鹿児島県観光動向調査 鹿児島県観光交流局観光課 平成28年11月の観光客の動向 1 概要 平成 28 年 11 月における調査対象ホテル・旅館 78 施設の宿泊客数(宿泊延べ人員)は、合計 307,351 人で、前年同月比 1.9%増となった。このうち外国人は、29,209 人で前年同月比 1.5 %増となった。 平成 28 年 11 月における調査対象観光施設・ドライブイン 25 施設の入場・来場者数(延べ人 員)は、合計 549,436 人で、前年同月比 1.7%減となった。 (単位:人、%) 宿泊客数 入場・来場者数 全体 動向 +1.9 ・関東、九州、香港からの宿泊客が増加 ・関西、韓国、台湾からの宿泊客が減少 ・個人客は増加したものの、団体客(一般団体・企画ツアー、大会参加団体客)に減少がみられた。 29,209 +1.5 ・香港はLCCが就航したことによる個人・団体客の増加で前年を大きく上回った。 ・中国は個人客が伸び、前年を大きく上回った。 ・台湾は個人客が減少、韓国は前年に釜山からのチャーター便が運航していたことの反動減などに より前年を大きく下回った。 549,436 ▲ 1.7 307,351 外国人客 主要観光施設 ドライブイン 前年同月比 ・前年と比べて祝日の日並びが悪く、来場者が落ち込んだ。 ・団体客の減少により、一部施設で来場者が落ち込んだ。 2 主な地区別の動向 (単位:人、%) 宿泊客数 鹿児島地区 126,616 前年同月比 +3.7 動向 ・関東・九州・中国・香港からの宿泊客が増加 ・東北・北陸・中国地方・韓国からの宿泊客が減少 ・個人客が増加 ・団体客が減少 指宿地区 53,393 ▲ 0.2 ・北海道・関西・台湾からの宿泊客が減少 ・関東・中部・香港からの宿泊客が増加 ・個人客が減少 ・団体客が増加 霧島地区 63,005 ▲ 4.3 ・中部・関西・韓国からの宿泊客が減少 ・香港からの宿泊客が増加 ・個人客、一般団体・企画ツアー客、大会参加の団体客が減少 北薩地区 11,841 +1.1 大隅地区 12,435 +18.5 ・関東からの宿泊客が増加 ・九州からの宿泊客が減少 ・個人客が増加 ・一般団体・企画ツアー客、修学旅行の団体客が減少 種子島地区 4,931 +17.9 ・関東・中部・九州からの宿泊客が増加 ・関西からの宿泊客が減少 ・ロケット打ち上げにより団体客が増加 屋久島地区 11,428 +17.5 ・関東・中部・関西からの宿泊客が増加 ・九州からの宿泊客が減少 ・個人客、団体客ともに増加 奄美地区 20,622 ▲ 0.3 ・九州、沖縄からの宿泊客が減少 ・中部からの宿泊客が増加 ・個人客が減少 ・団体客が増加 3,080 ▲ 7.3 ・南九州からの宿泊客が減少 ・関東からの宿泊客が増加 ・個人客が減少 ・団体客が増加 その他地区 ・関西、九州からの宿泊客が増加 ・韓国からの宿泊客が減少 ・個人客が増加 ・団体客が減少 -1- 鹿児島県観光動向調査 鹿児島県観光交流局観光課 【 「宿泊施設」「観光施設・ドライブイン」全体の動向 】 宿泊施設と観光施設・ドライブイン 総合 平成28年11月 (単位:人、%) 対象施設 宿泊者数 入場・来場者数 前年同月 参考: 27年前年比 (27/26) 前年比 主要宿泊施設 78 307,351 301,589 +1.9 ▲ 7.7 主要観光施設 ドライブイン 25 549,436 558,807 ▲ 1.7 ▲ 11.7 【 主要宿泊施設の宿泊者 】 宿泊客数(延べ人数) (単位:人、%) 平成28年11月 合 計 前年同月 参考: 27年前年比 (27/26) 前年比 307,351 301,589 +1.9 ▲ 7.7 126,616 122,105 +3.7 ▲ 4.5 指宿地区 53,393 53,491 ▲ 0.2 ▲ 16.5 霧島地区 63,005 65,865 ▲ 4.3 ▲ 6.4 北薩地区 11,841 11,710 +1.1 ▲ 11.5 大隅地区 12,435 10,495 +18.5 ▲ 8.0 種子島地区 4,931 4,181 +17.9 ▲ 11.6 屋久島地区 11,428 9,724 +17.5 ▲ 18.8 奄美地区 20,622 20,694 ▲ 0.3 +5.0 3,080 3,324 ▲ 7.3 +0.1 鹿児島地区 その他 【 観光施設・ドライブイン 】 入場・来場者数(延べ人数) (単位:人、%) 平成28年11月 合 計 観光施設 ドライブイン 前年同月 前年比 参考: 27年前年比 (27/26) 549,436 558,807 ▲ 1.7 ▲ 11.7 471,923 480,046 ▲ 1.7 ▲ 10.6 77,513 78,761 ▲ 1.6 ▲ 17.0 -2- 鹿児島県観光動向調査 鹿児島県観光交流局観光課 【 発地別宿泊客数の動向 】 1 地域別 宿泊客数を地域別にみると、九州 121,298 人(構成比 46.3%)が約 4 割を占め最も多く、次いで 関東 49,919 人(同 19.0%) 、関西 27,418 人(同 10.5%)の順となっている。 