平成 28 年度薬価制度改革について 平成 27 年 12 月 25 日 日本

平成 28 年度薬価制度改革について
平成 27 年 12 月 25 日
日本ジェネリック製薬協会
会長 吉田 逸郎
本日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会において、「平成 28 年度薬価制度改革の
骨子」が承認されましたが、これに関する日本ジェネリック製薬協会(GE 薬協)の見解は、以下
のとおりです。
1.初収載品の薬価について
GE 薬協は、中医協において、「経済財政運営と改革の基本方針 2015」で示された後
発医薬品数量シェア 70%、80%の政府目標の達成に向けて、会員各社が生産設備の増
強などの巨額の投資判断を迫られていることなど大変厳しい経営状況であることを訴え、
初収載薬価の現状維持を要望しました。 しかしながら、本年 9 月の薬価調査の結果、新
規収載後発医薬品の乖離率が当該先発医薬品の水準と比較して非常に大きな数値であ
ったことも踏まえ、中医協として今般の結論となりました。
GE 薬協としては、このことを厳粛に受け止めております。まず、GE 薬協として後発医薬
品の市場実態に基づかない要望をしたことについて深く反省しております。また、今後は、
流通面の改善も含め、後発医薬品のさらなる信頼性の向上に向けて努力してまいりま
す。
2.価格帯について
GE 薬協は、平成 26 年度に導入された現行の価格帯集約ルールでは、市場実勢価格
と改定薬価の間に大きな乖離が生じること等を指摘して、後発医薬品のみの市場実勢価
格をもとにして価格帯を設定する方式について提案、要望いたしましたが、実現には至り
ませんでした。
GE 薬協としては、ジェネリック医薬品の長期安定供給に資する薬価制度について今後
とも検討を重ねるとともに、今回の提案を含め、GE 薬協の提案を今後の検討の俎上に載
せていただけるよう引き続き要望してまいります。
ジェネリック医薬品の製造販売業者には、今後なお一層大きな役割が期待されています。こ
の期待に応えるため、各社は適正な競争を行いつつ、「医薬品産業強化総合戦略」に示され
た諸課題について、適切かつ真摯に取り組むことが求められています。
GE 薬協としては、会員各社がジェネリック医薬品を安定供給していくという責務を果たしな
がら、環境の変化にも敏感に対応し、これまで以上に真摯に活動を行っていくよう努めてまい
ります。
以上
(参 考)
○平成 28 年度薬価制度改革にあたり、GE 薬協は日本製薬団体連合会を通して、主に以下 2 点
の要望を行いました。 (平成 27 年 9 月 30 日中医協薬価専門部会 等)
1)初収載品の薬価について
初収載品薬価については、前回導入された 0.6 掛け(一部 0.5 掛け)を維持する。
2)既収載品の価格帯の集約方法について
長期収載品の市場実勢価格を基準とせず、後発医薬品のみの市場実勢価格をもとにした
3 価格帯を設定できるようにする。
○GE 薬協の要望にかかる事項について、本日中医協総会で承認された「平成 28 年度薬価制度
改革の骨子」では以下のとおり記載されています。
1)「先発品の 100 分の 50 を乗じた額(内用薬については、銘柄数が 10 を超える場合は 100 分
の 40 を乗じた額)と」する。
2)平成 28 年度薬価制度改革においては、現行の最高価格(主として長期収載品)を基準とし
た 3 価格帯を維持することとするが、改定後の価格帯の状況を踏まえ、更なる価格帯の集約
について検討する。
以上