狭あい道路整備事業のご案内 石岡市

狭あい道路整備事業のご案内
4m未満
2m
2m
4m未満
2m
2m
後退用地
道路中心線
隅切り用地
後退用地
道路中心線
後退用地 後退用地
〔制度の必要性と内容〕
狭あい道路※に接する敷地で建築物を建築しようとする場合,道路の中心
から 2m後退する必要があります。この場合,後退した用地に対して市では,
次の助成制度を設け,道路の拡幅整備をすることになりました。
※狭あい道路とは?
幅員が 1.8m以上 4m未満の道で,建築基準法(昭和 25 年法律第 201 号)第
42 条第 2 項の規定による道路とみなされるもの(私有地道路を除く。)をいいま
す。
☆補助の種類
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
後退用地内にある塀や生垣,土留めなどの撤去費用を補助します。
後退用地の分筆登記に係る費用を補助します。
後退用地を買い取り,または寄附の受け入れを行います。
石岡市
建築確認申請までの手続き
交付を受けようとする方
(建築行為がある方)
石岡市都市建設部
℡ 0299-23-1111
建築住宅指導課(内線 422,423)
事前協議
補助金の交付申請
・ 建築計画概要書(様式 1)
の提出
・ 道路後退杭の設置
・ 市道境界確認の申請
・ 協議書(様式 2)の提出
・ 市道境界の確定
・ 補助金交付申請書(様式 5)
の提出
補助要件の審査
(現地調査)
※補助金申請が無い場合※
補助金交付決定
補助事業の実施
・ 後退用地の分筆測量
・ 後退用地内の既存塀等の撤去
寄附の受入れ
・
道路後退用地
寄附申出書
(様式4)の提出
補助事業の完了
・ 実績報告書(様式 7)の提出
完了検査
(現地確認)
【注意点】
○後退用地に電柱・街灯等がある場合
には申請者にて撤去(移設)を行って
いただきます。
○後退用地は道路と平坦にしていただ
き,所有敷地と高低差がある場合には,
土留め等の設置を申請者にて行ってい
ただきます。
○事業は申請年度内に完了していただ
く必要があります。
後退用地買取
道路後退用地売却
申出書(様式 3)の提出
後退用地の所有権移転登記
買取り及び補助金の交付
後退用地に対する補助と後退用地の買い取り
Ⅰ 既存塀等の撤去補助(塀や生け垣などの撤去の補助)
Ⅱ 分筆測量補助
(分筆登記の補助)
Ⅲ 後退用地の買い取り,または寄附(固定資産税評価額の 2/3 で買い取り)
注 1)これらの補助事業等は,予算の範囲内において,補助する制度です。
注 2)建築主等が都市計画法第 29 条に定める開発行為を行う者又はこれを行った者であるときは対象
外となります。また,その他適用除外となる場合もあります。(主として,自己の居住の用に供
する住宅の建築の用に供する目的で行う開発行為でその規模が 1,000 ㎡未満のものを除く。)
参 1)既に建築物の敷地として利用されている土地(法に規定する建築等の確認に適合する敷地)につ
いても,一部対象となる場合があります。詳細は窓口までご相談ください。
※)補助対象となる敷地について,電柱・汚水マス・街灯等がある場合,申請者による移設が必要に
なります。また,敷地と道路に高低差がある場合,申請者による土留めの設置工事が必要になり
ます。
Ⅰ 既存塀等の撤去補助
対象となるのは,幅員が 1.8m以上 4m未満の建築基準法第 42 条第 2 項に規定する道路(私有地道路
を除く。)に接する敷地において道路中心線から 2mのセットバックをするもので,分筆により,後退用
地を市へ売却または,寄附することを前提とした場合です。これは,当該後退用地内にある工作物等の
撤去費用について補助するものです。
既存塀等の撤去の補助金は,予算の範囲内において,1 後退用地等につき,市が別に定める算定基準
により算出した額とし,当該算出した額が 40 万円を超えたときは,その額と 40 万円との差額の 2 分の
1 の額を 40 万円に加算した額とします。
表-1 撤去する場合の補助金算定表
区分
工作物
生け垣
樹木
種類
木柱金網柵,建仁寺垣等
フェンス,万年塀等
ブロック積塀,鉄筋コンクリート塀等
大谷石塀
玉石積よう壁,間知ブロック積よう壁等
鉄筋コンクリートよう壁等
樹高 1.0m未満
樹高 1.0m以上 2.0m未満
樹高 2.0m以上
