平成27年11月の観光客の動向

鹿児島県観光動向調査
鹿児島県観光交流局観光課
平成27年11月の観光客の動向
1 概要
平成 27 年 11 月における調査対象ホテル・旅館 80 施設の宿泊客数(宿泊延べ人員)は、合計
299,406 人で、前年同月比 7.7%減となった。このうち外国人は、28,807 人で前年同月比 44.5%
増となった。
平成 27 年 11 月における調査対象観光施設・ドライブイン 23 施設の入場・来場者数(延べ人
員)は、合計 545,449 人で、前年同月比 11.7%減となった。
(単位:人、%)
宿泊客数
入場・来場者数
全体
外国人客
主要観光施設
ドライブイン
前年同月比
動向
299,406
▲ 7.7
・海外からの宿泊客の増加、関東・関西・中国地方・九州からの宿泊客が減少
・個人・団体客ともに減少
・国民文化祭や全国規模の学会参加に伴う宿泊がみられた。
・桜島の噴火警戒レベル引き上げの影響が残り、一部施設で宿泊客数が減少
28,807
+44.5
・ツアー客が伸びた台湾は増加、香港は倍増。
・中国は個人客やツアー客が伸び、2倍強増加。
・韓国はソウル線に加え、釜山チャーター便の運航によりゴルフ客やツアー客が2倍強増加。
545,449
▲ 11.7
・悪天候により屋外施設を中心に来場者数が落ち込んだ。
・団体客の減少により,来場者数が落ちこんだ。
・桜島の噴火警戒レベル引き上げの影響が残り、一部施設で来場者数が減少。
2 主な地区別の動向
(単位:人、%)
宿泊客数
前年同月比
動向
・北陸・関西・海外からの宿泊客増加、中部・九州からの宿泊客減少
・個人・団体客ともに減少、大会参加の団体客は増加
・一部施設において、桜島噴火警戒レベル引き上げの影響が残っている。
125,697
▲ 4.5
指宿地区
53,464
▲ 16.5
霧島地区
61,253
▲ 6.4
北薩地区
12,080
▲ 11.5
大隅地区
10,774
▲ 8.0
種子島地区
2,493
▲ 11.6
・関東・九州からの宿泊客減少
・個人・団体客ともに減少
・ロケット打ち上げによる観光客増加
屋久島地区
9,724
▲ 18.8
・九州からの宿泊客増加、関東・関西からの宿泊客減少
・口永良部島の噴火の影響が続いている
・個人・団体客ともに減少
20,489
+5.0
・関東・関西・九州からの宿泊客増加
・航空機を利用した観光客が増加傾向
・個人客・団体客ともに増加、大会参加の宿泊客の減少
3,432
+0.1
・中部・関西からの宿泊客減少、九州からの宿泊客増加
・団体客の減少、個人客の増加
鹿児島地区
奄美地区
その他地区
・海外からの宿泊客増加、北海道・関東・関西・中国地方・九州からの宿泊客減少
・個人客・一般団体客の減少、大会参加・教育旅行の団体客は増加
・一部施設において、桜島噴火警戒レベル引き上げの影響が残っている。
・南九州・海外からの宿泊客増加、関東・関西・中国地方からの宿泊客減少
・個人客・教育旅行の団体客の増加、一般団体客・大会参加の団体客は減少
・北部九州・海外からの宿泊客増加、関東・関西・南九州からの宿泊客減少
・団体客の増加、個人客の減少
・関東からの宿泊客増加、南九州からの宿泊客減少
・一般団体・企画ツアー客増加、個人客、修学旅行の団体客減少
-1-
鹿児島県観光動向調査
鹿児島県観光交流局観光課
【 「宿泊施設」「観光施設・ドライブイン」全体の動向 】
宿泊施設と観光施設・ドライブイン 総合
平成27年11月
(単位:人、%)
宿泊者数
入場・来場者数
対象施設
前年同月
参考:
26年前年比
(26/25)
前年比
主要宿泊施設
80
299,406
324,217
▲ 7.7
+1.0
主要観光施設
ドライブイン
23
545,449
617,412
▲ 11.7
+5.8
【 主要宿泊施設の宿泊者 】
宿泊客数(延べ人数)
(単位:人、%)
平成27年11月
合 計
前年同月
前年比
参考:
26年前年比
(26/25)
299,406
324,217
▲ 7.7
+1.0
125,697
131,654
▲ 4.5
+0.3
指宿地区
53,464
64,036
▲ 16.5
▲ 0.2
霧島地区
61,253
65,426
▲ 6.4
+2.0
北薩地区
12,080
13,657
▲ 11.5
+10.0
大隅地区
10,774
11,715
▲ 8.0
+9.7
種子島地区
2,493
2,819
▲ 11.6
▲ 1.2
屋久島地区
9,724
11,970
▲ 18.8
