鹿児島県観光動向調査 鹿児島県観光交流局観光課 平成28年8月の観光客の動向 1 概要 平成 28 年 8 月における調査対象ホテル・旅館 77 施設の宿泊客数(宿泊延べ人員)は、合計 358,958 人で、前年同月比 9.2%増となった。このうち外国人は、20,001 人で前年同月比 19.6% 増となった。 平成 28 年 8 月における調査対象観光施設・ドライブイン 25 施設の入場・来場者数(延べ人 員)は、合計 704,417 人で、前年同月比 11.9%増となった。 (単位:人、%) 宿泊客数 入場・来場者数 全体 動向 ・関東、中部、関西、九州、香港からの宿泊客が増加 ・台湾からの宿泊客は減少 ・九州ふっこう割、九州観光周遊ドライブパス等による集客効果がみられた。 ・昨年の桜島の噴火警戒レベル引き上げや花火大会中止による落ち込みの反動増がみられた。 358,958 +9.2 20,001 +19.6 ・香港はツアー客に加え、LCCが就航したことによる個人客の増加で前年を大きく上回った。 ・中国は個人客や団体客が伸び、前年を上回った。 ・台湾・韓国は熊本地震の影響によるツアー客の減少等により、前年を大きく下回った。 704,417 +11.9 ・昨年に比べて好天が続いたため、来場者数が増えた施設が多数あった。 ・九州ふっこう割、九州観光周遊ドライブパス等での旅行者の増加による集客効果がみられた。 ・昨年の桜島の噴火警戒レベル引き上げによる落ち込みの反動増がみられた。 外国人客 主要観光施設 ドライブイン 前年同月比 2 主な地区別の動向 (単位:人、%) 宿泊客数 前年同月比 動向 138,697 +10.1 ・関東、中部、関西、九州、海外からの宿泊客が増加 ・個人・団体客ともに増加 ・昨年の花火大会中止による落ち込みの反動増がみられた。 指宿地区 62,085 +11.7 ・関東・中部・関西・九州・香港からの宿泊客が増加 ・台湾からの宿泊客は減少 ・個人客・団体客ともに増加 霧島地区 76,983 +10.3 ・関東・中部・九州・香港からの宿泊客が増加 ・台湾からの宿泊客は減少 ・個人客、一般団体・企画ツアー客、大会参加の団体客が増加 ・修学旅行の団体客は減少 北薩地区 14,723 ▲ 7.2 ・関東・関西・九州からの宿泊客が減少 ・個人客、大会参加の団体客、修学旅行の団体客が減少 ・一般団体・企画ツアー客は増加 大隅地区 12,982 ▲ 1.3 ・関西・九州からの宿泊客が減少 ・関東からの宿泊客は増加 ・個人客、修学旅行の団体客が増加 ・一般団体・企画ツアー客、大会参加の団体客は減少 種子島地区 5,593 ▲ 6.4 ・関東からの宿泊客が減少 ・中部からの宿泊客は増加 ・個人客、一般団体・企画ツアー客、修学旅行の団体客が減少 ・大会参加の団体客は増加 屋久島地区 16,068 +15.7 ・関東・関西・海外からの宿泊客が増加 ・北陸・中国地方からの宿泊客は減少 ・個人客、一般団体・企画ツアー客が増加 ・修学旅行の団体客は減少 奄美地区 28,167 +12.3 ・関東・中部・関西・県内からの宿泊客が増加 ・北部九州からの宿泊客は減少 ・個人客、大会参加の団体客、修学旅行の団体客が増加 鹿児島地区 その他地区 3,660 +6.3 ・九州からの宿泊客が増加 ・関東・関西・中国地方からの宿泊客は減少 ・大会参加の団体客が増加 ・個人客、一般団体・企画ツアー客、修学旅行の団体客は減少 -1- 鹿児島県観光動向調査 鹿児島県観光交流局観光課 【 「宿泊施設」「観光施設・ドライブイン」全体の動向 】 宿泊施設と観光施設・ドライブイン 総合 平成28年8月 (単位:人、%) 宿泊者数 入場・来場者数 対象施設 前年同月 参考: 27年前年比 (27/26) 前年比 主要宿泊施設 77 358,958 328,771 +9.2 ▲ 3.2 主要観光施設 ドライブイン 25 704,417 629,306 +11.9 ▲ 11.6 【 主要宿泊施設の宿泊者 】 宿泊客数(延べ人数) (単位:人、%) 平成28年8月 合 計 前年同月 参考: 27年前年比 (27/26) 前年比 358,958 328,771 +9.2 ▲ 3.2 138,697 126,024 +10.1 ▲ 1.6 指宿地区 62,085 55,570 +11.7 ▲ 9.6 霧島地区 76,983 69,772 +10.3 ▲ 7.3 北薩地区 14,723 15,858 ▲ 7.2 +3.6 大隅地区 12,982 13,150 ▲ 1.3 +12.7 種子島地区 5,593 5,976 ▲ 6.4 +18.7 屋久島地区 16,068 13,890 +15.7 ▲ 9.8 奄美地区 28,167 25,089 +12.3 +6.6 3,660 3,442 +6.3 ▲ 10.7 鹿児島地区 その他 【 観光施設・ドライブイン 】 入場・来場者数(延べ人数) (単位:人、%) 平成28年8月 合 計 観光施設 ドライブイン 前年同月 前年比 参考: 27年前年比 (27/26) 704,417 629,306 +11.9 ▲ 11.6 625,978 566,793 +10.4 ▲ 8.6 78,439 62,513 +25.5 ▲ 31.6 -2- 鹿児島県観光動向調査 鹿児島県観光交流局観光課 【 発地別宿泊客数の動向 】 1 地域別 宿泊客数を地域別にみると、九州 164,889 人(構成比 52.6%)が約 5 割を占め最も多く、次いで 関東 60,678 人(同 19.4%) 、関西 37,835 人(同 12.1%)の順となっている。 地域別宿泊客数(延べ人数) (単位:人、%) (構成比) 平成28年8月 合 計 前年同月 前年比 313,261 ( 100.0 ) 287,441 +9.0 935 ( 0.3 ) 1,092 ▲ 14.4 東 北 1,723 ( 0.6 ) 1,772 ▲ 2.8 関 東 60,678 ( 19.4 ) 56,215 +7.9 北 陸 1,661 ( 0.5 ) 1,808 ▲ 8.1 中 部 13,868 ( 4.4 ) 11,810 +17.4 関 西 37,835 ( 12.1 ) 36,042 +5.0 中 国 7,995 ( 2.6 ) 8,297 ▲ 3.6 四 国 1,932 ( 0.6 ) 2,424 ▲ 20.3 九 州 164,889 ( 52.6 ) 149,402 +10.4 沖 縄 1,744 ( 0.6 ) 1,854 ▲ 5.9 海 外 20,001 ( 6.4 ) 16,725 +19.6 北海道 地域別宿泊客数 北陸 北海道 東北 海外 沖縄 四国 中国 中部 関西 九州 関東 注:地域別回答があっ た先の集計のため、宿泊数全体とは一致しない 2 九州県別内訳 九州からの宿泊客数を県別にみると、 県内 79,501 人(構成比 48.2%)が最も多く、次いで福岡 39,356 人(同 23.9%)、熊本 16,873 人(同 10.2%)が続いている。 九州県別内訳 九州県別内訳 (単位:人、%) 平成28年8月 合 計 (構成比) 164,889 ( 100.0 ) 前年同月 長崎 前年比 149,402 +10.4 佐賀 大分 宮崎 福 岡 39,356 ( 23.9 ) 36,539 +7.7 佐 賀 4,276 ( 2.6 ) 4,549 ▲ 6.0 長 崎 4,229 ( 2.6 ) 3,557 +18.9 熊 本 16,873 ( 10.2 ) 13,748 +22.7 大 分 5,097 ( 3.1 ) 4,040 +26.2 宮 崎 15,557 ( 9.4 ) 13,549 +14.8 79,501 ( 48.2 ) 73,420 +8.3 鹿 児 島 -3- 熊本 鹿児島 福岡 鹿児島県観光動向調査 鹿児島県観光交流局観光課 3 国・地域別内訳 海外からの宿泊客のうち、アジア地域別にみると、香港 7,602 人(構成比 38.1%)が最も多く、台 湾 5,733 人(同 28.7%) 、中国 2,993 人(同 15.0%)、韓国 1,150 人(同 5.8%) 、シンガポール 35 人 (同 0.2%)などの順となっている。香港はツアー客に加え、LCC が就航したことによる個人客の増 加で前年を大きく上回った。中国は個人客や団体客が伸び、前年を上回った。一方、台湾、韓国は熊 本地震の影響によるツアー客の減少等により、前年を大きく下回った。 また、アジア以外の地域は、アメリカ 524 人(同 2.6%)、フランス 362 人(同 1.8%)、イギリス 209 人(同 1.0%)などとなった。 