2015年度 アジア・オセアニア進出日系企業実態調査

2015年度 アジア・オセアニア進出日系企業実態調査
2015年12月22日
日本貿易振興機構(ジェトロ)
海外調査部アジア大洋州課・中国北アジア課
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1
本年度調査項目
本年度調査の概要
3
1.営業利益見通し
(1) 2015年の営業利益見込み(国・地域別、企業規模別)
(2) 黒字企業の割合の推移‐2008~15年(国・地域別)
(3) 2015年の営業利益見込み(業種別)
(4) 2015年の営業利益(国・地域別、内販型・輸出型)
(5) 2015年の営業利益見込み(設立年別)
(6) 2015年、16年の営業利益見通し(前年との比較、国・地域別)
(7) 2015年、16年のDI値(国・地域別)
(8) 2015年、16年の営業利益見通し(前年との比較、業種別)
(9)~ (10) 2015年の営業利益見通しが改善・悪化する理由
8
9
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11
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14
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16
2.今後の事業展開
(1) 今後1~2年の事業展開の方向性(国・地域別)
(2) 事業を「拡大」とする比率の推移(2008~15年、国・地域別)
(3) 事業を「拡大」とする比率の推移(2008~15年、中国・アジア主要国比較)
(4) 今後1~2年の事業展開の方向性(業種別・企業規模別)
(5) 今後1~2年の事業展開の方向性(主要業種、国・地域別比較)
(6) 今後1~2年で事業を「拡大」する理由
(7) 拡大する機能(複数回答)
(8) 拡大する機能の国別推移(2012~15年)
(9) 事業縮小もしくは移転・撤退の理由
(10)中国進出日系企業の今後1~2年の事業展開の方向性
(11)~(12)従業員の増減(過去1年間の変化、今後の予定)
(13) 経営の現地化
(14) 国内・国外で代替生産・供給できる体制構築の有無
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3.経営上の問題点
(1) 全地域共通の問題点(上位10項目)
(2)~(3) 全地域共通の問題点(上位10項目、各国・地域の回答率)
(4)~(6) 国・地域別の問題点(上位5項目)
(7) 中国とアジア主要国の比較(製造業)
4.製造・サービスコストの上昇
(1) 製造・サービスコストの上昇による事業活動へのマイナス影響
(国・地域別)
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38
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(2) 製造・サービスコストの上昇による事業活動へのマイナス影響
(業種別)
(3) コスト上昇による対応策の実施(検討)状況
(4) ~(5)コスト上昇に対する対応策の実施(検討)状況(国・地域別)
5.原材料・部品の調達
(1) 製造原価に占める人件費、材料費の比率
(2) 日本の製造原価を100とした場合の現地での製造原価
(3) 原材料・部品の調達先の内訳(国・地域別)
(4) 主要国の調達先の内訳の推移(10年調査と15年調査の比較)
(5) 原材料・部品の調達先の内訳(業種別)
(6) 原材料・部品の現地調達先の内訳(国・地域別)
(7) 日本から調達している部品・材料について
(8) 日本でしか調達できない原材料・部品について
(9) 今後の原材料・部品調達の方針
(10)今後、原材料・部品の調達率を引き上げる理由
6.輸出入の状況
(1) 売上高に占める輸出の比率(国・地域別)
(2) 輸出先の内訳(国・地域別)
(3) 輸出入の決済通貨
(4) 今後1~3年の事業/製品の輸出市場として最も重要と考える
国・地域(国・地域別)
(5) FTA・EPAの活用の有無(全体、業種別・企業規模別、国・地域別) 、
活用率の比較 (輸出・輸入別)、在ASEAN企業の活用率の推移
(6)~ (7) FTA・EPAの利用状況(国・地域別)
40
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49
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57
58
59
7.経済統合への期待
(1)~(2) ASEAN経済共同体(AEC)実施項目で期待する項目
(3)~(5) RCEP交渉で検討されている項目のうち期待する項目
(6)~(7) TPP交渉で検討されている項目のうち期待する項目
(8) FTA・EPA未締結国との取引におけるTPP活用の検討有無
61
63
66
68
8.賃金
(1) 前年比昇給率(国・地域別)
(2) 前年比昇給率(中国および主要国推移)
(3) 基本給・月額(職種別、国・地域別)
(4) 年間実負担額(職種別、国・地域別)
(5) 賞与(職種別、国・地域別)
69
70
71
72
73
2
本年度調査の概要(1)
(社、%)
調査目的
調査対象
企業数
アジア・オセアニアにおける日系企業活動の実態
を把握し、その結果を広く提供することを目的とす
る。
総数
調査対象
北東アジア5カ国・地域、ASEAN9カ国、南西アジ
ア4カ国、オセアニア2カ国の計20カ国・地域に進
出する日系企業(日本側による直接、間接の出資
比率が10%以上の企業)。
調査時期
2015年(平成27年) 10月8日~11月13日
回収状況
9,590社に回答を依頼し、4,635社より有効回答を
得た。国・地域別の内訳は右表の通り(有効回答
率48.3%)。
備考
備考
調査は1987年より実施し、本年度は第26回目。
調査は1987年より実施し、本年度は第29回目。
2007年度調査より非製造業も調査対象に追加。
2007年度調査より非製造業も調査対象に追加。
図表の数値は四捨五入しているため、合計が必
図表の数値は四捨五入しているため、合計が必
ずしも100%とはならない。
ずしも100%とはならない。
台湾の調査については、公益財団法人交流協会
台湾の調査については、公益財団法人交流協会
の協力を得て実施した。
の協力を得て実施した。
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調査企業数
有効回答
内訳
構成比
製造業
非製造業
有効
回答率
9,590
4,635
100.0
2,448
2,187
48.3
北東アジア
中国
香港・マカオ
韓国
台湾
2,540
1,438
333
246
523
1,478
874
236
205
163
31.9
18.9
5.1
4.4
3.5
769
559
51
100
59
709
315
185
105
104
58.2
60.8
70.9
83.3
31.2
ASEAN
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
シンガポール
フィリピン
カンボジア
ミャンマー
ラオス
5,545
1,618
1,027
946
940
421
239
188
123
43
2,313
563
557
397
300
228
119
97
34
18
49.9
12.1
12.0
8.6
6.5
4.9
2.6
2.1
0.7
0.4
1,307
360
364
232
172
48
78
39
2
12
1,006
203
193
165
128
180
41
58
32
6
41.7
34.8
54.2
42.0
31.9
54.2
49.8
51.6
27.6
41.9
南西アジア
1,015
565
12.2
278
287
55.7
インド
バングラデシュ
スリランカ
パキスタン
749
149
76
41
446
51
38
30
9.6
1.1
0.8
0.6
215
34
11
18
231
17
27
12
59.5
34.2
50.0
73.2
オセアニア
オーストラリア
ニュージーランド
490
339
151
279
201
78
6.0
4.3
1.7
94
61
33
185
140
45
56.9
59.3
51.7
3
本年度調査の概要(2)
業種別割合
(社、%)
大企業・中小企業の割合
有効 構成
回答 比
製造業 計
435
9.4
電気機械器具
420
9.1
鉄・非鉄・金属
325
7.0
化学・医薬
323
7.0
食料品
172
3.7
一般機械器具
171
3.7
繊維
110
2.4
81
1.8
ゴム・皮革
65
1.4
木材・パルプ
44
1.0
その他製造業
302
6.5
非製造業 計
2,187 47.2
卸売・小売業
950 20.5
運輸業
252
5.4
建設業
168
3.6
金融・保険業
114
2.5
通信・ソフトウェア業
106
2.3
その他非製造業
597 12.9
(社)
大企業
総数
1,645
1,047
431
572
302
175
61
170
35
130
33
1,313
1,000
270
293
267
290
257
140
194
106
170
58
71
48
53
44
21
13
10
8
409
156
347
99
バングラデシュ
14
37
スリランカ
21
17
パキスタン
27
3
221
58
170
31
51
27
北東アジア
35.5
中国
香港・マカオ
韓国
台湾
64.5
大企業
中小企業
(注)中小企業の定義は、日本の中小企業基本法の定めに基づく。
(注)左記の業種分類の内訳は以下のとおり
1.食料品:食品・農水産加工品
2.繊維:繊維(紡績・織物・化学繊維)、衣服・繊
維製品
3.木材・パルプ:木材・木製品、紙・パルプ
4.化学・医薬:化学品・石油製品、医薬品、プラ
スチック製品
5.鉄・非鉄・金属:鉄鋼(鋳造製品を含む)、非鉄
金属、金属製品(メッキ加工を含む)
6.一般機械器具:一般機械(金型・機械工具を
含む)
7.電気機械器具:電気機械・電子機器、電気・
電子部品
8.輸送機械器具:輸送用機器(自動車・二輪
車)、輸送用機器部品(自動車・二輪車)
9.精密機械器具:精密機械、医療機器
10.卸売・小売業:商社、流通、販売会社
11.金融・保険業:銀行、保険、証券
(注)卸売・小売業には製造業の販売拠点も含まれる。
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中小企業
2,990
2,448 52.8
輸送機械器具
精密機械器具
国・地域別企業数
(%)
ASEAN
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
シンガポール
フィリピン
カンボジア
ミャンマー
ラオス
南西アジア
インド
オセアニア
オーストラリア
ニュージーランド
4
本年度調査の概要(3)
調査回答企業の設立年度分布(国・地域別)
全体(n=4,635、設立年度不明24社含む)
411
中国(n=874)
589 542
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
台湾(n=163)
4
8
4
40
16
18
17
14
21
11
14
61
73
20
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
ミャンマー(n=34)
0
0
0
0
1
20
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
スリランカ(n=38 、設立年度不明1社含む)
0
0
0
0
1
1
49
11
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
14
7
3
1
39
23
8
9
60
26
41
32 138
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
カンボジア (n=97、設立年度不明11社含む)
34
10
13
13
6
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
45
3
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
パキスタン(n=30)
1
0
6
14
1
0
10
0
37
4
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
186 184
51
インド(n=446、設立年度不明1社含む)
0
5
24
33
27
7
32
23
インドネシア(n= 397)
0
18
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
0
6
フィリピン(n=119)
15
0
1
0
25
26
0
9
21
16
101
0
ラオス(n=18)
6
0
44
35
72
25
33
31
24
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
108
シンガポール(n=228)
7
13
73
89
韓国(n=205)
ベトナム(n=557)
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
39
19
100
4
25
31
38
58
22
マレーシア(n=300、設立年度不明9社含む)
14
22
18
30
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
20
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
10
6
タイ(n=563、設立年度不明2社含む)
19
6
0
25
93
91 313
1
26
175
161
957
766 824
150 136 99 137
15
香港・マカオ (n=236)
4
13
35
0
0
0
0
2
4
63
2
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
バングラデシュ(n=51)
176 162
0
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
オーストラリア(n=201)
0
1
0
3
4
4
2
17
20
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
ニュージーランド(n=78)
16
4
0
1
0
2
3
4
4
3
16
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
6
0
0
1
5
6
2
3
1
6
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
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8
27
16
20
25
15
25
23
17
15
18
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
10
9
6
6
6
10
5
2
-1970 1971 1976 1981 1986 1991 1996 2001 2006 2011-1975 -1980 -1985 -1990 -1995 -2000 -2005 -2010
5
調査結果のポイント(1)
~「2015年度 アジア・オセアニア進出日系企業実態調査」結果について~
“事業拡大意欲に一服感”
1.中国での事業拡大意欲、4割弱に低下(別添資料P18、19、20)
今後1~2年の事業展開の方向性を「拡大」と回答した企業の割合は51.2%と、14年調査(56.3%)から5.1ポイント
低下。中国では「拡大」と回答した企業の割合が14年調査比8.4ポイント低下の38.1%となり、本設問を開始した
1998年以降初めて4割を切り、「現状維持」が51.3%と過半を占めた。ASEANでは「拡大」が前年比6.1ポイント低下
の54.2%、うちインドネシア(51.9%、同15.4ポイント低下)、カンボジア(66.7%、同12.8ポイント低下)、タイ(49.0%、
同11.9ポイント低下)で減少幅が2桁だった。事業拡大意欲が強いのは、パキスタン(76.7%)、ミャンマー(75.8%)、
インド (74.7%)、スリランカ(73.0%)など。
2.経営上の最大の問題点は「従業員の賃金上昇」(P32、33、69、70)
経営上の問題点は「従業員の賃金上昇」(69.0%)が最大の課題。特に中国、インドネシアでは8割以上の企業が
挙げた。2015年の賃金昇給率(前年度比、平均)はカンボジア、インドネシア、ミャンマー、ラオス、パキスタン、インド、
ベトナムの7カ国で、2桁を記録。2016年についても、ミャンマー、インドネシア、パキスタンの3カ国で2桁の上昇率を
見込む。中国については賃金昇給率の調査を開始した2010年以降2桁上昇が続いたが、2013年以降は1桁の上昇
となり2016年は6.7%に低下の見込み。
3.ASEANでは中国からの調達が上昇(P44、46、47、52)
製造コストに占める割合が6割に達する材料費の低減に向けて、「現地調達率を引き上げる」方針を示した企業の
割合は全体の74.1%に上る。中国の現地調達率は64.7%と調査対象国・地域の中で最も高い(2010年は58.3%)。
ASEAN5(インドネシア、タイ、フィリピン、ベトナム、マレーシア)はベトナムを除き現地調達率が5年前(2010年)と比
べて低下した。他方、これら5カ国では中国からの調達率が上昇している。
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6
調査結果のポイント(2)
4.輸送機械器具、電気機械器具業界では自動化・省力化推進が4割以上(P41、43)
コスト上昇への対応策は、「管理費・間接費の削減」(54.2%)、「原材料調達先・調達内容の見直し」(41.1%)、「製
品(サービス)価格の引き上げ」(27.4%)となった。「自動化・省力化の推進(産業用ロボットの導入等)」は、マレーシ
ア、中国で約3割、輸送機械器具、電気機械器具といった業種では4割以上に上った。
5.黒字企業の割合は横ばいだが国・地域でばらつき(P8)
2015年の営業利益(見込み)を「黒字」とした企業の割合は62.2%で、14年調査(63.9%)からほぼ横ばいであった。
国・地域別では、韓国(77.2%)、台湾(74.7%)が高く、パキスタン、オーストラリア、フィリピン、タイも7割以上でこれに
続く。他方、業歴が浅い企業が多いミャンマー(17.7%)、バングラデシュ(35.4%)、カンボジア(35.8%)などでは、黒
字企業の割合が4割未満だった。企業規模別でみると、大企業では68.1%が黒字で、中小企業の51.6%を16.5ポイン
ト上回った。特にベトナム、中国では、大企業の黒字企業の割合が中小企業より20ポイント以上高く、逆に韓国では中
小企業の黒字比率が大企業を上回った。
6.2016年の景況感は改善(P13、14、17)
2016年の見通しについては、営業利益が「改善」するとした企業の割合が44.8%に達する一方、 「悪化」は15年見
込みから減少し、13.3%となった。景況感を示すDI値(営業利益が前年比で「改善」した割合から「悪化」した割合を引
いた数値)は31.5ポイントとなり、15年見込みと比べ19.0ポイント上昇。改善の理由は「現地市場での売上増加」が最
大。また、バングラデシュ、カンボジア、インドなどの新興国では、DI値が60ポイントを上回り、景況感が大幅に改善し
た。
7.TPPでは「税関当局および貿易円滑化」や「物品市場アクセス」に期待(P61、63、66)
環太平洋パートナーシップ(TPP)協定交渉参加国(シンガポール、マレーシア、ベトナム、オーストラリア、ニュージー
ランド)に進出している企業を対象にTPP協定への期待を聞いたところ、「税関当局および貿易円滑化」が6割で最大、
これに「物品市場アクセス」が続いた。他方、2015年末に発足するASEAN経済共同体(AEC)および交渉中の東アジ
ア地域包括的経済連携(RCEP)で検討されている項目に対する期待は、ほぼすべての項目で14年調査から低下傾
向がみられた。
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7
1.営業利益見通し(1)
2015年の営業利益見込み(国・地域別)
0
総数(n=4,576)
ASEAN(n=2,280)
韓国(n=202)
台湾(n=162)
パキスタン(n=30)
オーストラリア(n=201)
フィリピン(n=118)
タイ(n=561)
マレーシア(n=293)
香港・マカオ(n=234)
シンガポール(n=226)
ニュージーランド(n=78)
中国(n=863)
ベトナム(n=553)
インドネシア(n=396)
インド(n=440)
ラオス(n=18)
スリランカ(n=38)
カンボジア(n=81)
バングラデシュ(n=48)
ミャンマー(n=34)
20
40
60
80
(%)
100
62.2
15.0
22.8
62.2
14.0
23.7
77.2
9.4 13.4
74.7
11.7 13.6
73.3
6.7 20.0
72.1
11.9 15.9
72.0
15.3 12.7
70.4
13.0 16.6
68.3
12.0 19.8
67.1
20.1
12.8
65.5
18.6
15.9
64.1
16.7
19.2
60.4
15.9
23.8
58.8
15.0
26.2
56.3
11.4
32.3
50.5
18.6
30.9
44.4
16.7
38.9
42.1
31.6
26.3
35.8
16.1
48.2
35.4
25.0
39.6
17.7
23.5
58.8
黒字
均衡
赤字
2015年の営業利益見込み(国・地域別、企業規模別)
0
全体
タイ
台湾
韓国
フィリピン
オーストラリア
ベトナム
マレーシア
香港・マカオ
中国
シンガポール
インドネシア
インド
カンボジア
大企業(n=2,945)
中小企業(n=1,631)
大企業(n=269)
中小企業(n=292)
大企業(n=129)
中小企業(n=33)
大企業(n=167)
中小企業(n=35)
大企業(n=71)
中小企業(n=47)
大企業(n=170)
中小企業(n=31)
大企業(n=265)
中小企業(n=288)
大企業(n=189)
中小企業(n=104)
大企業(n=174)
中小企業(n=60)
大企業(n=563)
中小企業(n=300)
大企業(n=168)
中小企業(n=58)
大企業(n=257)
中小企業(n=139)
大企業(n=341)
中小企業(n=99)
大企業(n=39)
中小企業(n=42)
(注)大企業・中小企業のn≧30の国・地域。
20
40
68.1
51.6
80 100 (%)
12.4 19.5
19.7 28.7
60
79.9
8.2 11.9
61.6
17.5 20.9
78.3
10.9 10.9
60.6
15.2 24.2
76.1
9.614.4
82.9
8.6 8.6
73.2
9.9 16.9
70.2
23.4 6.4
72.9
11.8 15.3
67.7
12.9 19.4
11.3 17.4
71.3
47.2
18.4
34.4
70.9
11.1 18.0
63.5
13.5 23.1
70.7
17.8 11.5
56.7
26.7 16.7
68.0
11.6 20.4
46.0
24.0
30.0
65.5
19.1 15.5
65.5
17.2 17.2
62.7
9.0 28.4
44.6
15.8
39.6
53.7
17.3 29.0
39.4
23.2
37.4
43.6
12.8
43.6
28.6 19.1
52.4
黒字
均衡
赤字
2015年の営業利益見込みを「黒字」とした企業の割合は62.2%と14年調査の63.9%(2014年調査、n=4,711)から1.7ポイント低下した。 一方、
「赤字」とした企業の割合は22.8%となり、14年調査の21.4%から1.4ポイント上昇した。
国・地域別の黒字企業の割合は、韓国が77.2%と最も高く、以下台湾、パキスタン、オーストラリア、フィリピン、タイで70%を超えた。
大企業では68.1%が黒字となり、中小企業の51.6%を16.5ポイント上回った。また、有効回答数が30社以上ある全13カ国・地域のうち、韓国・シ
ンガポールを除く11カ国・地域で大企業の黒字比率が中小企業を上回った。特にベトナム・中国では、大企業の黒字企業の割合が中小企業より
20ポイント以上高く、逆に韓国では中小企業の黒字比率が大企業を上回った。
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8
1.営業利益見通し(2)
黒字企業の割合の推移 ‐ 2008~15年(国・地域別)
北東アジア(中国除く)
ASEAN5
(%)
90
90
80
80
70
70
60
60
50
(%)
50
2008
2009
香港
2010
台湾
2011
2012
韓国
2013
2014
2015
2008
(注)2011年以降の香港はマカオを含む
中国、インド、ベトナム
2009
2010
2011
2012
インドネシア
シンガポール
フィリピン
マレーシア
2013
2014
2015
タイ
(%)
80
北東アジア(中国を除く)では、香港・マカオと台湾で黒字企業の割
合が前年比で低下した一方、韓国では上昇した。
ASEAN5ではインドネシアを除く4カ国で黒字企業の割合が上昇し
た。インドネシアは前年比4.4ポイント低下と12年以来4年連続で低
下した。タイとフィリピンは黒字企業の割合が7割を超えた。
中国、インド、ベトナムは、いずれも黒字企業の割合が前年比で低
下した。中国は前年比3.7ポイント低下の60.4%、インドは同2.5ポ
イント低下の50.5%、ベトナムは同3.5ポイント低下の58.8%となっ
た。
70
60
50
40
2008
2009
2010
中国
2011
2012
インド
2013
2014
2015
ベトナム
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9
1.営業利益見通し(3)
2015年の営業利益見込み(業種別)
(%) 主要業種内の国・地域別見込み
100 電気機械器具
0
20
40
製造業
0
製造業計(n=2,421)
20
40
60
62.6
電気機械器具(n=417)
80
13.4
69.5
24.0
13.7
ゴム・皮革(n=65)
69.2
6.2
化学・医薬(n=319)
67.1
16.0
輸送機械器具(n=431)
65.2
精密機械器具(n=80)
65.0
一般機械器具(n=166)
木材・パルプ(n=44)
16.8
24.6
10.9
23.9
17.5
13.9
59.1
24.1
11.4
29.6
食料品(n=170)
56.5
12.4
31.2
鉄・非鉄・金属(n=324)
55.6
13.6
30.9
繊維(n=108)
47.2
14.8
38.0
非製造業
非製造業計(n=2,155)
61.7
金融・保険業(n=109)
16.8
卸売・小売業(n=931)
66.9
運輸業(n=251)
65.3
通信・ソフトウェア業(n=106)
建設業(n=165)
21.4
82.6
9.2 8.3
16.2
12.0
52.8
44.9
21.8
黒字
均衡
16.9
22.7
23.6
60
82.7
70.9
69.9
60.0
80
23.6
33.3
輸送機械器具
0
タイ(n=77)
中国(n=93)
ベトナム(n=46)
インドネシア(n=66)
インド(n=77)
卸売・小売業
台湾(n=60)
韓国(n=64)
シンガポール(n=94)
マレーシア(n=49)
