「 第 4 次 大 分 県 廃 棄 物 処 理 計 画 ( 素 案 )」 に 寄 せ ら れ た 県 民 意 見 一 覧 No. 意見の趣旨 県の考え方及び反映状況 1 汚 泥 の 再 生 利 用 率 の 目 標 値 が 15.4%と 低 い 値 で ある。最も排出量の多い品目であることから、 さらなる再生利用率の向上が必要ではないか。 再生利用率については、再生利用量を排出量で割 ることで算定しています。汚泥については、含水率 の 高 い も の が 多 く 、 脱 水 処 理 等 に よ る 減 量 化 率 が 84 %で あ る こ と か ら 、 水 分 を 除 く 汚 泥 の 大 部 分 は 再 生 利用されているものです。 今 後 に つ い て も 、 P75に 示 す 再 生 利 用 方 針 に よ り 、 引き続き再生利用の促進に努めていきます。 2 県内の感染性廃棄物については、約7割が県 外で処理されており、県内産業廃棄物の県内処 理の確保の観点から新たな施設整備が必要では ないか。 大 分 県 の 産 業 廃 棄 物 の 広 域 移 動 状 況 (H25)に つ い て は 、 県 外 へ の 搬 出 量 が 149千 ト ン 、 県 内 へ の 搬 入 量 が 1,437千 ト ン と 大 幅 な 搬 入 超 過 の 状 況 に あ り ま す。また、県として「県内発生県内処分」の原則に より廃棄物の適正処理を推し進めていますが、既存 の適正処理ルートの廃止までを求めてはいません。 感染性廃棄物については、大半が県外処理されて いますが、現在まで特段の不適正処理事案は確認さ れていません。しかしながら、今後の排出動向等に より適正処理ルートの確保が困難と予測される場合 は、必要な施設整備を検討していきます。 No. 意見の趣旨 県の考え方及び反映状況 3 日田市で家庭用生ごみの有効活用の事例があ ることから、家庭用生ごみは廃棄物でなく、未 利用資源という観点から評価し、さらなる活用 に取り組むことが必要ではないか。 家庭用生ごみをはじめとしたバイオマス資源の活 用 に つ い て は 、 本 計 画 に お い て P60 に 示 す と お り 堆 肥化やメタン発酵等への活用を促進するとともに、 別途、今年度策定予定の「大分県バイオマス活用推 進計画」により各種バイオマス資源の活用を図るこ ととしています。 4 国の平成27年版環境・循環型社会・生物多 様性白書では、環境・経済・社会の統合的向上 の重要性が指摘されており、過疎化が進行する 地域、産業基盤の脆弱な地域等では、環境問題 への取組が経済・社会的課題解決の処方箋にな ると考える。 このため、計画では廃棄物処理業による地域 の新たな産業振興についても配慮が必要ではな いか。 地域社会の維持、発展については、県としてもそ の 重 要 性 を 認 識 し て お り 、「 大 分 県 長 期 総 合 計 画 」 で そ の 考 え 方 を 示 す と と も に 、本 計 画 に お い て も P65 に示すリサイクル関連企業の立地推進等により取り 組むこととしています。
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