電 7月 下旬頃 気 夏の オープンキャンパス 電 信州大学では、学部や学科への理解を深めていただ くために、説明会や見学ツアーを開催しております。 子 大学ならではの施設だけでなく、教職員とも接する ことが できますので、大 学 全 体 の 雰 囲 気を知 る絶 好 10月 下旬頃 工 の機会です。 秋 の オープンキャンパス 学 日頃の研究・教育活動の一端を皆様に広く知っていた D E PA R T M E N T O F E L E C T R I C A L A N D E L E C T R O N I C E N G I N E E R I N G だくことを目的として、工学部の全学科がパネル展示を 科 2015 - 2016 しています。当学科では、 ● エネルギー ● エレクトロニクス ● 情報通信 の の各分野の研究成果を展示しており、担当者(主に大学 社 信州大学工学部「光芒祭」も同時開催しています。 院生) が分かり易く最新の研究成果を説明いたします。 会 オープンキャンパスの詳細は、 工学部ホームページをご覧ください。 ■■ 活 〉〉〉 動 http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/engineering/admission/opencampus.html 信州大学工学部 電気電子工学科 〒380-8553 長野県長野市若里 4-17-1 TEL 026-269-5221(ダイヤルイン)FAX 026-269-5220 E-mail [email protected] URL http: //ee.shins hu-u.ac.jp/ 分 ACCESS 上 越 線 直江津 糸魚川 富山 信州大学 工学部 長野 金沢 北 陸 本 線 北陸 自動車道 0 10 ら 分 か 80 京 1 東 約 約 大 糸 線 松本 上信越 自動車道 篠 ノ 井 長野新幹線 線 高崎 名 古 金 名神 高速道路 中 央 東 線 甲府 沢 か ら 約 6 中 央 通 り 0分 長 野 大 通 り バスターミナル 会館 線 本 越 信 JR 線 幹 新 長 野 駅 東 通 り メルパルク長野 至須坂 ABN放送局 関越 自動車道 至須坂 ホクト文化ホール 中央 自動車道 中 央 西 線 屋 か ら 東京 県立長野図書館 (長野県民文化会館) 信州大学工学部 マツヤ 東 海 道 本 線 至白馬・松本 ビッグハット 長野赤十字病院 丹波島橋 名古屋 NHK 放送センター COWBOY家族 長野大橋 東名高速道路 犀川 至長野 IC 至長野 IC 〈 東京 → 長野 〉新幹線「あさま」約100分 〈 名古屋 → 長野 〉中央本線特急「しなの」約180分 2 0 1 5 年 春〈 金 沢 ∼ 長 野 間〉新 幹 線 開 通 予 定 JR長野駅東口より ● 徒歩約15分 ● バス約8分 http://ee.shinshu-u.ac.jp/ 電気電子工学は今日の科学技術文明の中核を担って おり、現代社会に深く浸透しています。特に、新エネル よ う こ そ 。 電 気 電 子 工 学 科 へ ギー・省エネルギー技術やそれらを支える情報通信技術 信 州 大 学 工 学 部 など、人と環境に優しい安全な社会と高度な社会を両立 するためには電気電子工学は欠かせません。 本学科は、エネルギー、エレクトロニクス、情報通信 の 3 分野で構成され、海外や企業での研究経験豊かな スタッフが 20 名以上も在籍しています。電気電子工学に 関する専門知識を原理からきちんと理解できるように、3 年次までは数学・物理などの基礎知識と専門知識を関連 づけて修得できる系統的な教育を実施しています。また、 上述した社会の実現に向けて独創的・革新的な研究活動 を活発に展開しており、学生達は 4 年次から意欲的に研 究活動に取り組んでいます。そのため、本学科の卒業生に は産業界から幅広いニーズがあり、非常に高い求人倍率 を誇っています。先輩たちは企業や研究所、大学など学術 機関でも活躍し、社会において高い評価を得ています。 また、2002 年度からチューター制度(教員 1 名あたり学 電気電子工学科の 理 念 と目 標 生 3 ∼ 5 名を担当) を導入していますので、学業面だけで なく様々な相談を気軽にすることができます。 夢と情熱に満ちた元気な方を歓迎します。 本学科は、エネルギー、エレクトロニクス、 情報通信という広範囲な工学分野で独自の 教育・研究活動を進め、明るい未来社会の建設 並びに世界の平和と文化の発展に貢献する ことを目標としています。 そのため、これらの専門分野の基礎教育を 推薦入試 IIの 重視すると共に、学生の将来の進路に合わせて 選抜方法が 多様なカリキュラムを用意し、技術立国を支えて 変わります! いくために必要な、創造性豊かで広範囲な分野 で活躍できる人材を育成しています。 平成27年度入学者選抜試験より 推薦入試 IIの 面接を廃止します。 また、大学入試センター試験で 受験を要する教科科目名等に 変更があります。 ホームページをチェック! 1 2 入 学 者 受 入 れ 方 針〈 アド ミッション・ポリシ ー〉 電気電子工学は身近なパソコンやテレビ、スマートフォン、電気自動車、太陽電池、 長寿命バッテリーなどを製造するための基礎学問として今日の科学技術文明の中核を 推 薦 入 試Ⅰ 高校在学中に学業や課外活動において日々の努力を重ねてきた人材を期待します。 