CONTENTS - 茨城県中小企業団体中央会

表紙の紹介
平成27年 新春講演会・賀詞交歓会
県中小企業団体中央会(幡谷祐一会長)と県中
賀詞交歓会では、主催者を代表して阿部真也副
小企業青年中央会(齊藤佳昭会長)、県中小企業レ
会長が「今年こそ景気回復をと思い新年を迎える
ディース中央会(吉岡鞠子会長)共催の平成27年
が、なかなか実感することができない。厳しい環
新春講演会・賀詞交歓会が1月19日、水戸市内の
境が続いているが、中小企業再生に向け役職員一
ホテルで来賓や関係者など約200人が出席し開か
丸となって取り組んでいきたい」とあいさつを述
れた。
べた。
賀詞交歓会に先立ち行われた新春講演会では、
また、来賓を代表して橋本昌県知事、細谷典幸
株式会社双日総合研究所副所長でチーフエコノミ
県議会議長が祝辞を述べ、県内中小企業の発展に
ストの吉崎達彦氏が「2015年の経済動向を読む」
期待を寄せた。
と題して講演。吉崎氏は日本経済の現状について
その後、商工中金水戸支店の平田知伸支店長が
「人口減少がはじまっているのに雇用者数は伸びて
乾杯の発声、県酒造組合提供の日本酒で乾杯し祝
いる。足元の雇用者数は5千6百万人という空前
宴に入った。
の規模。年齢層は前回ピーク時の07年より若返っ
会場内には、①県漬物工業協同組合、②県味噌
ている」とし「男女雇用比率は、女性の割合が年々
協同組合、③県菓子工業組合、④県米菓工業協同
大きくなっている」と指摘。その上で「女性活躍は、
組合、⑤県酒類工業協同組合の活動や組合員の生
努力目標のようなイメージがあるが、現実には女
産・加工品などを紹介する、展示・試食ブースが設
性活躍社会にならなければ、企業は利益を損なう
けられ、会場内の雰囲気を盛り上げた。
ことになる」と述べた。また「日本企業は若い人
を雇って、できるだけ給料をはずんでほしい。そ
うやってデフレの脱却を目指さなければならない」
と語った。
―御礼―
この度の「新春講演会・賀詞交歓会」にご出席いただ
きました皆様方には、心より厚くお礼申しあげます。
平成27年度労働政策と中小企業の取組む
雇用施策の取組み
特定社会保険労務士 皆川
1.プロローグ
今年は、昨年4月の消費税増税後の景気の足踏み
状況、そして来年のさらなる消費税増税を見送るこ
とを争点に掲げた昨年 12 月の総選挙を経て、いわ
雅彦
3)若者の活躍促進・正社員雇用の拡大
4)地域に応じた良質な雇用機会の確保・創出
5)高齢者・障害者等の活躍促進
6)労働市場インフラの戦略的強化
(外部労働市場
の整備)
ゆるアベノミクスの成長戦略をどう地域に波及させ
7)外国人材の活用・国際協力
ていくかという、
「地方創生」の具体策が問われる年
8)労働者が安全で健康に働くことができる職場づ
と言えるでしょう。
総じて中小企業の収益環境は厳しいと言っていい
くり
9)重層的なセーフティネットの構築
と思いますが、一方で人材の確保という観点では、
10)震災復興のための雇用・労働対策
中小企業においては新卒、中途とも採用が難しい状
その中で私なりに特に中小企業にとって関連があ
況にあるというのも現実の大きな課題の一つになっ
り重要と思われるものとして、次の3点について少
ています。どの業種が業績が良くて、どの業種が業
しまとめてみました。
績が悪いとは一概には言えず、各中小企業における
第 1 は、働き方改革の実現というテーマです。こ
経営理念共有化への取組み及び経営戦略の継続的着
こでは「朝方」の働き方の推進といった新しい表現
実な実行等の差別化により、業績にも大きな差が生
もされています。昨年から継続して審議されている、
じているというのが私の実感です。
いわゆる「ホワイトカラーエグゼンプション」につ
そういう意味では、国の施策をきちんと見極めつ
つも、まず私たちは、企業経営の現場において、や
るべきことは自らの責任でしっかりと取り組んでい
くことが肝要であると考えています。
いてもかなり対象者は限定的ですが、導入を目指し
た検討が労働政策審議会で進められています。
また、昨年 11 月は全国的に「過重労働撲滅推進
月間」として、労働基準監督署による事業所調査が
集中的に実施されましたが、この課題は長時間労働
2.平成 27 年度労働政策の重点事項
による健康障害防止のためという目的があり、新年
度も継続して強力に進められそうです。具体的には、
平成 27 年度の厚生労働省における労働政策の方
まずは「時間外・休日労働に関する労使協定(36
向性は、平成 27 年度厚生労働省概算要求の前段と
協定)
」
、特に限度時間を超える特別条項の運用 1 の
してまとめられた「平成 27 年度労働政策の重点事項」
チェックが最大のポイントになっています。
から概観することができます。
労働政策の重点事項においては、次のとおり 10
の課題が提示されています。
1
第 2 は、女性の活躍促進というテーマです。これ
は安倍内閣の目玉の一つとして掲げられており、昨
年の総選挙で一度中断した形になっていますが、既
1)働き方改革の実現
に「女性の職業生活における活躍の推進に関する基
2)女性の活躍促進
本方針」を閣議決定しており、今後法案化されてく
月45時間、年360時間という国で定めた限度時間を臨時的に特別な事情で超える場合に設定される仕組み。ただし、限度時間を超
えるのは全体の2分の1までという制限があり、現実にはこの運用が厳しい企業が多く見られます。
中小企業いばらき
2015.February
1
る見込みです。
れます。これにより労働力不足を補う、長時間労働
具体的には、女性採用比率、女性管理職比率、勤
続年数男女差等いくつかの目標値を盛り込んだ事業
2
主行動計画の策定を促進し 、その一環として「女
を緩和する、ワークライフバランス 4 を推進すると
いった課題の解決とも関連してきそうです。
今年 1 月 9 日、
茨城労働局に
「働き方改革推進本部」
性活躍推進加速化助成金(仮称)」の創設も検討され
が設置され、所定外労働時間の削減や年次有給休暇
ています。しかし、実施主体はあくまでも各企業で
の取得促進に乗り出しました。特に中小企業におい
あり、行政としては側面支援という形の施策が多く
ての取組み効果を上げていくためには、それぞれの
なると予想されます。大企業では福利厚生制度や人
企業の特徴を生かして仕掛け作りに工夫をしていか
事制度の形で取り組むことはできても、中小企業に
ないと難しいのではないかと思われます。
おいて実際にどこまで取り組めるかは、業種や規模
さらに各企業の抱える事情によって大きく異なって
くると思われます。
第 3 は、若者の活躍促進・正社員雇用の拡大とい
3.県内中小企業におけるユニークな
雇用政策の事例
以上述べてきた国の大きな労働政策の方向を踏ま
えつつ、中小企業ではどのように取り組んでいけば
うテーマです。
今後少子高齢化に伴い、確実に労働力人口が減少
よいのか、知恵の出しどころですし、実際に中小企業
していく中で、若年者を就職につなげ活躍してもら
の経営者は目の前の課題と中長期的な課題とに直面
おうという各種施策が進められます。例えば、若者
されていることと思います。そこで、私が日常人事労
の採用・育成に積極的に取組み、一定の要件を満た
務の専門家として関わらせていただいている、茨城
した若者応援企業を「若者育成認定企業(仮称)
」と
県内の 300 人以下の中小企業において実際に取り組
して認定し、重点的なマッチングを行うとともに助
んでいる事例をいくつかご紹介させていただきます。
成措置等も講じられます。フリーター・ニート等の
ション」とハローワークとの連携、職場体験の充実
【キャリアアップ助成金を有効に活用して優秀なス
タッフを正社員として戦力化している事例】
を図る施策が進められます。
(事例1:製造業、従業員数 270 名)
安定雇用への支援策として、「若者サポートステー
若者の人材育成施策としては、若者への技能伝承
この企業のメインの業種は、月ごとの生産量変動
