医療法人清仁会 シミズ病院グループ 広報紙 2015.02.01 Vol. 発行元：清仁会事務局 〒615-8237 京都市西京区山田中吉見町11-2 TEL.075-394-8821 29 ホームページ http://www.shimizu-hospital.or.jp/ http://www.shimizu-hospital.or.jp/ 新年スタートから早や 1 ヶ月、毎年時間の経つス ンフルエンザが猛威を振るっています。医療や介護 ピードが速くなっていると感じているのは私だけ に携わる者として我々は元より、入院患者さまや入 でしょうか。そうした中、シミズ病院グループでは、 所者・利用者さまへの感染が懸念され、細心の注意 今年も 9 名の新成人が誕生しました。今後の若い力 が必要です。予防策を講じることが第一であり、共 の発揮に期待したいものです。 に万全を期してまいりましょう。 さて、二十四節季で 2 月 4 日は立春です。しかし、 清水幸夫 まだまだ寒さが厳しい日が続いており、全国的にイ 医療法人清仁会 理事長 就任のご紹介 シミズ病院 副院長 と だ かつ のり 戸田 勝典 消化器内科部長 ●昭和 62 年卒 このたび、 シミズ病院の副院長を拝命いたしま した。 脳神経外科、整形外科がメインの病院であ り、消化器疾患合併時には微力ながらサポートさ せていただこうと思っております。 また、これか らも患者さまにとりまして楽な内視鏡検査をめ ざし日々精進する所在です。 皆さまのご指導ご鞭 撻のほど、 なにとぞ宜しくお願い申し上げます。 ●専門分野 ERCP・PTCD などの胆道処置 ●認定・専門等 日本消化器病学会専門医、日本消化器内視 鏡学会専門医、 日本内科学会認定医 ●担当外来日 月・金 （シミズ病院） 、 水 （洛西シミズ病院） 新任のご紹介 亀岡シミズ病院 薬剤部 はし もと ひろ し 橋本 博史 薬剤副部長 本年1月より、亀岡シミズ病院副薬剤部長に就任いた しました。これまでは国立病院機構にて近畿管内で勤務 してまいりましたが、これからはシミズ病院グループの 一員として、より地域に密着した医療に貢献したいと考 えています。 また薬剤部がより他部門との連携を深め、チーム医療 に貢献できるような職場作りを目指しますので、ご指導・ ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。 洛西シミズ病院 おがさわら あき のり 小笠原 明德 事務次長 平成27年1月1日付で、洛西シミズ病院事務次長とし て着任いたしました小笠原明德と申します。 前職の先端医療振興財団では臨床研究・試験の研究事 務業務を約9年間と、国立行政法人国立病院機構におい ては、病院事務業務を20年間携ってまいりました。微力 ではございますがこれまでの経験を生かし、清仁会シミ ズ病院グループのお役に立てるように努力したいと思い ます。なにとぞよろしくお願いいたします。 シミズの風 Vol.29 1 □京都府新人看護職員研修事業 「清仁会 平成26年度 新人看護職員合同 昨年4月に入職し10ヶ月が経過したシミズ病院、洛西シミ ズ病院、亀岡シミズ病院、洛西ニュータウン病院の新人看護 職員38名の「清仁会 平成26年度新人看護職員合同ケース スタディ発表会」を、1月17日午前8時半から洛西ニュータウ ン病院で開催しました。 直接患者さまと接した看護実践の中で学んだことを、看護 理論や先行文献を用いてまとめた発表でした。発表後は、 新人看護師同士、看護部長、各病院の指導者からの質疑応 答や感想が寄せられました。活発なディスカッションから、多 くの知識を共有することができたと感じています。これから の看護に生かせる発表会で、新人看護師の今後の成長を楽 しみにしています。 ▼テーマ内容と発表者 摂食・嚥下・口腔ケア ●脳内出血患者に対す る口腔ケアの清浄効 果（簡易検査） ●「おいしい」 と思える 食事をすることの必 要性 ●摂 食 援 助 ～ 嚥 下 機 能低下患者への関 わりを通して～ シミズ病院 洛西シミズ病院 洛西ニュータウン病院 ●嚥下障害がある患者 への口腔ケア 口腔訓練の効果 ●脳出血による右麻痺 のある患者の看護～ 自立摂取に向けての 援助～ ●食事拒否のある患者 への経口摂取への 取り組み シミズ病院 亀岡シミズ病院 シミズ病院 ●介 護 負 担 軽 減 の た めの排泄コントロー ル ●退院後に向けた排泄 行動の自立を促す援 助 ●排泄セルフケア不足 患者から学んだこと 洛西シミズ病院 シミズ病院 洛西シミズ病院 ●人工膝置換術をおこなっ た患者への援助について ～体重コントロールに重点 を置いたパンフレット指導 ●排便困難のある患者 に対して自然排泄に むけての取り組み ●オムツでの排泄に不 快感がある患者への 援助を通して 洛西ニュータウン病院 シミズ病院 洛西シミズ病院 ●脳梗塞の看護を通し て～不安の軽減から 意欲の向上～ ●障 害 の 受 容 過 程 に ある患者との関わり ●言語的コミュニケー ション障害のある患 者との関わり シミズ病院 シミズ病院 亀岡シミズ病院 ●自己効力感の獲得に よる意欲向上を目指 して ●検査に対する不安の 強い患者への援助 ●脳腫瘍患者に対して 快刺激を与え、自発 性 の 向 上・意 識 覚 醒を図る シミズ病院 シミズ病院 シミズ病院 大久保 孝幸 木戸 ちひろ 莇 友香 中村 美央里 逵村 汐里 加藤 奈都子 退院調整、排泄ケア ピアソン 恵 湯川 未沙 水田 真奈 陳瑾 竹下 園美 松本 智恵 障害受容、 コミュニケーション 川本 良太 岩井 茉莉子 2 シミズの風 Vol.29 吉田 奈央 楠生 紀子 東村 歩美 近藤 晴香 ケーススタディ発表会」を開催しました！ 医療安全 ●転倒リスクのある患 者との関わりを通し て学んだこと ●脳 卒 中 急 性 期 の 危 機介入で学んだこと ●身 体 抑 制 の 不 快 感 軽減の援助 洛西ニュータウン病院 シミズ病院 洛西シミズ病院 ●脳 梗 塞 によるＡＤＬ変 化 ～認知機能低下がある 患者の排泄行動に伴う転 倒防止のための援助～ ●言 語・聴 覚 機 能 が 障害された患者への 視覚を通したＡＤＬ拡 大援助 シミズ病院 シミズ病院 ●ストーマ造設患者の セルスケア確立の援 助 ●個別性のある術中看護 を行うために必要な情 報収集～テープかぶれ 予防の看護介入から～ 洛西ニュータウン病院 洛西ニュータウン病院 ●周術期における観察 の重要性 ●術後指導と患者の思 いについて ●手 術 患 者 の 膀 胱 留 置カテーテルが破損 した事例 洛西シミズ病院 洛西ニュータウン病院 洛西シミズ病院 ●低体温の患者との関 わりから学んだこと ●排 尿 援 助 ～ 認 知 症 患者の自尊心を考え 自立に向けた援助～ ●意識障害のある患者 への日中の覚醒状 態向上に向けた援助 シミズ病院 シミズ病院 シミズ病院 ●正確に観察する大切 さ～行動を振り返っ て～ ●下肢浮腫のある患者 への下肢マッサージ シミズ病院 シミズ病院 ●褥瘡のあるターミナ ル期患者の除圧へ の介入 ●ニードを満たす思い に寄り添った看護 亀岡シミズ病院 洛西シミズ病院 ●ＱＯＬ向 上 に 向 けた 離床の必要性 ●患者に寄り添う大切 さ ●終 末 期 患 者 へ の 気 持ちに寄り添う看護 洛西シミズ病院 洛西シミズ病院 シミズ病院 大林 彩華 杉原 正路 田路 加奈 穂坂 礼子 坂本 将士 周手術期看護 黒田 美和 田中 敏史 長谷川 雄弥 関根 康之 田渕 孝樹 看護実践 重松 真紀子 今井 梨香子 堀井 牧子 河田 真由子 濱田 志弥 終末期看護、 ＱＯＬ 安部 夕貴 本田 奈穂 谷口 衿香 寺井 江里 野中 優子 シミズの風 Vol.29 3 シミズ病院 SCU15床に！ ～脳卒中ケアユニットの歩み 平成24年10月に脳卒中ケアユニット入院医療管理 料の施設基準を取得し、脳卒中ケアユニット（SCU： 6床）とし運用を開始しました。 脳神経外科医、神経内科医を中心に脳梗塞の超急 性期にはt-pa、血栓回収療法、くも膜下出血に対して は脳 動 脈 瘤 根 治 術（開 頭 術）、血 管 内 手 術（コイル 塞 栓 術）、脳 出 血 に 対しても手 術 体 制を整え、24時間 365日脳卒中などに対応できる診療体制を確立。術後 の管理、急性期状態の治療・観察、早期からのリハビ リなど組織的、計画的に治療を行っています。 運用開始後さまざまな課題もあり、1患者の在室日 数が月 平均3.5日程 度と、急 性 期 状 態 の 途 中でＳＣＵ を退出せざるをえない状況となりました。そこで増床 に関する検討を行い、平成25年5月に3床増床し、合 計9床で運 用を開 始しました。増 床 後は1患 者の在 室 日数を月平均4.9日に延ばせています。 これまで病床利用率は平均98％と、地域の医療機 関 等 の 先 生 方 から の ご 紹 介 も あり、開 設 当 時 より 100％に近い状況で運用できています。脳卒中専門 施設として一層充実した体制作りを行うため、平成26 年11月さらに6床 増 床し、現 在は合計15床にて運 用 しています。 患者さまの予後を意識した安全で質の高い医療を提供 し、地域の皆さまへの貢献ができればと考えています。 京都市境谷地域包括支援センター 地元小学校で認知症サポーター講座を実施しました 京都市の総人口は減少傾 向ですが、高齢者人口は増 加し続けています。平成25 年 高 齢 化 率は25％を超え、 4分の1が 4分の1が高齢者です。 「平 「平成27年 第6期 すこや かプラン」では、重 点 課 題 として「世代間相互の理解 の促 進と、認 知 症をはじめ とする要援護高齢者支援の 促進」が挙げられています。 西京区においても、昨年よ り徘徊対策と併せて次世代 を担う子ども達 への啓 発に 取り組んで います。写 真は 1月16日 に 上 里 小 学 校 で 行 った 研 修 会の1場 面 で、 子ども達 のやさしい 心に触 れてこの活動の重要性を実 感しました。 清仁会の新成人にお祝いが 平成27年に成 人 式を迎えた清 仁 会 職員9名に、記 に、記 念品としてシャチハタ「ネームペンキャップレス」を各 施設から手渡しました。患者さま・利用者さまや地域 の皆さまに貢献できるよう、 さらなる飛躍を祈念します。 ▲ （浜田療養部長） 、 垣尾佳奈 ▲麻田彩香、 （森竹施設長） ▲石垣梨緒、 （森竹施設長） ◉新成人の皆様 ●垣尾佳奈 （シミズひまわりの里・2 階療養棟） ●出口春果 （シミズ病院・5 階病棟） ●麻田彩香 （シミズふないの里・2 階療養棟） ●山本彩加 （洛西シミズ病院・メディカルクラーク科） ●西田莉緒奈 （洛西シミズ病院・5 階病棟） ●二井夏希 （洛西シミズ病院・4 階病棟） ●小山佳穂 （洛西シミズ病院・医事課） ●石垣梨緒 （シミズふないの里・3 階療養棟） ●上林沙也加 （洛西シミズ病院・医事課）〈敬称略・生年月日順〉 4 シミズの風 Vol.29 ▲出口春果 ▲西田莉緒奈 ◀写真左より、 写真左より、 上林沙也加、 二井夏希、 （石津院長） 、 小山佳穂、 山本彩加
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