全学科対象11名 職業教育を主とする学科対象4名 募集人員 担っています。また、新エネルギー・省エネルギー技術やそれらを支える情報通信技術 など、人と環境に優しい安全な社会と高度な社会を両立するためには電気電子工学は 11月中旬 日 程 欠かせません。 ■ 推薦入試Ⅰ (全学科対象) 電気電子工学科は、これらの中核を支える技術者を育てます。エネルギー分野として、 5 現代社会を支える基盤となっている電気エネルギーの高効率利用に向けた発電・送 ■ 推薦入試Ⅰ (職業教育を主とする学科対象) 志願倍率 (志願者数/募集人数) 実質倍率 (受験者数/合格者数) 4 の基礎を電子、原子、光子のレベルから、材料、回路・デバイス、そしてシステムまで省 倍 率 8 志願倍率 (志願者数/募集人数) 実質倍率 (受験者数/合格者数) 7 6 電・変電・配電や運用・制御の両面について学びます。またエレクトロニクス分野とし て、ダイオード、トランジスタといった半導体素子及び、電子回路を中心とした電子工学 大学入試センター試験及び個別学力検査を免除し、 調査書(評定平均値など) 、推薦書、自己申告書の内 容及び面接(口述試問)の結果を総合して行います。 選抜方法 3 5 3 ▼ 4 2 エネの視点も含めて幅広く学びます。さらに情報通信の分野として、スマートフォンや 1 インターネットに代表される通信技術及びビッグデータ時代を支える情報処理について 0 4 3 2 1 も学びます。 2 0 0 5 2 0 0 6 2 0 0 7 2 0 0 8 2 0 0 9 2 0 1 0 2 0 1 1 2 0 1 2 2 0 1 3 2 0 1 4 0 2 0 0 5 2 0 0 6 2 0 0 7 2 0 0 8 2 0 0 9 2 0 1 0 2 0 1 1 2 0 1 2 2 0 1 3 2 0 1 4 入 試 情 報 電気電子工学科は上で述べた学問分野をエレクトロニクス系、エネルギー系、情報 通信系の3分野に系統立てて構成し、学生の目標に応じて専門的な知識や能力を養え るように配慮しています。3分野を満遍なく学習する事によって、従来からの技術分野 推薦入試Ⅱ 大学入試センター試験において良好な成績をおさめることができる、集中力と向上心を持った人材を期待します。 をカバーできることは勿論、新しい時代の要請にも積極的に対処できる創造性豊かな 人材の育成が可能になると考えています。 電気電子工学科では、高度情報化社会の中で社会の発展のために先導的に活躍で 募集人員 個別学力検査を免除し、大学入試センター試験の 成績、調査書(評定平均値など) 、推薦書及び志望 理由書の内容を総合して行います。 全学科対象15名 選抜方法 日 程 1月下旬 きる人、色々な分野に柔軟に対応できる能力を持つ人を養成することを目指しています。 詳 細 情 報 は 、 工 学 部 ホ ー ム ペ ー ジ の ﹁ 入 試 情 報 ﹂ を ご 覧 く だ さ い 。 一 般 入 試(前期日程) 本 学 科 で は 、次 の ような 学 生 を 求 め ま す。 1. 将来、電気電子の分野を職業にしたいと意欲に燃え、 その目標に向かって行動できる人 募集人員 65名 日 程 大学入試センター試験:1月中旬 個別学力検査:2月下旬 2. 電気電子の先端研究に興味を覚え、自分でもやってみたいという 意欲を持っている人 3. 自分でプログラムを考えたり、電子工作をすることが好きな人 4. 向上心があり、自ら考え、自ら行動することができる人 本学科では、 ■ ■ ■ 大学入試センター試験を課さない推薦入試Ⅰ 大学入試センター試験を課す推薦入試Ⅱ 一般入試(前期日程) の 3 種類の入試を実施しています。また、 ■ 大学入試センター試験の成績、本学が実施する個 別学力検査等の成績及び調査書の内容を総合して 行います。 選抜方法 ■ 推薦入試Ⅱ ■ 前期日程 4 志願倍率 (志願者数/募集人数) 実質倍率 (受験者数/合格者数) 3 志願倍率 (志願者数/募集人数) 実質倍率 (受験者数/合格者数) 4 3 倍 2 率 2 1 0 5 1 2 0 1 0 2 0 1 1 2 0 1 2 2 0 1 3 0 2 0 1 4 2 0 0 5 2 0 0 6 2 0 0 7 2 0 0 8 2 0 0 9 2 0 1 0 2 0 1 1 2 0 1 2 2 0 1 3 2 0 1 4 第 3 年次編入学試験 も実施しています。 右ページに概要を掲載していますが、募集人員や日程などの詳細は、 第 3 年次編入学試験(一般・推薦) 募集要項または工学部ホームページの入試情報をご覧ください。 h t t p : // www. shinshu-u. ac .jp / fac ulty/ engineer ing / admis s ion/ 募集人員 選抜方法 日 程 3 20名(工学部全体) 6月上旬 面接(面接の参考にするための基礎学力テスト[数 学・電気磁気・電気回路・英語の基礎的内容] を含 みます)及び書類審査。 4 電気電子工学科[カリキュラム] 創 本学科のカリキュラムは、1年次から専門科目を配したくさび型教育を指向し、数学・物理などの基礎知識と 的 能 力 を 養 う 2年次まではあくまで電気電子工学の基礎をじっくり学習します。3年次以降では、個人の適性や希望に応じ 電気電子工学の専門知識を関連づけて修得できる講義を展開しています。