香港・マカオ(n=94)
オーストラリア(n=79)
タイ(n=95)
中国(n=114)
インドネシア(n=61)
インド(n=122)
ベトナム(n=42)
20
40
60
75.3
74.2
69.6
48.5
44.2
0
20
83.3
78.1
74.5
73.5
72.3
72.2
67.4
61.4
55.7
54.1
52.4
80
(%)
100
11.7 13.0
6.5 19.4
8.7
21.7
42.4
40.3
9.1
15.6
40
(%)
100
7.7 9.6
7.3 21.8
16.8 13.3
17.8
22.2
16.9
17.5
62.1
マレーシア(n=52)
タイ(n=55)
中国(n=113)
ベトナム(n=45)
(注)n≧30の国・地域。
60
80
(%)
100
5.0 11.7
12.5 9.4
14.9 10.6
12.2 14.3
17.0 10.6
11.4 16.5
15.8
16.8
17.5
21.1
13.1
31.2
24.6
21.3
23.8
23.8
赤字
2015年の営業利益見込みを、製造業、非製造業別に見ると、黒字企業の割合は製造業(62.6%)が非製造業(61.7%)を上回った。前年(14年
調査、製造業: 63.6 %/非製造業: 64.2 %)との比較では、製造業で1.0ポイント低下、非製造業で2.5ポイント低下した。
非製造業では特に金融・保険業(82.6%)で黒字企業の割合が高かった。
有効回答数上位3業種に関し、主要国・地域別の動向を見ると、電気機械器具では、マレーシアで82.7%、タイで70.9%の企業が黒字を見込ん
でいる。輸送機械器具では、タイで75.3%、中国で74.2%の企業が黒字を見込む。卸売・小売業における黒字企業の割合は、台湾が83.3%と
最も高く、韓国、シンガポール、マレーシア、香港・マカオ、オーストラリアも70%以上となった。
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10
1.営業利益見通し(4)
輸出比率50%未満の企業(内販型)の営業利益(見込み)
(2015年、国・地域別)
0
総数(n=2609)
ASEAN(n=1136)
パキスタン(n=23)
台湾(n=124)
オーストラリア(n=141)
韓国(n=144)
ニュージーランド(n=47)
タイ(n=358)
香港・マカオ(n=102)
フィリピン(n=37)
シンガポール(n=84)
マレーシア(n=108)
中国(n=496)
ベトナム(n=211)
インドネシア(n=275)
インド(n=363)
スリランカ(n=19)
カンボジア(n=36)
ミャンマー(n=24)
20
40
60
輸出比率50%以上の企業(輸出型)の営業利益(見込み)
(2015年、国・地域別)
(%)
100
80
62.7
13.7
23.6
総数(n=1555)
62.0
13.0
25.0
ASEAN(n=928)
78.3
4.4 17.4
韓国(n=41)
76.6
9.7 13.7
フィリピン(n=72)
75.9
9.2 14.9
台湾(n=30)
75.0
9.7 15.3
香港・マカオ(n=101)
72.3
10.6 17.0
マレーシア(n=132)
71.8
12.6 15.6
67.7
18.6
13.7 シンガポール(n=126)
タイ(n=166)
67.6
13.5
18.9
64.3
19.1
16.7
オーストラリア(n=49)
63.9
12.0
24.1
インドネシア(n=91)
62.5
13.9
23.6
インド(n=50)
61.6
14.2
24.2
中国(n=285)
54.9
10.2
34.9
ベトナム(n=297)
49.3
17.9
32.8
ニュージーランド(n=28)
42.1
31.6
26.3
バングラデシュ(n=29)
38.9
22.2
38.9
カンボジア(n=29)
12.5 12.5
75.0
黒字
均衡
赤字 (注)n≧15の国・地域。
20
0
40
60
(%)
100
80
62.0
16.1
21.9
62.2
14.6
23.3
9.8 4.9
85.4
15.3
76.4
73.3
13.3 13.3
71.3
17.8
12.1
17.4
68.3
16.7
15.1
13.3
65.3
22.0
19.3
54.2
15.8
53.6
23.2
30.0
25.0
20.7
均衡
22.0
16.0
57.5
10.3
16.3
13.2
62.0
37.9
20.5
18.4
64.8
黒字
10.9
70.5
66.3
24.1
8.3
21.4
41.4
65.5
赤字 (注)n≧15の国・地域。
進出先国・地域での輸出比率が50%未満の企業を内販型、50%以上の企業を輸出型として、それぞれの営業利益(見込み)を比較すると、内販
型企業の黒字の割合は62.7%、輸出型企業は62.0%であった。いずれも前年比で黒字企業の割合が低下した。
台湾、韓国では、内販型企業も輸出型企業も黒字の割合が7割以上と高い。
オーストラリア、ニュージーランド、カンボジアでは内販型企業の黒字割合が輸出型企業より10ポイント以上高く、韓国、インドでは、輸出型企業
が内販型企業より10ポイント以上高かった。
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11
1.営業利益見通し(5)
設立年別の2015年の営業利益見込み
黒字
総数(n=4,576)
(%) 100
6.1
10.8
80
17.8
9.6
10.1
14.1
72.6
75.8
13.1
13.1
15.3
12.1
13.2
14.2
12.8
16.5
16.3
83.1
73.7
72.6
72.6
70.7
67.9
赤字
22.3
15.9
14.8
60
40
均衡
49.3
17.3
62.9
20
33.4
0
~1970
1971~75 1976~80 1981~85 1986~90 1991~95 1996~2000 2001~05 2006~10
2011~
(n=148) (n=135) (n=99) (n=137) (n=405) (n=584) (n=532) (n=762) (n=816) (n=945)
(%) 中国(n=863)
100
80
23.7
10.5
15.7
13.8
(%) ベトナム(n=553)
100
21.1
17.8
20.3
19.0
60
40
28.9
42.4
13.3
80
65.8
70.4
61.1
40
60.8
57.8
43.5
53.3
77.4
79.0
68.1
16.9
20
29.9
0
~2000
2001~05 2006~10
2011~
(n=84) (n=100) (n=185) (n=184)
~90
1991~95 1996~2000 2001~05 2006~10
2011~
(n=38) (n=159) (n=90) (n=311) (n=173) (n=92)
(%) タイ(n=561)
100
13.0
6.8
11.1
13.9
11.2
14.6
13.1
12.2
(%) インド(n=440)
100
5.8
19.4
18.1
43.1
60
80
24.6
17.1
22.3
20.0
17.7
62.9
60.0
60
80.1
75.0
74.2
74.8
22.4
62.5
34.5
20
0
16.2
15.7
60
0
40
9.0
12.0
14.1
20
80
9.5
13.1
~90
1991~95 1996~2000 2001~05 2006~10
2011~
(n=161) (n=72) (n=89) (n=107) (n=72) (n=58)
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40
20
69.6
設立年別に2015年の営業
利益見込みを見ると、設立
年が早いほど、黒字と回答
した企業の割合が高い傾
向がある。
2011年以降に設立された
企業では49.3%が赤字と
回答している。
53.8
16.9
29.4
0
~2000
2001~05 2006~10
2011~
(n=69) (n=35) (n=175) (n=160)
12
1.営業利益見通し(6)
2015年の営業利益見込み
(国・地域別、14年との比較)
0
総数(n=4,584)
ASEAN(n=2,280)
パキスタン(n=30)
ラオス(n=18)
ベトナム(n=555)
スリランカ(n=37)
ニュージーランド(n=78)
インド(n=438)
ミャンマー(n=34)
バングラデシュ(n=49)
フィリピン(n=117)
韓国(n=205)
カンボジア(n=79)
台湾(n=163)
マレーシア(n=294)
シンガポール(n=227)
タイ(n=561)
オーストラリア(n=200)
インドネシア(n=395)
中国(n=869)
香港・マカオ(n=235)
2016年の営業利益見通し
(国・地域別、15年との比較)
(%)
80
100
27.4
27.9
66.7
10.0 23.3
55.6
11.1
33.3
51.5
28.7
19.8
51.4
40.5
8.1
50.0
30.8
19.2
48.4
36.1
15.5
47.1
47.1
5.9
44.9
36.7
18.4
43.6
33.3
23.1
42.9
31.2
25.9
41.8
36.7
21.5
38.7
33.7
27.6
38.4
31.0
30.6
37.4
39.2
23.4
37.4
28.3
34.2
36.0
37.0
27.0
35.2
29.6
35.2
32.0
33.6
34.4
30.2
40.4
29.4
20
39.9
41.4
40
60
32.7
30.8
改善
横ばい
悪化
0
総数(n=4,564)
ASEAN(n=2,270)
カンボジア(n=81)
バングラデシュ(n=49)
インド(n=438)
パキスタン(n=29)
ベトナム(n=553)
ラオス(n=18)
ミャンマー(n=33)
フィリピン(n=118)
ニュージーランド(n=78)
インドネシア(n=394)
スリランカ(n=36)
中国(n=864)
マレーシア(n=290)
タイ(n=559)
シンガポール(n=224)
オーストラリア(n=199)
韓国(n=204)
香港・マカオ(n=235)
台湾(n=162)
20
44.8
46.5
40
69.1
67.4
66.0
58.6
56.4
55.6
54.6
54.2
50.0
48.2
44.4
38.5
38.3
37.9
37.1
35.2
33.3
31.5
30.3
(%)
60
100
80
41.9
13.3
41.2
12.3
23.5 7.4
28.6 4.1
29.2
4.8
31.0
10.3
7.1
36.5
33.3
11.1
42.4
3.0
38.1
7.6
43.6
6.4
37.8
14.0
19.4
36.1
43.6
17.8
45.2
16.6
46.0
16.1
50.0
13.0
52.3
12.6
52.9
13.7
46.4
22.1
49.4
20.4
改善
横ばい
悪化
2015年の営業利益見込み(14年比)が「改善」すると回答した企業の割合は39.9%と、14年調査(n=4,705)で「改善」とした企業の割合
(41.8 %)から1.9ポイント低下した。「悪化」とした企業の割合は27.4%と14年調査(25.7%)から1.7ポイント上昇した。
16年の見通しについては、「改善」とした企業の割合は44.8%となり、14年調査の15年の見込み(49.1%)から4.3ポイント低下した。他方、「悪
化」とした企業の割合は13.3%と、14年度調査の15年の見込み(11.7%)から1.6ポイント上昇した。
16年の見通しについて、カンボジア、バングラデシュ、インドで「改善」とした企業の割合が6割を超えた。
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13
1.営業利益見通し(7)
2015年のDI値(国・地域別)
△ 20
0
(ポイント)
20
総数(n=4,584)
40
2016年のDI値(国・地域別)
0
60
20
40
全 体(n=4,564)
12.5
43.4
パキスタン(n=30)
43.3
スリランカ(n=37)
ミャンマー(n=34)
41.2
(ポイント)
60
31.5
バングラデシュ(n=49)
63.3
カンボジア(n=81)
61.7
インド(n=438)
61.2
インド(n=438)
32.9
ミャンマー(n=33)
ベトナム(n=555)
31.7
ベトナム(n=553)
49.3
ニュージーランド(n=78)
30.8
パキスタン(n=29)
48.3
バングラデシュ(n=49)
26.5
22.3
ラオス(n=18)
44.5
43.6
ニュージーランド(n=78)
カンボジア(n=79)
20.3
インドネシア(n=394)
14.0
シンガポール(n=227)
11.1
台湾(n=163)
46.6
ラオス(n=18)
20.5
17.0
51.6
フィリピン(n=118)
フィリピン(n=117)
韓国(n=205)
34.2
スリランカ(n=36)
25.0
シンガポール(n=224)
24.1
オーストラリア(n=199)
22.6
オーストラリア(n=200)
9.0
タイ(n=559)
21.8
マレーシア(n=294)
7.8
マレーシア(n=290)
21.7
中国(n=864)
20.7
19.6
3.2
タイ(n=561)
香港・マカオ(n=235)
0.8
韓国(n=204)
インドネシア(n=395)
0.0
台湾(n=162)
9.9
香港・マカオ(n=235)
9.4
中国(n=869)
△2.4
80
2015年の営業利益見込みを
景況感を示すDI値(注)は、
12.5ポイントとなり、14年調
査(n=4,705)の16.1ポイント
から、3.6ポイント低下した。
国・地域別ではパキスタン、
スリランカ、ミャンマーのDI値
が高い。
2016年のDI値は31.5ポイン
トと、14年調査(n=4,701)の
37.4に比べ、5.9ポイント低下
した。バングラデシュ、カンボ
ジア、インドが60ポイントを超
えた。
(注) DI値とは、Diffusion Indexの略で、「改善」すると回答した企業の割合から「悪化」すると回答した企業の割合を差し
引いた数値。景況感がどのように変化していくかを数値で示す指標。
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14
1.営業利益見通し(8)
2015年の営業利益見込み(14年との比較、業種別)
製造業
0
製造業計(n=2,427)
20
41.6
40
60
28.6
80
29.8
(%)
100
2016年の営業利益見通し(15年との比較、業種別)
製造業
0
製造業計(n=2,420)
20
44.3
(%)
80
60
100
40.6
15.2
40
食料品(n=170)
51.8
24.1
24.1
食料品(n=169)
木材・パルプ(n=44)
50.0
27.3
22.7
鉄・非鉄・金属(n=322)
48.1
36.3
ゴム・皮革(n=63)
49.2
61.5
30.2
8.3
15.5
23.8
27.0
精密機械器具(n=81)
46.9
42.0
11.1
化学・医薬(n=321)
45.2
29.6
25.2
化学・医薬(n=321)
46.7
38.9
14.3
精密機械器具(n=81)
43.2
32.1
24.7
ゴム・皮革(n=64)
45.3
43.8
10.9
繊維(n=108)
40.7
輸送機械器具(n=432)
43.5
輸送機械器具(n=433)
40.4
26.1
33.5
木材・パルプ(n=44)
43.2
鉄・非鉄・金属(n=323)
40.3
28.8
31.0
繊維(n=109)
41.3
電気機械器具(n=418)
37.1
31.3
31.6
一般機械器具(n=167)
37.7
一般機械器具(n=168)
35.7
29.2
29.6
非製造業
非製造業計(n=2,157)
37.9
金融・保険業(n=109)
39.5
運輸業(n=251)
39.4
30.3
卸売・小売業(n=937)
37.8
36.2
通信・ソフトウェア業(n=106)
建設業(n=164)
35.1
37.3
24.8
42.2
33.0
27.4
29.6
18.4
30.3
26.0
47.2
34.8
改善
19.8
非製造業
非製造業計(n=2,144)
通信・ソフトウェア業(n=104)
金融・保険業(n=109)
悪化
34.0
41.2
35.8
11.0
44.3
18.0
48.9
17.1
43.3
36.5
48.6
運輸業(n=250)
22.7
47.7
58.7
44.1
16.0
34.1
45.4
卸売・小売業(n=933)
建設業(n=162)
37.8
横ばい
電気機械器具(n=415)
40.5
39.5
43.5
43.2
48.8
改善
横ばい
11.3
4.8
11.9
12.4
15.6
15.4
悪化
2015年の営業利益見込みを「改善」とした企業の割合は、14年調査(製造業:n=2,494/非製造業:n=2,211)と比べ、製造業(42.9%⇒41.6%)で
1.3ポイント低下、非製造業(40.6%⇒37.9%)で2.7ポイント低下した。
16年の見通しを「改善」とした企業の割合を15年の見込みと比べると、製造業(49.3%⇒44.3%)で5.0ポイント、非製造業(48.9%⇒45.4%)で
3.5ポイントそれぞれ低下した。
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15
1.営業利益見通し(9)
2015年の営業利益見込みが改善する理由
(2014年調査の2014年の営業利益が改善する理由との比較)
(複数回答上位5項目)
■2015年調(n=1,813)
国・地域別、業種別の回答割合(上位5位まで)
2014年調査(n=1,957)
0
20
40
(%)
80
60
インド(88.1%)
台湾(76.2%)
パキスタン (75.0%)
韓国 (71.6%)
オーストラリア(69.0%)
香港・マカオ(69.0%)
61.2
63.5
現地市場での売上増加
36.1
36.1
生産効率の改善(製造業のみ)
26.9
29.0
輸出拡大による売上増加
中国(47.4%)
ベトナム(39.5%)
インドネシア(35.4%)
タイ(34.9%)
マレーシア(31.9%)
20.2
18.0
16.6
14.5
調達コストの削減
為替変動
国・地域
(注)「生産効率の改善」とは、セル生産方式など製造工程の改善や、生産管理での電子化を含む。
業種
金融・保険業(76.7%)
卸売・小売業(76.2%)
食料品(69.3%)
建設業(68.9%)
運輸業(63.3%)
繊維(52.3%)
輸送機械器具(46.8%)
ゴム・皮革(45.2%)
電気機械器具(42.9%)
鉄・非鉄・金属(36.4%)
(注)n≧30の国・地域、業種。
2015年の営業利益見込みが悪化する理由
( 2014年調査の2014年の営業利益が悪化する理由との比較)
(複数回答上位5項目)
■2015年調(n=1,256)
2014年調査(n=1,195)
0
20
40
現地市場での売上減少
38.8
39.7
人件費の上昇
為替変動
29.9
21.6
29.4
25.0
輸出低迷による売上減少
その他支出
(管理費、光熱費、燃料費等)の増加
17.0
23.7
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60
58.0
52.1
(%)
80
国・地域
業種
台湾 (75.6%)
タイ(72.9%)
インドネシア(68.4%)
韓国 (67.9%)
インド (66.2%)
建設業(82.3%)
一般機械器具(72.9%)
卸売・小売業(72.5%)
輸送機械器具(69.7%)
電気機械器具(55.3%)
カンボジア(58.8%)
中国(57.5%)
インドネシア(51.1%)
ベトナム(40.9%)
インド (36.8%)
繊維(62.5%)
輸送機械器具(56.6%)
ゴム・皮革(52.9%)
運輸業(51.3%)
鉄・非鉄・金属(51.0%)
(注)n≧10の国・地域、業種。
16
1.営業利益見通し(10)
2016年の営業利益見通しが改善する理由
(2014年調査の2015年の営業利益が改善する理由との比較)
(複数回答上位5項目)
■2015年調(n=2,035)
国・地域別、業種別の回答割合(上位5位まで)
2014年調査(n=2,299)
0
20
40
60
(%)
80
69.8
71.6
現地市場での売上増加
44.5
40.6
生産効率の改善(製造業のみ)
32.0
31.7
輸出拡大による売上増加
20.4
20.4
16.1
14.5
販売効率の改善
調達コストの削減
国・地域
業種
インド(92.3%)
台湾(81.3%)
インドネシア(77.1%)
中国(75.0%)
オーストラリア(72.9%)
卸売・小売業(83.7%)
建設業(82.8%)
一般機械器具(82.5%)
金融・保険業(80.4%)
輸送機械器具(77.0%)
中国(48.2%)
タイ(47.4%)
インドネシア(46.8%)
マレーシア(46.7%)
ベトナム(44.6%)
電気機械器具(52.5%)
繊維(51.1%)
輸送機械器具(47.1%)
鉄・非鉄・金属(46.1%)
食料品(42.3%)
(注)n≧30の国・地域、業種。
2016年の営業利益見通しが悪化する理由
(2014年調査の2015年の営業利益が悪化する理由との比較)
(複数回答上位5項目)
■2015年調(n=604)
2014年調査(n=545)
0
20
40
現地市場での売上減少
人件費の上昇
輸出低迷による売上減少
為替変動
調達コストの上昇
30.5
27.0
21.4
19.8
20.0
21.1
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60
50.7
45.9
43.9
46.8
(%)
80
国・地域
業種
韓国(75.0%)
タイ(68.5%)
台湾(66.7%)
シンガポール(55.2%)
インド(52.4%)
一般機械器具(76.7%)
建設業(73.9%)
卸売・小売業(58.6%)
化学・医薬(56.5%)
電気機械器具(56.3%)
インドネシア(70.9%)
中国 (60.1%)
マレーシア(45.8%)
ベトナム(44.7%)
インド (42.9%)
木材・パルプ(70.0%)
輸送機械器具(58.0%)
運輸業(56.4%)
繊維(50.0%)
電気機械器具(46.5%)
(注)n≧10の国・地域、業種。
17
2.今後の事業展開(1)
今後1~2年の事業展開の方向性
(国・地域別)
(%)
20
0
総数(n=4,577)
パキスタン(n=30)
ミャンマー(n=33)
インド(n=442)
スリランカ(n=37)
バングラデシュ(n=49)
カンボジア(n=81)
ベトナム(n=554)
フィリピン(n=118)
ラオス(n=17)
シンガポール(n=225)
インドネシア(n=393)
韓国(n=204)
タイ(n=561)
マレーシア(n=298)
オーストラリア(n=199)
台湾(n=162)
ニュージーランド(n=78)
中国(n=863)
香港・マカオ(n=233)
40
51.2
60
80
43.9
76.7
75.8
74.7
73.0
67.4
66.7
63.9
55.1
52.9
52.0
51.9
50.5
49.0
44.6
42.7
42.6
38.5
38.1
34.3
拡大
現状維持
縮小
23.3
24.2
23.3
21.6
32.7
27.2
34.5
42.4
47.1
43.6
44.8
45.6
48.0
51.0
47.7
51.2
57.7
51.3
60.5
100
4.0 0.9
2.0
5.4
3.7 2.5
1.1 0.5
2.5
1.8 2.7
3.1 0.3
3.4 0.5
2.9 0.2
3.4 1.0
8.0
1.5
4.9 1.2
2.6 1.3
1.7
8.8
4.7
0.4
第三国(地域)へ移転・撤退
今後1~2年の事業展開の方向性について、「拡大」と回答した企業の割合は51.2%と、14年調査の56.3%(n=4,731)から5.1ポイント低下した。
他方、「縮小」もしくは「第三国(地域)へ移転・撤退」と回答した企業の割合は4.9%と、14年調査(4.5%)から0.4ポイント上昇した。
国・地域別にみると、「拡大」と回答した企業の割合が最も高かったのはパキスタンで76.7%。ミャンマー、インド、スリランカでも7割以上の企業が
「拡大」と回答した。
中国で「拡大」と回答した企業の割合は38.1%と、14年調査と比較して8.4ポイント低下し、98年以来初めて4割を下回った。
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18
2.今後の事業展開(2)
今後1~2年で事業を「拡大」とする比率の推移
(2008~15年)
南西アジア・オセアニア主要国
ASEAN主要国
(%)
(%)
100
ミャンマー
90
カンボジア
80
70
タイ
北東アジア
(%)
100
100
90
90
80
80
70
70
韓国
パキスタン
60
60
60
50
50
50
40
40
40
30
30
中国
台湾
30
インドネシ
ア
香港
スリランカ
20
20
20
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
インドネシア
マレーシア
ミャンマー
フィリピン
タイ
カンボジア
ベトナム(注)カンボジアは2010年より調査開始。
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
バングラデシュ
パキスタン
オーストラリア
インド
スリランカ
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
中国
台湾
韓国
香港
(注)2011年以降の香港はマカオを含む。
今後1~2年の事業展開の方向性を「拡大」とした企業の割合を、国・地域別に2008年調査からの推移でみると、リーマン・ショック後の世界的な景
気低迷から回復した10年に大幅な上昇が見られたものの、2011~13年は一部の国・地域を除いておおむね横ばい傾向。2014年、2015年は「拡
大」と回答した企業の割合が前年比で低下した国・地域が多い。
2015年調査で「拡大」の割合が前年比で10ポイント以上低下したのはインドネシア(△15.4ポイント)、カンボジア(△12.8ポイント)、台湾(△12.8
ポイント)、タイ(△11.9ポイント)。他方、「拡大」の割合が前年比で10ポイント以上上昇したのはパキスタン(24.0ポイント)、スリランカ(12.3ポイン
ト)、ミャンマー(11.1ポイント)。
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19
2.今後の事業展開(3)
今後1~2年で事業を「拡大」とする比率の推移
(2008~15年、中国・アジア主要国比較)
(%)
中国
85
ASEAN
インドネシア
75
タイ
ベトナム
65
インド
63.1
61.4
60.3
55
54.2
ASEAN
52.3
54.2
45
46.5
中国
(注1)ASEANはブルネイ
除く9カ国の加重平均値。
(注2)カンボジア、ラオ
スはそれぞれ、2010年、
2011年以降から、ASEAN
の平均値に含まれる。
38.1
35
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
中国とASEANの今後1~2年の事業展開の方向性を「拡大」と回答した企業の割合を、2008年調査からの推移で比較すると、2011年まで中国が
ASEANよりも高い水準であったものの、2012年に中国52.3%、ASEAN61.4%と逆転した。2012年以降は、毎年、ASEANが10ポイント前後高く、
