医療法人清仁会 シミズ病院グループ 広報紙 2015.01.01 Vol. 発行元:清仁会事務局 〒615-8237 京都市西京区山田中吉見町11-2 TEL.075-394-8821 新年のご挨拶 28 ホームページ http://www.shimizu-hospital.or.jp/ 地域医療・介護の充実をともに 平成27年、新年明けましておめでとうございます。 地域の皆さまにおかれましては、ご家族ともども輝かしい新春をお迎えのこ ととお慶び申し上げます。また、年末年始にかけてお仕事に従事された方々に は、大変お疲れさまでございました。皆さまには、日頃からシミズ病院グルー プの運営にご理解とご協力を賜り、感謝とともに厚くお礼申し上げます。 ◆ 私事を申しますが、昨年、診察室で窓を背に患者さんを診ておりますと、大 きな雨音に気づき、またゲリラ豪雨かと思いながら振り向いて窓を見ることが たびたびありました。私自身は診察室の中におり、雨に濡れることもありませ んが、目の前の患者さまの帰途を何よりも案じた瞬間でした。異常気象と言っ てしまえばそれまでですが、医療・介護に携わる職員には雨も、雪も、嵐も、 夏の暑さも関係ありません。個々人が地域に愛されるよう、これからも日々研 鑽を重ねてまいります。 塗炭の苦しみを乗り越えて さて、社会情勢に眼を向けますと、昨年は消費税が8%に増税され、医療機 関は三度目の損税を被ることになりました。公共料金等の大幅な値上げ、仕入 れに関わる全ての物への増税があるにもかかわらず、医療費が非課税となる制 度であるため、患者さまへの転嫁ができない医療機関は塗炭の苦しみを味わう こととなりました。 また、今年は3年毎の介護報酬改定が行われる年です。政府は医療・介護の 給付を抑えるべく在宅にシフトする計画で、入所系には厳しく、通所系には緩 やかな改定になるようです。 さらに、社会福祉法人(特に一部の特別養護老人ホーム)における多額の内 部留保が問題となっている中、税制や交付金にも改革のメスが入る様相です。 回復期リハビリテーション病棟100床を新設! 本年、シミズ病院グループは、洛西シミズ病院の既存建物東側に最新機器を 整備した日本で最大級の「リハビリテーション室」と2看護単位100床の「回 復期リハビリテーション病棟」を有する建物を建築する計画を検討しておりま す。そして、通所・訪問系の施設を地理的に集中させる計画です。まさに、シ ミズ病院グループ飛躍(ジャンプ)の年と位置付けています。 ユーカリの樹は大地にしっかり根を張ってから、幹が成長し始めます。した がって風雪に強く倒れることはありません。シミズ病院グループは永年にわた り京都の西北の地に地域医療・介護の根を張り巡らしてきました。これからは 大きく幹を育てる時期にきております。 最後になりましたが、ご家族ともども皆さま方のご健康とご多幸をお祈り申 し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。 平成27年元旦 清水 幸夫 医療法人 清仁会 理事長 シミズの風 Vol.28 NEW RAKUSAI NEWTOWN HOSPITAL HOT OFF THE PRESS 洛西ニュータウン病院の 最新情報をお届けします! 1 平成26年8月に地域包括ケア病棟37床を開設しました。 地域包括ケア病棟は、①急性期治療 を終了し、もう少し経過観察やリハビ リテーションが必要な方、②在宅療養 準備が必要な方、③レスパイト入院の 患者さまらが入院対象です。急性期病 院から直接入院すると、在宅復帰率に 貢献できます。 病棟では、認知が低下された患者さ まへユマニチュード技法を用いて関わ っています。また、退院前カンファレ ンス・訪問などを行っています。