〔優良活動部門〕農事組合法人下部特産物食品加工組合所在地：南巨摩郡身延町古関 4321 番地代表者：組合長伊藤晃構成員：90 名（生産者と消費者との交流）組合員の指導のもと、地元で収穫した大豆を使用した「味噌づくり」を仕込みから蔵出しまで体験するイベントを実施し、町内外の消費者との交流を行っている。４月には「ふるさと山菜まつり」を開催し、消費者との交流を深めている。また、地元の小学生や町内外の方々を対象に味噌づくり体験、茶摘み体験なども開催し、地元農産物への理解促進と地産地消の推進を図っている。（直売所、加工施設、観光施設などへの地場農産物の提供）組合員自らが生産した農産物を使用し、手作りによる味噌、きゃら蕗、小梅の塩漬・甘酢漬、しその葉漬、大根の醤油漬・甘酢漬等の生産・販売、また、地場農産物を委託加工してもらった味噌飴、味噌ようかん、抹茶ようかん等の加工品を販売している。なお、組合の代表的な加工品である「甲州調合味噌」、「甲州小梅」、「きゃら蕗」は「甲斐路の認証食品（３Ｅ）」の認証を受けている。また、「道の駅しもべ」の指定管理者として、施設の運営を行うとともに、組合員が生産した新鮮な農産物や加工品を販売している。（地産地消に関わる他の取り組み）町及び地元ＮＰＯ法人が、町出身者、縁のある方等に地元で生産した農産物、加工品等を発送する「みのぶ・ふるさと便」の事業に参画し、商品を提供し、好評を得ている。（山菜まつりでの農産物販売）活動経緯平成 15 年 4 月農事組合法人下部特産物食品加工組合発足平成 18 年 4 月道の駅しもべ指定管理者実績 ○加工品（味噌、きゃらぶき、小梅漬）販売活動販売額（千円）施設入客数（人）平成 19 年 8,047 51,446 平成 20 年 8,537 50,092 平成 21 年 8,566 49,579 ○味噌づくり体験受け入れ取扱量（kg）利用人数（人）平成 19 年 956 239 平成 20 年 976 244 平成 21 年 987 329 （小学生への味噌づくり体験指導）推薦理由（身延町）下部特産物食品加工組合は、今年で発足から８年を迎え、平成１８年からは「道の駅しもべ」の指定管理者として施設の運営管理を行っている。同組合は、本町下部地区の農産物の生産、加工、販売等の幅広い事業を展開し、地元生産者の生産意欲の向上と販路の拡大、地産地消の取り組みに大きく貢献している。また、「きゃら蕗」などの加工品を本町の地域特産物として定着させるとともに、町内外の各種イベント等で積極的に関与することにより地域特産品の販売・ＰＲに努めている。このような活動を通じて、地産地消の推進、特産品のブランド化と販売促進等に取り組んできたことは地域農業の活性化や発展に大きく貢献し高く評価できる。