【別紙3】 学校図書館システム機能要件仕様 【回答方法】 ○ …パッケージ標準対応可(オプション対応含む) △ …カスタマイズ対応(~99万円) □ …カスタマイズ対応(100万~299万円)・代用案(~99万円) ▼ …代用案(100万~299万円) ★ …カスタマイズ対応(300万円~)・代用案(300万円~) ※カスタマイズ対応及び代用案の場合は、機能要件ごとの見積書及び 積算根拠(SE1人月あたりの単価を明記)を添付すること。 機能要件 実現方法 1 システム全般 1 公共図書館システムとのデータ連携を行い、公共図書館の蔵書活用を支 援できるシステムであること。 2 各学校でのシステム運用負荷を考慮し、プログラム及び各種データは、図 書情報館に設置するサーバで一元管理(バックアップを含む)し、各学校 にはデータベースサーバが不必要であること。 3 各学校での蔵書情報等の登録にあたっては、全件MARCを活用でき、そこ から必要な書誌データを引き出せること。 4 全件MARCは、可変長Tタイプが活用できること。 5 サーバの全件MARCは、提供元MARC会社とのネットワーク連携により、常 に最新の新刊情報データがサーバに取り込まれ常に最新の書誌データを 提供できる仕組みを有すること。 6 サーバの書誌情報は、全件MARC以外に学習件名データも含んで提供さ れること。 7 本システムのプログラムは、サーバで一括管理されること。 8 本システムは、教諭用と児童・生徒用の2つのインターフェースを持ち、教 諭用機能はID/パスワードによる入力制限がされていること。また、ID/ パスワードは複数設定できること。 9 本システム管理用端末は、図書情報館に設置すること。また、本システム 管理用端末は、マスター用機能を持ち、全校のデータを参照・修正ができ ること。さらに、各学校の業務端末は、他校のデータを参照・修正できない こと。 10 本システムの児童・生徒用のインターフェースは、小学校低学年の児童が 自ら利用することに十分配慮されたわかりやすいものであること。また、画 面構成はユニバーサルデザインに準拠していること。 11 児童・生徒用画面のデザインは、季節または月に合わせて自動的に変化 するアクションがあること。 12 児童・生徒用の利用者番号は、別紙6「学校図書館利用者番号の規則」の とおり登録ができること。 2 利用者管理 1 利用者データのメンテナンスができること。 2 利用者バーコードの印刷ができること。 3 転入出の際、利用者データを学校間で移動(転校)させることができること。 また、小学校から中学校への進学も学校間移動で同じように処理できるこ と。移動の場合は、前校での貸出記録は全て引き継がれること。 4 クラス更新後、クラス毎に出席番号を設定できること。児童・生徒データを 男女別または男女混合で自動的に氏名順に並び替えができること。 3 書誌・所蔵データ管理 (1) 基本機能 1 1 書誌データは、「図書」「雑誌」「視聴覚資料」の3種類を管理できること。 2 資料コードの規格(桁数、チェックデジット等)は、2種類まで扱えること。 3 資料の装備に必要な資料コードのバーコードラベルや背ラベルの印刷が できること。 (2) 図書書誌管理 1 書誌データは、必要に応じて修正・追加ができること。 2 全件MARCは、サーバに自動的に登録され、学校での登録作業の必要は ないこと。また、学校からは削除できないこと。センター機能でのみ削除で きること。 3 自校で修正及び入力した書誌データも全件MARCと区別せずに検索・登 録できること。 4 書誌データの統合及び蔵書データの付け替えができること。 5 複本登録の際は、参照先データを利用し、容易に登録ができること。 6 自校で登録した書誌データは、リアルタイムで他校での蔵書登録で利用で きること。 7 蔵書データ登録の際、受入日及び購入金額を任意に手入力ができること。 8 蔵書データ登録時に各学校の自館所蔵データを入力できること。 (3) 雑誌書誌管理 1 前号の巻号を利用し、容易に雑誌登録ができること。 2 タイトルと各巻情報は分けて管理ができ、検索ができること。 