地域 包括ケア研修会など、顔の見える地域 ◀ユマニチュード技法を用いて成果を上げています 2 ▲退院前カンファレンスで退院調整を 行います 医療療養型病棟は、主に医療区分2∼3の患者さまが利用しています。 医療療養型病棟は、長期療養に適 した人員配置基準・施設基準のもと、 急性期の治療を終え、引き続き医療・ 療養が継続的に必要な慢性期の患者 さまにご利用いただく病棟です。 医療療養型病棟の診療報酬は、医 3 連携にも取り組んでいます。 シミズ病院グループが患者にとって 優しい病院になると考えています。 療必要度に応じた医療区分(3段階) と日常生活自立度に応じたADL区分 (3段 階)の両 方の評 価によって決 まります。 医療必要度の低い医療区分1の患 者さまは介護保険施設が担う傾向に あり、当 院は昨 年8月に『療 養 病 棟 入院基本料 1』に施設基準を引き上 げ、現在は医療必要度の高い、医療 区分2∼3の患者さまを中心にご入院 いただいています。 医療療養型病棟にミスト浴(ストレッチャー式シャワー入浴装置)を導入! ! ミスト浴 は 患 者さまが、湯 船に入 トル に 対し浴 槽200リットル、シャ らなくて も 体 や 髪 の 毛 を 洗 い な が ワー120リットルと経済的です。 ら、全 身 を 温 め るこ と が で き る の 入 浴され た 患 者さまからは、「温 で、身 体 へ の 負 担 が 少 な い 入 浴 方 泉 に 入って い るようだ」「温 かくて 法です。 気 持 ち が い い」との 声 が 聞 か れ、 また、水使用量はミスト浴30リッ 介助者にとっては腰への負担が軽減 ▲安心かつ快適に入浴を楽しめます シミズの風 Vol.28 ▲ストレッチャーで仰向けのまま入り、 霧状のシャワーで全身を温めます され、入浴介助時間も短縮されてい ます。 短 縮され た時 間を「ベッドから離 れ、豊かな人生が送れるように」患 者さまとともに歩 い て いきたいと思 っています。 ▲シャンプーも、寝たままできるので、 お顔に湯がかかりません commendation 私病協の創立50周年記念式典で、 リハ科の植村科長らが表彰されました。 ▲特別功労者として表彰されたシミズ病院 リハビリテーション科の植村科長 京都府内の民間病院155施設が 加盟する一般社団法人京都私立病 院協会が、昨年10月に創立50周年 を迎えました。11月21日午後、そ の記念式典が京都ホテルオークラで 開催され、シミズ病院リハビリテー ション科の植村健吾科長がリハビリ テーション部会での長年の功績をた たえられ、特別功労者として表彰さ れました。 また続いて行われた優良職員・永 年勤続職員表彰では、シミズ病院リ ハビリテーション科の世古祥起副主 任、洛西シミズ病院薬剤部の万木滋 人副薬剤部長、亀岡シミズ病院医事 課の山口正裕主任心得、シミズふな いの里管理係の井上信係員、シミズ ひまわりの里3階療養棟の松本泰支 介護士の5名に表彰状が手渡されま した。 à la carte シミズア・ラ・カルト 亀岡シミズ病院で、 世界糖尿病デーにイベント! 清和会みわで、恒例の 職員交流会を実施しました。 11月14日の 世 界糖尿病デーに際 し、今 年 は 初 め て 亀 岡シミズ 病 院 で イベントを開催しま した。当 日 の 血 糖 測 定、 HbA1c測 定 のほか、糖尿病週間(11月10∼16日)中には、糖 尿病啓発の展示や食品サンプルの陳列を行いまし た。 血糖値など糖尿病に興味を持たれている方が多 く、測定コーナーには人だかりができ、現在は糖尿 病でない方も足を運んでくださいました。また、糖尿 病教室などの案内をさせてもらい、その後、実際に 教室に参加してもらった方もいます。