畜産輸出 07E206 久保田 尚希 日本は、これまで国際競争力の弱い産業と見なされ、 国内農業をいかに保護するかに政策の重点がおか れてきた。しかし、WTOで農産物貿易自由化の流れ や経済連携協定(EPA)の締結など、農業市場への開 放圧力は次第に高まりつつある。そうした中で、日本 産の品を積極的に海外に輸出しようとする機運が出 てきている。こういった動きや健康面・安全性で日本 食は世界的にブームになっている。 牛肉輸出数量 400,000 357,284 350,000 300,000 250,000 217,423 193,392 200,000 冷蔵牛肉 150,000 100,000 127,168 48,282 50,000 0 冷凍牛肉 98,212 47 2004 69,981 44,437 26,831 55,218 724 2005 2006 2007 2008 2009 (4月-6月) 牛肉輸出先 1位 アメリカ 2位 ベトナム 3位 マレーシア 豚肉輸出数量 400,000 373,299 350,000 295,892 300,000 316,605 272,745 314,837 284,569 250,000 豚肉 200,000 豚肉調製品 150,000 106,330 100,000 50,000 10,075 45,651 70,337 61,962 18,166 0 2004 2005 2006 2007 2008 2009 (4月-6月) 豚肉輸出先 1位 香港 2位 台湾 3位 マレーシア 鶏肉輸出数量 8,000,000 6,665,416 7,000,000 7,148,970 6,000,000 5,000,000 4,000,000 3,000,000 2,174,233 2,000,000 1,000,000 0 691,884 2,499,537 1,637,161 鶏肉 鶏肉輸出 1位 香港 2位 ベトナム 3位 パナマ 平成20年1月に発生した中国製の冷凍餃子事件を きっかけに、消費者の食の安全志向・食の国産志向 が急速に高まり、国産畜産物に追い風が吹く 同じ20年9月の経済危機により消費者の食に対 する意識は、安全志向から価格重視に移行した。
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