地域別宿泊客数(延べ人数) (単位:人、%) (構成比) 平成28年11月 合 計 前年同月 前年比 262,192 ( 100.0 ) 258,481 +1.4 北海道 2,937 ( 1.1 ) 3,619 ▲ 18.8 東 北 2,770 ( 1.1 ) 3,323 ▲ 16.6 関 東 49,919 ( 19.0 ) 44,779 +11.5 北 陸 2,157 ( 0.8 ) 2,855 ▲ 24.4 中 部 14,073 ( 5.4 ) 13,920 +1.1 関 西 27,418 ( 10.5 ) 28,233 ▲ 2.9 中 国 8,080 ( 3.1 ) 8,753 ▲ 7.7 四 国 1,983 ( 0.8 ) 2,654 ▲ 25.3 九 州 121,298 ( 46.3 ) 119,609 +1.4 沖 縄 2,348 ( 0.9 ) 1,946 +20.7 海 外 29,209 ( 11.1 ) 28,790 +1.5 地域別宿泊客数 四国 北陸 海外 沖縄 東北 北海道 中国 九州 中部 関西 関東 注:地域別 回答 があっ た先の集計のた め、宿 泊数全体とは一 致しない 2 九州県別内訳 九州からの宿泊客数を県別にみると、 県内 54,502 人(構成比 47.0%)が最も多く、次いで福岡 30,736 人(同 26.5%)、宮崎 11,731 人(同 10.1%)が続いている。 九州県別内訳 (単位:人、%) 平成28年11月 (構成比) 合 計 前年同月 115,944 ( 100.0 ) 114,897 +0.9 福 岡 30,736 ( 26.5 ) 30,916 ▲ 0.6 佐 賀 2,594 ( 2.2 ) 3,243 ▲ 20.0 長 崎 3,459 ( 3.0 ) 3,258 +6.2 熊 本 9,666 ( 8.3 ) 9,668 ▲ 0.0 大 分 3,256 ( 2.8 ) 2,735 +19.0 宮 崎 11,731 ( 10.1 ) 10,404 +12.8 54,502 ( 47.0 ) 54,673 ▲ 0.3 鹿 児 島 九州県別内訳 前年比 注:地域別回 答が あった先の 集 計のため、 宿泊 数全体とは 一 致し ない -3- 佐賀 大分 長崎 熊本 宮崎 鹿児島 福岡 鹿児島県観光動向調査 鹿児島県観光交流局観光課 3 国・地域別内訳 海外からの宿泊客のうち、アジア地域別にみると、香港 9,066 人(構成比 31.0%)が最も多く、台 湾 8,271 人(同 28.3%) 、韓国 4,552 人(同 15.6%)、中国 2,906 人(同 9.9%) 、シンガポール 632 人(同 2.2%)などの順となっている。香港は LCC が就航したことによる個人・団体客の増加で前年 を大きく上回った。中国は個人・団体客ともに伸び、前年を大きく上回った。一方、台湾は鹿児島地 区で増えたものの指宿・霧島地区で減少し、全体としては減少した。韓国は前年に釜山からのチャー ター便が運航していたことの反動減などにより、前年を大きく下回った。 また、アジア以外の地域は、アメリカ 1,004 人(同 3.4%)、ドイツ 359 人(同 1.2%) 、イギリス 166 人(同 0.6%)などとなった。 