松江刑務所の就労援に向けた取組について

松江刑務所の就労⽀援に向けた取組について
松江刑務所は，平成２７年度から，「就労支援強化モデル矯正施設」
に指定され，受刑者の就労へ向けた積極的な取組を行っています。
この就労支援強化モデルは，松江刑務所ほか４庁の刑務所で試行的
に開始されたものです。
刑務所には，刑務官である就労支援担当職員のほか，外部の専門家
である就労支援スタッフが配置されており，ハローワークへの「求職
申込書」の提出を経て，求人企業の情報を提供してもらい，雇用情報
の紹介をしてきましたが，今回の就労支援強化モデルでは，ハローワ
ークの相談員に刑務所内に駐在していただき，施設の就労支援担当職
員等と一体となって受刑者に対する就労支援を行うものです。
受刑者に対する指導の様子（イメージ）
本モデルでは，受刑者の就労に向け，雇用情勢等に関する情報を提
供するだけではなく，出所後の自発的なハローワーク訪問の動機付け，
さらには施設在所中の就職内定を目的として，円滑かつ効果的な支援
を実施するなど，先進的な取組を推進しています。
まだこの取組が開始されてから，半年程度ではありますが，受刑者
に対しての面接回数が増え，最新の雇用情報を提供できるようになっ
たことに加え，求人企業への働きかけも功を奏して，最近では施設在
所中に就職内定を得られるケースが増えてきています。
他のモデル施設においても，それぞれ工夫を凝らした取組が行われ
ており，当所においても，より効果的な運用になるように取り組んで
います。

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