や中核人材の育成に取り組む事業主への助成制度の
が大きいため常時派遣労働者を受け入れています。
拡充、ものづくり指導人材の積極的な開拓・広域的
その中で、スキル、意欲共に優れた人材を社内格付
な活用に取り組む「目指せマイスター」プロジェク
け認定試験(本来正社員向けのものを準用)を経た
トの推進、産業活動の変化・高度化や労働市場ニー
うえで正社員に登用していく制度を構築。この1年
3
ズに即応した技能検定の見直し・拡充 などが盛り
込まれています。中小企業としては、これら支援策
を有効に活用し、自社の人材育成に着実に取組むこ
とが、企業の成長発展のためには不可欠と考えます。
間で 10 名を登用。
(事例2:製造業、従業員数 50 名、事例3:卸売業、
従業員数 45 名)
これらの企業はいずれも有期契約で雇用したス
また、
「正社員実現加速プロジェクト」として、
「勤
タッフに対して、6ヶ月間の教育訓練計画(OJT と
務地・職務限定正社員」制度を新たに導入する企業
Off. JT をミックス)を自社の該当する業種向けにオ
への助成を行うほか、派遣労働者の正社員転換、有
リジナルに策定。6カ月後にはジョブカード制度に
期契約社員の正社員転換を促進するための「キャリ
基づく人事評価シートによるチェックを行い、正社
アアップ助成金」については、
拡充される見込みです。
員へ登用。ここで、紹介したほかにも従業数 30 名
働き方改革とも関連して、いわゆる従来の枠組み
未満の規模の企業でも実行している事例があります。
での正社員だけでなく、
「多様な正社員」の概念を提
各企業とも正社員転換の実績は年に2−3名程度。
示し普及していこうという国の政策意図が見受けら
2 当面従業員数300人以上の企業が義務化、それ以下の企業では努力義務の見込みです。
3 「技能検定集中強化プロジェクト(仮称)」
4 仕事と生活の調和を図り、いずれもが充実した生活を送れるよう取り組むことが目的です。茨城県においても、「仕事と生活調和推
進計画」の策定を推進しています。
2
中小企業いばらき
2015.February
平成27年度労働政策と中小企業の取組む雇用施策の取組み
(事例6:建設用資材リース・施工業、従業員数
40 名)
全社員(高卒の現場施工職、大卒の営業・事務・
技術職)をクラス分けして毎月1回研修会を実施。1
回の時間は1時間半ですが、必ず事前課題があり、事
後のまとめの課題付き。これを3年間継続しています。
ここでご紹介させていただいた企業の事例はほん
の一部です。当社の規模では無理、日常業務が多忙
で無理などできないと決めて諦めていないでしょう
か。自社なりにやれることは必ずあると確信してい
ます。まずは、経営者が決断し一歩踏み出すことで
はないでしょうか。
また、従来の正規、非正規の枠を超えた「多様な
正社員」というモデルの試行的導入も進められるな
ど、今はまさに従来の枠組みを変えていく、パラダ
イム転換が求められています。
【女性の活躍できる人事制度を構築し、戦力化して
いる事例】
(事例4:販売業、従業員数 35 名)
筆者が取組む企業での研修のひとこま
女性向け商品の販売という業種柄全スタッフの 9
割が女性社員。ここではいわゆる「パートタイマー、
アルバイト」といった言葉は使わず「定時社員」と
呼びます。すなわち各人の家庭の事情やワークライ
フバランスを配慮した人事システムをオリジナルに
開発。女性が輝くモチベーションの高い職場づくり
を実践しています。
(事例5:サービス業、従業員数 35 名)
イベントごとに多くの外部スタッフ(最大で月
100 名程度)が入りますが、日常は 35 名の正社員
が基幹となり業務を回していきます。女性比率7割。
社員の平均年齢は 20 歳代後半。リーダーはもちろん、
一人一人のスタッフと幹部が個人面談でじっくりと
Face to Face で向き合います。全スタッフでのビジョ
ンの共有度は素晴らしいものがあります。これら取
組みの中で男女差が全くないという企業風土と人事
制度を構築しています。
【人材育成に経営者も参画し、本気で取り組み成長
している事例】
≪皆川雅彦氏プロフィール≫
特定社会保険労務士
社会保険労務士法人葵経営 代表社員
労働保険事務組合葵経営 会長
有限会社マネジメントサポート 代表取締役
【日立本社】日立市川尻町5-3-33-101
T E L 0294−25−3668
F A X 0294−42−2425
Email [email protected]
■ 茨城県社会保険労務士会 県北支部長
(理事)
■ 経営学修士(MBA)−明治大学大学院経営学
研究科修了
■ 公益財団法人21世紀職業財団
セクハラ・パワハラコーディネーター
■ 茨城県ワーク・ライフ・バランスアドバイザー
社会保険労務士として、企業の人事労務制
度及び実践運用のお手伝いをさせていただい
ています。特に企業における人材育成のお手
伝いに力を入れて取り組ませていただいてお
ります。
中小企業いばらき
2015.February
3
平成26年度中小企業労働事情
実態調査結果の概要
中小企業における労働事情を的確に把握し、適正な労働対策を樹立することを目的に、全国中小企業団
体中央会と各都道府県中央会が協力し「中小企業労働事情実態調査」を毎年全国一斉に実施している。本
年度は、
「経営状況」「労働時間」「有給休暇」
「新規学卒者の採用状況」
「女性管理職」
「非正規雇用労働者」
「賃金改定」について調査した。本誌ではその概要を紹介する。
調 査 概 要
9.6%)となっている。
「良い」とした事業所は、前年度と比べ 3.8 ポイ
◆調査方法:茨城県内の協同組合等を通じて、地域
ント増加しているが、全国平均(19.4%)と比べる
別 ・ 業種別に組合員 1,300 事業所を選定。郵送
と 6 ポイント低くなっている。また、「悪い」とし
による調査票の送付 ・ 回収。調査票は全国統一
た事業所は、全国平均(28.0 %)と比べ 7.8 ポイン
様式。
ト高くなっている。
◆回答事業所数:610 事業所(製造業 315、非製造
業 295)、回収率 46.9%
全国
19.4
52.7
28.0
◆調査時点:平成 26 年7月1日
回答事業所の概要
◆常用労働者数
回答のあった 610 事業所の常用労働者数の合計は
15,086 人( 製 造 業 9,507 人、 非 製 造 業 5,579 人 )
で、1事業所あたりの平均常用労働者数は 24.73 人
(製造業 30.18 人、非製造業 18.19 人)となってお
り、従業員規模 「30 人未満」 の事業所が回答事業
所の 76.6 %を占めた。男女別構成比では、男性が
67.1%、女性が 32.9%で、女性労働者の占める割合
が全国平均(29.5%)と比べて 3.4 ポイント高い。
◆雇用形態
従業員の雇用状況をみると、「正社員」 71.5%(全
国 75.1%)に対し、「非正規社員(パートタイマー、
派 遣、 嘱 託・ 契 約 社 員、 そ の 他 )」 は 28.4 %( 同
24.9%)で、全国平均と比べて正社員の雇用割合が
3.6 ポイント低くなっている。
業種別では、製造業の正社員雇用割合が 71.4 %、
非製造業が 71.8%となっている。
H26
茨城県
13.4
H25
茨城県
9.6
0%
50.8
35.8
48.9
20%
良い
41.5
40%
60%
変わらない
80%
100%
悪い
【図①:経営状況】
◆主要事業の今後の経営方針
主要事業の今後の経営方針については、「現状維
持」とした事業所が最も多く 72.4%、次いで 「強化
拡大」 が 21.7%、
「縮小・廃止」 が 5.6%となった。
「強
化拡大」とした事業所を業種別にみると、製造業で
は「金属・同製品」が 26.9%、非製造業では「卸売
業」が 35.5%となった。
◆経営上の障害(複数回答)
経営上の障害については、最も多く選択された
のは 「原材料 ・ 仕入高の高騰」 で 40.7 %(前年度
32.8%)であった。次いで、