▲ 8.4
20,489
19,510
+5.0
+5.2
3,432
3,430
+0.1
▲ 5.7
鹿児島地区
奄美地区
その他
【 観光施設・ドライブイン 】
入場・来場者数(延べ人数)
(単位:人、%)
平成27年11月
合 計
観光施設
ドライブイン
前年同月
前年比
参考:
26年前年比
(26/25)
545,449
617,412
▲ 11.7
+5.8
464,328
519,624
▲ 10.6
+6.0
81,121
97,788
▲ 17.0
+4.5
-2-
鹿児島県観光動向調査
鹿児島県観光交流局観光課
【 発地別宿泊客数の動向 】
1 地域別
宿泊客数を地域別にみると、九州 122,881 人(構成比 46.8%)が約 5 割を占め最も多く、次いで
関東 45,117 人(同 17.2%)
、関西 28,537 人(同 10.9%)の順となっている。
地域別宿泊客数(延べ人数)
(単位:人、%)
平成27年11月
合 計
(構成比)
前年同月
前年比
262,773 ( 100.0 )
286,372
▲ 8.2
北海道
3,620 (
1.4 )
4,744
▲ 23.7
東 北
3,372 (
1.3 )
4,740
▲ 28.9
関 東
45,117 (
17.2 )
51,483
▲ 12.4
北 陸
2,889 (
1.1 )
2,728
+5.9
中 部
14,039 (
5.3 )
15,796
▲ 11.1
関 西
28,537 (
10.9 )
36,206
▲ 21.2
中 国
8,865 (
3.4 )
12,016
▲ 26.2
四 国
2,659 (
1.0 )
3,015
▲ 11.8
九 州
122,881 (
46.8 )
132,954
▲ 7.6
沖 縄
1,987 (
0.8 )
2,757
▲ 27.9
海 外
28,807 (
11.0 )
19,933
+44.5
地域別宿泊客数
沖縄
四国
海外
北陸
東北
北海道
中国
九州
中部
関西
関東
注:地域別回答があっ た先の集計のため、宿泊数全体とは一致しない
2 九州県別内訳
九州からの宿泊客数を県別にみると、
県内 55,337 人(構成比 46.8%)が最も多く、次いで福岡 31,673
人(同 26.8%)、宮崎 11,085 人(同 9.4%)が続いている。
九州県別内訳
九州県別内訳
(単位:人、%)
平成27年11月 (構成比)
合 計
118,169 ( 100.0 )
前年同月
126,948
大分
前年比
佐賀
▲ 6.9
福 岡
31,673 (
26.8 )
33,674
▲ 5.9
佐 賀
3,403 (
2.9 )
3,249
+4.7
長 崎
3,449 (
2.9 )
4,742
▲ 27.3
熊 本
10,060 (
8.5 )
10,385
▲ 3.1
大 分
3,162 (
2.7 )
4,531
▲ 30.2
宮 崎
11,085 (
9.4 )
10,312
+7.5
鹿 児 島
55,337 (
46.8 )
60,055
▲ 7.9
注:九州県別回答があった先の集計のため、地域 別宿泊客数と は一致しない
-3-
長崎
熊本
宮崎
鹿児島
福岡
鹿児島県観光動向調査
鹿児島県観光交流局観光課
3 国・地域別内訳
海外からの宿泊客のうち、アジア地域別にみると、台湾 9,834 人(構成比 34.1%)が最も多く、韓
国 7,741 人(同 26.9%)
、香港 5,007 人(同 17.4%)
、中国 2,401 人(同 8.3%)
、シンガポール 1,014
人(同 3.5%)などの順となっている。台湾や香港は主にツアー客の増加、中国は個人客やツアー客
の双方が増加したことなどにより前年を大きく上回った。また、韓国は、ソウル線に加えて釜山チャ
ーター便が運航したことで、ゴルフ客やツアー客が増加し、前年を大きく上回った。
また、アジア以外の地域は、アメリカ 692 人(同 2.4%)、オーストラリア 222 人(同 0.8%)
、ド
イツ 193 人(同 0.7%)などとなった。
国・地域別内訳
(単位:人、%)
平成27年11月 (構成比)
合計
前年同月
28,807 ( 100.0 )
前年比
19,933
+44.5
台湾
9,834 (
34.1 )
9,114
+7.9
韓国
7,741 (
26.9 )
3,451
+124.3
香港
5,007 (
17.4 )
2,468
+102.9
中国
2,401 (
8.3 )
987
シンガポール