2015年調査では、その差は16.1ポイントに拡大した。
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20
2.今後の事業展開(4)
今後1~2年の事業展開の方向性(業種・企業規模別)
製造業
製造業(n=2,423)
20
40
48.2
食料品(n=170)
80
32.9
1.8 1.2
60
45.8
64.1
55.4
精密機械器具(n=81)
53.1
39.5
6.2 1.2
化学・医薬(n=321)
51.4
44.2
3.7 0.6
2.8 0.5
38.5
47.8
49.0
一般機械器具(n=169)
46.8
48.5
鉄・非鉄・金属(n=322)
44.1
木材・パルプ(n=44)
43.2
電気機械器具(n=417)
42.5
繊維(n=109)
その他製造業(n=296)
中小企業 大企業
0
15年調査(n=1,388)
14年調査(n=1,463)
13年調査(n=1,393)
15年調査(n=1,035)
14年調査(n=1,038)
13年調査(n=1,013)
拡大
現状維持
20
縮小
7.3
42.9
50.9
56.4
60.7
44.4
48.7
52.3
60
54.7
80
41.7
80
43.6
39.6
35.7
48.7
44.7
42.5
(%)
100
2.9 0.7
65.7
29.5 3.8 1.0
金融・保険業(n=110)
62.7
37.3
卸売・小売業(n=934)
57.8
運輸業(n=249)
39.1
48.6
建設業(n=166)
8.4 1.0
52.3
60
40
48.6
11.4 2.3
48.2
40
20
通信・ソフトウェア業(n=105)
5.0 1.9
43.2
51.7
6.2
非製造業(n=2,154)
4.7
49.1
35.8
0
5.1 1.0
ゴム・皮革(n=65)
輸送機械器具(n=429)
非製造業
39.8
53.0
2.6 0.5
2.8
6.6
0.6
4.6
その他非製造業(n=590)
5.1 0.3
(%)
100
4.6 0.9
3.4 0.7
3.1 0.5
5.7 1.2
5.4 1.3
3.8 1.3
第三国(地域)へ移転・撤退
53.1
0
中小企業 大企業
0
(%)
100
拡大
15年調査(n=1,557)
14年調査(n=1,625)
13年調査(n=1,515)
15年調査(n=597)
14年調査(n=605)
13年調査(n=615)
現状維持
縮小
20
42.9
40
55.6
61.7
64.8
52.4
54.9
57.6
60
80
41.1
35.1
32.0
43.4
40.3
38.2
2.7 1.4
(%)
100
2.8
2.7
2.4
3.2
4.0
3.7
0.6
0.5
0.8
1.0
0.8
0.5
第三国(地域)へ移転・撤退
今後1~2年の事業展開の方向性を業種別にみると、製造業(48.2%)よりも非製造業(54.7%)の方が拡大意欲が高い。
「拡大」の割合が特に高いのは、製造業では食料品(64.1%)、非製造業では通信・ソフトウェア業(65.7%)、金融・保険業(62.7%)。他方、繊維
および建設業は、「拡大」の割合が相対的に低く、「現状維持」と回答した企業の割合が5割を超えている。
企業規模別にみると、製造業、非製造業ともに大企業の事業拡大傾向が中小企業を上回ったが、「拡大」と回答した企業の割合は、大企業、中
小企業ともに3年連続して低下している。
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21
2.今後の事業展開(5)
今後1~2年の事業展開の方向性(主要業種 国・地域別比較)
(注)n≧30の業種別の国・地域。
(%)
卸売・小売業
0
20
40
インド(n=121)
60
80
81.8
ベトナム(n=42)
76.2
インドネシア(n=61)
67.2
タイ(n=96)
31.2
58.3
54.7
オーストラリア(n=78)
53.9
韓国(n=64)
53.1
45.3
台湾(n=59)
52.5
47.5
中国(n=116)
50.9
輸送機械器具
39.7
40.5
0
40
中国(n=92)
43.5
35.4
縮小
(%)
100
80
51.1
63.1
ベトナム(n=78)
タイ(n=59)
20
1.3
5.4
1.5
第三国(地域)への移転・撤退
40
64.6
韓国(n=32)
62.5
タイ(n=35)
中国(n=38)
35.4
31.3
40
7.3
60
80
31.1
58.5
25.2
4.4 2.2
40
1.8
7.6
56.8
31.6
(%)
100
45.5
34.0
37.1
6.3
2.2
55.1
52.7
20
(%)
100
80
62.2
0
4.8
56.5
20
ベトナム(n=45)
一般機械器具
3.4
2.8 2.8
60
37.7
中国(n=111)
1.3
11.3
41.3
0
34.6
59.7
ベトナム(n=48)
タイ(n=46)
(%)
100
61.1
24.2
0
80
44.1
33.3
中国(n=62)
電気機械器具
60
52.5
マレーシア(n=36)
化学・医薬
40
64.1
マレーシア(n=53)
43.5
54.0
20
タイ(n=55)
32.5
56.5
44.7
現状維持
60
0
中国(n=69)
4.2 1.1
67.5
タイ(n=76)
インドネシア(n=65)
7.8 0.9
61.1
20
ベトナム(n=46)
2.1 2.1
5.1 1.3
1.6
52.0
33.7
インド(n=77)
拡大
41.1
48.0
香港・マカオ(n=95)
1.6
1.0
40.6
シンガポール(n=95)
マレーシア(n=50)
100
16.5 1.7
23.8
鉄・非鉄・金属
16.2
60
60.0
57.9
80
1.8
(%)
100
2.9
10.5
今後1~2年の事業展開の方向性を、主要業種について有効回答数30社以上の国・地域で比較すると、卸売・小売業では「拡大」とする割合が、
インド(81.8%)、ベトナム(76.2%)が高い。他方、マレーシア、香港・マカオでは「現状維持」が5割超を占めた。
輸送機械器具では、「拡大」の割合が、インド(67.5%)とベトナム(56.5%)が高い。インドネシア(35.4%)は14年調査結果(75.0%)から「拡大」
の割合が大きく低下し、現状維持が増えた。
鉄・非鉄・金属、化学・医薬、電気機械器具では、ベトナムの「拡大」の割合が高い。
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22
2.今後の事業展開(6)
今後1~2年で事業を「拡大」する理由(複数回答)
成長性、
潜在力の高さ
売上の増加
総数
(n=2,333)
韓国
(n=102)
インド
(n=328)
フィリピン
(n=65)
台湾
(n=69)
ベトナム
(n=351)
カンボジア
(n=54)
ニュージーランド
(n=30)
タイ
(n=274)
オーストラリア
(n=85)
インドネシア
(n=204)
中国
(n=326)
シンガポール
(n=117)
マレーシア
(n=133)
香港・マカオ
(n=80)
バングラデシュ
(n=33)
取引先との
関係
(注)n≧30の国・地域。
(%)
高付加価値製品
への高い受容性
生産・販売
ネットワーク
見直し
82.9 総数
47.0 総数
20.5 総数
19.1 総数
88.2 インド
62.8 フィリピン
27.7 台湾
40.6
86.9 インドネシア 62.3
バングラ
デシュ
オースト
ラリア
27.1 韓国
バングラ
デシュ
オースト
32.4
ラリア
コストの低下
( 調達コスト
や人件費など)
16.1 総数
ニュージー
ランド
バングラ
22.4
デシュ
24.2
8.1 総数
15.2 台湾
4.4
4.3 カンボジア
9.3
3.0 ベトナム
5.4
2.7 インドネシア
2.0
12.8 中国
85.5 中国
49.7 中国
22.1 中国
24.9 香港・マカオ 21.3 韓国
11.8
84.6 カンボジア
48.2 台湾
21.7 タイ
22.6 中国
19.3 台湾
11.6 インド
83.3 ベトナム
45.9 韓国
21.6
21.2 台湾
17.4
83.3 シンガポール 45.3 シンガポール 21.4 マレーシア
82.9 台湾
香港・
マカオ
オースト
81.4
ラリア
82.4
43.5 インド
バングラ
デシュ
バングラ
デシュ
13.9
12.1
9.4 シンガポール 2.6 台湾
1.5
16.7 インド
9.2 香港・マカオ 2.5 香港・マカオ
1.3
16.5 シンガポール
7.7
オースト
ラリア
2.4 タイ
1.1
41.3 インドネシア 19.1 インドネシア 15.7 インドネシア 15.7 中国
7.4 タイ
2.2 韓国
1.0
37.7 ベトナム
1.5 中国
0.9
バングラ
デシュ
19.1 ベトナム
15.4 ベトナム
15.1 ベトナム
7.1 フィリピン
18.2 インド
14.3 カンボジア
14.8 マレーシア
6.0 インドネシア 1.5 インド
0.9
13.9 タイ
14.6 カンボジア
5.6 韓国
1.0 マレーシア
0.0
13.3 フィリピン
10.8 フィリピン
4.6 マレーシア
0.8
ニュージー
ランド
0.0
10.5 インドネシア
2.9
36.9
80.3 韓国
34.3 香港・マカオ 15.0 フィリピン
78.2 タイ
33.6 カンボジア
76.3 マレーシア
32.3
ニュージー
ランド
ニュージー
ランド
19.5 シンガポール 17.1 インド
81.3 フィリピン
75.8
19.6
オースト
ラリア
2.4
6.6 フィリピン
24.1 香港・マカオ 25.0 シンガポール 22.2 タイ
オースト
ラリア
3.2 総数
16.7 ベトナム
60.6 タイ
86.2
労働力確保
の容易さ
規制の緩和
ニュージー
ランド
ニュージー
ランド
バングラ
13.3
デシュ
30.0 マレーシア
12.0 カンボジア
14.8
9.1 マレーシア
7.4 韓国
9.8 香港・マカオ
ニュージー
ランド
2.5 カンボジア
0.0 シンガポール
0.0
オースト
ラリア
0.0
0.0
事業を「拡大」する理由としては「売上の増加」が82.9%と最も高く、次いで「成長性、潜在力の高さ」(47.0%)が続いた。「売上の増加」の回答率
は、韓国(88.2%)、インド(86.9%)、フィリピン(86.2%)をはじめ多くの国・地域で8割以上だった。
「成長性、潜在力の高さ」の回答率は、インド(62.8%)、インドネシア(62.3%)、バングラデシュ(60.6%)で6割を超えた。
「高付加価値製品への高い受容性」は台湾、韓国が、「労働力確保の容易さ」はフィリピン、バングラデシュが相対的に高い。
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23
2.今後の事業展開(7)
拡大する機能(複数回答)
生産
( 高付加価値品)
販売機能
総数
(n=2,300)
ニュージーランド
(n=30)
オーストラリア
(n=84)
香港・マカオ
(n=78)
シンガポール
(n=115)
韓国
(n=102)
台湾
(n=69)
インド
(n=328)
インドネシア
(n=200)
中国
(n=322)
マレーシア
(129)
タイ
(n=271)
カンボジア
(n=49)
バングラデシュ
(n=33)
フィリピン
(n=65)
ベトナム
(n=344)
(注)n≧30の国・地域。
(%)
サービス事務機能
生産
( 汎用品)
62.4 総数
31.9 総数
86.7 タイ
40.2
82.1 中国
物流機能
研究開発
(シェアードサービス、
コールセンターなど)
地域統括機能
24.5 総数
11.7 総数
10.0 総数
45.5 インド
16.2 韓国
23.5
ニュージー
ランド
13.3 シンガポール
23.5
39.1 ベトナム
42.4 インドネシア
15.5 中国
16.2 カンボジア
12.2 香港・マカオ
14.1
82.1 マレーシア
36.4 タイ
28.8 フィリピン
15.4 タイ
11.4
11.9 中国
10.6
81.7 韓国
34.3 カンボジア
28.6
15.2 インド
11.0 台湾
79.4 ベトナム
33.7 マレーシア
27.1 カンボジア
14.3 台湾
10.1 インド
8.8 カンボジア
8.2
73.9 台湾
31.9 インドネシア
25.5
14.3 マレーシア
10.1 シンガポール
8.7
ニュージー
ランド
6.7
71.3 インドネシア
31.0 インド
25.3 台湾
13.0
10.0 中国
7.8 マレーシア
6.2
63.5 フィリピン
30.8 フィリピン
23.1 シンガポール
13.0 ベトナム
7.6 香港・マカオ
7.7
オースト
ラリア
6.0
62.1 インド
29.0 中国
22.1 香港・マカオ
10.3 インドネシア
7.0 韓国
6.9 タイ
5.2
バングラ
デシュ
オースト
ラリア
ニュージー
ランド
オースト
ラリア
54.2 カンボジア
ニュージー
ランド
オースト
24.5
ラリア
53.1 香港・マカオ
24.4 韓国
10.8 中国
8.7 フィリピン
6.2 フィリピン
24.2 台湾
10.1 韓国
7.8 オーストラリア
3.6
57.4
ニュージー
ランド
バングラ
デシュ
バングラ
デシュ
オースト
47.7
ラリア
51.5
42.4 シンガポール
26.7
7.7 総数
10.1 インド
6.7
8.5
16.7 ベトナム
9.9 シンガポール
7.0 インドネシア
6.5 台湾
4.4
13.1 タイ
9.6 香港・マカオ
6.4 タイ
6.3 韓国
3.9
6.2
ニュージー
ランド
22.6 香港・マカオ
5.1
16.5 シンガポール
2.6 マレーシア
6.7
バングラ
デシュ
6.2 カンボジア
バングラ
デシュ
3.0
6.1 インドネシア
3.0
3.0 ベトナム
5.5 ベトナム
2.0
2.0 マレーシア
4.7 フィリピン
0.0
バングラ
デシュ
事業拡大を見込む企業に対し、具体的に拡大する機能を複数回答で聞いたところ「販売機能」(62.4%)が最も高く、次いで「生産(高付加価値
品)」(31.9%)、「生産(汎用品)」(24.5%)が続いた。
「研究開発」の回答割合は、韓国(23.5%)が他の国・地域との比較で高く、中国(16.2%)が続いた。
「地域統括機能」の回答割合は、シンガポール(23.5%)が高く、香港・マカオ、中国が続いた。
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24
2.今後の事業展開(8)
拡大する機能の国別推移(2012~15年)
販売機能
生産機能(高付加価値品)
生産機能(汎用品)
(%)
(%)
80
50
(%)
45
75
45
71.3
70
42.4
40.2
39.1
40
40
65
63.5
62.1
60
35
35
33.7
55
54.2
30
28.8
50
25.5
25
22.1
42.4
25
20
2012
2013
2014
29.0
25.3
45
40
31.0
30
2015
2012
2013
2014
2015
2012
2013
2014
2015
中国
ベトナム
中国
ベトナム
中国
ベトナム
インドネシア
タイ
インドネシア
タイ
インドネシア
タイ
インド
インド
インド
「販売機能」を拡大する、とした企業の割合は、インドが71.3%で引き続き高い。インドネシア、中国では14年調査から15年調査にかけてそれぞれ
6.9ポイント、4.6ポイント上昇した。
「生産(汎用品)」の機能を拡大する、とした企業の割合は、ベトナムでは上昇傾向にあるのに対し、インドネシア、中国、タイ、インドでは低下した。
「生産(高付加価値品)」の機能を拡大するとした企業の割合は、タイ、中国が4割前後を維持している一方、ベトナム、インドネシア、インドでは14
年調査から15年調査にかけて低下した。
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25
2.今後の事業展開(9)
事業縮小もしくは移転・撤退の理由
(複数回答)
0
(%)
20
40
業種別
(%)
80
60
製造業
61.8
67.1
49.5
コストの増加
( 調達コストや人件費など)
50.0
63.6
35.1
成長性、潜在力の低さ
労働力の確保の難しさ
高付加価値製品への低い受容性
26.5
13.1
13.2
15.9
12.2
8.8
13.6
11.7
13.2
14.8
10.8
7.4
15.9
規制の強化
総数(n=214)
8.4
4.4
13.6
その他
大企業
中小企業
売上の減少
67.1
64.9
67.8
64.5
コストの増加
( 調達コストや人件費など)
55.0
39.2
47.1
52.7
成長性、潜在力の低さ
32.9
39.2
38.0
31.2
生産・販売ネットワーク
見直し
15.7
8.1
14.1
11.8
取引先との関係
12.1
12.2
9.1
16.1
労働力の確保の難しさ
10.7
13.5
9.9
14.0
高付加価値製品への
低い受容性
12.9
6.8
10.7
10.8
7.9
9.5
7.4
9.7
12.9
18.9
18.2
10.8
36.4
取引先との関係
非製造業
66.4
売上の減少
生産・販売ネットワーク見直し
企業規模別
15.0
11.8
13.6
規制の強化
ASEAN(n=68)
中国(n=88)
その他
事業の「縮小」「移転・撤退」を選んだ企業にその理由を複数回答で聞いたところ、「売上の減少」(66.4%)が最も高く、「コストの増加」(49.5%)
が続いた。
ASEANと中国を比較すると、中国はすべての項目でASEANを上回っている。中でも、中国で「コストの増加」を挙げた企業の割合は、ASEAN
の回答を13.6ポイント上回った。
業種別にみると、製造業で「コストの増加」「生産・販売ネットワーク見直し」「高付加価値製品への低い受容性」を挙げた企業の割合は非製造業
での回答をそれぞれ、15.8ポイント、7.6ポイント、6.1ポイント、上回った。
大企業、中小企業の比較では、「取引先との関係」で中小企業の回答割合が大企業の回答を7.0ポイント上回る一方、「成長性、潜在力の低さ」
では大企業の回答割合が中小企業の回答を6.8ポイント上回った。
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26
2.今後の事業展開(10)
中国進出日系企業の今後1~2年の事業展開の方向性
66.8
11年調査(n=894)
12年調査(n=853)
13年調査(n=931)
14年調査(n=970)
15年調査(n=863)
拡大(%)
28.9
52.3
54.2
46.5
38.1
現状維持
縮小
0
51.3
第三国(地域)へ移転・撤退
20
40
60
65.3
36.4
31.9
15.9
16.7
15.9
12.5
労働力確保の難しさ
14.8
規制の強化
13.6
取引先との関係
その他
北京市
5社
(5.5%)
63.6
成長性、潜在力の低さ
19.4
13.9
13.6
11.1
13.6
12.5
14年調査(n=72)
遼寧省
10社
(10.3%)
事業縮小もしくは移転・撤退と回答した企業内訳
61.1
コストの増加
(調達コスト、人件費など)
生産・販売ネットワーク見直し
80
(%)
100
67.1
売上の減少
高付加価値製品への低い受容性
2.71.7
4.0 1.8
5.0 1.2
6.5 1.0
8.8 1.7
42.0
39.5
46.0
事業縮小もしくは移転・撤退の理由
15年調査(n=88)
(%)
製造業
繊維
電気機械器具
鉄・非鉄・金属
精密機械器具
一般機械器具
化学・医薬
輸送機械器具
非製造業
運輸業
卸売・小売業
68社 (12.3%)
6社 (23.1%)
20社 (18.0%)
10社 (16.1%)
4社 (14.8%)
4社 (10.5%)
5社 (7.2%)
5社 (5.4%)
23社 (7.4%)
5社 (11.1%)
10社 (8.6%)
江蘇省
3社
(5.5%)
天津市
4社
(14.3%)
湖北省
3社
(4.8%)
山東省
12社
(13.6%)
上海市
6社
(6.3%)
広東省
35社
(15.7%)
福建省
4社
(9.8%)
(注1)「事業縮小」もしくは「第三国(地域)への移転・撤
退」と回答した企業数3社以上の業種、省・直轄市。
(注2)カッコ内は、各省市、業種の回答企業数に占める、「事業縮小」もしくは「第三国(地域)への移転・撤
退」と回答した企業の割合。
 中国進出日系企業の今後1~2年の事業展開の方向性について、「縮小」(8.8%)もしくは「第三国(地域)への移転・撤退」(1.7%)と回答した
企業は91社(構成比10.5%)と14年調査から3.0ポイント上昇した。一方、「拡大」は8.4ポイント低下し38.1%となった。
 事業を「縮小」もしくは「移転・撤退」する理由についての回答(複数回答)では、「売上の減少」(67.1%)が14年調査結果の61.1%から6.0ポイ
ント上昇した。これに 「コストの増加」(63.6%)、「成長性、潜在力の低さ」(36.4%)が続く。
 「縮小」もしくは「第三国(地域)への移転・撤退」と回答した企業の割合を業種別にみると、製造業(12.3%)が非製造業(7.4%)より多く、中でも
繊維(23.1%)、電気機械器具(18.0%)が高い。
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27
2.今後の事業展開(11)
従業員の増減 (過去1年の変化、今後の予定、国・地域別)
現地従業員
過去1年の変化
0
総数(n=4,536)
ラオス(n=17)
パキスタン(n=28)
インド(n=436)
ミャンマー(n=32)
バングラデシュ(n=48)
ベトナム(n=550)
カンボジア(n=84)
インドネシア(n=388)
韓国(n=204)
フィリピン(n=117)
台湾(n=163)
スリランカ(n=38)
マレーシア(n=291)
タイ(n=554)
シンガポール(n=224)
香港・マカオ(n=235)
オーストラリア(n=199)
中国(n=851)
ニュージーランド(n=77)
大企業(n=2,921)
中小企業(n=1,615)
20
38.8
40
60
80
19.1
64.7
29.4
5.9
60.7
25.0
14.3
59.9
32.8
7.3
56.3
34.4
9.4
54.2
31.3
14.6
53.3
33.1
13.6
47.6
42.9
9.5
46.7
31.4
21.9
44.6
41.2
14.2
41.0
44.4
14.5
39.9
45.4
14.7
39.5
44.7
15.8
37.5
40.2
22.3
35.7
44.4
19.9
31.3
58.0
10.7
24.7
55.3
20.0
24.6
56.8
18.6
22.9
44.3
32.8
19.5
63.6
16.9
40.8
35.2
増加
42.1
40.8
44.5
横ばい
18.4
20.4
減少
今後1年の予定
(%)
100
0
総数(n=4,447)
ミャンマー(n=31)
インド(n=431)
ラオス(n=17)
バングラデシュ(n=49)
カンボジア(n=80)
スリランカ(n=37)
ベトナム(n=540)
パキスタン(n=29)
フィリピン(n=117)
台湾(n=160)
インドネシア(n=377)
韓国(n=202)
マレーシア(n=291)
シンガポール(n=217)
タイ(n=546)
中国(n=829)
オーストラリア(n=194)
香港・マカオ(n=226)
ニュージーランド(n=74)
大企業(n=2,868)
中小企業(n=1,579)
20
40
42.7
71.0
69.6
64.7
63.3
58.8
56.8
54.3
51.7
48.7
45.6
44.6
43.6
38.5
37.3
37.0
30.4
26.3
25.7
24.3
43.6
41.1
増加
60
80
(%)
100
45.9
11.3
25.8
3.2
27.2
3.3
35.3
34.7
2.0
32.5
8.8
32.4
10.8
39.3
6.5
41.4
6.9
43.6
7.7
46.3
8.1
37.9
17.5
52.0
4.5
46.7
14.8
57.1
5.5
50.9
12.1
47.7
22.0
66.0
7.7
66.8
7.5
64.9
10.8
45.3
47.1
横ばい
11.1
11.8
減少
 現地従業員の増減について国・地域別に見ると、過去1年の変化ではラオス、パキスタンで「増加」と回答した企業の割合が6割を上回った。
 今後1年の予定では、「増加」と回答した企業の割合が、ミャンマー(71.0%)を筆頭に、インド、ラオス、バングラデシュで6割以上となった。
 「減少」と回答した企業の割合が、中国は過去1年は3割以上に上り、今後1年の予定では2割と相対的に高い。
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28
2.今後の事業展開(12)
従業員の増減 (過去1年の変化、今後の予定、国・地域別)
日本人駐在員
過去1年の変化
0
20
総数(n=4,483) 15.1
ミャンマー(n=32)
31.3
スリランカ(n=38)
21.1
インドネシア(n=387)
20.7
ベトナム(n=546)
19.6
インド(n=435)
19.1
フィリピン(n=116)
17.2
マレーシア(n=291)
16.8
バングラデシュ(n=48)
16.7
シンガポール(n=221)
16.3
カンボジア(n=80)
16.3
タイ(n=546)
15.6
ラオス(n=15) 13.3
パキスタン(n=23) 13.0
オーストラリア(n=197) 11.7
香港・マカオ(n=231) 10.4
中国(n=838) 10.4
韓国(n=203) 9.4
台湾(n=161) 8.7
ニュージーランド(n=75) 5.3
大企業(n=2,905)
中小企業(n=1,578)
17.1
11.3
増加
40
60
68.8
59.4
68.4
65.9
65.8
68.5
72.4
65.0
75.0
67.0
72.5
70.0
73.3
87.0
73.1
67.1
65.9
77.8
77.0
86.7
65.6
74.7
横ばい
今後1年の予定
80
(%)
100
16.2
9.4
10.5
13.4
14.7
12.4
10.3
18.2
8.3
16.7
11.3
14.5
13.3
15.2
22.5
23.8
12.8
14.3
8.0
17.4
14.0
減少
0
20
総数(n=4,411) 9.3
ミャンマー(n=31)
29.0
バングラデシュ(n=49)
24.5
スリランカ(n=37)
18.9
インド(n=434)
17.1
ラオス(n=15) 13.3
パキスタン(n=23) 13.0
カンボジア(n=77) 13.0
マレーシア(n=288) 12.2
ベトナム(n=541) 11.3
フィリピン(n=117) 11.1
インドネシア(n=379) 10.3
タイ(n=533) 9.9
シンガポール(n=217) 9.7
台湾(n=159) 6.9
中国(n=821) 4.5
香港・マカオ(n=225) 3.6
韓国(n=202) 3.5
オーストラリア(n=192) 2.6
ニュージーランド(n=71) 1.4
大企業(n=2,860)
中小企業(n=1,551)
8.8
10.1
増加
40
60
72.9
67.7
71.4
73.0
70.7
80.0
87.0
75.3
70.5
72.6
76.1
70.2
70.2
73.7
74.8
67.7
82.7
80.7
84.4
91.6
71.0
76.5
横ばい
80
(%)
100
17.8
3.2
4.1
8.1
12.2
6.7
11.7
17.4
16.1
12.8
19.5
19.9
16.6
18.2
27.8
13.8
15.8