「人材不足(質の不足)」
が 37.2 %( 同 30.4 %)
、
「 販 売 不 振・ 受 注 の 減 少 」
が 36.5%(同 47.3%)となっている。
◆経営上の強み(複数回答)
経営に関する事項
◆経営状況【図①】
1年前と比べた現在の経営状況については、
「変わ
らない」が最も多く 50.8%(前年度 48.9%)、
次いで、
「悪い」が 35.8%(同 41.5%)、
「良い」が 13.4%(同
4
中小企業いばらき
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経営上の強みについては、前年度と同様に「顧
客への納品 ・ サービスの速さ」が 33.0 %(前年度
33.4%)と最も多く選択され、次いで「製品の品質・
精度の高さ」が 24.3%(同 22.6%)
「組織の機動力・
、
柔軟性」が 23.4%(同 26.0%)となっている。
平成26年度中小企業労働事情実態調査結果の概要
労働時間に関する事項
◆週所定労働時間と 1 ヶ月の平均残業時間
従業員の週所定労働時間は 「40 時間」 と回答した
全国
21.4
60.2
H26 茨城県
16.1
65.0
H25 茨城県
14.0
70.2
18.3
18.9
15.9
事業所が 43.5%で最も多く、次いで 「38 時間超 40
製造業
16.4
65.0
18.6
時間未満」 が 22.6 %、「40 時間超 44 時間以下」 が
非製造業
15.8
64.9
19.2
18.7%となっている。また、回答事業所の従業員1
人あたりの月平均残業時間は 12.72 時間で、全国平
均(11.52 時間)より 1.2 時間多くなっている。
0%
20%
採用計画あり
40%
60%
採用計画なし
80%
100%
未定
【図② : 新卒者の採用計画】
◆年次有給休暇の付与日数と取得日数
従業員1人あたりの年次有給休暇の平均付与日
数については、「15 ∼ 20 日未満」が 36.2 %(全国
女性の管理職について
45.3%)と最も多く、次いで「10 ∼ 15 日未満」が
27.0%(同 22.9%)、
「20 ∼ 25 日未満」が 19.9%(同
20.9%)となっている。
平均付与日数は 14.46 日(全国 15.60 日)で、平
均取得日数は 7.63 日(同 7.22 日)となり、平均付
与日数に対する取得率は 55.76 %(同 48.82 %)と
◆女性の管理職の有無
なった。
が 73.4%、
非製造業では「いる」が 36.6%、
「いない」
女性の管理職の有無については、607 事業所(無
回答を除く)から回答があり、「女性の管理職がい
、
「女性の管理職はい
る」が 31.5 %(全国 32.2 %)
ない」が 68.5 %(同 67.8 %)となった。業種別に
みると、製造業では「いる」が 26.6 %、
「いない」
が 63.4%となっている。
新規学卒者の採用について
◆新規学卒者(平成 26 年 3 月卒)の採用充足状況
新規学卒者の採用予定人数に対する実際の採用人
数の充足率は「高校卒」が 91.6 %、「専門学校卒」
が 79.5%、「短大卒(含高専)
」が 100%、「大学卒」
が 82.1%となった。
◆登用されている管理職と人数
登用されている女性の管理職については、「役員」
とする回答が 78.7 %(全国 63.9 %)と最も多く、
次いで「課長級」が 19.7%(同 28.1%)
、
「部長級」
が 4.3%(同 11.8%)となっている。
また、女性管理職の平均人数は、役員が「1.20 人」
、
、課長級が「1.30 人」となった。
部長級が「1.00 人」
平均採用人数は「高校卒」が 3.00 人(前年度 2.47
人)、「専門学校卒」が 1.82 人(同 1.00 人)、
「短大
卒( 含 高 専 )」 が 1.00 人( 同 1.25 人 )、「 大 学 卒 」
が 1.64 人(同 2.00 人)と、前年度調査に比べ、高
校卒、専門学校卒は増加傾向にあるが、短大卒(含
非正規雇用労働者について
◆非正規雇用労働者数と増加している雇用形態
非正規雇用労働者数について前年と比較した場
高専)、大学卒は減少傾向となった。
合、
「増加している」が 13.5%、
「減少している」は
◆新規学卒者(平成 27 年 3 月卒)の採用計画
8.9%、「変わらない」は 77.6%となった。
平 成 27 年 度 の 新 規 学 卒 者 の 採 用 計 画 に つ い て
また、増加している雇用形態については、
「パート
は、調査時点で「ある」とするのが 16.1 %(全国
タイマー」が 63.8%と最も高く、次いで「嘱託・契
21.4%)、「ない」が 65.0%(同 60.2%)、「未定」が
18.9%(同 18.3%)となっており、採用計画が「ある」
と回答した事業所は全国平均より 5.3 ポイント低く、
「ない」とした事業所は 4.8 ポイント高くなっている
【図②】
。また、採用計画人数では、
「高校卒」が 1 社
平均 2.47 人、
「専門学校卒」が 1.38 人、
「短大卒(含
高専)
」が 1.00 人、
「大学卒」が 2.40 人となった。
約社員」が 29.0%、
「派遣労働者」が 23.2%となっ
ている。
◆非正規雇用労働者の雇用要因
非正規雇用労働者を雇用している要因について
は、
「労働コスト削減のため」が 38.2%と最も多く、
次いで「臨時的・一時的業務が増加したため」が
29.0 %、「定年後の継続雇用制度を導入しているた
め」が 28.4 %、
「即戦力の人材確保になるため」が
24.0%となっている。
中小企業いばらき
2015.February
5
年度(21.9%)と比べて7ポイント高くなっている
◆非正規雇用労働者の正規雇用への転換
非正規雇用労働者の正規雇用への転換について、
が、全国平均と比べると低い水準となっている。
ここ3年間で「転換したことがある」と回答した事
調 査 時 点 ま で に「 引 き 下 げ た 」 が 0.3 %( 全 国
業者は 15.6%、「転換したことはない」は 84.4%と
0.9 %)、「7月以降引き下げる予定」が 0.5 %(同
0.5%)となっている。
なった。
正規雇用に転換するメリットについては、
「長期勤
続、定着が期待できる」が 81.6%と最も多く、次い
業種別にみると、製造業、非製造業ともに「未定」
に次いで「引き上げた」の割合が高くなっている。
で「非正規雇用労働者の雇用に対する不安感を払拭
できる」が 31.6%となっている。
0.9
全国
正規雇用に転換する上での課題については、
「正
社員との仕事や労働条件のバランスの図り方」が
34.7%と最も多く、次いで「課題はとくにない」が
33.3%となっている。
19.7
43.2
0.3
H26 茨城県
25.7
28.9
2.1
H25 茨城県
30.6
21.9
0.3
製造業
28.0
25.4
0.3
非製造業
賃金改定について
29.8
0%
20%
引上げた
賃金改定の実施状況については、調査時点までに
「賃金を引き上げた」が 28.9%(全国 43.2%)
、
「7
26.0
40%
引下げた
7 月以降引上げ予定
0.5
8.8
26.9
0.5
6.1
38.5
0.7
6.4
38.4
0.6
6.8
38.9
0.3
5.5
38.0
60%
80%
今年は実施しない(凍結)
7 月以降引下げ予定
未定
【図③:賃金改定の実施状況】
月以降引き上げる予定」が 6.1%(同 8.8%)となっ
た。賃金の引き上げを実施した事業所の割合は、昨
地域社会と地球に やさしい 企業活動で躍進
新利根工業団地協同組合
ISO14001 環境マネージメント認証団地
《取 扱 品 目》
農業機械部品
産業機械部品
エンジン部品
通信機器筐体
筑 波 工 業㈱
㈱し ん と ね
㈱三 翠 社
共 和 精 機㈱
㈱大 仙 工 作 所
㈱エ ナ テ ッ ク