1,014 (
3.5 )
784
ドイツ
+29.3
692 (
2.4 )
536
+29.1
オーストラリア
222 (
0.8 )
143
+55.2
ドイツ
193 (
0.7 )
192
+0.5
イギリス
186 (
0.6 )
165
+12.7
フランス
184 (
0.6 )
118
+55.9
タイ
154 (
0.5 )
518
▲ 70.3
カナダ
150 (
0.5 )
92
+63.0
マレーシア
109 (
0.4 )
94
+16.0
インド
93 (
0.3 )
8 +1,062.5
ベトナム
16 (
0.1 )
1 +1,500.0
811 (
2.8 )
1,262
タイ
カナダ
マレーシア
インド
+143.3 オーストラリア
アメリカ
その他
国・地域別構成比
フランス
イギリス
ベトナム
アメリカ
シンガポール
台湾
中国
香港
韓国
▲ 35.7
【 形態別宿泊客数の動向 】
宿泊客を形態別にみると、個人客(含む家族・小グループ)が 174,429 人(構成比 69.5%)、団体客
(15 名以上)は 76,402 人(同 30.5%)となった。
形態別宿泊客数
(単位:人、%)
平成27年11月 (構成比)
合 計
個人客(含む家族・小グループ)
団体客(15名以上)
団体小計
内 一般団体・企画商品
訳 大 会
教育旅行
前年同月
前年比
250,831 ( 100.0 )
271,266
▲ 7.5
174,429 (
69.5 )
182,175
▲ 4.3
76,402 (
30.5 )
89,091
▲ 14.2
76,402 ( 100.0 )
89,091
▲ 14.2
60,204 (
78.8 )
73,536
▲ 18.1
6,465 (
8.5 )
5,290
+22.2
9,733 (
12.7 )
10,265
▲ 5.2
注:回答のあった先のみの集計のため、全体合計とは一致しない
-4-
鹿児島県観光動向調査
鹿児島県観光交流局観光課
【 宿泊単価・売上金額・購入単価の動向 】
1 宿泊単価
宿泊単価のうち、客室単価は、前年同月と比較して「高い」と答えた施設は 17.4%、「前年並み」
と答えた施設は 65.2%、
「低い」と答えた施設は 17.4%となった。
付帯消費額については、前年同月比で「高い」は 11.8%、
「前年並み」が 70.6%、
「低い」が 17.6%
となった。
宿泊単価
平成27年11月
(単位:%)
客室単価
付帯消費額
100.0
100.0
高 い
17.4
11.8
前年並み
65.2
70.6
低 い
17.4
17.6
合 計
2 売店の売上金額・購入単価
観光施設・ドライブインの売店の売上金額については、前年同月と比較して「増加」と答えた施設
は 15.8%、
「前年並み」は 10.5%、
「減少」は 73.7%となった。
また、1 人当たりの購入単価については、前年同月比で「増加」と答えた施設は 16.7%、「前年並
み」は 44.4%、「減少」は 38.9%となった。
売上金額・購入単価
平成27年11月
(単位:%)
売上金額
購入単価
100.0
100.0
増 加
15.8
16.7
前年並み
10.5
44.4
減 少
73.7
38.9
合 計
-5-
鹿児島県観光動向調査
鹿児島県観光交流局観光課
調査の概要
本県の最新の観光客の動向を定期的に把握し、本県観光の誘致対策等に役立てる
とともに、観光関係者のビジネスや効果的な事業展開などにも広く活用していただ
くため、県内主要宿泊施設、観光施設等への宿泊・入り込み状況について、アンケ
ート調査を実施いたしました。
・調査期間
平成 27 年 11 月 1 日∼11 月 30 日
・調査項目
①
ホテル・旅館の全宿泊者数(延べ人数)
② 方面別宿泊者数(国内地域、海外)
ホテル・旅館
③ 海外宿泊者数(国・地域別内訳)
④
宿泊単価(客室単価、付帯消費額)
対前年比「高い」
、「昨年並み」、「低い」から選択
① 入場者来場者数
観光施設・
ドライブイン
②
売店売上金額(対前年比「増加」、「昨年並み」、
「減少」から選択)
③
一人当たり購入金額(対前年比「上昇」、
「昨年並み」、
「下落」から選択)
・調査対象
(1)ホテル・旅館
(2)観光施設
(3)ドライブイン
80 施設
鹿児島地区
21
指宿地区
10
霧島地区
11
種子島地区
5
屋久島地区
5
奄美地区
8
大隅地区
8
北薩地区
7
その他地区
5
18 施設
5 施設
-6-