13.0
7.0
20.2
13.5
減少
 日本人駐在員の増減について国・地域別に見ると、過去1年の変化、今後1年の予定ともに、いずれの国・地域も「横ばい」と答えた企業の割合
が最も高い。
 過去1年の変化では、「減少」と回答した企業の割合が中国、香港・マカオ、マレーシアで約2割あった。
 今後1年の予定では、「増加」と回答した企業の割合が、ミャンマー、バングラデシュで2割を超える。他方、「減少」と回答した企業の割合が、中
国で27.8%あった。
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29
2.今後の事業展開(13)
経営の現地化
経営の現地化を進めるための取り組み(複数回答)
0
20
40
60
67.1
70.1
61.5
現地化を意識した現地人材の
研修・育成の強化
現地人材の登用
(部長・課長級、店長)
現地化を意識した即戦力となる
現地人材の中途採用
現地化を意識した能力主義など
人事制度の改正
現地における製品・
サービス開発力の強化
現地人材の登用( 役員級)
現地における販売戦略の
決定権限の強化
本社から現地への権限の委譲
現地化の取り組みはしていない
M&Aによる
人材・経営資源の獲得
その他
総数(n=4,532)
経営の現地化を進めるに当たっての問題点(複数回答)
(%)
80
33.9
34.2
36.9
29.3
29.5
33.2
22.8
25.9
25.2
27.0
16.7
18.9
12.8
13.9
15.1
11.7
12.3
12.6
11.7
9.4
7.7
12.5
46.1
52.8
2.2
2.6
1.5
2.5
2.7
2.3
大企業(n=2,929)
0
20
61.0
61.6
59.9
現地人材の能力・意識
39.5
40.8
37.2
幹部候補人材の採用難
現
地
現地における企画・マーケティング力
サ
イ 現地人材の語学力( 日本語および英語)
ド
の
幹部候補人材の離職率の高さ
問
題
現地における製品・サービス開発力
現地サイドのその他の問題
その他
今後も現地化の取り組みは予定していない
総数(n=4,111)
(%)
80
60
30.3
32.7
25.9
24.8
23.7
26.9
21.7
21.3
22.4
19.6
22.3
14.4
11.8
12.1
11.3
10.2
9.4
11.6
7.0
7.5
6.2
日本人駐在員削減の難しさ
本
社 日本人駐在員の語学力( 英語・現地語)
・
日
日本人駐在員のマネジメント力
本
サ 本社から現地への権限委譲が進まない
イ
ド 現地人材に割り振るポジションの不足
の 人材登用に関する本社方針との不一致
問
題
本社・日本サイドのその他の問題
23.7
24.2
22.8
17.1
15.0
21.1
16.9
17.8
15.3
15.4
14.0
17.9
4.1
4.3
3.7
8.9
8.5
9.7
特に問題はない
中小企業(n=1,603)
40
1.1
1.2
0.8
0.6
0.5
0.7
大企業(n=2,701)
中小企業(n=1,410)
 「経営の現地化を進めるための取り組み」では、「現地化を意識した現地人材の研修・育成の強化」(67.1%)、「現地人材の登用(部長・課長
級、店長)」(46.1%)の割合が多かった。企業規模別にみると、「現地人材の登用(部長・課長級、店長)」 の大企業の回答率が中小企業の回
答率を18.9ポイント上回るほか、「現地化を意識した能力主義などの人事制度の改正」 「現地化を意識した現地人材の研修・育成の強化」も大
企業の回答率が中小企業の回答率を10ポイント近く上回る結果となった。
 「経営の現地化を進めるに当たっての問題点」では、「現地人材の能力・意識」等、現地サイドの問題を挙げる企業の割合が多い。
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30
2.今後の事業展開(14)
国内・国外で代替生産・供給できる体制構築の有無
「構築している」と回答した割合(業種別)
(%)
100
0
60.0
55.0
40.0
44.1
45.0
60
40
20
14年調査
(n=4,506)
構築している
15年調査
(n=4,412)
構築していない
カンボジア(n=73)
中国(n=830)
バングラデシュ(n=49)
マレーシア(n=271)
フィリピン(n=112)
韓国(n=196)
ベトナム(n=536)
シンガポール(n=223)
タイ(n=547)
ラオス(n=18)
香港・マカオ(n=229)
インド(n=427)
オーストラリア(n=195)
インドネシア(n=374)
台湾(n=161)
ニュージーランド(n=77)
パキスタン(n=28)
ミャンマー(n=32)
スリランカ(n=34)
20
(%)
60
40
26.5
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75.0
61.1
59.5
57.5
55.7
53.6
51.9
48.2
38.6
37.5
33.7
50.5
39.5
37.3
31.0
19.6
代替生産・供給地(複数回答)
57.5
51.5
51.0
50.6
49.1
48.5
46.6
44.8
44.8
44.4
44.1
43.1
35.9
35.6
35.4
35.1
32.1
31.3
(%)
80
(注)「その他製造業」「その他非製造業」を除く。
「構築している」と回答した割合(国・地域別)
0
60
54.5
非製造業(n=2,024)
金融・保険業(n=103)
卸売・小売業(n=894)
通信・ソフトウェア業(n=102)
運輸業(n=216)
建設業(n=153)
0
13年調査
(n=4,347)
40
製造業(n=2,388)
ゴム・皮革(n=64)
化学・医薬(n=316)
電気機械器具(n=405)
輸送機械器具(n=423)
精密機械器具(n=79)
鉄・非鉄・金属(n=323)
繊維(n=108)
一般機械器具(n=166)
木材・パルプ(n=44)
食料品(n=168)
80
55.9
20
日本
総数(n=4,412)
中国(n=830)
タイ(n=547)
ベトナム(n=536)
インド(n=427)
インドネシア(n=374)
(%)
代替生産・供給地
中国
30.9
38.0
35.1
32.1
29.7
25.9
12.7
3.5
14.1
14.9
15.0
11.8
タイ
12.4
13.4
0.7
14.4
21.3
16.0
(注)n ≧300の国。中国の代替生産・供給地「中国」、タイの代替生産・供給地
「タイ」は、それぞれ「進出先国・地域内」を選択した企業の割合。
国内外で代替生産・供給できる体制を構築していると回答した企業
の割合は45.0%であった。
業種別にみると、ゴム・皮革が75.0%と最も高い。
代替生産・供給地を見ると、日本(30.9%)が最も高く、中国
(12.7%)、タイ(12.4%)が続いた。
31
3.経営上の問題点(1)
全地域共通の問題点(上位10項目、複数回答)
(%)
回答項目
2015年調査 2014年調査
(%)
(%)
増減
(ポイント)
業種別
製造業
非製造業
企業規模別
大企業
中小企業
1位 従業員の賃金上昇
69.0
72.2
△ 3.2
75.4
61.7
69.2
68.5
2位 品質管理の難しさ
52.9
46.0
6.9
52.9
-
50.1
56.7
3位 従業員の質
48.6
48.4
0.2
51.8
45.1
47.6
50.5
4位 競合相手の台頭(コスト面で競合)
48.1
51.4
△ 3.3
48.1
48.0
52.7
39.8
5位 原材料・部品の現地調達の難しさ
43.5
44.6
△ 1.1
43.5
-
41.3
46.4
6位 新規顧客の開拓が進まない
38.0
37.8
0.2
35.4
41.0
36.2
41.3
7位 限界に近づきつつあるコスト削減
37.9
38.9
△ 1.0
37.9
-
39.2
36.3
8位 主要取引先からの値下げ要請
37.5
38.9
△ 1.4
43.7
30.6
37.7
37.1
9位 主要販売市場の低迷(消費低迷)
37.0
29.0
8.0
39.5
34.2
39.1
33.2
10位 通関等諸手続きが煩雑
34.9
35.4
△ 0.5
41.8
27.0
35.0
34.7
経営上の問題点では、「従業員の賃金上昇」が69.0%と最も多く、次が「品質管理の難しさ」(52.9%)となっている。特に、「従業員の賃金上昇」を
挙げた企業は、中国(84.3%)、インドネシア(80.5%)、ベトナム(77.9%)、インド(70.3%)で7割以上となった。
業種別に見ると、「従業員の賃金上昇」「主要取引先からの値下げ要請」「通関等手続きが煩雑」を挙げた企業の割合が製造業で非製造業より
10ポイント以上多い結果となった。
企業規模別に見ると、「競合相手の台頭(コスト面で競合)」は大企業が中小企業を12.9ポイント上回ったが、「品質管理の難しさ」「原材料・部品
の現地調達の難しさ」は中小企業が大企業を5ポイント以上上回った。
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32
3.経営上の問題点(2)
(注)n≧10の国・地域。
全地域共通の問題点(上位10項目、複数回答、各国・地域の回答率)
(%)
従業員の賃金上昇
0
25
50
品質管理の難しさ
総数(n=4,540)
69.0
中国(n=859)
84.3
インドネシア
(n=385)
80.5
ベトナム(n=544)
77.9
インド(n=438)
70.3
ミャンマー(n=32)
68.8
シンガポール
(n=224)
68.3
韓国(n=204)
67.7
香港・マカオ
(n=233)
67.0
ラオス(n=18)
オーストラリア
(n=195)
マレーシア
(n=294)
カンボジア(n=83)
バングラデシュ
(n=49)
スリランカ(n=37)
ニュージーランド
(n=78)
台湾(n=162)
フィリピン
(n=118)
総数(n=2,344)
52.9
中国(n=542)
61.4
カンボジア(n=83)
60.6
マレーシア
(n=161)
58.4
58.3
タイ(n=349)
58.2
ベトナム(n=356)
55.6
インドネシア
(n=223)
55.2
フィリピン(n=77)
52.0
63.3
バングラデシュ
(n=34)
50.0
インド(n=200)
48.5
48.7
台湾(n=55)
41.8
香港・マカオ
(n=46)
32.6
シンガポール
(n=42)
31.0
韓国(n=96)
オーストラリア
(n=56)
ニュージーランド
(n=32)
17.9
15.6
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50
75 100
48.6
60.2
58.7
57.1
中国(n=859)
55.5
マレーシア
(n=294)
51.7
タイ(n=557)
51.0
ベトナム(n=544)
50.2
ミャンマー(n=32)
50.0
フィリピン
(n=118)
50.0
インド(n=438)
48.0
香港・マカオ
(n=233)
41.2
パキスタン(n=30)
40.0
シンガポール
(n=224)
38.8
台湾(n=162)
37.7
スリランカ(n=37)
オーストラリア
(n=195)
ニュージーランド
(n=78)
36.8
35.1
31.8
18.0
0
総数(n=4,524)
72.2
インドネシア
(n=385)
バングラデシュ
(n=49)
韓国(n=204)
26.0
25
総数(n=4,540)
ラオス(n=18)
カンボジア(n=33)
ラオス(n=12)
0
63.6
スリランカ(n=11)
66.2
53.1
31.4
75 100
52.9
53.3
33.3
50
パキスタン(n=17)
60.1
39.7
25
66.7
62.7
タイ(n=557)
パキスタン(n=30)
0
75 100
競合相手の台頭
( コスト面で競合)
従業員の質
25
50
原材料・部品の現地調
達の難しさ
0
75 100
48.1
25
50
総数(n=2,344)
75 100
43.5
ミャンマー(n=32)
65.6
カンボジア(n=33)
72.7
インド(n=436)
63.5
バングラデシュ
(n=34)
70.6
韓国(n=203)
シンガポール
(n=224)
中国(n=854)
ベトナム(n=356)
65.2
52.7
スリランカ(n=11)
63.6
50.7
フィリピン(n=77)
62.3
インドネシア
(n=223)
61.0
57.6
台湾(n=163)
45.4
ベトナム(n=543)
45.3
インドネシア
(n=385)
香港・マカオ
(n=232)
マレーシア
(n=290)
44.9
44.8
44.5
タイ(n=554)
43.9
オーストラリア
(n=198)
43.4
パキスタン(n=30)
フィリピン
(n=118)
ニュージーランド
(n=78)
40.0
パキスタン(n=17)
52.9
インド(n=200)
52.5
ラオス(n=12)
50.0
マレーシア
(n=161)
39.1
タイ(n=349)
39.0
シンガポール
(n=42)
31.0
中国(n=542)
30.4
39.0
台湾(n=55)
21.8
香港・マカオ
(n=46)
21.7
38.5
カンボジア(n=82)
37.8
ラオス(n=16)
37.5
韓国(n=96)
17.7
バングラデシュ
(n=49)
32.7
オーストラリア
(n=56)
12.5
スリランカ(n=37)
32.4
ニュージーランド
(n=32)
12.5
33
3.経営上の問題点(3)
(注)n≧10の国・地域。
全地域共通の問題点(上位10項目、複数回答、各国・地域の回答率)
(%)
新規顧客の開拓が進ま
ない
0
25
50
総数(n=4,524)
限界に近づきつつある
コスト削減
75 100
38.0
0
25
50
総数(n=2,344)
75 100
37.9
ミャンマー(n=32)
46.9
中国(n=542)
香港・マカオ
(n=232)
44.8
韓国(n=96)
47.9
中国(n=854)
44.7
マレーシア
(n=161)
46.6
台湾(n=163)
42.9
シンガポール
(n=224)
バングラデシュ
(n=49)
41.1
40.8
タイ(n=554)
40.1
マレーシア
(n=290)
39.0
韓国(n=203)
37.4
インドネシア
(n=385)
35.1
ベトナム(n=543)
34.4
インド(n=436)
32.4
フィリピン
(n=118)
カンボジア(n=82)
ニュージーランド
(n=78)
54.2
シンガポール
(n=42)
40.5
台湾(n=55)
40.0
32.2
30.5
29.5
0
35.7
インドネシア
(n=223)
33.2
ベトナム(n=356)
33.2
タイ(n=349)
33.0
香港・マカオ
(n=46)
30.4
カンボジア(n=33)
30.3
ニュージーランド
(n=32)
28.1
24.7
パキスタン(n=17)
23.5
バングラデシュ
(n=34)
20.6
総数(n=4,524)
75 100
37.0
0
25
50
総数(n=4,417)
75 100
34.9
タイ(n=554)
52.4
韓国(n=203)
46.8
インドネシア
(n=385)
49.6
インド(n=434)
56.9
中国(n=854)
44.7
台湾(n=163)
47.2
バングラデシュ
(n=48)
56.3
42.4
ベトナム(n=536)
55.8
42.4
カンボジア(n=76)
39.3
インド(n=436)
44.7
タイ(n=554)
39.5
香港・マカオ
(n=232)
マレーシア
(n=290)
インドネシア
(n=385)
スリランカ(n=37)
オーストラリア
(n=198)
24.2
スリランカ(n=11)
18.2
ラオス(n=16)
ミャンマー(n=32)
47.4
36.2
中国(n=854)
40.4
35.8
韓国(n=203)
39.9
中国(n=834)
39.1
38.3
ラオス(n=18)
38.9
35.8
パキスタン(n=28)
32.1
34.3
マレーシア
(n=290)
香港・マカオ
(n=232)
33.9
ラオス(n=16)
31.3
ミャンマー(n=31)
29.0
33.0
ニュージーランド
(n=78)
28.2
タイ(n=547)
27.4
30.5
ベトナム(n=543)
24.5
マレーシア
(n=256)
29.3
インド(n=436)
21.3
スリランカ(n=36)
16.7
28.2
カンボジア(n=82)
20.7
韓国(n=201)
14.4
26.5
フィリピン
(n=118)
20.3
ニュージーランド
(n=78)
12.8
24.3
スリランカ(n=37)
18.9
台湾(n=160)
11.3
22.0
バングラデシュ
(n=49)
18.4
パキスタン(n=30)
16.7
12.5
3.1
オーストラリア
(n=198)
シンガポール
(n=224)
57.9
フィリピン
(n=117)
34.5
シンガポール
(n=224)
フィリピン
(n=118)
オーストラリア
(n=198)
ニュージーランド
(n=78)
バングラデシュ
(n=49)
カンボジア(n=82)
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50
50.0
20.5
8.3
25
通関等諸手続きが煩雑
パキスタン(n=30)
インド(n=200)
ラオス(n=12)
0
75 100
37.5
ベトナム(n=543)
フィリピン(n=77)
主要販売市場の低迷
( 消費低迷)
インドネシア
(n=380)
25.0
10.0
50
総数(n=4,524)
ラオス(n=16)
パキスタン(n=30)
25
台湾(n=163)
オーストラリア
(n=56)
34.4
スリランカ(n=37)
主要取引先からの値下
げ要請
ミャンマー(n=32)
6.3
シンガポール
(n=222)
香港・マカオ
(n=221)
オーストラリア
(n=194)
18.4
9.5
8.6
8.3
34
3.経営上の問題点(4)
国・地域別の問題点(上位5項目、複数回答)
シンガポール
15年調査 14年調査
(%)
(%)
インドネシア
15年調査 14年調査
(%)
(%)
1
従業員の賃金上昇(n=224)
68.3
72.9
1
従業員の賃金上昇(n=385)
80.5
83.8
2
競合相手の台頭(コスト面で競合) (n=224)
52.7
54.5
2
現地通貨の対ドル為替レートの変動(n=384)
70.8
63.3
3
調達コストの上昇(n=42)
42.9
35.6
3
原材料・部品の現地調達の難しさ(n=223)
61.0
61.1
4
主要販売市場の低迷(消費低迷) (n=224)
42.4
26.9
4
従業員の質(n=385)
58.7
56.3
5
日本人出向役職員(駐在員) のコスト(n=224)
42.0
36.3
4
通関に時間を要する(n=380)
58.7
62.7
マレーシア
15年調査 14年調査
(%)
(%)
ベトナム
15年調査 14年調査
(%)
(%)
1
従業員の賃金上昇(n=294)
63.3
68.9
1
従業員の賃金上昇(n=544)
77.9
74.4
2
現地通貨の対ドル為替レートの変動(n=292)
62.3
33.7
2
原材料・部品の現地調達の難しさ(n=356)
65.2
70.3
3
品質管理の難しさ(n=161)
58.4
44.4
3
通関等諸手続きが煩雑(n=536)
55.8
61.1
4
従業員の質(n=294)
51.7
50.5
4
品質管理の難しさ(n=356)
55.6
50.2
5
限界に近づきつつあるコスト削減(n=161)
46.6
55.6
5
従業員の質(n=544)
50.2
49.0
15年調査 14年調査
(%)
(%)
タイ
フィリピン
15年調査 14年調査
(%)
(%)
1
従業員の賃金上昇(n=557)
60.1
70.2
1
原材料・部品の現地調達の難しさ(n=77)
62.3
58.2
2
品質管理の難しさ(n=349)
58.2
52.0
2
品質管理の難しさ(n=77)
52.0
36.3
3
主要販売市場の低迷(消費低迷) (n=554)
52.4
42.5
3
従業員の質(n=118)
50.0
49.3
4
従業員の質(n=557)
51.0
50.4
4
通関等諸手続きが煩雑(n=117)
39.3
31.9
5
競合相手の台頭(コスト面で競合) (n=554)
43.9
47.8
5
競合相手の台頭(コスト面で競合) (n=118)
39.0
40.3
(注1) 「特に問題はない」を除く、回答率上位5項目。
(注2)オレンジ色のハイライトは、「3.経営上の問題点(1)」の全調査対象地域総数の上位10項目に入っていない項目。赤色のハイライトは14年調査より10ポイント
以上上昇、青色のハイライトは14年調査より10ポイント以上低下。
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35
3.経営上の問題点(5)
バングラデシュ
国・地域別の問題点(上位5項目、複数回答)
インド
15年調査 14年調査
(%)
(%)
15年調査
(%)
14年調査
(%)
1
原材料・部品の現地調達の難しさ(n=34)
70.6
40.0
2
従業員の質(n=49)
57.1
68.4
3
通関等諸手続きが煩雑(n=48)
56.3
55.3
1
従業員の賃金上昇(n=438)
70.3
71.7
4
従業員の賃金上昇(n=49)
53.1
60.5
2
競合相手の台頭(コスト面で競合) (n=436)
63.5
64.3
5
品質管理の難しさ(n=34)
50.0
48.0
3
税務(法人税、移転価格課税など)の負担
(n=436)
57.1
54.9
5
通関に時間を要する(n=48)
50.0
57.9
4
通関等諸手続きが煩雑(n=434)
56.9
60.8
5
原材料・部品の現地調達の難しさ(n=200)
52.5
56.7
パキスタン
カンボジア
15年調査 14年調査
(%)
(%)
15年調査
(%)
14年調査
(%)
1
原材料・部品の現地調達の難しさ(n=33)
72.7
79.0
2
従業員の賃金上昇(n=83)
62.7
80.0
3
品質管理の難しさ(n=33)
60.6
36.8
1
電力不足・停電(n=17)
64.7
50.0
4
従業員の質(n=83)
60.2
60.0
2
従業員の賃金上昇(n=30)
53.3
42.1
5
人材(中間管理職)の採用難(n=83)
54.2
45.0
3
品質管理の難しさ(n=17)
52.9
33.3
3
原材料・部品の現地調達の難しさ(n=17)
52.9
50.0
5
主要取引先からの値下げ要請(n=30)
50.0
27.8
スリランカ
15年調査 14年調査
(%)
(%)
ラオス
15年調査
(%)
14年調査
(%)
1
従業員の質(n=18)
72.2
46.2
2
従業員の賃金上昇(n=18)
66.7
61.5
3
従業員の定着率(n=18)
61.1
38.5
1
品質管理の難しさ(n=11)
63.6
46.2
4
品質管理の難しさ(n=12)
58.3
66.7
1
原材料・部品の現地調達の難しさ(n=11)
63.6
61.5
5
原材料・部品の現地調達の難しさ(n=12)
50.0
50.0
3
従業員の賃金上昇(n=37)
48.7
44.4
15年調査
(%)
14年調査
(%)
4
現地通貨の対ドル為替レートの変動(n=36)
38.9
14.8
5
従業員の定着率(n=37)
37.8
25.9
(注1) 「特に問題はない」を除く、回答率上位5項目。
(注2)オレンジ色のハイライトは、「3.経営上の問題点(1)」の全調査対象地域総数の上位10項目に
入っていない項目。赤色のハイライトは14年調査より10ポイント以上上昇、青色のハイライトは14年
調査より10ポイント以上低下。
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ミャンマー
1
品質管理の難しさ(n=2)
100.0
22.2
1
原材料・部品の現地調達の難しさ(n=2)
100.0
55.6
3
従業員の賃金上昇(n=32)
68.8
68.0
4
競合相手の台頭(コスト面で競合)(n=32)
65.6
42.0
5
対外送金に関わる規制(n=32)
56.3
62.0 36
3.経営上の問題点(6)
国・地域別の問題点(上位5項目、複数回答)
15年調査
(%)
中国
14年調査
(%)
15年調査 14年調査
(%)
(%)
韓国
1
従業員の賃金上昇(n=859)
84.3
83.9
1
従業員の賃金上昇(n=204)
67.7
67.4
2
品質管理の難しさ(n=542)
61.4
53.7
2
競合相手の台頭(コスト面で競合)(n=203)
57.6
56.8
3
従業員の質(n=859)
55.5
55.6
3
限界に近づきつつあるコスト削減(n=96)
47.9
42.4
4
限界に近づきつつあるコスト削減(n=542)
54.2
47.5
4
主要取引先からの値下げ要請(n=203)
46.8
48.9
5
競合相手の台頭(コスト面で競合)(n=854)
50.7
53.7
5
現地通貨の対円為替レートの変動(n=204)
41.2
47.8
香港・マカオ
15年調査
(%)
14年調査
(%)
オーストラリア
15年調査 14年調査
(%)
(%)
1
従業員の賃金上昇(n=233)
67.0
66.0
1
従業員の賃金上昇(n=195)
66.2
71.1
2
競合相手の台頭(コスト面で競合) (n=232)
44.8
46.4
2
現地通貨の対ドル為替レートの変動(n=197)
48.2
35.4
2
新規顧客の開拓が進まない(n=232)
44.8
40.5
3
競合相手の台頭(コスト面で競合)(n=198)
43.4
45.1
4
従業員の質(n=233)
41.2
38.2
4
主要販売市場の低迷(消費低迷)(n=198)
42.4
35.2
5
主要取引先からの値下げ要請(n=232)
35.8
32.9
5
限界に近づきつつあるコスト削減(n=56)
35.7
48.2
15年調査 14年調査
(%)
(%)
台湾
ニュージーランド
15年調査 14年調査
(%)
(%)
1
主要販売市場の低迷(消費低迷)(n=163)
47.2
32.0
1
従業員の賃金上昇(n=78)
39.7
32.9
2
競合相手の台頭(コスト面で競合)(n=163)
45.4
51.0
1
現地通貨の対円為替レートの変動(n=78)
39.7
33.3
3
新規顧客の開拓が進まない(n=163)
42.9
27.0
3
競合相手の台頭(コスト面で競合)(n=78)
38.5
38.7
4
品質管理の難しさ(n=55)
41.8
33.3
4
現地通貨の対ドル為替レートの変動(n=78)
33.3
31.9
5
限界に近づきつつあるコスト削減(n=55)
40.0
37.3
5
新規顧客の開拓が進まない(n=78)
29.5
20.0
(注1) 「特に問題はない」を除く、回答率上位5項目。
(注2)オレンジ色のハイライトは、「3.経営上の問題点(1)」の全調査対象地域総数の上位10項目に入っていない項目。赤色のハイライトは14年調査より10ポイント
以上上昇、青色のハイライトは14年調査より10ポイント以上低下。
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37
3.経営上の問題点(7)
中国とアジア主要国の比較(製造業、複数回答)
中国
インド
従業員の賃金上昇
通達・規則内容の周知
徹底が不十分
現地通貨の対ドル為替
レートの変動
原材料・部品の現地調
達の難しさ
100
80
60
40
20
0
税務( 法人税、移転価
格課税など) の負担
品質管理の難しさ
現地通貨の対ドル為替
レートの変動
従業員の質
競合相手の台頭( コス