また、情報リテラシーを向上させ、 て、エネルギー、エレクトロニクス、情報通信の3分野から、さらに専門的な知識及び能力が養えるよう配慮して 情報が氾濫する現代社会で活躍できる研究者・技術者の育成を図っています。 います。卒業後も、さらに深い専門知識と創造性を培うため、大学院修士課程へ多数の学生が進学しています。 1 年次 教養科目,外国語科目, 情報 リテラシー 健康科学科目,基礎科学科目, 新入生ゼミナール 基 盤 づくり ■ 電気電子専門科目 数学・物理など 基盤となる知識の修得 2 ■ 分野共通専門科目 ▼ 1 計算機基礎,電気数学演習, 新入生ゼミナールの初回 に、本学で学習を遂行す る際に必要な情報リテラ シーについて学びます。 5 ▼ 6 電気物理,電気回路 教 育 ︿ カ リ キ ュ ラ ム ﹀ 2 年次 ■ 分野共通専門科目 電気電子 実験 電気回路,電気磁気学, 電子回路,応用数学, 電気電子実験, 専門基礎 電子回路、デバイス、電気 電 子 機 器 な ど に 関 する 基 礎的な実験を行い、その原 理や特性を理解します。 電気電子総合演習*, など 電気電子工学や 数学・物理の基礎科目の学習 創 造 的 能 力 を 養 う ▼ ■ 分野別専門科目 3 〈エネルギー分野〉 電気機器学, 3 年次 各分野の基礎 各専門分野に対応した 基礎科目の学習 電力工学,など *電気電子総合演習について 〈エレクトロニクス分野〉 3年次後期に開講される電気電子総合 電子物性, 演習では、電気回路・電気磁気学・電 電気電子材料,など 子回路に関する基礎的問題による達 成度試験(アチーブメントテスト) が実 〈情報通信分野〉 施されます。これは、産業界が求めて 情報通信工学概論, いる「電気電子の基礎学力」を養うも プログラミング言語,など のであり、就職活動時の採用試験突破 にも大いに役立っています。 卒業研究 発表 ▼ 5 造 4 年次には 1 年間研 究 活 動 を 行 い 、そ の 成 果 を まと め 、発 表 します。 4 4 年次 ■ 卒業研究 進路選定 専門に特化した 知識の修得 6 研究活動・スタッフ紹介 エネルギー分野 ● リニアモータ ● 電磁環境工学 ● マイクロモータ ● マイクロ磁気センサ ● 電磁波センサ ● 磁気デバイス ● 燃料電池 ● 発電システム ● ロボット ● グリーンデバイス ● マイクロ波動力伝送 ● スマートバッテリーシステム ● 制御システム ● 電力機器 磁 気 技 術 を 利 用したグリーン デバ イス/システムの 研 究 ナノカー ボン の 生 成と応 用 携帯電話やパソコンなど電子機器における高 新規ナノカーボンの生成とその構造物性解明、 ■ 佐藤・曽根原 研究室 効率小型電源用インダクタやRFパワーアンプ 用インダクタ、電気自動車用電流センサなど 磁気技術を利用し世のニーズに合致する先端 的なグリーン(省エネ・低損失)デバイス/シ ステムを研究・開発しています。 ■ 佐藤 敏郎 教授 曽根原 誠 准教授 SATO TOSHIRO SONEHARA MAKOTO どの環境負荷低減に貢献するグリーンイノベー 千葉大院 学術博士 東芝総合研究所 マイクロ磁気素子の開発 信州大院 工学博士 信州大学SVBL研究員 磁気応用デバイスの開発、 薄膜磁性材料 ションの実現に向けて研究展開しています。 粉塵を除去するクリー ンルームに設置された 微細加工装置で行う薄 膜磁気デバイスの作製 RFパワーアンプ用 インダクタの 高周波測定 磁気応用工学の研究 林・村松 研究室 7 ■ 林 卓哉 教授 村松 寛之 助教 HAYASHI TAKUYA MURAMATSU HIROYUKI 東京大院 工学博士 材料科学 信州大院 工学博士 長岡技術科学大学 助教 材料科学 ▼ 12 研 究 活 動 ・ ス タ ッ フ 紹 介 カーボン ナノチューブ 混合C/Cコンポジットを 使用したロードレーサー 電流センサ用 磁性薄膜の磁化測定 エ ネ ル ギ ー 分 野 ・ エ レ ク ト ロ ニ ク ス 分 野 ・ 情 報 通 信 分 野 ・ 学 部 共 通 リニアモータ・電 磁 アクチュエータと電 磁 センサ の 研 究 磁気利用技術の立場を中心として、学術・産業 ■ 田代 研究室 界で役立つセンサ・アクチュエータ・シールド およびエネルギーに関するオンリーワンを目指 した技術の提案を行っています。 カーボン・ナノチューブの 電子顕微鏡 シミュレーション 7 ■ そしてリチウムイオン二次電池、キャパシタな リニアモータなどの磁気を利用したモータ・ ■ アクチュエータの高機能化や電磁センサの高 田代 晋久 准教授 TASHIRO KUNIHISA 性能化に関する次世代の磁気デバイス研究を 九州大院 工学博士 磁気工学、生体磁気計測 行っています。 環境磁界発電用 SB9コイルシステム 携帯電話用リニア振動 アクチュエータの開発 ■ 水野・卜 研究室 ■ 水野 勉 教授 卜 穎剛 助教 MIZUNO TSUTOMU BU YINGGANG 信州大院 工学博士 太原理工大客員教授 磁気工学、 リニアモータ工学 信州大院 工学博士 電磁アクチュエータ工学 リニアモータの 医療機器への応用 8 研 究 活 動 ・ ス タ ッ フ 紹 介 エレクトロニクス分野 ● 半導体薄膜 ● 表面物性 ● スマートカーボン ● 誘電体薄膜 ● メモリ素子 ● 強誘電体材料 ● 有機エレクトロニクス ● 発光デバイス ● 太陽電池 ● インテリジェントセンサ ● プリンタブルエレクトロニクス ● 水晶センサ 新 規 デバ イスと半 導 体 集 積 回 路 設 計 の 融 合 再 生 可 能 な エ ネル ギ ー デバ イス 及 び 環 境 調 和 型 材 料 の 研 究 従来の微細半導体トランジスタ以外に多彩な新規デ 薄膜太陽電池に使用されている従来の光吸収 ■ 宮地 研究室 バイスを活かした新しい集積回路設計を行い、今ま でにない機能や信頼性をもったより小型で低消費電 力なシステムの構築を目指しています。 ■ ■ 材料、透明導電材料等の替わりとなる環境調 宮地 幸祐 助教 MIYAJI KOUSUKE 和性の良い新材料を探索し、新しいエネルギー 東京大院 工学博士 中央大学客員研究員 半導体集積回路 デバイスの構造及び作製方法の研究を行って います。 橋本・ミョー 研究室 ■ 橋本 佳男 教授 ミョー タン テイ 助教 HASHIMOTO YOSHIO MYO THAN HTAY 東京大院 工学博士 日本学術振興会特別研究員 半導体ヘテロ構造デバイス 信州大院 工学博士 光電子材料工学 7 ▼ 12 エネルギーハーベスト および 非接触無線給電向け 整流回路 TEGチップ 圧 電 セラミック材 料 の 開 発と応 用 力を加えると電荷(電圧) を発生し、また逆に電圧を加えると変形 研 究 活 動 ・ ス タ ッ フ 紹 介 プリンタブル な 次 世 代 有 機 デバ イスの 研 究 番場 教子 准教授 まるで新聞や雑誌を印刷する感覚で有機半導 する圧電材料は圧力センサや振動子など様々な用途に使用され BAMBA NORIKO 体や金属ナノ粒子のインクをプラスチックフィル ています。このような圧電材料の特性改善や新規材料の開発、応 大阪大院 工学博士 電子材料 ム上にナノサイズで塗り分けできれば、軽くて ■ 番場 研究室 ■ 用を目的に研究を行っています。 丈夫で高性能なトランジスタスイッチや発光ダ イオード、太陽電池等の有機デバイスを作製で きます。そのための要素技術の開発とデバイス ■ 伊東 研究室 エ レ ク ト ロ ニ ク ス 分 野 ■ 伊東 栄次 准教授 ITOH EIJI 東工大院 工学博士 ウェールズ大、エクセクター大客員研究員 有機光電子デバイスの物性と開発 を試作し、動作機構の解明や高性能化を目指 水 晶 デバ イス 腕時計用音叉型水晶振動子の解析や触覚センサへの応用、音叉 ■ 伊藤 研究室 ■ 伊藤 秀明 教授 型水晶振動子より複雑な構造のアンテナ構造振動子の量子変位 ITOH HIDEAKI の解明を行っています。 信州大院 工学博士 ラトガース大客員研究員 センサ工学 プラズマを用いた 薄膜制御と 発光素子の作製 9 無限にある 太陽のエネルギーを 有効に活用するための パラボラ反射板 透過型 電子顕微鏡を用いた 原子像観察 電界放出形 電子顕微鏡 スパッタ法による 薄膜作製 しています。 真空蒸着法による 多層金属膜の作製 極薄の有機膜や 酸化膜を組合わせた 太陽電池や 発光ダイオードの研究 10 研 究 活 動 ・ ス タ ッ フ 紹 介 情報通信分野 ● 移動通信 ● ディジタルオーディオ ● 光通信ネットワーク ● データ圧縮 ● 遠隔医療システム ● データベース ● 情報セキュリティ ● 情報伝送システム ● 衛星通信 ● ディジタル放送 ● 誤り訂正符号 ● 人工知能 ● バーチャル・リアリティ ● 映像・画像処理 ディジタル 無 線 通 信 方 式 の 研 究 情 報 伝 送 モ デルとそ の 性 能 評 価 移動通信や衛星通信、地上・衛星放送などの無線を利用したディジタル通信に関して、 通信、放送、情報記録などはすべて情報源から受信者へ情 省電力・高品質・高速伝送を目指した新たな通信方式の提案を行っています。 報が届けられる過程とみなすことができます。西新研究室 NISHIARA MIKIHIKO では様々な情報伝送システムを数理モデルで表現し、性 電通大院 工学博士 情報理論 ■ 半田・笹森・田久 研究室 ■ ■ 西新 研究室 西新 幹彦 准教授 ■ 能の理論的な限界を探求しています。 半田 志郎 教授 笹森 文仁 准教授 田久 修 准教授 HANDA SHIRO SASAMORI FUMIHITO TAKYU OSAMU 神戸大院 工学博士 カリフォルニア大客員研究員 通信工学、情報理論 早稲田大院 工学博士 通信工学 慶應大院 工学博士 無線通信工学 マル チメディアと計 算 知 能 技 術 の 研 究 ユビキタスネットワーク時代を支える静止画像、動画像、音楽等のマルチメディアの高度な処理加工技術、ならびに 生物の遺伝と進化に基づく進化計算を主体とする計算知能技術と、これらの各種応用について研究を進めています。 ディジタル 通 信・記 録 の 基 礎 研 究 ディジタル通信・記録において必須となる誤り訂正技術やセキュ 7 ▼ ■ 田中・エルナン・秋本 研究室 12 ■ 杉村 立夫 教授 田中 清 教授 エルナン アギレ 准教授 秋本 洋平 助教 リティ技術、多重通信において用いられる系列に関する基礎理論 SUGIMURA TATSUO TANAKA KIYOSHI HERNAN AGUIRRE AKIMOTO YOUHEI 研究を行っています。 