関 西 精 機㈱
興 和 運 送㈲
〒300ー1415 城県稲敷市中山1307
TEL 0297(87)2712
FAX 0297(87)2713
理 事 長
6
中小企業いばらき
2015.February
篠原 達夫
篠原 達
100%
理事長 小
室
光
博
茨城県電気工事業工業組合
理 事 長
副理事長
専務理事
常務理事
左 近 重 雄
浅 野 晃 司
三 浦 利 春
川 崎 卓 男
副理事長
常務理事
常務理事
川 賢 司
宮 田 務
浅 野 和 郎
〒310−0045 水戸市新原 1 丁目 2 番 7 号
TEL 029-252-3133 FAX 029-252-3134
E メ ー ル ア ド レ ス :[email protected]
ホームページアドレス:http://www.ibaraki-denkouso.com /
調査員が電気をサポート
電気の安全を通して、
地域に貢献する
茨城電気安全サービス
中小企業いばらき
2015.February
7
新たに薬局を開局
◆
県北保険薬局事業協同組合 ◆
龍ケ崎市商工会
の 小 杉 博 亮 氏、
北茨城市、高萩市、日立市の薬剤師で成る県北保
大洗町で 100 円
険薬局事業協同組合(西野郁郎理事長)は 11 月4日、
商店街を開く曲
北茨城市関南町に「北茨城薬局関南店」を開局した。
がり松商店街活
近年、医薬分業が全国的に定着し、複雑な調剤業
性化委員会の山
務や多種の医薬品備蓄、情報提供などが保険薬局に
戸章弘氏がそれ
求められている。
ぞれ商店街イベ
これらの課題に的確に対応していくため、県北地
域の薬剤師が一致団結し、同組合を 1995 年に設立。
熱心な意見交換の様子
ントの取り組み
事例などを発表。その後、ハンプティ代表取締役
98 年には、北茨城市大津町に「北茨城薬局」を開
の宮田貞夫氏が座長となり事例発表した3氏を交え
局。保険調剤業務を行うほか、組合員の扱う医薬品
「継続的イベントの秘訣とは∼県内3団体中心メン
の備蓄センターとしても活用され、組合員薬局のサ
ポートを図ってきた。
バーに迫る」をテーマに座談会を開いた。
また、セミナー参加者が3つのグループに分かれ、
新たに開局した関南店は、新築移転した北茨城市
立総合病院前に位置する。今後、組合員が共同で利
魅力的なイベントの企画、実施体制や継続開催の秘
訣などについて意見交換した。
用できる無菌調剤室を導入する予定で、高度な調剤
知的資産経営のすすめ
が可能となっている。
西野理事長は「今後も組合員に役立つ事業展開を
図りつつ、地域のかかりつけ薬局として貢献できる
よう努めていきたい」と話した。
◆
県共同店舗運営協議会 ◆
県共同店舗運営協議会(会長・森永俊幸協同組合
江戸崎ショッピングセンター理事長)は 11 月 26 日、
水戸市内で運営研修会を開いた。
研修会では、中小企業診断士の五島宏明氏が「勝
ち残るためには、今何をすべきか∼知的資産経営の
すすめ∼」をテーマに講演した。同氏は、ベビー子
供用品専門店の3代目社長として店頭公開を目標に
製造小売業へ業態転換し、プライベートブランドを
立ち上げ絶頂期には 24 店舗を経営。しかし、7年
前に少子化やSC間の競争に巻き込まれ倒産。自己
破産した経歴をもつ。自身の失敗談や事業再生を指
導し復活を果たした企業の事例などを交えながら、
開局した北茨城薬局関南店
知的資産経営の重要性について説明した。
知的資産とは、財務諸表には表れない、人材、技
術、企業理念、顧客とのネットワークなどの目に見
県内 3 団体のイベント継続の秘訣
えにくい経営資源の総称。まずは、自社の強みを認
県・県商店街振興組合(連)◆
識することが必要と前置き。その上で、経営方針を
県と県商店街振興組合連合会(竹脇元治会長)は
明確にし、管理指標を特定する「見える化」と、自
11 月 28 日、水戸市内で商店街活性化セミナーを開
社の強みと知的資産を徹底的に磨き上げる「魅せる
いた。
化」が大事であると強調した。
◆
県内商店街の賑わいづくりを牽引していく「リー
ダー」の育成が目的で、県内の商店街関係者ら 40
研修会終了後、売上・購買客数やリーシングの状
況、直面する課題などについて情報交換を行った。
人が参加した。
セミナーは、ひたちなか市那珂湊地区でドゥナイ
信頼につながるコミュニケーション
トマーケットを開くドゥナイトマーケット実行委員
◆
会の梅原正孝氏、龍ケ崎市でマインバザールを開く
県鉄筋業協同組合青年部会(呼子洋伸会長・呼子
8
中小企業いばらき
2015.February
県鉄筋業(協)青年部 ◆
鉄筋工業所専務取締役)は 12 月6日、水戸市「県
県内青年経済 4 団体意見交換会
産業会館」で研修会を開き、エム・アイ・エス・イ
ンターナショナルの木本比路美産業カウンセラーが
「信頼につながるコミュニケーション作り」と題して
講演。
講演する木本比路美氏
◆
青年中央会 ◆
2014 年度第2回県内青年経済団体の連携に関す
る意見交換会が 12 月3日、水戸市「県産業会館」
で開かれた。
アベノミクス
県中小企業青年中央会(齊藤佳昭会長・斎藤菊正
で公共事業が回
塗工)
、
県経営者協会青年経営研究会(磯崎寛也会長・
復 し、 東 京 五 輪
アイ・ティ・エイチ)
、県商工会議所青年部連合会(森
特需などで景況
博一副会長・キラク)
、県商工会青年部連合会(山本
感が高まってい
主税会長・山本石油サービス)の4団体の会長、副
る 建 設 業 界。 そ
会長、事務局ら 11 人が参加した。
の 一 方 で、 建 設
県商工会青年
労働者の高齢化
部連合会の山本
や人手不足から経験の浅い労働者が増加し、労働災
会 長 を 座 長 に、
害が急増している。
各団体の代表が、
本研修会は、労働災害の発生防止、安全意識の醸
14 年度上期の活
成・共有化、職場内コミュニケーションの充実を図
動報告や年度内
るため、青年部員らが言葉の正確な伝え方、受け取
のスケジュール、
り方、聴き方などを習得しようと、中央会の助成事
オブザーバー参
業を活用して開かれた。
加事業などを紹
木本氏は、研修会に参加した青年部員1人1人に
自己紹介を兼ね、仕事、日常生活における悩みなど
活動報告など活発な意見交換を
行う
介。
参加者は、活発な意見交換を行うとともに、エネ
を発表させ「人の話を聞く。人の話に耳を傾ける」
ルギー問題、陳情要望活動、全会員参加のための仕
ことが、お互いを理解する第一歩であると強調。
組み作り、地域貢献事業など各青年団体の特徴を活
さらに「お互いを理解しようとする気持ちがなけ
れば、意思の疎通を図ることは難しい」と前置き。
かした取り組みを参考にし合った。
また、昨年度から県と親会、当県内青年経済団体
その上で「コミュニケーションの原点は『あいさ
が連携して取り組む 11 月の「いばらき教育の日・
つ』にある。自分から話しかけることで、会話が生
教育月間」の広報、会員企業との連携による教育力
まれ、信頼関係を築くことができる。相手からの『あ
向上に向け、県担当者が県の施策、取り組み状況な
いさつ』を期待するのではなく、皆さんから積極的
どについて各種資料を用いて解説。
に『あいさつ』し、より良い職場環境づくりに努め
てください」とアドバイスした。
参加者は引き続き、子育て世代にある各青年経済
団体が教育にちなんだ事業を積極的に企画・推進し
ていくことなどを確認した。
中小企業いばらき
2015.February
9
新春賀詞交歓会へのご参加
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中小企業いばらき
2015.February
ありがとうござ い ま し た
水戸京成ホテル
ご宴会
〒310-0011 水戸市三の丸 1−4−73 TEL
レストラン
ウェディング
029−226−3111 http://www.mito-keiseihotel.com
中小企業いばらき
2015.February
11
「がんばっぺ!茨城」企業説明会参加企業募集!!