3 タイトル一覧画面より巻号(バックナンバー)一覧画面を表示できること。 4 最新巻号の登録時に、直前号の貸出禁止が解除され、最新号を自動的に 貸出禁止とすることができること。また、登録時に期限を予め設定すること ができること。 (4) 視聴覚資料(AV)書誌管理 1 曲名・演奏者・出演者の各種情報を全て登録できること。 2 各種登録情報の全ての項目を検索対象とすることができること。 (5) 所蔵管理 1 ISBNコードのある本の蔵書登録は、ISBNコードと独自に貼付したバー コードの2つを読み取るだけで、書誌データと自動的に連携し登録できるこ と。 4 カウンター業務(貸出・返却) (1) 基本機能 1 長期休業・臨時休館日等の設定及びメンテナンスができること。また、各学 校の業務端末で自校の設定及びメンテナンスができること。 2 休館日設定等を基に返却予定日が自動計算されること。 3 利用者資格ごとに貸出冊数及び貸出期間の制限ができること。 4 利用者カードを読み取ることにより貸出画面へ自動で移動できること。 5 専用バーコードの読み取りによる貸出確定や貸出/返却の画面切替がで きること。 6 貸出規則管理ができること。 (2) 児童・生徒用貸出・返却機能 1 児童・生徒用向けの操作画面で、貸出及び返却できること。 2 現在貸出中の資料名・返却予定日を画面で確認できること。 3 貸出・返却の作業終了後、画面を切り替えることなく次の貸出・返却の処理 を実行できること。 4 児童・生徒が自分で操作可能な貸出状況確認の機能があること。 5 貸出画面には、年度内に借りた累計冊数表示ができること。 2 6 児童・生徒用画面は、4種類以上のデザインを用意し、設定で簡単に切り 替えが可能なこと。 7 バーコードリーダの読み取り音ではなく、入力受付、エラー表示、ポップ アップ表示時にそれぞれの判別可能な音を出せること。 (3) 教諭用貸出・返却機能 1 貸出、返却及び貸出更新が検索結果等に即時反映できること。 2 利用者別に貸出の一覧表示ができること。 3 貸出期限の変更ができること。また、貸出中の資料の貸出期間を任意に延 長できること。 4 延長回数が貸出規則の回数を超過したり、貸出延長する資料が予約資料 の時は自動的にチェックし、音やメッセージで利用者に通知して可否の判 断を促す機能があること。 5 貸出・返却のコード入力はバーコードリーダのほかキーボードからの入力 にも対応していること。 6 現在貸出中の資料名・返却予定日を画面で確認できること。 7 貸出・返却の作業終了後、画面を切り替えることなく次の貸出・返却の処理 を実行できること。 8 貸出画面で利用者が特定されていない時、資料コードを読み取ると返却 へ自動で遷移すること。 9 予約中の資料が貸出可能になった場合は画面に表示できること。 10 督促・予約有り等を自動的にチェックし、音やメッセージで利用者に通知で 11 きること。 除籍・不明・予約・禁帯出資料を自動的にチェックし、音やメッセージで利 用者に通知できること。 12 未返却資料を貸出すと、今までの貸出利用者が確認でき、同時にその自 動返却処理が行われること。 13 資料の無効区分(不明・紛失)となっている資料が処理されると、自動で蔵 書状態に変更すること。 5 催促 1 返却期限を超過している資料の一覧が、学年・クラス・個人等任意の範囲 で印刷できること。 2 返却期限を超過している利用者に催促状の印刷ができること。 6 予約 1 教諭用と児童・生徒用両方の画面で以下の予約運用ができること。 2 資料の予約は、延べ利用者数1,000以上の予約ができること。 3 検索結果から予約入力ができること。本が在架時でも貸出時でもどちらの 状態でも予約が可能であること。また、設定で運用の切り替えができること。 さらに、予約規制の変更が可能なこと。 4 予約された本が返却された時、メッセージまたはポップアップで予約状況 の表示が行われ、取置ができること。 5 予約された本が取置になった場合、予約者の貸出・返却処理時にメッセー ジまたはポップアップで貸出可能であることを自動的に知らせること。 6 教諭用機能では、検索結果を選択することによって、一括予約が可能なこ と。 