国・地域別内訳 (単位:人、%) 平成28年8月 (構成比) 合計 香港 前年同月 19,975 ( 100.0 ) 7,602 ( 38.1 ) 前年比 16,673 +19.8 4,199 +81.0 国・地域別構成比 カナダ ドイツ オーストラリア シンガポール 台湾 5,733 ( 28.7 ) 6,335 ▲ 9.5 中国 2,993 ( 15.0 ) 2,798 +7.0 韓国 1,150 ( 5.8 ) 1,402 ▲ 18.0 アメリカ アメリカ 524 ( 2.6 ) 356 +47.2 韓国 フランス 362 ( 1.8 ) 196 +84.7 イギリス 209 ( 1.0 ) 183 +14.2 ドイツ 123 ( 0.6 ) 89 +38.2 カナダ 89 ( 0.4 ) 86 +3.5 オーストラリア 51 ( 0.3 ) 66 ▲ 22.7 シンガポール 35 ( 0.2 ) 150 ▲ 76.7 タイ 27 ( 0.1 ) 69 ▲ 60.9 マレーシア 17 ( 0.1 ) 8 +112.5 インド 5 ( 0.0 ) 3 +66.7 ベトナム 3 ( 0.0 ) 11 ▲ 72.7 1,052 ( 5.3 ) 722 +45.7 その他 イギリス タイ マレーシア インド フランス ベトナム 香港 中国 台湾 注:国・地域 別回答があった先の集計 のため、地域別宿泊 客数とは一致しない 【 形態別宿泊客数の動向 】 宿泊客を形態別にみると、個人客(含む家族・小グループ)が 256,283 人(構成比 85.2%) 、団体客 (15 名以上)は 44,514 人(同 14.8%)となった。 形態別宿泊客数 (単位:人、%) 平成28年8月 合 計 個人客(含む家族・小グループ) 団体客(15名以上) 団体小計 内 一般団体・企画商品 訳 大 会 修学旅行 (構成比) 前年同月 前年比 300,797 ( 100.0 ) 277,089 +8.6 256,283 ( 85.2 ) 240,235 +6.7 44,514 ( 14.8 ) 36,854 +20.8 44,514 ( 100.0 ) 36,854 +20.8 32,616 ( 73.3 ) 30,281 +7.7 8,053 ( 18.1 ) 4,441 +81.3 3,845 ( 8.6 ) 2,132 +80.3 注:回答のあった先のみの集計のため、全体合計とは一致しない -4- 鹿児島県観光動向調査 鹿児島県観光交流局観光課 【 宿泊単価・売上金額・購入単価の動向 】 1 宿泊単価 宿泊単価のうち、客室単価は、前年同月と比較して「高い」と答えた施設は 22.2%、「前年並み」 と答えた施設は 68.3%、 「低い」と答えた施設は 9.5%となった。 付帯消費額については、前年同月比で「高い」は 9.7%、 「前年並み」が 79.0%、 「低い」が 11.3% となった。 宿泊単価 平成28年8月 (単位:%) 客室単価 付帯消費額 100.0 100.0 高 い 22.2 9.7 前年並み 68.3 79.0 低 い 9.5 11.3 合 計 2 売店の売上金額・購入単価 観光施設・ドライブインの売店の売上金額については、前年同月と比較して「増加」と答えた施設 は 40.0%、 「前年並み」は 10.0%、 「減少」は 50.0%となった。 また、1 人当たりの購入単価については、前年同月比で「増加」と答えた施設は 25.0%、「前年並 み」は 45.0%、「減少」は 30.0%となった。 売上金額・購入単価 平成28年8月 (単位:%) 売上金額 購入単価 100.0 100.0 増 加 40.0 25.0 前年並み 10.0 45.0 減 少 50.0 30.0 合 計 -5- 鹿児島県観光動向調査 鹿児島県観光交流局観光課 調査の概要 本県の最新の観光客の動向を定期的に把握し、本県観光の誘致対策等に役立てる とともに、観光関係者のビジネスや効果的な事業展開などにも広く活用していただ くため、県内主要宿泊施設、観光施設等への宿泊・入り込み状況について、アンケ ート調査を実施いたしました。 ・調査期間 平成 28 年 8 月 1 日∼8 月 31 日 ・調査項目 ① ホテル・旅館の全宿泊者数(延べ人数) ② 方面別宿泊者数(国内地域、海外) ホテル・旅館 ③ 海外宿泊者数(国・地域別内訳) ④ 宿泊単価(客室単価、付帯消費額) 対前年比「高い」 、「昨年並み」、「低い」から選択 ① 入場者来場者数 観光施設・ ドライブイン ② 売店売上金額(対前年比「増加」、「昨年並み」、 「減少」から選択) ③ 一人当たり購入金額(対前年比「上昇」、 「昨年並み」、 「下落」から選択) ・調査対象 (1)ホテル・旅館 (2)観光施設 (3)ドライブイン 77 施設 鹿児島地区 19 指宿地区 10 霧島地区 12 種子島地区 5 屋久島地区 5 奄美地区 8 大隅地区 7 北薩地区 7 その他地区 4 21 施設 4 施設 -6-
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