ト面で競合)
限界に近づきつつある
コスト削減
通関に時間を要する
従業員の賃金上昇
通達・規則内容の周知徹
底が不十分
原材料・部品の現地調達
の難しさ
従業員の賃金上昇
現地通貨の対ドル
為替レートの変動
原材料・部品の現
地調達の難しさ
100
80
60
40
20
0
税務( 法人税、移
転価格課税など)
の負担
従業員の質
競合相手の台頭( コスト
面で競合)
通関等諸手続きが煩雑
主要販売市場の低迷( 消
費低迷)
中国
ベトナム
品質管理の難しさ
従業員の質
従業員の賃金上昇
通達・規則内容の周知徹
底が不十分
現地通貨の対ドル為替
レートの変動
100
中国
タイ
品質管理の難しさ
80
60
従業員の質
40
20
競合相手の台頭
( コスト面で競合)
限界に近づきつつ
あるコスト削減
通関に時間を要す
る
インドネシア
限界に近づきつつあるコ
スト削減
通関に時間を要する
通関等諸手続きが煩雑
中国
品質管理の難しさ
税務( 法人税、移転価格
課税など) の負担
主要販売市場の低迷
( 消費低迷)
通達・規則内容の
周知徹底が不十分
100
80
60
40
20
0
通関等諸手続きが
煩雑
主要販売市場の低
迷( 消費低迷)
原材料・部品の現地調達
の難しさ
0
税務( 法人税、移転価格
課税など) の負担
競合相手の台頭( コスト
面で競合)
限界に近づきつつあるコ
スト削減
通関に時間を要する
通関等諸手続きが煩雑
主要販売市場の低迷( 消
費低迷)
「原材料・部品の現地調達の難しさ」はベトナムとインドネシアが、中国を30ポイント以上上回った。
「従業員の賃金上昇」は、中国(88.2%)がタイ(65.8%)を30%以上上回り、「限界に近づきつつあるコスト削減」は、中国が他4カ国を、いずれも
20ポイント以上上回った。
「通関等諸手続きが煩雑」を挙げている企業の割合は、ベトナム、インドネシア、インドが中国より高い。
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38
4.製造・サービスコストの上昇(1)
製造・サービスコストの上昇による事業活動へのマイナス影響
(国・地域別)
0
総数(n=4,485)
インドネシア(n=376)
オーストラリア(n=198)
パキスタン(n=29)
ラオス(n=17)
中国(n=850)
ミャンマー(n=32)
バングラデシュ(n=49)
ベトナム(n=539)
シンガポール(n=220)
インド(n=438)
マレーシア(n=284)
香港・マカオ(n=230)
タイ(n=554)
ニュージーランド(n=78)
フィリピン(n=118)
カンボジア(n=79)
韓国(n=199)
スリランカ(n=35)
台湾(n=160)
40
20
35.8
(注)n≧10の国・地域。
大いにある
多少ある
60
47.3
50.5
42.6
39.4
50.5
24.1
65.5
52.9
41.4
28.1
28.6
38.6
30.9
36.5
34.9
35.7
27.6
28.2
28.0
34.2
22.6
34.3
23.8
35.3
46.5
59.4
57.1
46.0
52.7
46.6
47.5
44.8
52.5
50.0
45.8
36.7
47.7
34.3
42.5
あまりない
ない
(%)
80
100
13.7
3.2
6.1 0.8
7.1 3.0
10.3
11.8
9.4 2.7
12.5
14.3
13.2
2.2
12.3
4.1
13.7
3.2
14.8
2.8
13.5
6.1
16.8
3.1
14.1
7.7
21.2
5.1
25.3
3.8
23.1
6.5
25.7
5.7
29.4
4.4
人件費・エネルギーおよび原材料価格の高騰に伴う製造・サービスコストの上昇が事業活動に与えるマイナスの影響について、「大いにある」「多
少ある」と回答した企業の割合は合わせて83.1%。アジア・オセアニア地域全体で8割強の企業がマイナスの影響を受けている。
マイナスの影響を受けている企業の割合はインドネシアが93.1%で最も高く、オーストラリア、パキスタン、ラオス、中国などが続く。
インドネシアの業種別では、繊維、一般機械器具、電気機械器具、輸送機械器具において深刻で、マイナスの影響が「大いにある」「多少ある」と
回答した企業の割合は100%だった。うち、「大いにある」と回答した割合が最も高かったのは輸送機械器具(75.8%)だった。
中国の業種別で、マイナスの影響が「大いにある」と回答した企業が5割を上回ったのは繊維(68.0%)、輸送機械器具(50.6%)、電気機械器具
(50.0%)、ゴム・皮革(50.0%)だった。
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39
4.製造・サービスコストの上昇(2)
製造・サービスコストの上昇による事業活動へのマイナス影響
(業種別)
製造業
0
製造業計(n=2,391)
20
40
42.6
ゴム・皮革(n=65)
56.9
繊維(n=106)
54.7
輸送機械器具(n=423)
60
80
46.0
9.7 1.7
36.9
36.8
49.2
(%)
100
42.1
0.9
8.3 0.5
精密機械器具(n=81)
43.2
44.4
鉄・非鉄・金属(n=321)
42.1
45.2
食料品(n=169)
42.0
電気機械器具(n=410)
41.7
46.8
10.2 1.2
一般機械器具(n=167)
38.9
50.3
7.2 3.6
化学・医療(n=316)
36.7
50.0
11.1 2.2
木材・パルプ(n=44)
34.1
56.8
9.1
大いにある
0
非製造業計(n=2,094)
12.4
通信・ソフトウェア業
(n=103)
卸売・小売業(n=918)
建設業(n=160)
金融・保険業(n=106)
多少ある
あまりない
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40
28.1
60
48.8
39.8
13.4 3.4
48.5
28.5
15.1
18.3 4.9
43.5
33.0
21.3
(%)
100
80
11.7 6.8
51.3
16.7 3.5
48.1
52.8
26.9
23.6
3.8
8.5
10.3 2.5
13.6 3.6
40.8
20
運輸業(n=239)
6.2
7.6
非製造業
大いにある
多少ある
あまりない
ない
コスト上昇によるマイナスの影響について、「大いにある」「多少ある」
と回答した企業の割合は製造業で88.6%、非製造業で76.9%。影響
は製造業においてより深刻。
製造業では、マイナスの影響が「大いにある」と回答した企業の割合
が5割を超えるのはゴム・皮革、繊維であった。
非製造業では、運輸業で、マイナスの影響があると回答した企業の
割合が高い。
金融・保険業、建設業では、「あまりない」もしくは「ない」との回答が、
全業種のなかで最も高く3割を超える。
ない
40
4.製造・サービスコストの上昇(3)
コスト上昇による対応策の実施(検討)状況
(複数回答)
回答項目
全体(n=3,715)
(注)中国は本土内他地域への移転を含む。
平均に比べ大幅に高い回答率がみられた業種
回答率
1位
管理費・間接費などの経費節減
54.2
2位
原材料調達先・調達内容の見直し
41.1
3位
製品(サービス)価格の引き上げ
27.4
4位
人材の現地化の推進、人件費の削減
24.2
5位
取扱製品の見直し
(整理、改良、高付加価値化など)
23.8
6位
現地調達率の引き上げによるコスト低減
21.4
7位
量産・量販によるコスト引き下げ
20.5
8位
自動化・省力化の推進
(産業用ロボットの導入等)
20.2
9位
特に対策は行っていない
5.1
製造・サービス機能の一部を
10位
他国・地域へ移転(注)
3.4
0
40
20
60
全体
運輸業
金融・保険業
輸送機械器具
全体
輸送機械器具
一般機械器具
精密機械器具
全体
輸送機械器具
電気機械器具
ゴム・皮革
(%)
100
54.2
68.5
66.7
63.4
全体
ゴム・皮革
木材・パルプ
一般機械機具
全体
食料品
繊維
通信・ソフトウェア業
80
41.1
65.0
61.5
59.9
27.4
42.1
40.2
39.3
21.4
48.7
47.6
40.9
20.2
46.6
46.6
45.0
コスト上昇への対応策では、「管理費・間接費などの経費節減」が54.2%で最大。とりわけ運輸業や金融・保険業などの非製造業において、同対
策を実施(検討)する企業の割合が高い。
食料品や繊維などの産業を中心に、製品(サービス)価格の引き上げを実施する企業の割合が高い。
輸送機械器具では、現地調達率の引き上げによるコスト低減を実施(検討)する企業の割合が48.7%、自動化・省力化の推進を図る企業も
46.6%となった。
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41
4.製造・サービスコストの上昇(4)
コスト上昇に対する対応策の実施(検討)状況 国・地域別 複数回答 (1/2)
(注)n≧ 50の国・地域。
(%)
管理費・間接費
などの経費節減
0
香港・マカオ
(n=186)
25
50
原材料調達先・
調達内容の見直し
75 100
0
25
50
製品(サービス)
価格の引き上げ
75 100
0
62.9
インドネシア
(n=354)
48.0
ニュージーランド
(n=61)
オーストラリア
(n=177)
61.6
ベトナム
(n=456)
47.6
インドネシア
(n=354)
中国
(n=745)
61.5
タイ
(n=443)
47.0
オーストラリア
(n=177)
ニュージーランド
(n=61)
59.0
中国
(n=745)
46.2
マレーシア
(n=231)
フィリピン
(n=87)
58.6
フィリピン
(n=87)
42.5
香港・マカオ
(n=186)
台湾
(n=106)
57.5
マレーシア
(n=231)
42.0
韓国
(n=142)
56.3
インド
(n=356)
シンガポール
(n=182)
54.9
インドネシア
(n=354)
52.8
ベトナム
(n=456)
50.4
カンボジア
(n=55)
49.1
インド
(n=356)
48.9
タイ
(n=443)
48.5
マレーシア
(n=231)
47.6
25
50
人材の現地化の推進、
人件費の削減
75 100
45.9
0
25
50
中国
(n=745)
32.8
取扱製品の見直し
(整理、改良、高付加価値化など)
75 100
0
25
50
台湾
(n=106)
43.4
インド
(n=356)
27.0
香港・マカオ
(n=186)
30.1
35.6
シンガポール
(n=182)
24.2
中国
(n=745)
29.8
32.9
フィリピン
(n=87)
24.1
オーストラリア
(n=177)
25.4
29.6
カンボジア
(n=55)
23.6
タイ
(n=443)
24.8
ベトナム
(n=456)
29.2
台湾
(n=106)
23.6
インドネシア
(n=354)
24.6
39.6
フィリピン
(n=87)
28.7
タイ
(n=443)
23.3
韓国
(n=142)
21.8
韓国
(n=142)
38.7
台湾
(n=106)
28.3
インドネシア
(n=354)
23.2
ニュージーランド
(n=61)
21.3
カンボジア
(n=55)
36.4
インド
(n=356)
26.1
マレーシア
(n=231)
22.9
ベトナム
(n=456)
20.2
台湾
(n=106)
34.9
シンガポール
(n=182)
24.7
香港・マカオ
(n=186)
21.5
カンボジア
(n=55)
20.0
香港・マカオ
(n=186)
32.3
タイ
(n=443)
24.4
ベトナム
(n=456)
20.8
シンガポール
(n=182)
18.7
39.0
75 100
ニュージーランド
(n=61)
24.6
韓国
(n=142)
23.9
韓国
(n=142)
15.5
フィリピン
(n=87)
18.4
オーストラリア
(n=177)
23.2
カンボジア
(n=55)
21.8
オーストラリア
(n=177)
14.7
インド
(n=356)
18.0
シンガポール
(n=182)
21.4
中国
(n=745)
19.2
ニュージーランド
(n=61)
11.5
マレーシア
(n=231)
16.9
42
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42
4.製造・サービスコストの上昇(5)
コスト上昇に対する対応策の実施(検討)状況 国・地域別 複数回答 (2/2)
(注1)n≧ 50の国・地域。
(注2)中国は本土内他地域への移転を含む。
(%)
量産・量販による
コスト引き下げ
現地調達率の引き上げ
によるコスト低減
0
25
50
インド
(n=356)
34.0
75
0
100
25
自動化・省力化の推進
( 産業用ロボットの導入等)
50
インド
(n=356)
28.4
75
100
0
25
50
マレーシア
(n=231)
32.5
75
製造・サービス機能の
一部を他国・地域へ移転
0
100
25
シンガポール
(n=182)
27.1
カンボジア
(n=55)
25.5
中国
(n=745)
タイ
(n=443)
24.6
ベトナム
(n=456)
23.7
ベトナム
(n=456)
23.9
マレーシア
(n=231)
5.2
インドネシア
(n=354)
23.4
韓国
(n=142)
23.2
インドネシア
(n=354)
23.4
オーストラリア
(n=177)
5.1
フィリピン
(n=87)
21.8
インドネシア
(n=354)
20.9
タイ
(n=443)
22.8
ニュージーランド
(n=61)
4.9
ベトナム
(n=456)
21.7
フィリピン
(n=87)
20.7
フィリピン
(n=87)
21.8
中国
(n=745)
4.4
台湾
(n=106)
21.7
中国
(n=745)
19.9
韓国
(n=142)
韓国
(n=142)
3.5
韓国
(n=142)
19.0
ニュージーランド
(n=61)
19.7
インド
(n=356)
13.2
台湾
(n=106)
2.8
16.9
香港・マカオ
(n=186)
14.5
タイ
(n=443)
19.6
香港・マカオ
(n=186)
12.4
タイ
(n=443)
1.8
マレーシア
(n=231)
14.3
マレーシア
(n=231)
17.3
台湾
(n=106)
10.4
インドネシア
(n=354)
1.7
シンガポール
(n=182)
12.1
台湾
(n=106)
17.0
ニュージーランド
(n=61)
9.8
ベトナム
(n=456)
1.1
16.4
シンガポール
(n=182)
9.3
インド
(n=356)
0.6
オーストラリア
(n=177)
7.9
フィリピン
(n=87)
0.0
カンボジア
(n=55)
0.0
8.2
オーストラリア
(n=177)
香港・マカオ
(n=186)
7.5
香港・マカオ
(n=186)
12.9
シンガポール
(n=182)
11.5
オーストラリア
(n=177)
4.0
カンボジア
(n=55)
1.8
100
8.1
カンボジア
(n=55)
ニュージーランド
(n=61)
75
13.7
中国
(n=745)
27.8
50
43
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5.原材料・部品の調達(1)
製造原価に占める人件費、材料費の比率
(企業規模別・業種別)
0
総数(n=2,161)
20
19.6
大企業(n=1,193)
16.6
中小企業(n=968)
23.2
繊維(n=102)
40
60
60.0
63.8
55.4
31.1
51.9
製造原価に占める人件費、材料費の比率
(国・地域別)
(%)
100
80
20.4
19.6
21.4
17.0
一般機械器具(n=150)
24.2
58.0
17.8
精密機械器具(n=64)
23.4
59.1
17.5
食料品(n=147)
19.9
電気機械器具(n=364)
19.4
ゴム・皮革(n=61)
19.3
鉄・非鉄・金属(n=300)
17.5
化学・医薬(n=286)
16.8
輸送機械器具(n=390)
15.5
木材・パルプ(n=44)
14.9
人件費
58.8
63.6
50.5
58.2
製造業のみ
(注)n≧10の国・地域。
21.3
17.0
30.2
24.3
0
20
28.6
ラオス(n=11)
40
60
56.4
80
(%)
100
15.0
カンボジア(n=32)
27.9
バングラデシュ(n=32)
25.6
オーストラリア(n=46)
25.4
ニュージーランド(n=27)
24.3
香港・マカオ(n=33)
22.7
60.0
17.3
スリランカ(n=11)
22.6
62.3
15.1
シンガポール(n=35)
21.8
60.0
18.2
中国(n=510)
19.8
61.1
19.1
タイ(n=330)
19.6
59.5
20.9
韓国(n=84)
19.4
62.5
18.1
フィリピン(n=71)
19.3
59.7
21.0
23.3
56.2
60.1
54.3
51.6
15.9
14.3
20.3
24.1
ベトナム(n=329)
19.0
57.7
19.5
インド(n=177)
18.7
61.3
20.0
61.9
22.6
インドネシア(n=214)
17.8
60.6
21.6
60.0
25.1
マレーシア(n=155)
17.5
60.5
22.0
台湾(n=48)
17.0
62.3
20.7
63.7
原材料・部品などの材料費
その他
(注) ここでの「製造原価」とは、製品製造のために使われた費用で、
生産現場での材料費、労務費、その他経費と定義した。
パキスタン(n=14) 9.0
人件費
83.4
原材料・部品など材料費
7.6
その他
進出日系企業の現地での製造原価に占める人件費の比率は平均19.6%、それに対し材料費の比率は平均60.0%と、材料費がコストの大半を
占める構造となっている。14年調査比では、人件費比率が1.1ポイント上昇、材料費比率0.2ポイント低下した。
国・地域別にみると、繊維企業が多いバングラデシュ、カンボジアでは人件費の比率が相対的に高い。他方、材料費の比率は、輸送機械器具
が業種の大半を占めるパキスタン(83.4%)が高い。
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44
5.原材料・部品の調達(2)
日本の製造原価を100とした場合の現地での製造原価
(企業規模別・業種別)
製造業のみ
日本の製造原価を100とした場合の現地での製造原価
(国・地域別)
(注)n≧10の国・地域。
業種別
0
20
40
60
80
総数(n=2,057)
100
80.6
0
20
40
60
80
100
オーストラリア(n=40)
107.8
カンボジア(n=26)
90.2
ニュージーランド(n=23)
89.0
香港・マカオ(n=31)
88.9
韓国(n=83)
88.2
シンガポール(n=33)
87.6
81.7
パキスタン(n=12)
87.5
鉄・非鉄・金属(n=288)
80.9
台湾(n=47)
一般機械器具(n=149)
80.6
電気機械器具(n=350)
79.4
輸送機械器具(n=379)
84.3
木材・パルプ(n=36)
83.8
ゴム・皮革(n=60)
83.5
化学・医薬(n=268)
83.2
食料品(n=129)
精密機械器具(n=59)
75.9
繊維(n=92)
企業規模別
68.4
0
20
40
60
大企業(n=1,128)
中小企業(n=929)
80
100
82.9
77.9
84.9
中国(n=491)
81.9
タイ(n=321)
81.7
インド(n=176)
80.6
マレーシア(n=145)
80.5
インドネシア(n=199)
80.3
フィリピン(n=66)
76.3
スリランカ(n=10)
76.0
ベトナム(n=318)
バングラデシュ(n=26)
120
73.0
49.5
(注) ここでの「製造原価」とは、製品製造のために使われた費用で、生産現場での材料費、労務費、その他経費と定義した。
日本での製造原価を100とした場合の現地での製造原価は、平均80.6となり、14年調査の78.6から上昇した。
業種別にみると、輸送機械器具、木材・パルプ、ゴム・皮革、化学・医薬などでの製造原価が比較的高い。他方、繊維は68.4と低い。
企業規模別にみると、中小企業(77.9)は大企業(82.9)に比べ、5.0ポイント低かった。14年調査(5.6ポイント差)に比べ、その差は0.6ポイント低
下した。
国・地域別では、オーストラリア(107.8)が日本の製造原価を上回る一方、バングラデシュ(49.5)は製造原価が低い。カンボジア(90.2)は14年調
査(61.8)から大幅に上昇した。
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45
5.原材料・部品の調達(3)
原材料・部品の調達先の内訳
(国・地域別、合計が100%になるよう回答)
0
20
総数(n=2,198)
中国(n=506)
ニュージーランド(n=28)
タイ(n=337)
台湾(n=48)
オーストラリア(n=50)
インド(n=180)
韓国(n=88)
インドネシア(n=215)
スリランカ(n=11)
パキスタン(n=17)
シンガポール(n=38)
マレーシア(n=157)
ベトナム(n=339)
フィリピン(n=68)
ラオス(n=11)
バングラデシュ(n=32)
香港・マカオ(n=39)
カンボジア(n=33)
46.5
64.7
58.1
55.5
55.0
49.0
48.0
45.3
40.5
37.9
37.4
36.7
36.0
32.1
26.2
23.2
14.3
22.5
25.9
17.2
38.5
9.2
26.9
製造業のみ
(注)n≧10の国・地域。
現地
40
日本
ASEAN
60
31.0
中国
その他
(%)
80
100
7.5
26.8
4.3 1.7
6.8
8.2
2.5 6.0
14.9
21.0
29.0
2.8 5.1 7.6
28.7
4.9 8.0 3.4
16.3
8.5
6.2
20.0
31.5
8.7
4.9 6.9
40.6
3.4 4.7 6.0
33.8
10.7
5.7
9.3
18.8
8.0
29.3
6.0
17.3
16.0
11.4
17.9
38.0
11.3
7.7
6.3
32.6
13.2
7.8
10.4
35.5
11.9
12.1
8.4
44.7
6.9
8.9
13.3
37.7
19.1
5.7
9.2
32.0
10.4
7.3
27.9
9.1
26.5
28.3
9.1
進出日系企業の現地生産活動における原材料・部品の調達先の内訳は、「現地」(46.5%)が最も高く、「日本」(31.0%)、「ASEAN」(7.5%)が続
く。現地調達率は、14年調査(48.7%)から2.2ポイント低下。日本、ASEAN、中国からの調達率はわずかに上昇した。
国・地域別にみると、中国の現地調達率が高いが、14年調査(66.2%)から1.5ポイント低下した。
日本からの調達率は、フィリピン(44.7%)、韓国(40.6%)、香港・マカオ(38.5%)などで相対的に高い。
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46
5.原材料・部品の調達(4)
製造業のみ
主要国の調達先の内訳の推移 (10年調査と15年調査の比較)
100%
3.4
3.0
6.0
2.5
90%
80%
5.0
3.2
4.7
7.6
5.1
2.8
14.8
26.8
35.4
6.9
4.9
2.8
2.0
2.1
6.0
4.7
3.4
8.7
5.5
2.5
9.3
5.7
15.8
10.7
7.0
10.4
8.4
8.4
5.2
4.4
13.3
7.8
10.2
12.1
13.2
8.9
5.5
12.5
13.2
38.2
31.0
70%
3.9
5.0
29.0
31.1
60%
6.9
11.9
40.6
31.5
33.3
33.8
29.1
32.6
50%
35.5
50.0
44.7
42.5
40%
30%
16.6
64.7
58.3
56.1
55.5
45.2
20%
48.0
55.0
45.3
42.9
40.5
45.9
36.0
32.1
22.4
10%
27.2
26.2
0%
2010
2015
2010
2015
2010
2015
2010
(n=464) (n=506) (n=503) (n=337) (n=74) (n=180) (n=43)
中国
タイ
現地
インド
日本
2015
(n=88)
韓国
ASEAN
2010
2015
2010
2015
2010
2015
2010
(n=87) (n=215) (n=175) (n=157) (n=100) (n=339) (n=89)
インドネシア
マレーシア
中国
ベトナム
2015
(n=68)
フィリピン
その他
主要8カ国の原材料・部品の調達先の内訳について、2010年調査と2015年調査を比較すると、中国、インド、ベトナムでは、現地調達率が上昇し
た。ベトナムの現地調達率は、5年間で約10ポイント上昇した。
日本からの調達率は、インド、韓国、インドネシア、マレーシアにおいて上昇している。
中国からの調達率は、インド以外の6カ国において上昇しており、特にベトナムが12.1%と高い。
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47
5.原材料・部品の調達(5)
製造業のみ
(注)n≧15の国・地域。ここでのnは、各業種内における国・地域別の有効回答数。
原材料・部品の調達先の内訳
(業種別、合計が100%になるよう回答)
0
20
総数(n=2,198)
40
46.5
木材・パルプ(n=42)
53.3
輸送機械器具(n=391)
52.4
鉄・非鉄・金属(n=309)
45.8
化学・医薬(n=287)
44.8
ゴム・皮革(n=60)
31.0
7.5 6.8
8.2
9.3
8.4
36.2
精密機械器具(n=68)
35.4
電気機械器具(n=371)
35.0
日本
ASEAN
0.6
6.1
14.7 6.4
1.7
32.9
4.3
4.8
9.8
36.4
23.9
17.8
45.4
中国
6.7
11.2
8.3 5.0 5.9
その他
0
20
40
中国(n=82)
タイ(n=74)
5.9
0
27.5
35.5
7.1
13.2
20
40
60
80
64.5
41.8
42.9
0
28.9
20
40
3.4 3.0 6.2
13.7
60
32.6
45.1
ベトナム(n=74)
0
36.9
20
中国(n=100)
40
38.6
韓国(n=21)
33.2
マレーシア(n=50)
32.3
13.2
2.1
2.3 3.6 6.5
8.1
60
53.5
52.0
34.7
8.9
80
35.9
38.1
(%)
100
0.3
42.6
36.7
10.1
1.90.0
2.7
28.7
51.9
インドネシア(n=26)
4.4
80
66.8
タイ(n=58)
4.3 3.7 6.4
30.1
45.6
(%)
100
0.0 6.2
3.3
26.0
55.6
インド(n=21)
タイ(n=51)
1.8 3.2
2.4
10.6 3.02.1
1.6
タイ(n=43)
電気機械器具
30.4
42.7
中国(n=62)
化学・医薬
80
56.9
インドネシア(n=59)
(%)
100
25.5 2.3 4.4
62.2
インド(n=71)
鉄・非鉄・金属
60
67.8
中国(n=62)
19.2
14.0
9.2 11.3
輸送機械器具
韓国(n=27)
13.1 5.1 54.6
8.1
38.6
5.1
9.2
5.4
3.1
33.9
29.6
11.4
2.5
6.2
29.9
40.9
繊維(n=103)
現地
80