7 教諭用機能では、予約取り消しや優先順位の変更などの管理を行うことが できること。また、同じ書誌に対して、複数の予約を入れられること。 7 貸出状況確認 3 1 児童・生徒用画面では利用者コードの入力で、現在の貸出状況・予約状 況の確認を自ら行えること。 2 教諭用画面では、利用者検索からその利用者の貸出・予約状況の確認が できるほか、資料検索からは資料の貸出・予約状況の確認ができること。 8 蔵書点検 1 ハンディーターミナルを使用した蔵書点検を行うことができること。 2 ハンディーターミナルは、公共図書館の蔵書点検で使用するものを流用で きること。また、公共図書館の蔵書点検でも利用できること。 3 PCを使用したオフラインでの蔵書点検を行うことができること。 4 除籍・未登録・棚違いの資料のチェックリストを印刷できること。 5 貸出中の資料を点検した場合は、自動で返却処理が行われること。 6 蔵書点検の結果、不明資料一覧を印刷することができること。 7 一定(任意指定可)回数以上の不明資料を一括で除籍に変更できること。 また、除籍資料は任意に復籍することが可能であること。 8 蔵書点検時に未登録本・仮登録本を検出した場合は、エラーリストにその 情報が出力されること。また、エラーリストには、未登録本・仮登録本の資料 コードだけでなく、直前に入力された本の書名も併せて表示され、容易に 未登録本を探すことができること。 9 年度更新 1 別紙5「学校図書館利用者更新データ」(CSV形式)を編集して取り込み、 新入生等の利用者データ一括登録ができること。 2 クラス単位での進級・卒業処理が一括でできること。 3 小学校から中学校への進学や地域内の転校等、学校間での児童・生徒の 移動ができること。 10 帳票・統計 1 Excelと連携し印刷プレビューできること。 2 必要に応じて直接プリンタに出力することも可能であること。 3 蔵書一覧等の確認リストの出力ができること。 4 受入日別等の条件別でリストを出力できること。 5 帳票データはCSV及びExcel形式で出力ができること。 6 日別・月別及び年度別、全校・学年・クラス及び個人別の貸出冊数及び利 用者数帳票の出力ができること。 7 ベストリーダー及び多読者貸出資料の印刷ができること。 8 資料毎の貸出実績の印刷ができること。 9 個人読書傾向表の印刷ができること。 10 分類別蔵書統計表の印刷ができること。 11 表彰状の印刷ができること。 12 全利用者の貸出履歴一覧の印刷ができること。 13 図書原簿の印刷ができること。 11 資料検索機能 (1) 基本機能 1 入力されたキーワードの正規化処理が行われ、利用者が、ひらがな・カタ カナの区別や「バ」「ヴァ」等を意識しなくても同じ検索結果が得られること。 2 検索結果から、同著者、叢書、出版社、件名の検索ができること。 (2) 児童・生徒用検索機能 4 1 自校の蔵書の他に本システムで管理された他校・他館の蔵書情報も検索 できること。 2 自校の蔵書、他校蔵書の検索と同様の画面で、全件MARCを検索できるこ と。 3 書名・著者名による検索のほか、学習件名等のキーワードによる検索がで きること。 4 操作性に優れた検索画面での検索が可能で、児童・生徒にも操作しやす いものであること。 5 新着図書一覧の表示ができること。また、新着図書は受入日より自動で表 示され、かつ一定期間が過ぎたら自動で削除されること。 6 検索結果一覧では、各項目でソートができること。 7 検索結果一覧、検索結果詳細の項目表示は完全表示とし、表示が切れる ことのないようにすること。 8 検索結果一覧、検索結果詳細では、所蔵の有無、貸出状況も併せて表示 されること。 9 設定により、書名・著者名・出版者・任意定義項目・分類・ISBN・資料コー ド・内容項目等で資料検索することができること。また、AND・OR・NOTを 使用し、項目間の複合検索が行えること。 (3) 教諭用検索機能 1 書名・著者名・出版者・任意定義項目・分類・ISBN・資料コード・内容項目 等で資料検索することができること。 2 書名・著者名・任意定義項目は、全半角混在で検索が行えること。 