大阪大院 工学博士 誤り訂正符号、 情報セキュリティ 防衛大院 工学博士 画像・映像処理、 進化的計算法 信州大院 工学博士 進化的計算法、計算知能法、 最適化 東工大院 工学博士 日本学術振興会特別研究員、 INRIA-Saclayポスドク研究員 最適化 ■ 杉村 研究室 ■ マイコンと無線通信 モジュールを使った センサネットワークの 構築 発光ダイオードを用いた 可視光通信システム 学部共通 科学技術計算用 コンピュータ 研 究 活 動 ・ ス タ ッ フ 紹 介 進化型計算法に関する 議論の風景 情 報 通 信 分 野 ・ 学 部 共 通 認 知 意 味 論 、基 本 語 の 意 味 空 間 の 探 求 、映 像 論 大学卒業後にグローバル社会で活躍するためには、英語の ■ 寺沢 研究室 ■ 寺沢 才紀 教授 修得は必須となっていますので、工学部における英語教育 TERASAWA SAIKI 曖昧さと不確実性の数理 に力を入れています。また、電気電子工学分野は全国的に コロンビア大院 教育修士 言語学、教育工学 自然現象や人間の社会活動の中に潜む曖昧さや不確実性を数理的に解明するために必要な数学理論として、 開催しています。 も女子学生数が少ないため、学年を超えた楽しい交流会を 非加法的測度論、量子情報理論、数理物理学の研究を行っています。 ■ 数理科学 研究室 機能性単結晶育成と評価 ■ 河邊 淳 教授 大野 博道 准教授 鈴木 章斗 准教授 岡本 葵 助教 KAWABE JUN OHNO HIROMICHI SUZUKI AKITO OKAMOTO MAMORU 東工大院 理学博士 MIT客員研究員 函数解析学、ファジィ理論 東北大院 情報科学博士 作用素論、作用素環論 北海道大院 理学博士 作用素論、場の量子論 京都大院 理学博士 非線形偏微分方程式 電気・電子・光デバイス応用を目指した高品質機能性バル ■ 太子 研究室 ■ 太子 敏則 准教授 ク単結晶(半導体,酸化物)の育成と、育成した単結晶の結 TAISHI TOSHINORI 晶学的特性および電気的・光学的特性の評価・解析を通じ 信州大院 工学博士 機能性バルク単結晶育成、 結晶欠陥評価 て、グリーンイノベーションおよび環境貢献に繋がる単結晶 材料に関わる研究を実施、展開しています。 ☆ 詳細は各研究室のホームページをご覧ください(学科ホームページの「研究」ページから辿れます) 11 12 電 気 電 子 工 学 科[ Q & A ] 高校ではどんな科目を 勉強すればいいの? ▲ Q1 電気電子工学科で学ぶためには、 ●修士課程 2 年 高校時代に、数学・物理・英語の基礎学力を身につけておく必要があります。 Q6 福井県 金津高校 僕が信州大学に志望した理由は2つあります。1つ目は、多くの研 究室があり幅広く研究が行われているということです。エネルギー、 ▲ Q2 藤野 文範 どんな業種に 就職できるの? 素研究から設計・開発、生産設備、保守・点検までのすべての工程で電気電子工 学の知識が用いられており、同時にそのすべての仕事に関わることができます。そ のため、企業からの電気電子工学科出身者へのニーズは非常に高く、各種メーカーはもちろんの こと、電力や鉄道、通信等の社会基盤を支える業種、更には機械、化学、食品、情報系といっ た業種からも求められています。どの分野においても活躍できるフィールドが確実に存在する エレクトロニクス、情報通信といった分野からさらに細かい研究がで ため、自分の考えとやる気次第ではいくらでも可能性を広げることのできる学科です。 き、優秀な教授方ばかりなので最先端の研究を行うことが出来ます。僕はキャパ 志望の動機は? 千葉県 木更津工業高等専門学校 電気電子工学を学んだ学生の就職先は非常に多岐に渡ります。企業における要 ▲ ● 1 年生 児玉 遼 シタや二次電池についてもっと研究したいと興味を持ち、信州大学で研究した いと思いました。2つ目はグローバル化が進んでいるということです。電気電子 く、世界の観点から広い知識を学べると思います。また、信州大学は多く の外国の大学と友好関係を持っているため、大学院でもいろいろな国へ 留学し研究することも出来ます。外国との交流が大切な現代では信州 Q7 取得できる 資格は? ▲ 工学科の教授にも外国から来られた教授方が何人もいます。国内だけでな 所定の単位を修得することにより、以下の資格取得ができます。 電気電子工学は今もこれからも必要不可欠の存在のため少しでも 社会に貢献していきたいです。 ▲ カリキュラムの 特色は? ●4年生 後藤 雅之 1年次には、高校よりも少し高度な 工学を学ぶにあたって必要な数理的 思考や基礎知識を身につけます。 2年次以降ではエネルギー、エレクトロニクス、 ▼ 吉川 太郎 長野県 長野高校 情報などの非常に幅広い分野の学習が始まり、 各分野の理論を勉強します。更に、2年次か 的に解析・評価し、さらに結果を適切に文 勉強は大変? 章で表現し説明する能力を養うと共に、 2、3年生になると毎週実験があり、実験 講義で学んだ理論の本質的理解を深 の結果について詳細なレポートとしてまとめな めます。 ければならないので大変です。しかし、自分の頭 4 年次には各研究室に所属さ で考え、まとめることの良い練習になると思います。また、講義の れ、研究の第一線で活躍する 内容は難解なものが多く、簡単には理解できないこともある上、学期 教授の指導の下、卒業研究 末にはテストがあるので大変ですが、友達と議論したり、教授に質問し を通じて専門的課題に対し たり、本気で理解しようと努力すればさほど難しくはないと思います。特に 問題を解決する能力を養 友達との議論では、自分が分かったつもりでもうまく説明できないことや、何 うことができます。 