これからもイベ ントを通じ、地域の方々と病院を繋げていく活動を継 続していきたいと思います。 12月5日に第3回となる社会福祉法人主催の「職員交流会 2014」を、地元の三和荘を利用し開催しました。内容は、部署 別対抗ビーチボールバレー大会と懇親会の二部構成です。 午後7時からスタートした懇親会には、清仁会から小林事務 局長・東野事務局次長・大嶋総看護部長・有吉人事部長に、 またシミズ興産から亀石管理部長に出席していただき、余興に も参 加 いただききながら盛り上げ ていただきました。余 興は、 各 部 署とも日 頃 の 業 務で忙しい中、工夫を 凝らした内 容で、「ハ ンドベル」 「二人羽織」 「スコップ三味線」 「ひ げダンス」等 々。とて も 楽し い 時 間 を 過 ご すことができ、大変有 意 義 な 交 流 会 に なっ たと思います。 掲載 されました 京都新聞「介護の日」医療企画に、 リハビリ科の STがコメント 11月11日 の 介 護 の 日に 掲 載さ れ た 京 都 新 聞 医 療 企 画 「もっと 知 りた い 介 護 の 話」 紙 面 で、シミズ ひまわりの 里リハビリテ ーション 科 の 大 前 美 和 言 語 聴 覚 士 が、 認 知 症 患 者 へ の 対 応につ い てコメントしま し た。 認 知 症 が 原 因 で 無 口 に なっ て いく高 齢 者 へ の 家 庭 で の 対 処 法 として、 言 葉 だけのリハビリを考え ず 、 好きな事・得 意な事をしてもら い な がら自 然 な 形 で ほ め て あ げ る ことが大 切だと訴えかけました。 シミズの風 Vol.28 クリスマ る! ま 集 スパー ティーに800名が 12月19日午後6時半から京都エミナース で、 「平成26年度シミズ病院グループクリス マスパーティー」 を開催。 シミズ病院グループ の職員と家族ら800名近くが、食事を楽しみ ながら歓談のひと時を過ごしました。 開会のあいさつで清水幸夫理事長は職員 の労をねぎらいながら、 「回復期リハビリ病棟 が来年、予定通り竣工できるよう力を貸して ください」 と呼びかけたほか、 「ご馳走は残さ ず食べきってください」と話しました。引き続 き、亀岡シミズ病院の竹中溫院長の発声で 乾杯し開宴。新人職員紹介の後、趣向を凝ら したアトラクションとカラオケが披露され、宴 ▲清水幸夫理事長 を盛り上げまし た。最後は、大 嶋清子総看護 部長が閉会の あ いさつを 行 いました。 恒 例 行 事 に ▲竹中院長が声高らかに 参 加し て い た 乾杯の発声を! だきました皆さ ま、中でも準備や運営に協力してくださった 皆さま、特に今年度の担当であったシミズふ ないの里の職員の皆さまに、心より感謝申し 上げます。 ◀豪華な料理の数々の中でも 大人気のカニ ▲亀岡シミズ病院の米田公彦副院長が 新人職員を代表しあいさつ ▲大嶋総看護部長が閉会の辞 かわいいトナカイさんも▶ 遊びにきてくれました 各施設による 楽しい アトラクション ▲シミズ四条大宮クリニック 「おどるポンポコリン」 「にんじゃりばんばん」 ▲シミズふないの里 「ようかい体操第一」 ▲シミズ病院 「love どっきゅん」 ▲シミズふないの里 「大利根流れ月」 「さざんかの宿」 ▲亀岡シミズ病院 「おどるポンポコリン」 「妖怪ウォッチ」 ▲シミズひまわりの里 「ピタゴラスイッチ アルゴリズム体操」 ▲シミズ興産 「サントワ・マミー」 ▲アイリス福祉会 「PSY 江南スタイル」 ▲洛西シミズ病院 「ポンポコリンダンス」 「妖怪体操」 ▲亀岡シミズ病院 「WINDING ROAD」 シミズの風 Vol.28
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