3 検索項目毎に前方・中間・後方一致の指定ができること。 4 AND・OR・NOTを使用し、項目間の複合検索が行えること。 5 検索した時の条件を保存し、その後条件を付加して絞込検索が行えるこ と。 6 資料検索の結果、その書誌の所蔵状況(貸出中・未所蔵資料等)の確認 ができること。 7 貸出中の資料については、資料詳細画面で利用者氏名と返却予定日の 確認ができること。 8 検索した資料の配架図の登録及び表示ができること。 9 検索結果一覧表示では、所蔵の状態に合わせて表示色が変わること。 10 検索結果の一覧をCSVに出力できること。 12 学校間相互貸借機能 1 図書バーコードを張り替えたり、登録し直すことなく、学校間で図書の相互 貸借ができること。 2 各学校の業務端末から、他の学校へ相互貸借のためのリクエストを行うこと ができること。 3 相互貸借のリクエストが自校に来ている場合、業務端末の起動時にメッ セージが表示され知らせる機能があること。 13 公共図書館連携機能 (1) 団体貸出連携機能 1 公共図書館から団体貸出された図書のデータは、一括して相互貸借デー タとして取り込まれ、各学校で登録し直すことなく、校内の蔵書と同様な貸 出返却処理ができる機能を持つこと。 2 公共図書館からの団体貸出図書を学校で受入れる場合は、受入れ処理あ り/なしを運用に合わせて設定変更可能とし、どちらの運用にも対応でき ること。 5 3 公共図書館からの相互貸借本は、学校間相互貸借と同じ手順で返却処理 を行うことが可能であること。 4 公共図書館からの書誌・所蔵データは返却時に削除されるが、貸借履歴 データは保存する機能を持つこと。 5 公共図書館側では、本システムの画面を利用して、団体貸出を行うことが 可能であること。 6 公共図書館から返却データも一括して取り込むことが可能であること。この 連携によって、公共図書館からの相互貸借本を公共図書館に直接返却し てしまった場合でも、学校図書館側では正常な返却がなされたように自動 で処理される機能を持つこと。 (2) 検索連携機能 1 学校図書館の検索画面から、公共図書館の検索連携が可能であること。 2 検索連携を行う場合、加えて検索結果画面もしくは相互貸借連携画面か ら公共図書館への団体貸出予約を行うことが可能であること。 3 公共図書館への予約連携は、資料検索画面からの連携と相互貸借依頼 画面からの連携の2種類を用意し、運用に合わせて導入時の選択が可能 であること。 14 TOOLi-S連携機能 (1) TOOLi-Sサイト連携機能 1 教諭用画面でTRCのTOOLi-Sサイトへの連携設定及び発注連携が可 能であること。 2 児童・生徒用画面の調べ学習機能から、TOOLi-Sの各種検索機能を活 用した検索ができること。検索結果詳細には、学習件名項目や、ページ 数・抄録・著者紹介などの項目も表示されること。 3 発注データは、ローカルデータの受入時に消し込みされること。 4 TRCから学校毎に発行されたID/パスワード入力により、ログイン可能で あること。 (2) ローカルデータデリバリ機能 1 TOOLi-Sで発注された本の所蔵データは、TRCのFTPサーバから自 動でサーバにダウンロードされ登録されること。 2 所蔵データは学校毎に自動で振分け登録されること。 3 ネットワーク障害等でデータをダウンロードできない状態が発生した場合、 取り込まれていないデータは、復旧後に取り込めること。 4 TRCから取り込まれるデータは、登録データ、修正データ、削除データの3 種類あり、それら全てのデータ取り込みに対応すること。 15 発注管理機能 1 発注データの登録・削除が可能なこと。また、資料検索で発注の有無が分 かること。 2 発注データをCSVで出力し、任意のフォーマットで印刷できること。 16 オフライン貸出・返却機能 1 ネットワーク障害等でサーバへの接続ができない場合でも、オフラインで貸 出・返却を行えること。 2 サーバ接続復旧後に、オフライン機能で蓄積した貸出・返却データを一括 投入できること。 6
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