幹周 30cm未満
幹周 30cm以上 60cm未満
幹周 60cm以上
補助金額
1,000 円/㎡
2,000 円/㎡
5,000 円/㎡
15,000 円/㎡
12,000 円/㎡
15,000 円/㎡
1,000 円/本
2,000 円/本
3,000 円/本
1,000 円/本
3,000 円/本
10,000 円/本
<参考例 1> 生け垣 高さ 1.2m,間口 20m 60 本の場合
【生け垣の移植または伐採の補助金額計算(1 本当たりの価格×本数)
】
2,000 円/本×60 本=120,000 円
補助金額 120,000 円
<参考例 2> ブロック積塀 高さ 1.5m,間口 30m の場合
【コンクリートブロック塀撤去または移設の補助金額計算(1 ㎡当たりの価格×面積)
】
5,000 円/㎡×45 ㎡=225,000 円
補助金額 225,000 円
<参考例 3> 算出額が 540,000 円の場合
【400,000 円を超える場合は超えた額の 1/2 を 400,000 円に加算する】
400,000 円+(540,000 円-400,000 円)/2=470,000 円
補助金額 470,000 円
◎ 既存塀等の撤去補助をお使いになるとき、特に注意していただく点
ア 私道には、適用されません。
イ 生け垣を移植するときには、枝張りを考慮してセンターバックラインよりも 30cm 程度敷
地内に移植してください。
ウ 補助金額の 1,000 円未満は,切り捨て計算となります。
エ 分筆測量(既存塀等の撤去)補助金交付申請書(様式第 5 号)を建築住宅指導課まで提出
して下さい。
オ 面積の算定は,地上部分(延長×高さ)で算出します。
Ⅱ 分筆測量補助
対象となるのは,幅員が 1.8m以上 4m未満の建築基準法第 42 条第 2 項に規定する道路(私有地道路
を除く。)に接する敷地において道路中心線から 2mのセットバックをする場合で,分筆された後退用地
については,市へ売却または寄附することを前提とするものです。これは,その際分筆登記にかかる費
用について補助する制度です。
分筆測量の補助金は,予算の範囲内において,1 件当たり 20 万円を限度とし,査定額が 20 万円に満
たない場合は査定額となります。
(例)
3m
15m
◎売却又は,寄附をする場合
※セットバックによる後退用地部分の所有者は市となります。
2m
12m
敷地
道
路
中
0.5 m
心
線
[例の場合]
所有敷地面積
15m×12m=180 ㎡
分筆面積(後退用地)12m×0.5m=6 ㎡
後退用地
道路後退線
◎分筆測量補助をお使いになるとき、特に注意していただく点
ア.私道には,適用されません。
イ.分筆測量見積は,道路後退用地のみを対象として,各土地家屋調査士事務所の定めた報
酬基準又は㈳茨城県公共嘱託登記土地家屋調査士報酬基準に基づき,算定してください。
ウ.補助金額の 1,000 円未満は,切り捨て計算となります。
エ.分筆測量(既存塀等の撤去)補助金交付申請書(様式第 5 号)に見積書等を添付して建
築住宅指導課まで提出してください。
道路後退についての注意事項
1.道路境界杭(道路幅員を確認するための杭)の位置について
A 敷地
現地調査を行い,敷地の接する道路に境界
杭があるか確認してください。左の図を例に
すると A 敷地の接する道路の幅員を確認する
ためには,a-a,及び b-b’の杭が必要です。
B 敷地の接する道路の幅員を確認するために
は a-a’
,b-b’及び c-c’の杭が必要です。
(2)
道路境界杭の無いところがあれば,境界立
会を行い境界杭を設置してください。
境界立会を行う場合には,その道路の管理者
に相談してください。
B 敷地
b
■
c
■
■
b’
■a
(1)
■
c’
■a’
A 敷地
□
■a
●
■a’
B 敷地
□
・ ■
● 実
績
■
報
・ b
告
’
書
後
(
退
様
用
式
地
7
の
)
2m 以上
□
■c
●
後退ライン
敷地境界
2m 以上
■
c’
敷地境界
道路中心線
2.後退杭の設置について
道路の両側の境界杭の中心点を結び,その
線から直角に 2m以上の位置に後退杭を設置
してください。道路に曲がりのある場合は,
左の図のようにしてください。
[凡例]
□ 後退杭
■ 道路境界杭
● 道路中心線