気ない疑問から本当の意味での「理解」につながることがあるので大切にして ほしいです。 ▼ ●修士課程 1 年 中村 謙吾 静岡県 浜松湖東高校 Q8 らは学生実験が始まり、実験データを論理 ▼ ● 4 年生 Q5 卒業研究って なに? 学部教育を土台に、さらに専門性を深めたい場合 には、大学院修士課程(修士号の取得)、さらに博士 課程(博士号の取得)への進学の道があります。 所定の単位を修得することにより、 以下の資格について一部の試験が 免除されます。 さらに専門性を 深めるためには? マでしたので、打合せやメールでの意見交換を通じてコミュニケーション能力等も向上できまし さらに、大学院修士課程では、研究成果を学会で2件以上発表することを課しており、そこでは も進まず、責任も大きいですが、非常にやりがいを感じます。また、四 年生の1年間だけでも多くの問題に直面しましたが、地道に一つひとつ解決し、1年間やり 第二種電気工事士 電気工事士は、ビル、工場、商店、一 般住宅などの電気設備の安全を守る ために、法令に定められた電気工事 を行う場合に必要な資格です。 2. 大学院進学のメリット 電気電子工学の最先端研究に従事し、新しい技術を創造する喜びを味わ うと同時に、自らの専門性を高めることができます。また、学会発表を通し てプレゼンテーション能力を身につけることもできます。 遂げたことで自信を持て、粘り強さも身に付きました。加えて、他大学との共同研究のテー 能動的に行動する力が必要です。研究では自発的に行動しないと何 Q & A ・ 先 輩 か ら の メ ッ セ ー ジ ・ 在 学 生 か ら の メ ッ セ ー ジ 1. 大学院への進学状況 学部卒業生の約半数が修士課程に進学しています。また、修士 修了者のうち、数名が博士課程に進学しています(博士課程には、 この他多くの社会人学生が在籍しています) 。 3. 就職状況 ①就職率はほぼ100% ②産業界は即戦力となる人材を求めており、修士修了者のニーズが高まっています。 修士修了者のみを採用する企業も少なからずあります。 ③学部卒業生よりも修士修了生の方が希望就職に就ける場合が多く、特に研究開発職を 希望する場合は修士修了以上が必要要件となっている事が多いようです。 卒業研究は、三年生までの授業や学生実験で学んだ基礎に加えて、 Q & A / メ ッ セ ー ジ 3. 無線従事者 (第一級陸上特殊無線技士、第三級海上特殊無線技士) 特定の周波数を独占して利用する無線通信機の使用に 当たって必要となる資格です。所定の電気電子工学科開 講科目の単位を取得・卒業し、総務省信越総合通信局 に申請することにより、免許を取得できます。 長野県 屋代高校 数学や物理の講義を通して、電気電子 Q4 ▼ 16 2. 電気主任技術者第1種 (電験第1種) 電気主任技術者は、電気工作物(一般的には、電力設備)の工事、維 持または運用を行う場合に必要な資格です。第1種資格は数ある電 気関連資格のうち最高クラスに相当します。学科開講の所定科目の 単位修得と実務経験(5年以上) により、資格認定されます。 大学での学習が自分にとって大きな飛躍になると思います。最後に、 Q3 13 1. 高等学校教諭免許状 (工業) ①学部卒業者には1種免許状 ②大学院修士修了者には専修免許状 た。これらの経験が今後社会に出て困難に直面した時の支えになると感じています。このよう 他大学・企業の研究者や他大学院生との交流もはかれます。4年生(卒研生)でも学会発表を行 に専門的な知識を蓄えながら、色々な能力を養えるので卒業研究は面白いです。 うことができ、研究発表を通じて自己研鑽ができます。 ※学年は2012年度現在 13 14 杉澤 智亮 滝澤 和孝 ■ 修士課程 2年生 株式会社東芝 セミコンダクター&ストレージ社 野上 保之 [北海道 旭川東高校] 〈平成19年博士後期課程修了 工学博士〉 岡山大学大学院 准教授 電気電子工学は非常に範囲が広く、信州大学ではエ 〈平成11年博士後期課程修了 工学博士〉 児玉 智哉 大学での生活は、自ら考え、自ら行動することで非 常に有意義なものになります。信州大学工学部電気 世界最先端の暗号技術の研究・開発を行ってい ます。信州大学工学部では、その基礎について自由 に、そして徹底的に学びました。大きな成果を得る ためには、そのための土台となる基礎が重要である ということを、いま更ながらに強く感じています。信 州の雄大な自然の中、そしてゆっくりと流れる時の中 ■ 4年生 電子工学科は、環境問題を考慮した教育・研究の機 [北海道 旭川北高校] で、就職後も随所で役立っている事を実感していま す。みなさんも緑豊かなこの信州で、グローバル競争 の舞台への第一歩を踏み出してみませんか? でこそ、しっかりと根を下ろした盤石な基礎を築く ことができたのだと感じています。 れて研究が進められています。まだ将来どのようなこと がしたいのか分からない方も、この学科で一生懸命勉 強することで自分の興味の持てる分野がきっと見つかる 会に恵まれ、地域に根差した活動が活発です。また、 広範にわたる電気電子工学の分野は非常に魅力的 レクトロニクス、エネルギー、情報通信の各分野に分か 一言に電気電子工学といっても、実際その内容は非常 と思います。私自身この学科に入り、身の回りにある に幅広い分野にまたがっています。本学科ではその多岐 機器の仕組みを知る機会が多くあり、実験や講義を通し に渡る分野の基礎を1∼3年次にかけて学んでいきます。 