平成 28 年 3 月大学等卒業予定者を対象とした企業説明会を下記日程で開催します。
水戸会場
土浦会場
3月23日(月)
ホテルレイクビュー水戸(水戸市宮町1−6−1)
13:30 ∼ 16:00(募集企業数 各日50社程度)
3月24日(火)
3月25日(水)
ホテルマロウド筑波(土浦市城北町2−24)
13:30 ∼ 16:00(募集企業数 各日40社程度)
3月26日(木)
■参加対象企業
茨城県内に所在する事業所又は就業場所のある企業であって、平成 28 年3月大学等卒業予定者の採用予
定のある企業となります。
■募集期間及び申込先
平成 27 年2月 23 日(月)10 時から平成 27 年2月 27 日(金)17 時まで申込み
は茨城県労働政策課ホームページからお願いします。
なお、上記4日間の開催日のうち、1社、1開催日の参加となります。
【お問い合わせ】
茨城労働局職業安定部職業安定課
TEL 029-224-6218
茨城県商工労働部労働政策課
TEL 029-301-3645
茨城県内各ハローワーク
※この企業説明会は、平成 28 年3月大学等卒業予定者からの就職・採用活動開始時期の後ろ倒しに伴い、平成 27 年
3月から開始される広報活動(これまでは 12 月より開始)の一環として開催するものです。積極的な参加をご検討
ください。
平成 26
2 年度補正予算案が閣議決定
経済産業省 ●
経済産業省は、平成 27 年1月9日に平成 26 年度
補正予算案の閣議決定を受け、経済産業省関連予算
の概要を公表した。
経済産業省関連総額(含財務省計上分)6,605 億
円と対策全体 3.5 兆円の約 19%を占め、うち、エネ
ルギー対策(エネルギーコスト対策、廃炉・汚染水
対策等)が 3,515 億円、地域・中小企業対策ほか(地
Ⅱ.地方が直面する構造的な課題への実効ある取
り組みを通じた地方の活性化
1.まち・ひと・しごとの創生に向けた「総合戦略」
の先行的支援【105 億円】
2.地域の産業振興等による経済活性化
【1,533 億円】
⑴地域における新たな産業の創出、革新を促す仕
組みづくり 98 億円
⑵地域の活性化に資する企業・産業に対する支援
1,353 億円
域活性化、中小企業の資金繰り対策(含財務省計上
⑶地域の魅力の情報発信の支援 60 億円
分)等)が 3,090 億円となっている。
⑷魅力ある地域づくりに向けた住環境等の整備
Ⅰ.現下の経済情勢等を踏まえた対策
1.エネルギーコスト対策【3,284 億円】
⑴省エネルギー・再生可能エネルギーの推進
2,939 億円
200 億円
⑶資源・エネルギーの安定供給 145 億円
⑵エネルギー価格の影響への対策
2.円安による材料費高等に苦しむ中小企業・小規
模事業者への支援【1,417 億円】
22 億円
Ⅲ.災害復旧・復興加速化など災害・危機等への
対応
1.災害復旧・災害対応の強化【35 億円】
2.原子力事故対応の加速化及び原子力防災対策の
強化【231 億円】
詳細は経済産業省ホームページをご覧ください。
http://www.meti.go.jp/main/yosan2014/hosei/
index.html
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中小企業いばらき
2015.February
平成 27
2 年度当初予算案が閣議決定
経済産業省 ●
経済産業省は、平成 27 年1月 14 日に平成 27 年
度当初予算案の閣議決定を受け、経済産業省関連予
算の概要を公表した。平成 27 年度中小企業関係予
算案の概要は以下のとおり。
④地域の中小企業・小規模事業者の活性化
・中小企業・小規模事業者人材対策事業 10.0 億円
・ふるさと名物応援事業 16.1 億円
・中小企業・小規模事業者海外展開戦略支援事業
25.0 億円
・企業取引情報等に基づく地域活性化事業
2.2 億円
・中小企業・小規模事業者ワンストップ総合支援事業
◆中小企業対策費の予算
27年度予算額 26年度予算額
対前年比
政府全体
1,856億円
1,853億円
+3億円
経済産業省分
1,111億円
1,111億円
±0億円
◆主な事業の概要
①福島・被災地の復旧・復興
・中小企業組合等共同施設等災害復旧事業
(グループ補助金) 400.0 億円
・被災中小企業・小規模事業者等への再生支援
30.6 億円
・被災中小企業・小規模事業者等への資金繰り支援
201.0 億円
②円安による原材料・エネルギーコスト高対策や消
費税転嫁対策等
・きめ細かな資金繰り支援 963.5 億円
・消費税転嫁状況監視・検査体制強化等事業
38.7 億円
・中小企業再生支援協議会事業 44.8 億円
・経営者保証ガイドラインの周知・普及事業
1.0 億円
・中小企業取引適正化対策事業委託費 5.5 億円
・下請中小企業・小規模事業者自立化支援対策費補
助金 5.0 億円
(参考)平成 26 年度補正予算における関連事業
・中小企業・小規模事業者の資金繰り・事業再生支
援事業 1,380.0 億円
39.0 億円
・地域商業自立促進事業 23.0 億円
・中小企業連携組織対策推進事業 7.1 億円
・地域を支える中核企業に対する貸付制度
80.0 億円
・グローバルニッチトップ企業を目指した海外展開
支援 180.0 億円
(参考)平成 26 年度補正予算における関連事業
・ふるさと名物応援事業 40.0 億円
・中小企業・小規模事業者人材対策事業
60.1 億円
・企業取引情報等による地域活性化事業
5.0 億円
・中小企業・小規模事業者情報プラットフォーム活
用支援事業 4.9 億円
⑤中小企業・小規模事業者のイノベーションの推進
・革新的ものづくり産業創出連携促進事業
128.7 億円
・商業・サービス競争力強化連携支援事業
9.9 億円
(参考)平成 26 年度補正予算における関連事業
・ものづくり・商業・サービス革新事業
1,020.4 億円
⑥創業・事業承継の促進
・創業・第二創業促進補助金 7.6 億円
・中小企業再生支援協議会事業 44.8 億円
・消費税転嫁対策窓口相談等事業 37.4 億円
・地域創業促進支援委託事業 4.4 億円
③小規模事業者支援対策の強化
・地域課題解決ビジネス普及事業 0.6 億円
・小規模事業対策推進事業 46.5 億円
・小規模事業者経営改善資金融資事業
(マル経融資)等 40.0 億円
(参考)平成 26 年度補正予算における関連事業
・創業・第二創業促進補助金 50.4 億円
・中小企業新陳代謝円滑化普及等事業 23.9 億円
・小規模事業者等人材・支援人材育成事業
4.5 億円
・小規模事業者統合データベース事業
2.0 億円
平成 27 年度税制改正の大綱が閣議決定
中小企業庁 ●
(参考)平成 26 年度補正予算における関連事業
平成 26 年 12 月 30 日、平成 27 年度税制改正の
・小規模事業者支援パッケージ事業 252.2 億円
大綱が閣議決定された。中小企業 ・ 小規模事業者の
中小企業いばらき
2015.February
