0003 名 古 屋 市 中 区 錦 1 - 11- 1 1 名 古 屋インターシティ 4 F 金 沢 〒920- 0 8 5 3 金 沢 市 本 町 2- 1 5 - 1 ポ ルテ金 沢 8F TEL: 0 5 0 - 3 8 1 6 - 0 9 7 2 ※製品内容は、予告なく変更される場合があります。 ※記載されている会社名、製品は、各社の商標または登録商標です。 ER-004-AUG13
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