65.8
一般機械器具(n=158)
(%)
100
60
75.6
食料品(n=148)
主要業種における現地調達率上位4カ国 回答割合
9.3
(%)
100
3.3 7.3
8.0 12.5 2.8
5.3 5.1 4.5
13.2 12.4
7.4
原材料・部品の調達先を業種別にみると、木材・パルプおよび食料品の現地調達率が高く、それぞれ75.6%、65.8%となった。他方、精密機
械器具では、日本からの調達率が相対的に高く、4割を超える。
電気機械器具は、現地調達率が35.0%と14年調査(38.1%)から3.1ポイント低下、日本からの調達率は2.8ポイント上昇した。
有効回答数200社以上の4業種の中で、主要国・地域別の調達状況をみると、中国は4業種すべてで現地調達率が5割を超え、輸送機械器具
では14年調査の64.9%から2.9ポイント上昇し67.8%となった。
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48
5.原材料・部品の調達(6)
製造業のみ
原材料・部品の現地調達先の内訳
(国・地域別、合計が100%になるよう回答)
原材料・部品の現地調達先の内訳
(企業規模・業種別、合計が100%になるよう回答)
(注)n≧10の国・地域。
地場企業
現地進出日系企業
0
20
40
総数(n=1,905)
その他外資企業 (%)
60
80
100
55.9
7.5
36.6
地場企業
現地進出日系企業
0
20
40
大企業(n=1,052)
57.0
中小企業(n=853)
54.7
88.6
オーストラリア(n=40)
88.0
4.4 7.6
バングラデシュ(n=27)
85.6
11.4 3.0
食料品(n=137)
台湾(n=45)
83.9
13.0 3.1
木材・パルプ(n=40)
5.4
一般機械器具(n=136)
61.3
12.8
化学・医薬(n=244)
61.1
16.7 10.4
繊維(n=83)
60.9
インド(n=159)
76.2
パキスタン(n=15)
74.1
ニュージーランド(n=21)
72.9
18.4
13.1
マレーシア(n=127)
59.2
香港・マカオ(n=18)
56.9
36.4
6.7
中国(n=487)
56.9
36.0
7.1
カンボジア(n=14)
51.9
シンガポール(n=29)
50.5
インドネシア(n=188)
50.2
タイ(n=309)
43.4
ベトナム(n=281)
41.2
フィリピン(n=56)
26.7
38.2
42.2
5.9
35.3
44.3
51.5
45.1
61.4
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2.6
14.2
5.5
5.1
13.7
11.9
精密機械器具(n=60)
8.4
15.4 4.0
74.0
ゴム・皮革(n=55)
53.1
鉄・非鉄・金属(n=258)
52.6
6.7
36.9
80.6
57.2
(%)
100
36.4
韓国(n=76)
7.9 3.5
その他外資企業
60
80
21.3 4.8
34.1
30.8
26.2
37.5
40.6
37.3
4.7
8.2
13.0
5.3
6.3
10.0
電気機械器具(n=319)
46.4
45.4
8.2
輸送機械器具(n=351)
43.7
50.9
5.4
現地調達先の内訳は、「地場企業」の構成比が55.9%と最も高く、次
いで「現地進出日系企業」(36.6%)、「その他外資企業」 (7.5%)の
順となった。
フィリピン、タイでは、調達先としての「現地進出日系企業」の構成比
が5割を超える。
業種別では、食料品で「地場企業」の構成比が8割を超えた。
49
5.原材料・部品の調達(7)
日本から調達している部品・材料について
日本でしか調達できない原材料・部品の有無
(%)
100
「ある」と回答した割合(業種別)
0
ある
特に無い
80
75.9
60
80.9
40
20
24.1
0
14年調査
(n=1,828)
19.2
0
20
40
60
電気機械器具(n=342)
84.5
鉄・非鉄・金属(n=241)
83.4
食料品(n=89)
82.0
化学・医薬(n=232)
81.5
繊維(n=79)
81.0
精密機械器具(n=61)
80.3
一般機械器具(n=143)
79.7
木材・パルプ(n=14)
60
(%)
80
100
100.0
84.1
84.1
83.7
82.8
81.4
81.3
80.0
79.9
79.3
78.5
78.3
77.8
56.7
(%)
100
80
77.5
ゴム・皮革(n=56)
15年調査
(n=1,807)
40
20
輸送機械器具(n=342)
「ある」と回答した割合(国・地域別)
カンボジア(n=24)
フィリピン(n=63)
インド(n=151)
インドネシア(n=184)
マレーシア(n=128)
台湾(n=43)
ベトナム(n=278)
中国(n=420)
タイ(n=284)
シンガポール(n=29)
韓国(n=79)
バングラデシュ(n=23)
香港・マカオ(n=36)
オーストラリア(n=30)
製造業のみ
73.2
64.3
日本から原材料・部品の調達をしている企業に、日本でしか調達できな
い原材料・部品の有無を聞いたところ、80.9%の企業が「ある」と回答し
た。14年調査(75.9%)から5.0ポイント上昇した。
業種別では、木材・パルプを除くすべての業種において、7割以上の企業
が日本でしか調達できない原材料・部品があるとした。
回答のあった代表的な原材料・部品は、下記のとおり。
【電気機械器具】 半導体、特殊樹脂、電子部品、特殊金属材
【鉄・非鉄・金属】 特殊鋼、特殊金属材、鋼材
【食料品】 食材、食品添加物、調味料、香料、包装資材、機械部品
【化学・医薬】 特殊樹脂、特殊プラスチック原料、塗料、添加剤、顔料
【繊維】 薬品、特殊生地、特殊糸、高級素材
【精密機械器具】 電子回路部品、特殊材料、高精密部品
【一般機械器具】 鋼材、エンジン、特殊加工品
【輸送機械器具】 鋼材、電子部品、鍛造部品、エンジン部品、金具類
【ゴム・皮革】 薬品、特殊な化学製品、合成ゴム、ゴム原材料
【木材・パルプ】 原材料、段ボール原紙、包装資材、設備部品
(注)n≧15の国・地域。
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50
5.原材料・部品の調達(8)
製造業のみ
日本でしか調達できない原材料・部品について
日本以外からの調達が困難である理由
国・地域別、業種別の回答割合(上位順)
国・地域
(n=1,448)
0
20
40
品質・技術面の理由から
日本でしか生産できない
80
84.1
取引先(納入先)からの指定材料・
部品であり代替が不可能
33.7
生産の安定性および納期面で
日本に優位性がある
18.3
技術流出防止/
知的財産保護のため
コスト面で日本に
競争力がある
60
業種
(%)
100
14.2
一般機械器具(n=113)
繊維(n=64)
割合
89.4
89.1
精密機械器具(n=49)
87.8
電気機械器具(n=286)
85.0
食料品(n=73)
84.9
フィリピン(n=53)
インド(n=125)
韓国(n=61)
タイ(n=226)
インドネシア(n=154)
台湾(n=35)
割合
88.7
87.2
86.9
85.8
85.7
85.7
ベトナム(n=224)
中国(n=334)
インドネシア(n=154)
割合
41.1
38.6
38.3
割合
43.9
ゴム・皮革(n=41)
41.4
輸送機械器具(n=263)
鉄・非鉄・金属(n=196) 40.8
割合
28.2
25.7
24.5
割合
26.5
精密機械器具(n=49)
鉄・非鉄・金属(n=196) 26.0
21.7
輸送機械器具(n=263)
割合
28.6
27.9
19.8
割合
24.4
20.4
17.7
10.1
仕様変更/サービス/メンテナンス面で
迅速柔軟な対応が不可欠
4.2
日本の調達先との
関係解消が難しい
3.5
日本以外からの調達が困難である理由については、品質・技術面を
挙げた企業が84.1%に上った。次いで、取引先からの指定材料・部
品である、という理由を挙げた企業が33.7%あった。
精密機械器具の企業は、品質・技術、生産安定性・納期、技術流出
防止・知的財産保護と多くの項目で、回答割合が高い。
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マレーシア(n=103)
台湾(n=35)
フィリピン(n=53)
台湾(n=35)
韓国(n=61)
中国(n=334)
ゴム・皮革(n=41)
精密機械器具(n=49)
一般機械器具(n=113)
(注)n≧30の国・地域、業種。
51
5.原材料・部品の調達(9)
今後の原材料・部品調達の方針
(国・地域別、複数回答)
製造業のみ
現地調達率を引き上げるにあたり、重要となる
現地調達先企業(国・地域別、複数回答)
(注)n≧50の国・地域。
「進出先での現地調達率を引き上げる」と回答した企業の割合
0
25
総数(n=2,201)
インド(n=187)
中国(n=508)
ベトナム(n=342)
タイ(n=330)
インドネシア(n=213)
マレーシア(n=152)
フィリピン(n=71)
韓国(n=88)
台湾(n=52)
オーストラリア(n=51)
50
75
100 (%)
74.1
89.3
85.0
77.8
77.0
73.2
70.4
64.8
62.5
61.5
(注)n≧50の国・地域。
地場企業が重要だと回答した企業の割合
0
25
50
75
総数(n=1,611)
100
82.9
インド(n=165)
93.3
韓国(n=55)
92.7
中国(n=427)
87.8
ベトナム(n=263)
80.2
マレーシア(n=105)
79.1
インドネシア(n=154)
77.9
タイ(n=250)
77.6
37.3
(%)
「ASEANからの調達率を引き上げる」と回答した企業の割合
0
20
総数
ASEAN平均
マレーシア
ベトナム
フィリピン
インドネシア
オーストラリア
40
60 (%)
25.5
33.6
進出日系企業が重要だと回答した企業の割合
0
44.7
38.3
38.0
30.1
23.5
「中国からの調達率を引き上げる」と回答した企業の割合
0
総数
韓国
オーストラリア
マレーシア
20
40
60 (%)
11.4
28.4
21.6
19.1
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総数
タイ
ベトナム
インドネシア
マレーシア
中国
インド
韓国
25
50
75
100
(%)
58.2
73.6
67.7
66.2
60.0
54.6
49.1
16.4
今後の原材料・部品調
達の方針については、
「進出先での現地調達
率を引き上げる」と回
答した企業の割合が
74.1%で最大。
ASEAN諸国では、マ
レーシア、ベトナム、
フィリピンを中心に、
「ASEANからの調達率
を引き上げる」と回答し
た企業の割合が相対
的に高い。
現地調達率を引き上げ
るにあたり、今後重要
となる現地調達先とし
ては、「地場企業」が
82.9%、「進出日系企
業」が58.2%となった。
いずれの国・地域で
も、現地調達先として
「地場企業」が重要視さ
れる一方、「進出日系
企業」を重要視する割
合は国・地域によって
大きな差がある。
52
5.原材料・部品の調達(10)
製造業のみ
今後、原材料・部品の調達率を引き上げる理由
(複数回答)
ASEANからの調達率を引き
進出先での現調率を引き
上げると回答した理由
上げると回答した理由
(n=1,602)(%)
0
20
40
60
80
低コスト化
17.5
リスク分散
17.0
アフターサービス
・補修の迅速化
納入先・販売先
からの指示
40
20
100 0
14.0
上げると回答した理由
60
80
29.7
100 0
20
12.2
FTA発展による
関税引き下げ
15.6
80
100
0
20
40
80 100
11.6
64.0
21.7
7.5
27.0
8.1
7.3
60
27.7
15.4
2.0
6.9
60
17.4
30.2
7.6
40
89.5
20.8
3.1
(n=267) (%)
(n=247) (%)
81.4
64.4
品質の向上
日本からの調達率を引き
上げると回答した理由
(n=553)(%)
86.8
納期の短縮
中国からの調達率を引き
9.0
進出先、ASEAN、中国からの調達率を引き上げる理由は、いずれも「低コスト化」が最大。
進出先での現地調達率を引き上げる理由は、「低コスト化」(86.8%)の他に、「納期の短縮」(64.4%)が大きい。
ASEANから調達率引き上げる理由としては、「低コスト化」(81.4%)に加え、「リスク分散」(30.2%)、 「納期の短縮」(29.7%)、 「品質の向上」
(20.8%)などの回答も一定の割合を占めた。
日本からの調達率を引き上げる理由は、「品質の向上」が64.0%で最大となったほか、「低コスト化」も27.7%と14年調査から8.8ポイント上昇した。
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53
6.輸出入の状況(1)
売上高に占める輸出の比率(国・地域別、0~100%で回答)
(%)
100 3.6
3.4
90
6.8
6.9
10.3
80
3.5
70
13.8
30.4
11.1
3.7
7.4
1.9
7.7
2.7
5.9
9.7
13.8
7.1
9.0
8.7
11.0
14.8
12.2
11.6
9.3
4.4
17.0
3.2
4.7
10.3
13.0
23.2
30.5
34.6
65.5
40
30 50.7
20 14.1%
16.2%
63.0
6.7
17.3
31.7
34.6%
33.1%
19.0%
21.3% 23.2%
12.2
10.3
15.7
22.1
11.5
8.1
9.6
11.7
8.6
6.9
17.7
10.3
36.2% 37.0%
34.8% 25.6
23.1
3.0
1.5
1.5
3.0
52.4%
9.1
45.5% 45.7%
16.2
50.0
38.2 67.0%
35.6
40.9
31.3
48.3
7.0
14.4
64.6%
69.2
53.7% 56.2%
16.6
17.3
8.4
3.5
20.0
16.7
4.6
9.5
10.0
26.2
23.7
30.9
77.7%
52.3
11.4
8.2
10.0
4.6
2.3
9.1
38.7
42.6
30.9
15.2
32.8
20.7
25.9% 27.4%
39.0
38.7
10
6.9
18.2
18.7
6.7
31.0
13.8
11.1
60
50
12.0
7.7
7.7
25.5
23.1
20.4
21.4
19.1
ベトナム
(n=510)
フィリピ バングラ
ン
デシュ
(n=110)
(n=44)
20.5
15.4
0
インド
(n=414)
ミャン
マー
(n=29)
パキスタ
ン
(n=27)
台湾
(n=155)
0%
韓国
(n=188)
インドネ オースト
シア
ラリア
(n=366)
(n=190)
1~25%未満
タイ
(n=524)
ニュー
スリラン
ジーラン
カ
ド
(n=29)
(n=75)
25~50%未満
中国
(n=786)
総数
(n=4,184)
50~75%未満
香港・マ カンボジ マレーシ
カオ
ア
ア
(n=204)
(n=66)
(n=243)
75~100%未満
内販型
シンガ
ポール
(n=211)
100%
ラオス
(n=13)
平均
輸出型
 進出日系企業の現地での売上高に占める平均輸出比率はラオス(77.7%)、バングラデシュ(67.0%)、フィリピン(64.6%)、 ベトナム(56.2%)
シンガポール(53.7%)、マレーシア(52.4%)で5割を超える。一方、インド(14.1%)、ミャンマー(16.2%)、パキスタン(19.0%)では国内販売の
割合が多く、輸出比率は2割を下回った。
 全量輸出型企業(輸出比率が100%)の比率はラオス(69.2%)、 バングラデシュ(52.3%)、カンボジア(40.9%)、フィリピン(38.2%)、ベトナム
(32.8%)で高い。一方、全量内販型企業(輸出比率が0%)の割合は、ミャンマー(65.5%)、パキスタン(63.0%)、インド(50.7%)で5割以上と
なった。
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54
6.輸出入の状況(2)
輸出先の内訳 (国・地域別、合計が100%となるよう回答)
0
10
20
総数(n=2,886)
30
40
50
60
45.0
70
21.6
ミャンマー(n=13)
80
6.6 1.3 4.9 3.9
16.8
15.0
74.8
バングラディシュ(n=36)
13.6
71.0
ベトナム(n=394)
0.7 0.6
62.5
中国(n=584)
58.4
ラオス(n=13)
11.4
54.4
フィリピン(n=85)
ニュージーランド(n=51)
12.6
6.1
2.4 4.50.33.0 4.4
48.5
台湾(n=94)
41.5
タイ(n=401)
40.9
インドネシア(n=209)
40.4
スリランカ(n=17)
韓国(n=126)
36.3
7.8
香港マカオ(n=149)
32.3
31.8
マレーシア(n=172)
31.0
0.6
パキスタン(n=12)
30.3
日本
1.9
34.1
5.0
0.4
中国
5.0
61.2
インド
41.8
7.8
14.0
17.0
14.9
5.2
7.8
48.4
24.0
3.9 3.4
4.4 1.3 5.1 4.4
10.0
12.0
51.0
4.7
米国
11.9
28.6
6.2
6.2
2.9 1.2
16.1
ASEAN
36.9
1.5 4.3 1.7
26.8
7.0
17.0
15.7
25.0
10.0
4.9
4.1 4.2 3.5
4.0
4.3 3.1
0.8
8.1
9.9
35.0
オーストラリア(n=122)
9.1
4.9
30.5
3.8 2.9 3.4
37.6
インド(n=207)
7.1
11.7
28.5
16.1
3.5 3.6 2.7
8.8
18.3
4.4
2.3
9.2
34.1
49.9
0.0
1.9
2.1
1.6
4.2
5.4
18.3
(%)
100
90
82.3
カンボジア(n=37)
シンガポール(n=164)
(注)n≧10の国・地域。
欧州
4.8 2.02.7
14.7
その他
進出日系企業の輸出先の内訳(全調査対象国・地域計)は日本の構成比が平均45.0%で最大となり、次いでASEANが21.6%となった。
14年調査(n=2,816)から輸出先としての主要国・地域の構成比に大きな変化はなく、日本は1.1ポイント上昇、ASEANは0.8ポイント低下、中国は
0.4ポイント上昇と、いずれも1%前後の変化にとどまった。
「日本」の構成比はミャンマー、カンボジア、バングラデシュ、ベトナム、中国、ラオスで5割超。「日本」の構成比が高い業種は繊維(93.1%)、運輸業
(92.1%)、通信・ソフトウェア業(87.3%)、ゴム・皮革(86.5%) 。
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55
6.輸出入の状況(3)
輸出・輸入の決済通貨
<輸出>
(%)
63.5
55.4
85.7
92.3
78.5
75.0
86.4
80.2
72.9
11.5
0.9 1.6
16.0
6.7
74.4
68.8
63.7
7.5
10.4
16.6 0.9
3.8
62.1
63.5
15.8 1.5 15.8 3.4
61.8
62.5
19.6
0.4 15.7 1.1
60.2
3.5 8.1 4.3
59.0
62.3
21.8
11.9 0.5
62.1
59.9
36.4
ユーロ
25.9
5.8
2.1
13.8 1.6
現地通貨
49.9
0.9
20.4
41.1
1.7
7.3
37.6
41.7
6.5
37.2
その他
35.5
43.5
39.0
人民元
33.2
47.5
1.6 14.9 2.8
22.4
58.4
51.1
45.9
53.1
20.6
3.8
2.7 0.8
28.2
6.8
32.1
0.8 6.9
61.3
20.6
5.0
22.1
4.5 3.1
0.3 0.1
27.5
8.3
0.7
23.6
9.5 3.7
0.7 2.0
30.1
5.3
3.7
17.6 0.4 15.9
2.1
1.7
27.6
8.5 3.1
0.8
30.5
12.6 2.9
64.5
23.8
68.3
1.7
6.9
70.8
13.5
米ドル
円
44.6
20.0
3.7
43.6
22.3
ユーロ
(%)
2.6
9.4 2.1
7.7
0.1
7.6 4.3
1.2
11.1 1.1
2.4
13.8
3.5
1.1
20.5
4.6
88.0
14.3
17.8 0.9
2.1
6.9 14.6
78.9
1.1
29.4
1.4
6.6 2.9
89.1
円
<輸入>
10.13.3
2.3
1.4
19.5
99.7
米ドル
(注)n≧10の国・地
域。
現地通貨
4.0
人民元
1.9 13.0 1.8
1.5
1.0 14.0
0.5
1.5
9.70.5
0.3
24.0
10.8
0.1
0.6
16.9 1.3
32.7
3.8
その他
輸出の決済通貨の割合は、米ドル(63.5%)、円(19.5%)、現地通貨(10.1%)、人民元(3.3%)の順だった。一方、輸入は米ドル(55.4%)、円
(29.4%)、現地通貨(9.4%)、人民元(2.6%)となり、輸出と比べて米ドルの割合が低く、逆に円の割合が高かった。現地通貨、人民元は輸出、輸
入で大きな違いはなかった。
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56
6.輸出入の状況(4)
今後1~3年の事業/製品の輸出市場として最も重要と考える国・地域(国・地域別)
全体(2015年)
順
位
1
2
3
4
5
総数(n=3,474)
国名
比率
18.8
日本
10.0
インドネシア
8.0
ベトナム
7.8
中国
7.7
タイ
(%)
25
全体(製造業・非製造業)
18.8
20
製造業
(%)
25
20
15
8.0
7.8
7.7
5
2013
2014
日本
中国
ベトナム
<国別の内訳>
10
5
0
0
2015
インドネシア
タイ
19.9
20
15
10.0
9.1 10
8.6
5
8.0
6.3
0
10.0
10
非製造業
(%)
25
18.0
15
(注)n≧10の国・地域。
2012
2013
日本
中国
タイ
2014
2015
インドネシア
インド
米国
10.5
10.0
10.0
7.5
6.4
2013
2014
日本
中国
ベトナム
2015
インドネシア
タイ
CLM
※CLM:カンボジア、ラオス、ミャンマー
「日本」を
最重要とした国・地域
フィリピン(n=90)
順
位
国名
比率
30.0
1 日本
14.4
2 タイ
13.3
3 米国
中国(n=664)
順
順 バングラデシュ(n=39)
位
国名
比率 位
国名
比率
25.9 1 日本
1 日本
20.5
9.6 2 欧州
2 ベトナム
18.0
9.0 3 中国
3 米国
15.4
ベトナム(n=451)
順
スリランカ (n=24)
順
位
国名
比率
位
国名
比率
31.9 1 日本
1 日本
25.0
13.5 2 インド
2 CLM
12.5
11.8 3 CLM
3 タイ
8.3
順
位
1
2
3
インドネシア(n=272)
国名
比率
日本
18.8
タイ
14.7
ベトナム
9.6
順
位
1
2
3
3
ミャンマー(n=21)
国名
比率
日本
28.6
タイ
14.3
インドネシア
9.5
ベトナム
9.5
「インドネシア」
を最重要とした国・地域
「中国」を
最重要とした国・地域
タイ(n=473)
順
位
国名
比率
18.4
1 インドネシア
16.1
2 CLM
14.6
3 ベトナム
2
順 香港・マカオ(n=186)
位
国名
比率
26.3
1 中国
18.3
2 ベトナム
7.5
3 日本
韓国(n=162)
順
シンガポール(n=197)
国名
比率
国名
比率 位
34.0
23.9 1 中国
インドネシア
14.8
2
日本
11.7
インド
9.3
3 ベトナム
11.7
ベトナム
順
位
1
2
3
マレーシア(n=180)
国名
比率
20.0
インドネシア
12.8
日本
10.0
タイ
順
位
1
2
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台湾(n=121)
順
位
国名
比率
32.2
1 中国
10.7
2 ベトナム
2 日本
10.7
「中東」を
最重要とした国・地域
インド(n=312)
順
位
国名
比率
13.8
1 中東
13.1
2 日本
12.2
3 インドネシア
パキスタン(n=17)
順
位
国名
比率
17.7
1 中東
2 欧州
11.8
今後1~3年の最も有望な輸出市場(全調査
対象国・地域計)は、上位順に①日本、②イン
ドネシア、③ベトナム、④中国、⑤タイとなっ
た。
14年調査と比べて、ベトナム(+1.2%)、が上
昇する一方、中国(△1.1%)、インドネシア
(△1.9%)、タイ(△0.9%)、日本(△0.9%)、
は低下した。
14年調査で3位だったタイは5位に後退し、ベ
トナムが3位に浮上した。
57
6.輸出入の状況(5)
(注1)上の2図の活用率は、(少なくとも1つのEPA・FTAを活用している企業数/輸出または輸入のどちらかをして
いる企業数) で 算出。
(注2)下の2図の活用率は、(輸出(輸入)でFTA・EPAを活用している企業数/輸出(輸入)している企業数) で算出。
既存(発効済)のFTA・EPAの活用の有無 (輸出入をしている企業のみ)
(注)n≧10の国・地域。
貿易を行っている在
アジア・オセアニア日
(%)
(%)
系企業のうち、FTA・
総数(n=2,393)
韓国(n=77)
44.5
63.6
EPAを活用している
大企業(n=1,544)
47.0
インドネシア(n=247)
59.9
企業の割合は44.5%
中小企業(n=849)
39.9
マレーシア(n=161)
53.4
で14年調査比で0.8
カンボジア(n=40)
52.5
ゴム・皮革(n=41)
インド(n=263)
52.1
ポイント上昇。
68.3
タイ(n=371)
食料品(n=99)
52.0
63.6
FTA・EPAの活用率
ラオス(n=11)
45.5
繊維(n=74)
62.2
は中小企業(39.9%)
パキスタン(n=11)
45.5
輸送機械器具(n=289)
59.2
ベトナム(n=318)
45.0
に比べ、大企業
化学・医薬(n=196)
56.6
オーストラリア(n=120)
43.3
卸売・小売業(n=615)
(47.0%)が高い。
46.2
バングラデシュ(n=26)
38.5
木材・パルプ(n=24)
45.8
業種別ではゴム・皮
ニュージーランド(n=40)
37.5
一般機械器具(n=109)
41.3
シンガポール(n=133)
革、食料品等の活用
36.1
鉄・非鉄・金属(n=199)
44.2
フィリピン(n=74)
33.8
率が高い。
精密機械器具(n=52)
38.5
中国(n=301)
29.9
国・地域別では在韓
運輸業(n=59)
35.6
スリランカ(n=11)
27.3
電気機械器具(n=268)
31.3
国日系企業の利用率
台湾(n=74)
23.0
建設業(n=48)
20.8
香港・マカオ(n=109)
14.7
が63.6%で最も高く、
0
10
20
30
40
50
60
70
80
在インドネシア、マ
レーシア、カンボジ
活用率の比較 2014年→2015年(輸出・輸入)
在ASEAN日系企業のFTA・EPA活用率の推移
ア、インド、タイの日系
(%)
<輸出>
50
企業の活用率が5割