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主な税制改正事項は以下のとおり。
が5%以下の場合は 20 %、1 / 3以下の場合は
①中小企業等に係る軽減税率の維持、中小企業等へ
50 %、それぞれ益金不算入とする。一方、1/ 3
の外形拡大の阻止
・中小企業等の法人税率は、年 800 万円以下の所得
以下の株式からの配当についての負債利子控除を
廃止することで、企業の負担を軽減。
金額について 19%に軽減されている。当該税率は、
⑦事業承継税制の拡充
平成 28 年度末まで 15%に軽減される。
・贈与税の納税猶予制度の適用を受けている者(2
・中小企業等への外形標準課税の導入は阻止。
代目)が、3代目に対する再贈与を行う場合に、
②商業・サービス業・農林水産業活性化税制の延長
贈与税の納税義務が生じないようにするなど、本
・商業・サービス業を営む中小企業等が経営改善設
税制を拡充。
備を取得した場合に、所得価額の 30%特別償却又
は7%税額控除ができるものであり、平成 28 年
度末まで適用期限を延長。
※税額控除の対象法人は、資本金が 3,000 万円以下
の中小企業等に限る。
③中小企業等の貸倒引当金の延長
・中小企業等の貸倒引当金の特例(貸倒引当金繰入
限度額の 12%割増措置)について、平成 28 年度
末まで適用期限を延長。
⑧信用保証協会が受ける抵当権の設定登記等の税率
の軽減の延長
・信用保証協会が受ける抵当権の設定登記等の税率
の軽減措置について、平成 28 年度末まで適用期
限を延長。
⑨地方を訪れる外国人旅行者向け消費税免税店の拡
大
・商店街やショッピングセンター等において、各店
舗の事業者が行う免税販売に係る手続を第三者に
④研究開発税制の強化・重点化
委託(ワンストップ化)することを可能とする制
・オープンイノベーション(外部の技術・知識を活
度を創設。
用した研究開発)型の抜本的拡充。
(控除率大幅
引上げ・控除上限別枠化・対象費用拡大)
・免税手続を委託している複数店舗での購入額を合
算して、免税販売の対象とすることを可能とする。
・総額型とオープンイノベーション型をあわせ、控
除上限 30%確保。
そのほか、消費税の軽減税率制度や個人事業者の
・繰越控除制度は廃止。
事業用資産に係る事業承継時の負担軽減措置等の検
⑤所得拡大促進税制の拡充
討、小規模企業共済制度の見直し、地方分権に伴う
・平成 25 年度改正で創設された「所得拡大促進税
税制措置の事務手続き体制の見直し、特定の資産の
制」の給与総額増加要件を緩和し、継続して着実
買換えの場合の課税の特例の延長などが公表された。
に賃上げに取り組んでいる企業をサポート。平成
詳細は、中小企業庁ホームページをご覧ください。
29 年度末まで適用期限を延長。
http://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/zeisei/
⑥受取配当益金不算入制度の縮減
2015/150106ZeiseiKaisei.htm
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14
中小企業いばらき
2015.February
株式会社 マネジメントセンター
〒310-0836 水戸市元吉田町1041-4 サン・ビルヂング4F
TEL 029-246-4671 FAX 029-246-4672
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ひたちなか市中根 5882 番地
TEL029(274)8416 FAX029(273)7353
代表理事 田 村 智 行
外
役
員
一
同
中小企業いばらき
2015.February
15
賛助会員
INTERVIEW
インタビュー
松本産業株式会社
松本
代表取締役 安利
∼世の中の流れに合わせて、あらゆるチャンネルに対応∼
松本産業㈱は、昭和38年の創業以来、各種プラスチック製品の製造を軸に事業展開。
現在は、熱可塑性※樹脂射出成型機を使用して、自動車電装部品や育児用品、医療介護部品等を製造し、パー
ツあるいは完成品を取引先に納品している。3代目となる松本安利社長は、32歳で専務取締役、平成9年に37歳
で代表取締役に就任。あらゆるチャンネルに対応できるよう研究、開発にも積極的で、ものづくり補助金を活用し
て設備を導入し、高品質の製品開発に取り組んでいる。
※熱可塑性とは、常温では変形しにくいが、加熱すると軟化して成形しやすくなり、冷やすと再び固くなる性質。プラスチッ
クの性質のひとつ。
◆顧客のニーズに応える製造・開発
昨年度は「長繊維カーボン樹脂形成による動物実験
用ケージフタの開発」に取り組みました。「カーボ
ン樹脂成形製品」の評価は高いものの、カーボンの
値段が高く、コスト面での課題が残っています。今
年度は「繰り返し使用可能な医薬品試験用の耐熱透
明プラスチック成形容器の開発」をテーマに、試作
品開発に取り組んでいるところで、製品として完成
すれば、販売に繋げたいと考えています。
松本
安利 社長
創業した当時は、ナイルス(現 ヴァレオジャパン)
◆信用される企業体質づくり
当社の基本理念は「あらゆるチャンネルに耳を
傾けながら、樹脂成形品の高品質、低価格、短納
の 100%下請け会社として自動車部品(プラスチッ
期、一貫生産、に高次元で対応できる、お客様から
ク製品)を制作していましたが、自動車産業など様々
愛される企業作り」です。これを実践するため、平
な業界がグローバルな展開を始めた昭和 60 年ごろ
成 19 年に品質マネジメントシステムに関する国際
から、取引先も変化し、取扱製品も音響機器や育児
規格である ISO9001:2000 の認証を、平成 21 年
用品、医療介護部品などあらゆる製品を製造・開発
に ISO9001:2008 の認証を取得しました。国際規
するようになりました。最近は、取引先から一貫生
格である ISO9001 は毎年監査があります。さらに、
産を求められることが多く、樹脂製品の金型設計・
3年に 1 度の更新監査があるので、時間と労力と費
製作から、成形、組み立て完成品まで手掛けていま
用はかかりますが、取引先の信用、信頼を得るため
す。現在取引先は約 20 社で、ほとんどが県外にな
に、また、コンプライアンスが重視される昨今にお
りますが、関東近県です。保管している金型は 250
いては必要なものと考えています。
∼ 300 あり、設備(成形機)は大きいものから小さ
いものまで製造できるものとなっています。また、
既存の取引先や所属している茨城南部工業(協)の
◆経営者として心がけていること
製造業の根本にあるのは QCD(クオリティー、コ
メンバーなどとの情報交換から新たな取引に繋がる
スト、デリバリー)
、いいものを安く安定供給する
こともあり、横のつながりによる情報提供収集の大
という考え方です。その考え方を前提に『安定経営』
切さを感じています。
を目指しています。
◆補助金を活用し、研究開発
顧客にとってもメリットであり、自分のため、従業
経営安定度が高いということは当社にとっても、