て様々な分野に対して興味を持つことができました。高 2年次からは毎週学生実験があるため、より具体性をもっ 校までの勉強とは違う新しい専門分野の勉強も行いま て理解することができます。また、4年次になると研究室 す。自分が望めばいくらでも頑張ることができ、結果も に所属しますが、選択肢が他学科に比べ多く、自分が興 ついてくると思います。皆さんもこの学科に入り電気電 味のある分野を専門的に学ぶことができます。 子工学を一緒に勉強してみませんか? 皆さんの中には「将来どういったことをしたいのかがま だわからなく、進学先を迷っている方もいると思います。 13 私自身はそうでした。ですが本学科で幅広い分野を、基 ▼ 礎から最先端の技術まで学び、体験することで、今はや 先 輩 からの メッ セ ー ジ りたいことが見つかりました。きっと皆さんもこの学科で の生活を通して、自分の将来のビジョンが見えてきます。 森 健人 16 在 校 生 からの メッ セ ー ジ メ ッ セ ー ジ 株式会社ルネサステクノロジ 生産本部 副本部長 〈昭和53年院修了〉 山里 敬也 杉村 佳奈子 大学で過ごした6年間は、たいへん楽しい思い出が残っ 名古屋大学教養教育院 教養教育推進室 教授 ています。特に修士、学部 4 年生の集まった研究室生活は 〈平成2年院修了 工学博士〉 少人数で家族的な雰囲気の中、自由に様々経験をして有意 ■ 修士課程 1年生 [滋賀県 水口東高校] この学科では、様々な分野の学問を基礎から幅広く学ぶことができ 義なものでした。徹夜での実験、研究を通して先生、先輩 20年前に卒業研究で行った研究を現在も継 から受けた影響は大きく、指導力、責任感を培ったこと。ス 続しています。情報通信は今後長期にわたり、 キーや登山を通じて計画性、チームワークを身に着けたこ 人類の発展に寄与する夢のある研究テーマで と。今でも好き勝手なことの言える仲間ができたことは大 す。ブレークスルーを目指してがんばって下さい。 きな財産となりました。大学の恵まれた環境、先生方に大 ます。たくさんの学問にふれ、学んでいくうちに、心から興味があると 先 輩 か ら の メ ッ セ ー ジ ・ 在 学 生 か ら の メ ッ セ ー ジ 感じる分野に出会えると思います。わたしも、将来どんなことがしたい のか決まっていませんでしたが、学んでいくうちにどのような分野に進 みたいかが見えてきました。実験では、進め方やレポートの書き方な 湯沢 翔太 いに感謝しております。 ■ 4年生 [長野県 飯田高校] ど、自ら考え積極的に学ぶことが多く、わたしも少しは成長できたので はないかと思います。 まだ将来何をしたいのか、何になりたいのか迷っている方。共に電 気電子工学を学び、心から興味を持てることを探してみませんか? 電気電子工学科ではエネルギー分野、情報通 信分野、エレクトロニクス分野といった様々な分 野の知識を得ることができます。1∼3年次にこれ ら3分野をまんべんなく学び、4年次からは自分の 選んだ研究室で研究を進めることができますの 大久保 美也子 で、まだはっきりと自分の学びたい分野が決まって NTT 情報流通プラットフォーム研究所 情報セキュリティプロジェクト る分野を見つけることができると思います。 いない人にも勧めることができ、きっと興味のあ また、大学は高校までとは違い、自ら学び自ら 〈平成9年院修了 工学博士〉 柄澤 大樹 ■ 修士課程 2年 [長野県 長野工業高等専門学校] 行動することが大切です。逆に言えば自分が望め 大学での時間は好奇心のままにとことん自分のやりたい ことに時間を費やすことの出来る貴重なときであり、それら ばいくらでも知識を得ることができ、それだけの環 電気電子工学科ではエネルギー・電子・情報分野をバランスよく勉強することが 境も整っています。皆さんも是非このような環境 できます。私は、長野高専の電気電子工学科から、広くそして深く電気電子工学を で自分を高めていきませんか? 勉強するために信州大学に編入し、現在は修士・博士5年一貫コース(サスティナ の経験を通して自分の可能性を無限に大きく広げられる ビリティグローバル養成人材プログラム)に所属しています。このコースはグロー チャンスがそこにはあります。私は大学での専攻は電気電 バルリーダーの養成を目的としており、通常の修士課程、博士課程とは異なり、専 子工学科でしたが、現在は暗号関係のセキュリティの研究 門の勉強の他に経営についても勉強しています。また所属研究室とは別の研究室 に従事しています。このように、大学での専攻の分野がそ で研究を行なう研究室ローテーションや、長期企業インターンシップ、海外留学を の後将来的に長く携わる仕事に必ずしも直結しないかも 通して、他分野の研究の最新動向を実際に現地に行き、肌で感じることができます。 このコースは確かに厳しいですが、厳しい分だけ自分の成長につながると思っ しれません。けれど、自分が全力を注いで大学時代に突き ています。また、様々な先生方から助言を頂いたり、授業料が免除になるなど大学 詰めたことはさまざまな形でその後の自分の糧となるはず 側からの援助も手厚く感じます。将来はスマートグリッド構築のための省エネ電子 です。また、そのような大学生活を送ってほしいと思います。 部品・装置の研究開発で自分の能力を発揮し貢献したいと思っています。