47.6
43.8
42.6
超で高い。
45
40.7 40.4
40.3
15年調査
37.9
FTA・EPA活用率は、
45.8
(n=1,743)
40
14年調査から輸出、
42.4
40.4
14年調査
38.9
35
輸入とも横ばい。
37.9
29.7
37.2
(n=1,800)
(%)
在ASEAN日系企業
35.0
30
のFTA・EPA活用率
23.0
<輸入>
25
の推移をみると、14
19.3
24.1
20
年調査と比べて、輸
15年調査
42.8
出、輸入とも3ポイント
19.7
(n=1,833)
15
16.7
以上上昇した。
FTA・EPA活用率(全体、企業規模別、業種別)
14年調査
(n=1,945)
FTA・EPA活用率(国・地域別)
10
42.1
(%)
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2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
輸出
輸入
58
6.輸出入の状況(6)
(注)アーリー・ハーベスト(特定品目の早期関税引き下げ)の利用も含む。
2国間FTA・EPAは多国間FTA・EPAに含む。
FTA・EPA活用率は、FTA・EPA活用企業数/輸出入企業数で算出。
FTA・EPAの利用状況
輸出
タイ
輸出・輸入
輸出入
FTA・EPA
FTA・EPA
相手国
企業数(社)
活用企業
(社)
活用率(%)
マレーシア
シンガポール
輸出
輸出
フィリピン
輸入
検討企業数(社)
3位
2位
1位
各11
18
9
22
5
8
各5 卸売・小売業ほか
各3
7
各2 食料品ほか
各1
1
235
87
37.0 輸送機械器具
15 卸売・小売業
12 食料品、鉄・非鉄・金属
ASEAN
174
69
39.7 輸送機械器具
19 卸売・小売業
10 化学・医薬
中国
84
36
42.9 化学・医薬
9 輸送機械器具
インド
77
30
39.0 輸送機械器具
7 一般機械器具、電気機械器具
韓国
30
12
40.0 鉄・非鉄・金属
3 化学・医薬、電気機械器具
オーストラリア
34
16
47.1 食料品ほか
日本
284
109
38.4 輸送機械器具
中国
119
43
36.1 卸売・小売業
108
48
44.4 輸送機械器具
韓国
37
13
35.1 卸売・小売業、鉄・非鉄・金属
インド
19
6
31.6 輸送機械器具
ASEAN
105
58
55.2 電気機械器具
日本
90
30
33.3 鉄・非鉄・金属
7 化学・医薬、卸売・小売業
中国
55
26
47.3 電気機械器具
9 化学・医薬
インド
28
16
57.1 電気機械器具
8 化学・医薬ほか
韓国
21
12
57.1 電気機械器具
6 化学・医薬
オーストラリア
15
5
33.3 電気機械器具
2 輸送機械器具、卸売・小売業
127
40
31.5 卸売・小売業
13 輸送機械器具
7 鉄・非鉄・金属
6
8
ASEAN
93
46
49.5 卸売・小売業
11 電気機械器具
8 輸送機械器具
7
5
中国
65
27
41.5 卸売・小売業
9 電気機械器具、輸送機械器具
各4 化学・医薬
3
3
韓国
25
9
36.0 電気機械器具
3 食料品ほか
各1
ASEAN
123
40
32.5 卸売・小売業
28 化学・医薬
2
15
インド
51
14
27.5 卸売・小売業
7 化学・医薬
5 食料品ほか
各1
10
日本
52
16
30.8 卸売・小売業
8 化学・医薬
7 運輸業
1
5
中国
40
13
32.5 卸売・小売業、化学・医薬
オーストラリア
37
10
27.0 卸売・小売業
4 化学・医薬
3 食料品
韓国
19
5
26.3 化学・医薬
3 卸売・小売業
2
日本
59
10
16.9 輸送機械器具
4 化学・医薬ほか
各1
ASEAN
34
12
35.3 輸送機械器具
5 鉄・非鉄・金属、電気機械器具
各2 化学・医薬
1
1
日本
67
17
25.4 卸売・小売業
5 輸送機械器具
4 化学・医薬
2
3
ASEAN
43
13
30.2 輸送機械器具
5 卸売・小売業
3 化学・医薬
2
0
日本
輸入
FTA・EPA活用
日本
輸入 ASEAN
輸出
活用企業数 上位3業種 (社)
各3 一般機械器具ほか
24 卸売・小売業
8 電気機械器具・輸送機械器具
16 卸売・小売業
各3 輸送機械器具
4 化学・医薬ほか
15 鉄・非鉄・金属、卸売・小売業
各6 運輸業
8 電気機械器具
各2 精密機械器具
1
0
20 鉄・非鉄・金属
15
38
各7 鉄・非鉄・金属
5
15
6 化学・医薬
5
15
各1
4
2 化学・医薬ほか
各1
各8 化学・医薬
1
7
5
5 電気機械器具
3
5
5 鉄・非鉄・金属、卸売・小売
3
1
各1
1
各1
2
各2 輸送機械器具ほか
3 食料品ほか
各1
6 食料品
2
1
5
1
2
5
2
3
タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア(次頁)では、ASEAN域内(AFTA)のほか、日本や中国との間でFTA、EPAを活用している企業が多い。
インド(次項)では、日本、ASEANからの輸入でFTAの活用率が14年調査と比べて上昇。
中国(次頁)はASEANとの輸出でFTA活用率が14年調査と比べて2.7ポイント上昇した。韓国(次頁)はASEAN、EUとの輸出、輸入ともにFTA活用率
が50%を超えており、他の国・地域と比べてFTAの活用が進んでいる。
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59
6.輸出入の状況(7)
(注)アーリー・ハーベスト(特定品目の早期関税引き下げ)の利用も含む。
2国間FTA・EPAは多国間FTA・EPAに含む。
FTA・EPA活用率は、FTA・EPA活用企業数/輸出入企業数で算出。
FTA・EPAの利用状況
輸出・輸入
相手国
日本
2位
8 化学・医薬
6
14
46.6 輸送機械器具
20 ゴム・皮革
6 卸売・小売業、化学・医薬
各5
9
中国
39
15
38.5 輸送機械器具
4 ゴム・皮革
3 化学・医薬、一般機械器具
各2
1
日本
226
119
7
28
各6
12
3
13
52.7 輸送機械器具、卸売・小売業
各30 化学・医薬ほか
7 ゴム・皮革
各8 ゴム・皮革
138
77
55.8 卸売・小売業
25 輸送機械器具
中国
88
38
43.2 卸売・小売業
13 輸送機械器具
日本
214
68
31.8 繊維
14 鉄・非鉄・金属
13 輸送機械器具
8
23
128
60
46.9 輸送機械器具
13 化学・医薬
11 鉄・非鉄・金属
7
15
中国
58
21
36.2 輸送機械器具
各3 一般機械器具
2
4
日本
228
59
25.9 輸送機械器具
11 鉄・非鉄・金属、化学・医薬
6
37
15 卸売、小売業
9
17
5
13
5 化学・医薬ほか
23 化学・医薬、ゴム・皮革
7 ゴム・皮革
9 食料品
157
61
38.9 輸送機械器具
110
31
28.2 卸売・小売業
9 鉄・非鉄・金属
6 輸送機械器具
香港
148
22
14.9 電気機械器具
7 鉄・非鉄・金属
6 食料品ほか
124
44
35.5 卸売・小売業
台湾
62
11
17.7 鉄・非鉄・金属ほか
各2 繊維ほか
香港
116
13
11.2 鉄・非鉄・金属、電気機械器具
各4 輸送機械器具
85
35
41.2 卸売・小売業
台湾
59
13
22.0 鉄・非鉄・金属ほか
輸出 中国
85
12
14.1 卸売・小売業
輸出 中国
53
13
24.5 卸売・小売業、化学・医薬
輸入 中国
48
8
ASEAN
40
EU
輸入 ASEAN
輸出
韓国
輸入
輸出
インド
輸入
10 電気機械器具ほか
10 化学・医薬ほか
各2 ゴム・皮革ほか
11 化学・医薬
各5 化学・医薬
各3
9
4
13
各1
2 繊維ほか
各4 ゴム・皮革ほか
1
各1
5
各3
8
各1
12
各1
6 化学・医薬ほか
各2 食料品ほか
5 電気機械器具ほか
各1
4
11
16.7 化学・医薬ほか
各2
20
50.0 卸売・小売業、化学・医薬
各6 一般機械器具
3 輸送機械器具
2
9
28
15
53.6 輸送機械器具、卸売・小売業
各4 化学・医薬
3 一般機械器具
2
2
ASEAN
35
25
71.4 卸売・小売業
各3 一般機械器具
2
2
EU
14
11
78.6 一般機械器具、卸売・小売業
各2 電気機械器具
1
0
日本
74
14
18.9 卸売・小売業
ASEAN
74
31
41.9 輸送機械器具
10 卸売・小売業
日本
211
92
43.6 卸売・小売業
38 輸送機械器具
ASEAN
133
83
62.4 卸売・小売業
35 輸送機械器具
38
15
39.5 卸売・小売業
4 食料品ほか
ASEAN
33
15
45.5 卸売・小売業
8 輸送機械器具
3 繊維ほか
各1
6
米国
31
11
35.5 卸売・小売業
4 輸送機械器具
2 食料品ほか
各1
4
15
10
66.7 食料品
5 木材・パルプ
2 卸売・小売業
1
0
輸出 ニュージーランド
輸入
検討企業数(社)
3位
中国
中国
ニュージーランド
1位
32.8 輸送機械器具
輸出 ASEAN
オーストラリア
活用率(%)
FTA・EPA活用
48
輸入 ASEAN
台湾
企業数(社)
活用企業
(社)
活用企業数 上位3業種 (社)
41
輸出 ASEAN
香港・マカオ
FTA・EPA
103
輸入 ASEAN
ベトナム
FTA・EPA
125
輸出 ASEAN
インドネシア
輸出入
輸出 オーストラリア
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12 化学・医薬ほか
各3 化学・医薬、輸送機械器具
6 輸送機械器具
12
3 化学・医薬ほか
各1
8
8 化学・医薬、一般機械器具
各3
13
27 鉄・非鉄・金属
5
37
24 化学・医薬
5
16
各1
3
60
7.経済統合への期待(1)
ASEANのみ
ASEAN経済共同体(AEC)実施項目で期待する項目(上位10項目、複数回答)
回答項目
15年調査
(%)
14年調査
(%)
増減
(ポイント)
業種別
製造業
(注)青色のハイライトは14年調査より10ポイント以上低下。
(%)
業種別
非製造業
上位3カ国
1位
通関手続きの簡素化
(通関申告書の統一、輸出入のシングルウインドウ化)
53.8
63.9
△10.1
59.0
46.8
ラオス
(70.6)
カンボジア
(67.5)
インドネシア
(65.5)
2位
CLMV(カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)での
輸入関税撤廃
26.9
29.6
△2.7
25.9
28.3
ミャンマー
(58.6)
カンボジア
(47.5)
タイ
(36.9)
3位
税制面での二重課税防止、源泉徴収税率のバラつき
の是正
25.8
32.0
△6.2
24.8
27.3
ミャンマー
(55.2)
フィリピン
(33.3)
インドネシア
(32.9)
4位 原産地規制などに係る解釈・運用の統一化
25.6
28.2
△2.6
29.2
20.8
インドネシア
(32.0)
カンボジア
(28.8)
ベトナム
(28.5)
5位 熟練労働者の移動自由化
20.9
24.7
△3.8
20.6
21.4
マレーシア
(30.0)
タイ
(25.1)
カンボジア
(25.0)
20.9
15.9
5.0
17.0
26.1
ミャンマー
(58.6)
カンボジア
(36.3)
シンガポール
(30.1)
7位 非関税障壁(ライセンス要件、強制規格など)の削減
18.3
23.3
△5.0
16.6
20.6
インドネシア
(29.6)
ベトナム
(19.8)
カンボジア
(18.8)
8位 サービス業の出資規制緩和・撤廃
17.7
16.0
1.7
6.3
33.1
ミャンマー
(62.1)
ラオス
(23.5)
インドネシア
(21.6)
9位 ASEAN 共通の基準・認証・表示制度の導入
15.7
20.9
△5.2
15.2
16.4
ラオス
(23.5)
シンガポール
(20.7)
カンボジア
(20.0)
10 資本移動の規制緩和(クロスボーダーでの資金調達、
位 地域統括拠点による出資体制強化等)
13.9
17.6
△3.7
10.1
19.1
ミャンマー
(41.4)
5位
CLMV(カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)の
インフラ開発
インドネシア シンガポール
(19.3)
(17.2)
ASEAN経済共同体(AEC)の実施項目で期待する事項については、「通関手続きの簡素化(通関申告書の統一、輸出入のシングルウインドウ
化)」が53.8%と高く、特にラオス(70.6%)、カンボジア(67.5%)で約7割となった。14年調査との比較では期待の度合いが全体的に低下した。
業種別にみると、「通関手続きの簡素化」を挙げた企業の割合が製造業(59.0%)で非製造業(46.8%)より12.2ポイント高い結果となった。
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61
7.経済統合への期待(2)
ASEANのみ
ASEAN経済共同体(AEC)実施項目で期待する項目(上位5項目、複数回答)
シンガポール(n=203)
15年
調査
1 通関手続きの簡素化
43.4
2 CLMV(カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)のインフラ開発 30.1
3 CLMV(カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)での輸入関税撤廃 29.1
4 税制面での二重課税防止、源泉徴収税率のバラつきの是正
23.7
5 熟練労働者の移動自由化
22.2
マレーシア(n=243)
1 通関手続きの簡素化
2 熟練労働者の移動自由化
3 原産地規制などに係る解釈・運用の統一化
4 税制面での二重課税防止、源泉徴収税率のバラつきの是正
5 ASEAN 共通の基準・認証・表示制度の導入
タイ(n=521)
57.4
20.1
38.1
32.8
23.0
15年
調査
14年
調査
47.3
30.0
23.5
15.2
14.8
57.5
32.9
21.0
19.2
22.4
15年
調査
14年
調査
1 通関手続きの簡素化
49.1
2 CLMV(カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)での輸入関税撤廃 36.9
3 CLMV(カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)のインフラ開発 27.6
4 熟練労働者の移動自由化
25.1
5 原産地規制などに係る解釈・運用の統一化
22.3
ラオス(n=17)
14年
調査
15年
調査
1 通関手続きの簡素化
70.6
2 CLMV(カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)での輸入関税撤廃 29.4
2 税制面での二重課税防止、源泉徴収税率のバラつきの是正
29.4
4 CLMV(カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)のインフラ開発 23.5
4 原産地規制などに係る解釈・運用の統一化
23.5
4 ASEAN 共通の基準・認証・表示制度の導入
23.5
4 サービス業の出資規制緩和・撤廃
23.5
60.0
41.4
21.8
30.8
28.9
14年
調査
72.7
36.4
27.3
27.3
9.1
18.2
27.3
(注1)「通関手続きの簡素化」は通関申告書の統一、輸出入のシングルウインドウ化の問題点を含む。
(注2)オレンジ色のハイライトは、「7.経済統合への期待(1)」の全調査対象地域総数の上位10項目に入っていない
項目。赤色のハイライトは14年調査より10ポイント以上上昇、青色のハイライトは14年調査より10ポイント以上低
下。
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(%)
15年
調査
14年
調査
65.5
32.9
32.0
29.6
21.6
73.4
35.9
35.6
33.0
15.3
ベトナム(n=501)
1 通関手続きの簡素化
2 CLMV(カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム) での輸入関税撤廃
3 原産地規制などに係る解釈・運用の統一化
4 税制面での二重課税防止、源泉徴収税率のバラつきの是正
5 CLMV( カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム) のインフラ開発
15年
調査
14年
調査
56.1
31.7
28.5
28.3
27.0
69.6
31.0
30.4
41.8
16.4
フィリピン(n=111)
15年
調査
14年
調査
インドネシア(n=362)
1 通関手続きの簡素化
2 税制面での二重課税防止、源泉徴収税率のバラつきの是正
3 原産地規制などに係る解釈・運用の統一化
4 非関税障壁( ライセンス要件、強制規格など) の削減
5 サービス業の出資規制緩和・撤廃
1 通関手続きの簡素化
2 税制面での二重課税防止、源泉徴収税率のバラつきの是正
3 熟練労働者の移動自由化
4 原産地規制などに係る解釈・運用の統一化
5 ASEAN 共通の基準・認証・表示制度の導入
5 製造業・鉱業・農林業分野のASEAN 企業の投資自由化
ミャンマー(n=29)
1
2
2
4
5
48.7 63.9
33.3 39.5
23.4 25.2
19.8 21.0
15.3 19.3
15.3 12.6
15年
調査
サービス業の出資規制緩和・撤廃
62.1
CLMV(カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)での輸入関税撤廃 58.6
CLMV(カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)のインフラ開発
58.6
55.2
税制面での二重課税防止、源泉徴収税率のバラつきの是正
51.7
通関手続きの簡素化
カンボジア(n=80)
1 通関手続きの簡素化
2 CLMV(カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)での輸入関税撤廃
3 CLMV(カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)のインフラ開発
4 税制面での二重課税防止、源泉徴収税率のバラつきの是正
5 原産地規制などに係る解釈・運用の統一化
14年
調査
19.6
41.3
41.3
50.0
47.8
15年
調査
14年
調査
67.5
47.5
36.3
30.0
28.8
69.2
69.2
38.5
34.6
30.8
62
7.経済統合への期待(3)
RCEP対象国のみ
RCEP交渉で検討されている項目のうち期待する項目(上位10項目、複数回答)
(注)青色のハイライトは14年調査より10ポイント以上低下。
*「既存のFTA・EPAで実現していない品目の関税撤廃」につい
ては、2014年度は「品目数および貿易量双方で高い自由化」
として質問した。
(%)
15年調査
(%)
14年調査
(%)
増減
(ポイント)
業種別
製造業
業種別
非製造業
1位 通関に係る制度・手続きの簡素化
39.8
56.7
△17.1
44.1
34.4
インドネシア
(54.8)
カンボジア
(53.3)
ミャンマー
(48.3)
(関税番号変更
2位 利用しやすい原産地規則の採用
23.9
28.2
△4.3
27.6
19.1
ラオス
(35.3)
インドネシア
(29.5)
ベトナム
(26.5)
3位 労働査証発給に係る制度・手続きの緩和
21.3
30.9
△9.6
21.0
21.8
インドネシア
(39.9)
ベトナム
(29.3)
ミャンマー
(27.6)
4位 ASEAN と日中韓印豪NZの全16カ国参加
21.0
27.5
△6.5
20.5
21.6
韓国
(29.7)
ニュージーラ
ンド (29.0)
インド
(28.4)
5位 非関税障壁の緩和・撤廃
18.3
27.7
△9.4
18.3
18.3
ミャンマー
(27.6)
インド
(25.1)
インドネシア
(23.0)
18.1
22.4
△4.3
19.4
16.5
インド
(25.4)
韓国
(24.6)
インドネシア
(22.5)
7位 域内における公平な競争環境の整備
16.5
22.7
△6.2
15.8
17.3
ミャンマー
(31.0)
インドネシア ニュージーラ
(21.4)
ンド (20.3)
8位 外資参入規制の緩和・撤廃
16.3
22.6
△6.3
10.8
23.3
ミャンマー
(37.9)
インドネシア
(31.5)
フィリピン
(23.6)
9位 サービス貿易障壁の緩和・撤廃
10.0
14.3
△4.3
6.0
15.2
ミャンマー
(24.1)
ラオス
(17.7)
シンガポール
(12.3)
10位 知的財産権の保護の改善
9.5
14.9
△5.4
9.5
9.5
ミャンマー
(24.1)
中国
(15.2)
韓国
(12.0)
回答項目
基準と付加価値基準の選択式の規則を採用など)
6位
既存のFTA ・EPA で実現していない品目の
関税撤廃 *
上位3カ国
東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉の中で検討されている事項のうち、期待する項目は、「通関に係る制度・手続きの簡素化」が39.8%
と最も高く、次が「利用しやすい原産地規則の採用」(23.9%)となった。14年調査と比較すると、全体的に低下した。
業種別では、「通関に係る制度・手続きの簡素化」を挙げた企業の割合が製造業(44.1%)で非製造業(34.4%)より9.7ポイント高く、「サービス
貿易障壁の緩和・撤廃」は非製造業(15.2%)が製造業(6.0%)より9.2ポイント上回った。
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63
7.経済統合への期待(4)
RCEP対象国のみ
RCEP交渉で検討されている項目のうち期待する項目(上位5項目、複数回答)
15年
調査
14年
調査
52.4 1 通関に係る制度・手続きの簡素化
44.0
64.1
31.9 2 労働査証発給に係る制度・手続きの緩和
利用しやすい原産地規則の採用
30.4 3
(関税番号変更基準と付加価値基準の選択式の規則を採用など)
33.0
4 外資参入規制の緩和・撤廃
33.5
5 既存のFTA ・EPA で実現していない品目の関税撤廃
14年
29.3
39.1
26.5
30.2
19.3
24.2
16.7
19.3
調査
調査
46.5 フィリピン(n=110)
1
34.6
通関に係る制度・手続きの簡素化
29.7
利用しやすい原産地規則の採用
32.2 2 (関税番号変更基準と付加価値基準の選択式の規則を採用など) 24.6
15年
14年
調査
20.8 3 外資参入規制の緩和・撤廃
24.3 4 労働査証発給に係る制度・手続きの緩和
5 域内における公平な競争環境の整備
14年
23.6
20.9
20.0
28.0
39.8
25.4
調査
15年
調査
14年
調査
48.3
37.9
31.0
27.6
27.6
57.1
42.9
21.4
59.5
23.8
15年
調査
14年
調査
15年
調査
14年
調査
1 通関に係る制度・手続きの簡素化
利用しやすい原産地規則の採用
2
30.5
22.2
3 ASEANと日中韓印豪NZの全16カ国参加
3 外資参入規制の緩和・撤廃
5 労働査証発給に係る制度・手続きの緩和
20.7
20.7
18.7
シンガポール(n=203)
(関税番号変更基準と付加価値基準の選択式の規則を採用など)
マレーシア(n=235)
15年
調査
1 通関に係る制度・手続きの簡素化
2 労働査証発給に係る制度・手続きの緩和
利用しやすい原産地規則の採用
3
37.5
26.0
4 非関税障壁の緩和・撤廃
5 ASEAN と日中韓印豪NZの全16カ国参加
21.3
16.6
(関税番号変更基準と付加価値基準の選択式の規則を採用など)
タイ(n=513)
25.1
15年
調査
ベトナム(n=502)
ミャンマー(n=29)
1 通関に係る制度・手続きの簡素化
利用しやすい原産地規則の採用
2
33.5
3 ASEAN と日中韓印豪NZの全16カ国参加
4 既存のFTA ・EPA で実現していない品目の関税撤廃
5 労働査証発給に係る制度・手続きの緩和
22.2
21.3
16.6
1
35.5 2
28.7 3
24.1 4
28.7 4
15年
調査
14年
調査
(関税番号変更基準と付加価値基準の選択式の規則を採用など)
インドネシア(n=356)
25.9
1 通関に係る制度・手続きの簡素化
2 労働査証発給に係る制度・手続きの緩和
3 外資参入規制の緩和・撤廃
利用しやすい原産地規則の採用
4
54.8
39.9
31.5
5 非関税障壁の緩和・撤廃
23.0
(関税番号変更基準と付加価値基準の選択式の規則を採用など)
29.5
50.6
通関に係る制度・手続きの簡素化
外資参入規制の緩和・撤廃
域内における公平な競争環境の整備
労働査証発給に係る制度・手続きの緩和
非関税障壁の緩和・撤廃
カンボジア(n=77)
68.4 1 通関に係る制度・手続きの簡素化
42.9 2 利用しやすい原産地規則の採用
(関税番号変更基準と付加価値基準の選択式の規則を採用など)
32.7
3 ASEAN と日中韓印豪NZの全16カ国参加
31.6 4 域内における公平な競争環境の整備
27.2 5 労働査証発給に係る制度・手続きの緩和
62.7
27.1
53.3
83.3
22.1
29.2
19.5
15.6
14.3
4.2
20.8
25.0
(注)赤色のハイライトは14年調査より10ポイント以上上昇、青色のハイライトは14年調査より10ポイント以上低下。
*「既存のFTA・EPAで実現していない品目の関税撤廃」については、14年調査では「品目数および貿易量双方で高い自由化」として質問した。
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64
7.経済統合への期待(5)
RCEP対象国のみ
RCEP交渉で検討されている項目のうち期待する項目(上位5項目、複数回答)
15年
調査
14年
調査
1 通関に係る制度・手続きの簡素化
利用しやすい原産地規則の採用
2
41.2
62.5 1 ASEAN と日中韓印豪NZの全16カ国参加
35.3
3 非関税障壁の緩和・撤廃
17.7
3 サービス貿易障壁の緩和・撤廃
17.7
5 域内における公平な競争環境の整備
5 労働査証発給に係る制度・手続きの緩和
11.8
12.5 2
3
25.0
3
37.5
3
25.0
11.8
50.0
5 原産地規則での累積効果
11.8
12.5 中国(n=716)
ラオス(n=17)
(関税番号変更基準と付加価値基準の選択式の規則を採用など)
ニュージーランド(n=69)
15年
調査
14年
調査
29.0
56.5
既存のFTA ・EPA で実現していない品目の関税撤廃
21.7
39.1
通関に係る制度・手続きの簡素化
20.3
34.8
非関税障壁の緩和・撤廃
20.3
39.1
域内における公平な競争環境の整備
20.3
32.6
15年
調査
14年
調査
1 通関に係る制度・手続きの簡素化
42.0
62.3
2 ASEAN と日中韓印豪NZの全16カ国参加
利用しやすい原産地規則の採用
2
20.5
24.9
20.5
21.3
4 労働査証発給に係る制度・手続きの緩和
19.0
27.8
5 域内における公平な競争環境の整備