近年、国内の少子高齢化や海外の購買意欲層の増
員のためにも健全経営に努めています。
加などから、市場は海外にシフトしています。しか
し、日本で製造しないといけないものもあり、私は
食品業界と医療業界(製薬会社)に注目しています。
例えば、動物実験ケースは、特殊な材料を使用し、
かつ、実験の用途により異なり、しかも使い捨てで
す。こうしたことから、当社では、これらに対応し
た試作品の研究、開発に取り組んでいるところです。
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中小企業いばらき
2015.February
松本産業株式会社
住
所:潮来市大洲1402
T E L:0299-63-0311 FAX:0299-63-1417
従業員数:52人
U R L:http://www.sopia.or.jp/maysumot
氏
この制度は茨城県中小企業団体中央会が契約者となる団体傷害保険です。会員企業の従業員の方々を
補償する傷害保険で、約59%割引が適用される制度ですのでご検討下さい。
約59%
割引適用
総務企画課
中小企業いばらき
2015.February
17
業 況 リ ポ ー ト
製
造
業
◇パン…食育の一環を担っているので、微細のク
レームも発生しないように、より一層の注意を払
い仕事に係わっていかなければならない。少子
化、従業員の高齢化、機械の老朽化等々、業況の
悪化を感じる。大手のように全部機械で製造する
のとは違い人の手を入れ作業をしているので、十
分注意をと思っているが完全にはいかないのが残
念。最近は規制が特に極細になり、組合員一同頭
の痛いところ。あまりに厳しいので、高齢も伴い
脱退者が増えている。利益もあまりないので、今
後考えていきたい。
◇ 酒 …11月 の 当 県 課 税 移 出 数 量 は、 前 年 同 月 比
89.6%と低い水準となった。特に普通酒は減少し
ており、水戸・石岡の大口先が大きく落ち込んだ。
しかし、特定名称酒においては前年比100.8 %と
引き続き増加傾向にあり、年間では2桁の伸びで
推移している。また、焼酎については100.5 %と
前年を維持している。清酒輸出に関しては依然と
平成 26 年 12 月期
多く感じられた。しかし、勢いは感じられず、ア
ベノミクスの効果がいつ現れるのか未だ分からな
い。逆に、円安による材料の値上げから収益の圧
迫にならないか不安が残る。
◇焼物…平成26年度が景気の底だと認識していた
が、益々景気の後退を実感している。1日も早い
政府の手当を期待する。
◇ 鍍 金 …12月 の 売 上 高 は 久 し ぶ り に 前 年 比 5 ∼
10%程度の増加だった。家電、自動車部品等は相
変わらず低調であり、機械部品についても受注量
が減少している。建築・建設関係の業種は好調で
ある。業界全般の景況としては、前年より若干取
り戻している感じである。金属材料(銅、ニッケ
ル、亜鉛等)は円安の傾向で値上がりしている。
工業薬品の価格は大きく変わらない。
◇電化機器…依然として当月生産高は対前年同月比
マイナス。12月は△19.1%、第3四半期迄では△
18.5%。現状から好転につながるものが見当たら
ず、第4四半期も厳しい状況での推移見込。
して順調な伸びを示しており、国際空港免税店エ
リアでの試飲販売も好調な中で継続。11月以降は
清酒醸造の最盛期であるが、26年度の原料米調達
◇工業団地(農機部品)…組合員の売上状況は、対
前年同月比で組合員7社中3社が増加、4社が減
。主得意先(1社2工場)
少(全体増減率72 %)
への受注依存度が90%前後の為、主得意先の事業
について、酒造好適米は枠外生産により辛うじて
環境を反映して厳しい状況が継続。雇用人員は、
確保、加工用米は農水省・全農へ要望の結果、安
定的に確保出来た。
11月度に引き続き対前年比減少とはなったが95%
に留まっており、苦しい経営状況は継続中。
◇納豆…前年同月に比べ売上が低調であったが、理
由はよく分からない。全体的に経費が上昇してい
る中で、値上げしたくても出来ない状況にある。
◇菓子…12月上旬は低調に推移。中旬からは一大
イベントのクリスマス関連の商品の動きが良くな
り、売上増加。下旬には年末年始向けのギフト商
品の納品数量が増加する。12月全体では前年同月
比で売上微増するも、収益は減少している。
◇繊維製品(袋物)…年末の需要か、売上は各社と
も増加した様子。円安でこれからの企画も一部国
内に移動する動きも見られる。
◇木材…全般的に需要が鈍く、実需の盛り上がりが
見られない状況である。プレカット工場、販売店
でも徹底した当用買いの姿勢である。年明けの製
品荷動きの期待感はなく、先行き不透明感が強い
市況である。
◇プレカット…加工坪数は前年同月比30 %減、や
はり昨年の反動なのか。木材価格は、円安の影響
が出てきて輸入材の値上げが1月にありそうであ
る。
◇段ボール…12月は前年並みの量を確保出来た所が
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中小企業いばらき
2015.February
非 製 造 業
◇セメント卸…袋セメントの出荷袋数は、前年同月
比約2%の減少。出荷状況は減少基調に変わりは
ないものの、年末にかけて官庁工事が増加したこ
とから、前月比では約12%の増加となった。
◇水産卸…精算所取扱高は前年同月比6.85%の増。
市場で朝市の年末開放(12/27 ∼ 30)があり、一
般買い物客で賑わった。
◇食品卸売…月半ば頃までは野菜・果実ともに単価
安で推移していたが、全国的な大雪の影響もあり
一転して単価高となった。年末に需要が高まるみ
かんも雪で収穫出来ず、単価高となった。一年を
通して天候の影響により単価が大きく変動し、販
売に苦慮した年であった。
◇県北地区共同店舗…賞与支給や年末商戦で商圏が
広がる時期なだけに期待したが、茫然自失の結果
となった。
◇県央地区共同店舗…食料品の売上は何とか確保出
来たが、衣料品は年末に向かって大幅に落とし
業界景況連絡員報告
た。買回り品の購入を控えていることが伺える。
◇県南地区共同店舗…閉店セールを実施したことで
服飾関連の売上が増加したため全体でプラスに
なったが、食料品、身廻品は低迷が続いた。
◇家電…消費増税の反動が4月以降顕著に表れ、こ
の年末まで続いている。厳しい中、薄型テレビ(50V
型)は好調なるも、売上高は前年比ダウンの状況。
27年は、地域店復権へ基本活動の原点(訪問活動)
に立ち返り、併せてお客様のニーズを捉えて商売
拡大へ展開することを望みたい。
◇中古自動車…12月のオークション出品台数は、対
前年同月比16.1%減と更に厳しい状況だった。し
かしながら玉不足の影響もあり、成約率は好調で
50%をオーバーし、単月及び年度累計で過去10年
間での最高値となった。
採用し教育することは企業にとって大きな賭けと
なり、さらに雇用にブレーキがかかっている。労
務単価が合わない。
◇管工事(県南)…売上は前年同月比50%減。昨年
は、
増税前の駆け込み需要によるものと思われる。
