北脇 城先生 古 く て 新 し い 話

平成28年1月23日(土)
12:20∼13:20
ホテル日航熊本
第1会場(阿蘇A)
Menstrual fragments
Menstruating endometrium
古 く て 新 しい 話
第37回日本エンドメトリオーシス学会学術講演会 ランチタイムセミナー①
NFKB
spiral arteriole
IL-8
MMPs
Ectopic endometrial implants
are rich in cytokines,VEGF and MMP
座長
京都府立医科大学 大学院医学研究科
女性生涯医科学
教授
演者
鳥取大学医学部 生殖機能医学
教授
原田 省 先生
北脇 城 先生
−Sampson 仮説と子宮内膜症の治療戦略−
子宮内膜症は生殖年齢女性に好発し、疼痛と不妊の原因となることからリプロダクティブヘルスを低下させる疾患と
して注目されている。本症の原因としては、子宮内膜移植説、体腔上皮化生説、
ミューラー管遺残説などがあげられる。
なかでも、Sampsonが1927年に提唱した子宮内膜移植説が最も広く受け入れられている。Sampsonは月経中に手術
を多数例行って腹腔内や卵管内に逆流血や子宮内膜組織が存在することも確認して、
これが移植することで腹膜病
変ができると考えた。腔閉鎖などの流出路奇形で本症の発生頻度が高いことや経血の貯留部位に内膜症病変が高
頻度に分布することはSampsonの移植説を示唆している。講演の前半では、Sampsonが移植説を唱えるに至った過
程を振り返ってみるとともに、
移植説の可能性と限界について最新の基礎研究成績も含めて考察する。
共 催
第37回 日本エンドメトリオーシス学会学術講演会
ノーベルファーマ株式会社 日本新薬株式会社 富士製薬工業株式会社