18.6
24.8
15年
調査
14年
調査
1 通関に係る制度・手続きの簡素化
45.4
63.4
2 ASEAN と日中韓印豪NZの全16カ国参加
利用しやすい原産地規則の採用
3
28.4
31.4
25.9
34.1
4 既存のFTA ・EPA で実現していない品目の関税撤廃
25.4
26.6
5 非関税障壁の緩和・撤廃
25.1
31.4
15年
調査
14年
調査
1 通関に係る制度・手続きの簡素化
36.0 43.3
1 ASEAN と日中韓印豪NZの全16カ国参加
28.4
42.5 2 ASEAN と日中韓印豪NZの全16カ国参加
29.7 32.2
2 既存のFTA ・EPA で実現していない品目の関税撤廃
18.0
24.6 28.7
3 通関に係る制度・手続きの簡素化
16.9
26.7 3 既存のFTA ・EPA で実現していない品目の関税撤廃
21.2 4 利用しやすい原産地規則の採用
4 非関税障壁の緩和・撤廃
16.4
22.6
5 域内における公平な競争環境の整備
利用しやすい原産地規則の採用
6
14.2
30.1
14.2
10.3
インド(n=394)
(関税番号変更基準と付加価値基準の選択式の規則を採用など)
オーストラリア(n=183)
(関税番号変更基準と付加価値基準の選択式の規則を採用など)
(関税番号変更基準と付加価値基準の選択式の規則を採用など)
韓国(n=175)
(関税番号変更基準と付加価値基準の選択式の規則を採用など)
5 非関税障壁の緩和・撤廃
15年
調査
14年
調査
22.9 22.8
17.1
32.8
(注)オレンジ色のハイライトは、「7.経済統合への期待(3)」の全調査対象地域総数の上位10項目に入っていない項目。赤色のハイライトは14年調査より10ポイント以上上昇、青色のハイライトは14年調査より10ポイント以上低下。
「既存のFTA・EPAで実現していない品目の関税撤廃」については、14年調査では「品目数および貿易量双方で高い自由化」として質問した。
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65
7.経済統合への期待(6)
TPP対象国のみ
TPP交渉で検討されている項目のうち期待する項目(上位10項目、複数回答)
(%)
全体
業種別
製造業
業種別
非製造業
1位 税関当局および貿易円滑化
59.0
68.3
49.5
ベトナム
(65.8)
マレーシア
(60.2)
シンガポール
(56.6)
2位 物品市場アクセス
33.6
34.2
32.8
ニュージーランド
(59.7)
オーストラリア
(39.6)
ベトナム
(34.5)
25.4
32.1
18.6
マレーシア
(28.2)
ベトナム
(27.5)
シンガポール
(25.9)
18.3
15.3
21.4
シンガポール
(24.3)
ベトナム
(19.3)
ニュージーランド
(16.1)
回答項目
3位
原産地規則(複数締約国の付加価値・工程足し上
げを可能とする「累積ルール」等)
4位 ビジネス関係者の一時的な入国
上位3カ国
5位
サービス(越境サービス、金融サービス、電気通
信サービス)
15.7
7.9
23.6
ニュージーランド
(29.0)
シンガポール
(19.6)
ベトナム
(15.8)
6位
投資(投資家間の無差別原則、投資に関する紛争
解決手続等)
10.1
3.6
16.8
ニュージーランド
(16.1)
オーストラリア
(14.0)
ベトナム
(9.7)
7位 知的財産
9.8
8.5
11.1
ニュージーランド
(24.2)
シンガポール
(11.1)
オーストラリア
(10.4)
8位 競争政策・国有企業
8.1
5.2
11.1
ニュージーランド
(14.5)
マレーシア
(11.2)
オーストラリア
(7.9)
9位 電子商取引
7.3
5.8
8.9
ニュージーランド
(25.8)
オーストラリア
(9.8)
ベトナム
(6.3)
4.5
4.9
4.1
ニュージーランド
(16.1)
マレーシア
(4.9)
シンガポール
(3.7)
10位 TBT(貿易の技術的障害)
大筋合意した環太平洋パートナーシップ(TPP)交渉の中で検討されている事項のうち、期待する項目は、「税関当局および貿易円滑化」が
59.0%と最も高く、次が「物品市場アクセス」(33.6%)となった。
業種別では、「原産地規則」を挙げた企業の割合が製造業(32.1%)で非製造業(18.6%)より13.5ポイント高く、「サービス(越境サービス、金融
サービス、電気通信サービス)」は非製造業(23.6%)が製造業(7.9%)より15.7ポイント上回った。
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66
7.経済統合への期待(7)
TPP対象国のみ
TPP交渉で検討されている項目のうち期待する項目(上位5項目、複数回答)
シンガポール(n=189)
1 税関当局および貿易円滑化
2 物品市場アクセス
原産地規則( 複数締約国の付加価値・工程足し上げを可能とす
3
る「累積ルール」等)
4 ビジネス関係者の一時的な入国
5 サービス( 越境サービス、金融サービス、電気通信サービス)
(%)
56.6
32.3
マレーシア(n=206)
1 税関当局および貿易円滑化
原産地規則( 複数締約国の付加価値・工程足し上げを可能とす
2
る「累積ルール」等)
3 物品市場アクセス
4 ビジネス関係者の一時的な入国
5 競争政策・国有企業
(%)
60.2
28.2
オーストラリア(n=164)
(%)
1 税関当局および貿易円滑化
45.1
25.9
24.3
19.6
19.9
13.1
11.2
ベトナム(n=476)
(%)
1 税関当局および貿易円滑化
65.8
2 物品市場アクセス
34.5
3
原産地規則( 複数締約国の付加価値・工程足し上げを可能とす
27.5
る「累積ルール」等)
4 ビジネス関係者の一時的な入国
19.3
5 サービス( 越境サービス、金融サービス、電気通信サービス)
15.8
ニュージーランド(n=62)
(%)
1 物品市場アクセス
59.7
2 税関当局および貿易円滑化
46.8
3 サービス( 越境サービス、金融サービス、電気通信サービス)
29.0
4 電子商取引
25.8
原産地規則( 複数締約国の付加価値・工程足し上げを可能とす
5
24.2
る「累積ルール」等)
5 知的財産
24.2
2 物品市場アクセス
39.6
原産地規則( 複数締約国の付加価値・工程足し上げを可能とす
3
15.9
る「累積ルール」等)
3 ビジネス関係者の一時的な入国
15.9
5 サービス( 越境サービス、金融サービス、電気通信サービス)
14.0
5 投資( 投資家間の無差別原則、投資に関する紛争解決手続等)
14.0
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67
7.経済統合への期待(8)
(注1)アジア・オセアニア地域のTPP参加5カ国(シンガポール、マレーシア、ベトナム、オーストラリア、
ニュージーランド)に所在し、新規協定国との間で既に輸出入実績のある企業を対象とした。既存の
FTA・EPA締結国との取引は含めない。
(注2)2つの図の検討率は、(FTA・EPAが未締結でTPP締結により新たに自由貿易圏となる相手国との
取引のうちTPP活用を検討する企業数/当該国と輸出・輸入のいずれかの実績のある企業数)で算出。
FTA・EPA未締結国との取引における
TPP活用の検討有無
検討している企業の割合(輸出、企業規模別、業種別)
総数(n=94)
(%)
33.0
大企業(n=66)
マレーシア⇒米国、ニュージーランド⇒日本、米国等
39.4
中小企業(n=28)
輸出国⇒輸出先国
ベトナム⇒米国(4)、マレーシア⇒米国
17.9
シンガポール⇒メキシコ(3)、カナダ マレーシア⇒米国
食料品(n=4)
75.0
71.4
化学・医薬(n=7)
卸売・小売業(n=11)
54.5
50.0
運輸業(n=2)
木材・パルプ(n=5)
ベトナム⇒米国、ニュージーランド⇒日本
マレーシア⇒米国(2)、カナダ ベトナム⇒米国、カナダ
ニュージーランド⇒日本、米国、カナダ
40.0
36.4
36.4
その他製造業(n=11)
輸送機械器具(n=11)
電気機械器具(n=20)
鉄・非鉄・金属(n=8)
ベトナム⇒米国(3)、メキシコ(3) マレーシア⇒米国
25.0
マレーシア⇒米国(4)、カナダ(2) ベトナム⇒米国
12.5
ベトナム⇒米国
検討している企業の割合(輸入、企業規模別、業種別)
総数(n=54)
大企業(n=36)
中小企業(n=18)
化学・医薬(n=2)
繊維(n=2)
卸売・小売業(n=13)
輸送機械器具(n=4)
その他非製造業(n=5)
33.3
30.8
25.0
20.0
輸入元国⇒輸入先国
米国⇒ベトナム
60.0
50.0
50.0
50.0
鉄・非鉄・金属(n=2)
(%)
米国⇒マレーシア、米国⇒ベトナム、カナダ⇒ベトナム
日本⇒ニュージーランド
27.8
25.0
33.3
食料品(n=5)
その他製造業(n=5)
シンガポール⇒カナダ、メキシコ
米国⇒ベトナム
日本⇒ニュージーランド
米国⇒マレーシア(2)、米国⇒ベトナム
米国⇒マレーシア カナダ⇒マレーシア
カナダ⇒シンガポール メキシコ⇒シンガポール
日本⇒ニュージーランド(2) 米国⇒ニュージーランド
TPPの活用を検討している
企業の割合は輸出で
33.0%、輸入で27.8%と
なった。
輸出では中小企業
(17.9%)に比べ、大企業
(39.4%)が高い。輸入では
中小企業(33.3%)が大企
業(25.0%)より高い。
業種別では食料品、化学・
医薬が輸出入ともに高い。
卸売・小売業は輸出で高
く、鉄・非鉄・金属、繊維は
輸入で高い。
輸出入先別にみると、輸出
ではマレーシア、ベトナム、
シンガポールから北米市場
への輸出で活用を検討す
る企業が多い。また、
ニュージーランドからは日
本向けでの活用が検討さ
れている。輸入では、米国
からマレーシア、ベトナム
へ輸入する際の活用を検
討する企業が多い。
米国⇒マレーシア
日本⇒ニュージーランド
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68
8.賃金(1) 前年比昇給率
2015年度 ← 2014年度
総
数
カンボジア(73)
インドネシア(321)
ミャンマー(28)
ラオス(16)
パキスタン(23)
インド(355)
ベトナム(447)
バングラデシュ(38)
中国(727)
スリランカ(33)
フィリピン(96)
マレーシア(224)
タイ(469)
香港(192)
韓国(165)
シンガポール(190)
台湾(119)
オーストラリア(157)
ニュージーランド(53)
(%)
13.6
12.9
12.6
11.8
10.9
10.3
10.0
8.7
7.6
7.4
5.2
4.8
4.5
3.9
3.9
3.5
3.0
2.4
1.8
製 造 業
カンボジア(30)
インドネシア(188)
ラオス(11)
パキスタン(14)
ベトナム(296)
インド(174)
バングラデシュ(27)
中国(472)
スリランカ(9)
フィリピン(61)
マレーシア(135)
タイ(302)
香港(33)
韓国(78)
シンガポール(41)
オーストラリア(45)
台湾(42)
ニュージーランド(22)
(%)
17.2
14.9
14.8
11.5
10.8
10.1
9.6
7.9
7.4
5.0
4.7
4.5
4.0
4.0
3.4
2.6
2.5
2.0
2016年度 ← 2015年度
10.9
10.8
10.0
9.9
9.6
9.6
8.9
7.0
6.7
5.0
4.6
4.6
4.3
3.6
3.6
3.2
2.7
2.6
1.7
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インドネシア(186)
パキスタン(14)
ベトナム(291)
バングラデシュ(28)
インド(171)
カンボジア(29)
スリランカ(9)
中国(462)
フィリピン(62)
ラオス(11)
マレーシア(128)
タイ(297)
香港(32)
韓国(74)
シンガポール(39)
オーストラリア(45)
台湾(42)
ニュージーランド(21)
11.9
11.2
10.3
10.3
10.0
9.0
7.1
6.8
4.9
4.8
4.6
4.2
3.8
3.8
3.1
2.9
2.2
1.9
カッコ内は
回答企業数 (%)
ミャンマー(27)
カンボジア(43)
インド(181)
インドネシア(133)
パキスタン(9)
ベトナム(151)
スリランカ(24)
中国(255)
バングラデシュ(11)
フィリピン(35)
ラオス(5)
マレーシア(89)
タイ(167)
香港(159)
韓国(87)
シンガポール(149)
台湾(77)
オーストラリア(112)
ニュージーランド(31)
12.3
11.0
10.4
10.1
10.0
8.5
7.4
7.2
6.7
5.5
5.1
5.0
4.6
3.9
3.8
3.6
3.2
2.4
1.7
ミャンマー(27)
インド(180)
インドネシア(130)
カンボジア(39)
パキスタン(10)
ベトナム(149)
バングラデシュ(12)
スリランカ(22)
中国(244)
フィリピン(35)
マレーシア(88)
タイ(163)
ラオス(5)
香港(157)
韓国(83)
シンガポール(147)
台湾(77)
オーストラリア(110)
ニュージーランド(32)
11.1
9.8
9.1
8.9
8.3
8.3
8.0
6.9
6.5
5.3
4.5
4.4
4.0
3.6
3.5
3.2
3.0
2.5
1.6
(%)
(%)
ミャンマー(28)
インドネシア(316)
パキスタン(24)
インド(351)
ベトナム(440)
バングラデシュ(40)
カンボジア(68)
スリランカ(31)
中国(706)
フィリピン(97)
マレーシア(216)
ラオス(16)
タイ(460)
香港(189)
韓国(157)
シンガポール(186)
台湾(119)
オーストラリア(155)
ニュージーランド(53)
非 製 造 業
(%)
69
8.賃金(2)
総
前年比昇給率(中国および主要国推移)
数
製 造 業
非 製 造 業
(%)
(%)
(%)
30
30
30
20
20
20
9.9 10
11.9
10.3 10
10.0
6.8
10.8
10
9.6
6.7
9.8
8.3
6.5
4.2
4.4
4.3
0
0
0
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016
中国
インド
中国
インド
中国
インド
タイ
インドネシア
タイ
インドネシア
タイ
インドネシア
ベトナム
ベトナム
ベトナム
(注)2016年は見込み。
業種別にみると、非製造業は変動幅が比較的小さい。
2015年の中国、タイ、インド、インドネシア、ベトナムの昇給率(総数、以下同じ)は低下傾向を示している。
中国の昇給率は、2011年の12.9%をピークに年々低下し、2015年は7.6%、2016年(見込み)は6.7%と鈍化傾向が続く。
インドネシアの昇給率は2013年の24.7%をピークに年々低下し、2015年は12.9%、2016年(見込み)は10.8%と鈍化傾向が続く。
2016年(見込み)の昇給率は、どの国においてもおおむね緩やかな低下を見込む。
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70
8.賃金(3) 基本給・月額
製造業・作業員
製造業・エンジニア
単位: 米ドル
オーストラリア(37)
ニュージーランド(16)
韓国(66)
香港(26)
シンガポール(33)
台湾(39)
中国(450)
タイ(290)
マレーシア(145)
フィリピン(54)
インドネシア(178)
インド(148)
ベトナム(289)
パキスタン(14)
ラオス(11)
カンボジア(31)
スリランカ(10)
バングラデシュ(28)
3,608
2,811
1,895
1,889
1,608
1,010
424
348
317
262
250
230
185
185
179
162
143
100
0
オーストラリア(30)
ニュージーランド(11)
香港(11)
シンガポール(25)
韓国(59)
台湾(34)
マレーシア(129)
中国(389)
タイ(273)
パキスタン(14)
インド(147)
ラオス(9)
フィリピン(51)
インドネシア(153)
スリランカ(7)
ベトナム(254)
カンボジア(20)
バングラデシュ(25)
2,500
非製造業・スタッフ
オーストラリア(98)
ニュージーランド(27)
韓国(88)
シンガポール(146)
香港(156)
台湾(85)
中国(264)
マレーシア(95)
タイ(173)
インド(176)
フィリピン(32)
ベトナム(155)
インドネシア(120)
ラオス(6)
カンボジア(46)
ミャンマー(20)
スリランカ(24)
パキスタン(11)
バングラデシュ(14)
単位: 米ドル
3,560
2,895
2,300
2,286
2,139
1,270
845
785
610
546
496
424
409
390
390
336
333
275
215
0
5,099
3,732
3,045
2,641
2,328
1,281
738
698
659
543
514
424
409
402
391
343
323
288
0
4,000
非製造業・マネージャー
オーストラリア(93)
ニュージーランド(30)
シンガポール(129)
香港(146)
韓国(88)
台湾(79)
中国(242)
マレーシア(99)
ラオス(5)
タイ(155)
インド(162)
フィリピン(26)
インドネシア(102)
カンボジア(37)
ベトナム(137)
パキスタン(10)
スリランカ(17)
ミャンマー(19)
バングラデシュ(13)
2,500
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単位: 米ドル
オーストラリア(42)
シンガポール(36)
ニュージーランド(17)
香港(33)
韓国(68)
台湾(40)
マレーシア(141)
タイ(283)
中国(424)
インド(160)
パキスタン(12)
フィリピン(52)
ラオス(9)
インドネシア(171)
ベトナム(259)
スリランカ(9)
カンボジア(21)
バングラデシュ(27)
カッコ内は回答企業数
単位: 米ドル
6,850
5,337
4,711
3,878
3,311
1,972
1,445
1,401
1,263
1,245
1,145
1,063
1,005
871
787
759
664
658
0
5,000
基本給:諸手当を除いた給与、2015年10月時点。
単位: 米ドル
7,125
5,284
4,237
4,132
3,836
2,180
1,882
1,620
1,536
1,471
1,434
1,406
1,116
1,061
977
962
866
801
700
0
製造業・マネージャー
5,000
作業員:正規雇用の一般工職で実務経験3年程度の場合。
請負労働者および試用期間中の作業員を除く。
エンジニア:正規雇用の中堅技術者で専門学校もしくは大卒
以上、かつ実務経験5年程度の場合。
マネージャー(製造業):正規雇用の営業担当課長クラスで大
卒以上、かつ実務経験10年程度の場合。
スタッフ:正規雇用の一般職で実務経験3年程度の場合。た
だし派遣社員および試用期間中の社員は除く。
マネージャー(非製造業):正規雇用の営業担当課長クラスで
大卒以上、かつ実務経験10年程度の場合。
注:カンボジア以外の国・地域については、回答は自国・地域
通貨建て(ただし、ミャンマーは自国通貨建て、米ドル建て
の選択式)。各職種の自国・地域通貨建て賃金の平均値
を、2015年10月の平均為替レート(各国・地域中央銀行発
表、中国は外貨管理局発表)で米ドルに換算。ミャンマー
は、回答企業によって通貨が異なる(自国通貨建てまたは
米ドル建て)ため、自国通貨建ての企業の回答を米ドルに
換算した上で平均をとった。
71
8.賃金(4) 年間実負担額
製造業・作業員
オーストラリア(35)
ニュージーランド(16)
シンガポール(31)
韓国(65)
香港(22)
台湾(34)
中国(379)
タイ(233)
マレーシア(87)
インドネシア(156)
フィリピン(49)
ベトナム(260)
パキスタン(14)
インド(134)
カンボジア(23)
ラオス(10)
スリランカ(8)
バングラデシュ(21)
49,147
35,774
32,666
31,929
28,785
18,174
8,702
6,337
5,257
4,316
4,098
3,855
3,806
3,660
2,642
2,380
2,033
1,606
0
単位: 米ドル
42,264
37,496
36,477
34,847
22,211
15,756
12,324
10,494
8,985
8,649
7,224
7,058
5,689
5,182
5,117
4,867
4,316
4,209
40,000
製造業・マネージャー
単位: 米ドル
69,642
47,800
47,359
46,324
39,911
22,141
13,709
12,067
11,529
9,946
8,403
7,856
6,827
6,429
5,940
5,746
4,651
4,645
0
72,339
0
オーストラリア(29)
シンガポール(24)
香港(10)
ニュージーランド(12)
韓国(59)
台湾(29)
中国(341)
マレーシア(80)
タイ(226)
パキスタン(14)
インド(141)
スリランカ(6)
インドネシア(131)
フィリピン(47)
ベトナム(235)
ラオス(8)
バングラデシュ(19)
カンボジア(16)
30,000
非製造業・スタッフ
オーストラリア(101)
シンガポール(135)
ニュージーランド(29)
韓国(87)
香港(138)
台湾(72)
中国(239)
マレーシア(58)
タイ(146)
インド(167)
フィリピン(25)
ベトナム(127)
インドネシア(110)
カンボジア(37)
スリランカ(21)
ラオス(6)
ミャンマー(20)
パキスタン(11)
バングラデシュ(12)
製造業・エンジニア
単位: 米ドル
オーストラリア(40)
シンガポール(34)
ニュージーランド(16)
香港(28)
韓国(67)
台湾(34)
中国(370)
タイ(229)
マレーシア(79)
パキスタン(12)
インド(151)
フィリピン(48)
インドネシア(154)
ラオス(8)
ベトナム(236)
スリランカ(7)
バングラデシュ(21)
カンボジア(15)
50,000
カッコ内は回答企業数
単位: 米ドル
94,765
73,772
62,831
57,655
52,865
33,367
24,391
23,657
22,544
21,754
19,686
16,621
14,785
13,915
12,865
12,746
10,753
8,882
0
60,000
非製造業・マネージャー
単位: 米ドル
101,596
71,984
67,575
67,346
61,324
38,429
34,821
30,404
24,541
24,272
23,542
19,918
18,939
16,859
15,710
13,972
13,602
12,275
11,525
オーストラリア(95)
シンガポール(121)
香港(128)
ニュージーランド(32)
韓国(87)
台湾(72)
中国(221)
マレーシア(64)
タイ(134)
インド(155)
フィリピン(23)
ラオス(5)
インドネシア(95)
カンボジア(28)
ベトナム(110)
パキスタン(10)
スリランカ(15)
バングラデシュ(12)
ミャンマー(18)
80,000
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0
年間実負担額:一人あたり社員に対する負担総額(基
本給、諸手当、社会保障、残業、賞与などの年間合
計。退職金は除く。2015年(度)時点)。
作業員、エンジニア、マネージャー(製造業)、スタッフ、
マネージャー(非製造業):前頁を参照。
注:カンボジア以外の国・地域については、回答は自
国・地域通貨建て(ただし、ミャンマーは自国通貨建
て、米ドル建ての選択式)。各職種の自国・地域通貨
建て年間実負担額の平均値を、2015年10月の平均
為替レート(各国・地域中央銀行発表、中国は外貨管
理局発表)で米ドルに換算。ミャンマーは、回答企業
によって通貨が異なる(自国通貨建てまたは米ドル
建て)ため、自国通貨建ての企業の回答を米ドルに
換算した上で平均をとった。
70,000
72
8.賃金(5) 賞与
製造業・作業員
製造業・エンジニア
製造業・マネージャー
単位: ヵ月
韓国(63)
パキスタン(15)
タイ(291)
台湾(39)
シンガポール(33)
中国(451)
マレーシア(136)
インドネシア(189)
バングラデシュ(29)
スリランカ(10)
香港(26)
ベトナム(299)
フィリピン(56)
インド(129)
カンボジア(28)
ラオス(11)
ニュージーランド(12)
オーストラリア(31)
韓国(56)
パキスタン(14)
タイ(273)
台湾(32)
シンガポール(25)
スリランカ(7)
中国(381)
マレーシア(122)
インドネシア(160)
バングラデシュ(25)
香港(11)
ベトナム(262)
フィリピン(52)
インド(132)
カンボジア(18)
ラオス(9)
オーストラリア(27)
ニュージーランド(8)
4.0
3.5
3.1
3.1
2.2
1.9
1.9
1.8
1.8
1.6
1.5
1.4
1.3
1.1
0.6
0.6
0.3
0.3
0
3
2.2
2.1
2.1
2.0
1.9
1.9
1.5
1.5
1.3
1.1
0.8
0.6
0.5
0.2
2.3
2.2
2.1
2.0
1.8
1.8
1.7
1.5
1.5
1.2
0.9
0.8
0.7
0.6
3
非製造業・マネージャー
2.9
2.7
2.4
2.3
2.1
2.0
2.0
1.9
1.8
1.7
1.6
1.6
1.5
1.4
1.3
1.1
0.8
0.8
0.5
0
4.0
3.7
3.3
3.3
0
3
単位: ヵ月
3.2
2.8
2.5
2.4
2.3
2.2
2.1
2.0
1.9
1.9
1.8
1.5
1.5
1.5
1.4
1.2
1.0
1.0
1.0
単位: ヵ月
台湾(85)
タイ(172)
シンガポール(146)
韓国(80)
マレーシア(85)
インドネシア(132)
フィリピン(33)
中国(263)
香港(161)
パキスタン(10)
ベトナム(157)
バングラデシュ(14)
スリランカ(23)
カンボジア(42)
インド(174)
ミャンマー(25)
ラオス(6)
オーストラリア(85)
ニュージーランド(26)
単位: ヵ月
パキスタン(13)
韓国(65)
台湾(39)
タイ(282)
シンガポール(35)
中国(416)
マレーシア(131)
インドネシア(181)
バングラデシュ(27)
スリランカ(9)
香港(31)
フィリピン(52)
ベトナム(263)
インド(141)
カンボジア(16)
ラオス(9)
ニュージーランド(12)
オーストラリア(36)
4.1
3.8
3.2
3.2
0
非製造業・スタッフ
カッコ内は回答企業数
単位: ヵ月
台湾(79)
タイ(153)
シンガポール(129)
韓国(79)
マレーシア(89)
インドネシア(112)
フィリピン(28)
中国(243)
香港(145)
パキスタン(9)
ベトナム(135)
スリランカ(17)
バングラデシュ(12)
カンボジア(33)
インド(160)
オーストラリア(80)
ミャンマー(19)
ニュージーランド(27)
ラオス(4)
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