国・地域別内訳 (単位:人、%) 前年同月 平成28年11月 (構成比) 合計 29,209 ( 100.0 ) 前年比 28,790 +1.5 香港 9,066 ( 31.0 ) 5,007 +81.1 台湾 8,271 ( 28.3 ) 9,834 ▲ 15.9 韓国 4,552 ( 15.6 ) 7,745 ▲ 41.2 中国 2,906 ( 9.9 ) 2,397 +21.2 アメリカ 1,004 ( 3.4 ) 697 +44.0 シンガポール 632 ( 2.2 ) 1,014 ▲ 37.7 ドイツ 359 ( 1.2 ) 193 +86.0 タイ 348 ( 1.2 ) 146 +138.4 フランス 183 ( 0.6 ) 182 +0.5 イギリス 166 ( 0.6 ) 186 ▲ 10.8 オーストラリア 155 ( 0.5 ) 222 ▲ 30.2 マレーシア 135 ( 0.5 ) 109 +23.9 カナダ 116 ( 0.4 ) 150 ▲ 22.7 インド 19 ( 0.1 ) 93 ▲ 79.6 6 ( 0.0 ) 16 ▲ 62.5 1,291 ( 4.4 ) 799 +61.6 ベトナム その他 フランス 国・地域別構成比 イギリス オーストラリア マレーシア カナダ タイ ドイツ インド ベトナム シンガポール アメリカ 香港 中国 韓国 台湾 【 形態別宿泊客数の動向 】 宿泊客を形態別にみると、個人客(含む家族・小グループ)が 165,017 人(構成比 70.0%) 、団体客 (15 名以上)は 70,852 人(同 30.0%)となった。 形態別宿泊客数 (単位:人、%) 平成28年11月 (構成比) 合 計 個人客(含む家族・小グループ) 団体客(15名以上) 団体小計 内 一般団体・企画商品 訳 大 会 修学旅行 前年同月 前年比 235,869 ( 100.0 ) 235,188 +0.3 165,017 ( 70.0 ) 161,021 +2.5 70,852 ( 30.0 ) 74,167 ▲ 4.5 70,852 ( 100.0 ) 74,167 ▲ 4.5 58,160 ( 82.1 ) 59,039 ▲ 1.5 2,621 ( 3.7 ) 5,747 ▲ 54.4 10,071 ( 14.2 ) 9,381 +7.4 注:回答のあった先のみの集計のため、全体合計とは一致しない -4- 鹿児島県観光動向調査 鹿児島県観光交流局観光課 【 宿泊単価・売上金額・購入単価の動向 】 1 宿泊単価 宿泊単価のうち、客室単価は、前年同月と比較して「高い」と答えた施設は 20.3%、「前年並み」 と答えた施設は 68.1%、 「低い」と答えた施設は 11.6%となった。 付帯消費額については、前年同月比で「高い」は 10.8%、 「前年並み」が 73.8%、 「低い」が 15.4% となった。 宿泊単価 平成28年11月 (単位:%) 客室単価 合 計 付帯消費額 100.0 100.0 高 い 20.3 10.8 前年並み 68.1 73.8 低 い 11.6 15.4 2 売店の売上金額・購入単価 観光施設・ドライブインの売店の売上金額については、前年同月と比較して「増加」と答えた施設 は 30.0%、 「前年並み」は 35.0%、 「減少」は 35.0%となった。 また、1 人当たりの購入単価については、前年同月比で「増加」と答えた施設は 30.0%、「前年並 み」は 45.0%、「減少」は 25.0%となった。 売上金額・購入単価 平成28年11月 (単位:%) 売上金額 合 計 購入単価 100.0 100.0 増 加 30.0 30.0 前年並み 35.0 45.0 減 少 35.0 25.0 -5- 鹿児島県観光動向調査 鹿児島県観光交流局観光課 調査の概要 本県の最新の観光客の動向を定期的に把握し、本県観光の誘致対策等に役立てる とともに、観光関係者のビジネスや効果的な事業展開などにも広く活用していただ くため、県内主要宿泊施設、観光施設等への宿泊・入り込み状況について、アンケ ート調査を実施いたしました。 ・調査期間 平成 28 年 11 月 1 日∼11 月 30 日 ・調査項目 ① ホテル・旅館の全宿泊者数(延べ人数) ② 方面別宿泊者数(国内地域、海外) ホテル・旅館 ③ 海外宿泊者数(国・地域別内訳) ④ 宿泊単価(客室単価、付帯消費額) 対前年比「高い」 、「昨年並み」、「低い」から選択 ① 入場者来場者数 観光施設・ ドライブイン ② 売店売上金額(対前年比「増加」、「昨年並み」、 「減少」から選択) ③ 一人当たり購入金額(対前年比「上昇」、 「昨年並み」、 「下落」から選択) ・調査対象 (1)ホテル・旅館 (2)観光施設 (3)ドライブイン 78 施設 鹿児島地区 19 指宿地区 10 霧島地区 12 種子島地区 5 屋久島地区 5 奄美地区 9 大隅地区 8 北薩地区 6 その他地区 4 21 施設 4 施設 -6-
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