皆さんも やりがいのあるこのコースで一緒に勉強しませんか? ※勤務先は2012年度現在 15 ※学年は2014年度現在 16 進学・就職状況 2009 年度 ー 2013 年度 大学院教育は、学部で修めた知識をもとに、さらに広い視野 卒業生、大学院修了生の就職状況 ■ 求人 に立って専攻分野の最先端の研究を行い、社会の第一線で活 2009年度は世界同時不況の影響により、求人社数は例年の 躍できる自立した研究者、技術者を養成することを目的として 約半分程度に留まりました。2010年度は来校分が約60%に落 おります。 ち込みました。採用人数が絞られた結果、採用基準は厳格に 学部卒業後は、大学院修士課程への進学(修士号の取得)、 さらに大学院博士課程への進学(博士号の取得) と続きます。 上位 21社 5 年間 (†県内企業) 合計 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 学部 修士 学部 修士 学部 修士 学部 修士 学部 修士 1 1 2 なっています。しかしながら、エネルギーや環境問題からハイ ブリッド車が多く出回り始め、電気自動車の開発に自動車製造 中部電力 14 1 3 1 3 1 1 東海旅客鉄道 11 1 2 1 1 1 1 新光電気工業† 10 セイコーエプソン† 9 関西電力 8 多摩川精機† 6 三菱電機 6 3 トーエネック 6 1 山洋電気 6 1 日立製作所 5 1 会社が本格的に取り組み始めるなど、電気系学生の採用に積 極的になってきています。また、半導体関連でも採用が例年並 ① 学部3年生に対する飛び入学(成績優秀者) 、学部4年生に 対する一般選抜で進学する道が用意されています。 ② 標準修業年限は2年です。この間に、電気電子工学専攻の各 研究室に所属し、最先端の研究に従事します。 企業が学生に求めているものは、上位からコミュニケーショ ています。国際的に活躍できる研究者を目指すには、やはり博 士号は必要でしょう。 年度 来校 郵送 2009 2010 97 373 317 333 62 94 100 92 2011 2012 2013 335 338 ■ 就職内定率 大学院生は内定が早く、8月には公務員や博士課程進学希望 者を除けば9割程度が進路を決定します。 学部生は大学院進学希望者が多く、7月中旬に合否が決定し ます。不合格となった者でもその直後から就職活動を開始し、 ① 電気電子工学専攻修士課程修了者のうち、数名が進学し、さ らに深い研究に従事しています。その他、社会人学生も多く 在籍しています。 11月頃には概ね内定を受けています。 ② 標準修業年限は3年ですが、優れた研究業績をあげると修業 年限が短縮される場合があります。 内 定 率 ︵ % ︶ ③ 奨学金等の制度は学部、修士課程と同様です。 ④ 課程修了により、博士(工学、または学術)の学位が授与され ます。 ■ 大学院進学状況 学部卒業生の約半数が修士課程に進学しています。また、 修士修了者のうち数名が博士課程に進学しています。博士課 程には、この他多くの社会人学生が在籍しています。 大学院生 80 40 学部生 20 0 4月 5月 6月 7月 内定時期(2013年) 大学院 合格 8月 2 17 1 2 4 1 2 1 東芝 5 1 東京電力 5 1 デンソーテクノ 5 2 NTT東日本 5 ルビコン† 4 電算† 4 シナノケンシ† 4 オリオン機械† 4 トヨタ自動車 4 デンソー 4 愛三工業 4 1 1 18 1 1 2 1 1 2 1 1 1 1 進 学 ・ 就 職 1 1 1 2 1 1 2 2 1 1 2 2 1 最 新 デ ー タ は 、 学 科 ホ ー ム ペ ー ジ の ﹁ 進 学 ・ 就 職 ﹂ ペ ー ジ を ご 覧 く だ さ い 。 1 1 2 1 1 1 1 2 3 9月 2 2 1 1 1 2 1 ■ 産業分野 電気電子の専門知識に関する基礎学力が重要視されており、 1 専門技術者としての役割を期待されていることが伺われます。 1 育していますし、コミュニケーション能力についてはフォーラム を始めとして研究発表の場面がたくさんありますので、通常の 大学院修士課程 大学院博士課程 2009 2010 53 62 57 64 48 3 学生は自信をもって活躍できるはずです。 1 回路設計・電子部品 電力・電気設備・管理 システム制御・装置 ソフトウェア開発 通信システム・機器 生産技術・プロセス開発 技術営業 派遣・請負 0 5 10 15 20 25 30 35 企業の求人数(採用担当者が訪問された会社数) 17 2 60 年度 2011 2012 2013 2 100 本学科では、電気電子の専門基礎についてはバランスよく教 [過去5年間の大学院進学状況] 4 ▼ [求人社数] ④ 課程修了により、修士(工学) の学位が授与されます。 者を目指したい場合には、博士課程へ進学する道が用意され 3 ン能力、熱意、専門知識、発想の豊かさです。 ③ 学業優秀であるものが経済的理由で授業料納付が困難な場 合には、授業料の全部もしくは一部を免除する制度があり ます。また、日本学生支援機構奨学金の貸与を受けることも 可能です。 専攻分野についてさらに高度の学術を究め、自立した研究 1 みに復活し始めています。 1 1 1 1 1 1 1 2 1 1 1 1 1 2 最新データは、学科ホームページ http: //ee.shinshu-u.ac.jp/ をご覧ください。 18
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