◇県北地区運輸…年末の繁忙期にて、主要顧客の出
荷物量は上向きとなっている。また、燃料価格は
値下がり傾向となっているも、円高等による資材
関係等の上昇が収益を圧迫している。
◇県央地区運輸…年末売出しや年始用商品販売の
為、雑貨・衣料品・家電・部品等すべてにおいて
荷動きがあり、人手不足や車両不足が一時期発生
した。軽油価格も値下り気味ではあるが、依然経
営は苦しいままである。
◇石油…原油価格が大幅に下落したため、ガソリン
の販売価格は前年同月比で5円値下がりした。仕
入価格の値下げ幅以上に販売価格を値下げしての
販売競争が展開されているため、収益状況の改善
は見られない。
◇ホテル旅館…入れ込み客数は、ほぼ前年同様。年
末のカレンダーの並びが良かったため好調だった
が、
インフルエンザによるキャンセルが相次いだ。
◇自動車整備…組合員事業場の車両入庫状況指数で
ある継続検査台数(持込検査)の対前年同月比は、
普通車は106.5%、軽自動車は104.3%とともに増
加となった。
◇総合建設…建設業従事者不足は慢性的な状態に
なった。建設業従事者は専門的な技量と知識経験
が必要なため、すぐに育成できないことが主たる
理由だが、低賃金及び新人の修業期間の忍耐が続
かないことも大きな要因である。また、各種社会
保険の加入が必須条件になり、それに伴い正規雇
用等も必須条件となった。このような条件で新規
H26.12 月の業界天気図
指数
業種
食
製
そ
製
料
造
の
造
品
業
他
業
卸
売
業
売
上
前年同月比
小 売 業
(商店街を含む)
サービス業
収 益 状 況
前年同月比
▲ 50.0
▲ 33.3
▲ 30.0
▲ 40.0
25.0
▲ 50.0
▲ 27.3
▲ 36.4
0.0
0.0
建
設
業
▲ 20.0
▲ 40.0
運
輸
業
0.0
▲ 50.0
体
▲ 24.0
▲ 38.0
全
【天気図の見方】県内情報連絡員から毎月いただいている情報連絡票の景況項目につ
いて、「増加」
(又は、「好転」
)業種割合から「減少」
(又は「悪化」
)業種割合を差
し引いた値(D.I 値)をもとに作成しています。その基準は、下図のとおりです。
30以上
10 ∼ 30未満 10未満∼▲10 ▲10超∼▲30未満
▲30以上
※表の中の数値は D.I 値
本部
本社
東京都千代田区神田小川町三丁目26−8
03-5217-3121
つくばオフィス
城県土浦市卸町1−1−1関鉄つくばビル2F
029-834-3391
中小企業いばらき
2015.February
19
中小企業・小規模事業者の事業承継を
考えるシンポジウムを開催します
中小企業の大きな経営課題の1つである事業承継
について、事例(ケーススタディ)を踏まえながら
事業承継の問題点とその対策などを学ぶとともに、
専門家による相談の場を設け、円滑な事業承継の推
進を図ることを目的に本シンポジウムを開催しま
す。お誘いあわせの上ご参加ください。
2
17
月
日㈫
○日 時 平成 27 年
午後1時 30 分∼5時
○場 所 ホテルテラスザガーデン水戸
○内 容
①基調講演 13:30 ∼ 14:30
「会社は誰のものか?円滑な事業承継のポイント」
講師:内藤博 氏(事業承継センター㈱代表取締役)
②ケーススタディ 14:40 ∼ 15:40
「事業承継の具体的事例から学ぶ
∼経営・税務・実務のポイント∼」
講師:増山英和 氏(増山会計事務所所長)
③事業承継・相続等に関する個別相談会 15:50 ∼
17:00
【担当】総務企画課
春のフードビジネスフェアいばらき
2015のご案内
県内の優れた農畜水産物やそれらの良さを存分に
引き出した加工品の販路開拓支援、新商品開発に取
り組む意欲のある農畜水産業者や中小企業者への支
援を目的に本フードビジネスフェアを開催します。
お誘いあわせの上ご参加ください。
3
16 日㈪
月
○日 時 平成 27 年
12:30 ∼ 16:30
○場 所 ホテルレイクビュー水戸
○内 容
①いばらきいいもの展示商談会 12:30 ∼ 16:30
茨城県内のこだわり農畜水産物、こだわり食材
を活用して開発された加工食品などの展示商談
コーナー。
②商品開発相談機関 PR コーナー 12:30 ∼ 16:30
商品開発に係る技術、デザイン、設備、資金等
の悩みを相談する機関等の PR コーナー。
③売れる商品・売り方セミナー 13:30 ∼ 14:30
銀座で茨城を発信するアンテナショップ「茨城
マルシェ」を通じて見えてくる茨城の特産品の売
り方について学びます。
※③は要事前予約
【担当】連携推進課
中央会役員会及び第60回通常総会の
ご案内
中央会の役員会及び第 60 回通常総会を下記の日程
で開催いたします。開催案内通知は追って送付しま
すので、ご予定くださいますようお願いいたします。
■平成 26 年度第2回役員会
○日 時 平成 27 年3月 10 日㈫ 午前 11 時
○場 所 茨城県産業会館
水戸市桜川2−2− 35
■平成 27 年度第1回役員会
○日 時 平成 27 年5月8日㈮ 午前 11 時
○場 所 水戸京成ホテル
水戸市三の丸1−4− 73
■中央会第 60 回通常総会
○日 時 平成 27 年5月 28 日㈭ 午前 10 時
○場 所 茨城県産業会館大会議室
水戸市桜川2−2− 35
【中央会へのお問合せ】 TEL 029-224-8030 FAX 029-224-6446
エコアクション21は、環境省が策定した中小企業にも取組み易い環境経営システムです。
特定非営利活動法人
『環境NPOいばらき』とは、
「エコアクション21審査人」の
城県内の有志で法人登録したスペシャリスト集団です。
事業等
1.エコアクション21の認証取得支援活動、並びにエコアクション21の普及活動
2.エコアクション21審査人として、認証取得を希望する企業の相談、並びにコンサルティング活動
3.エコアクション21審査人の育成教育
※「エコアクション21地域事務局いばらき( 城県中小企業団体中央会)」の運営委員会の中に会員が委嘱され、
エコアクション21の普及に努めています。
特定非営利活動法人環境NPOいばらき
*連絡先:所在地:〒310-0836 水戸市元吉田町2649-21 代表者:飛田 秀幸
TEL:029-247-4064 FAX:029-248-2958 / Email:[email protected]
H P:http://www.kankyou-npo-ibaraki.com 何なりとお気軽にご一報ください。お待ちしております。
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中小企業いばらき
2015.February
森と、人と、50年
美和木材協同組合
〒319-2603 茨城県常陸大宮市鷲子 46-1
電 話 0295-58-2899 F A X 0295-58-2043
U R L http://miwamoku.net E-mail [email protected]
茨城県信用組合
http://www.kenshinbank.co.jp/