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【別紙4】
公共図書館システム機能要件仕様
【回答方法】
○ …パッケージ標準対応可(オプション対応含む)
△ …カスタマイズ対応(~99万円)
□ …カスタマイズ対応(100万~299万円)・代用案(~99万円)
▼ …代用案(100万~299万円)
★ …カスタマイズ対応(300万円~)・代用案(300万円~)
※カスタマイズ対応及び代用案の場合は、機能要件ごとの見積書及び
積算根拠(SE1人月あたりの単価を明記)を添付すること。
機能要件
実現方法
1 システム全般
1 現在使用しているリライトカードが使用できること。
2 現在資料に貼付されているICタグを読み書きできること。
3 ISBN13桁に対応し、従来の10桁との混在もできること。
4 全件MARCは可変長Tタイプを使用し、漏れなく登録できること。また、登録
するタグを選択できること。
5 ICでの処理だけでなく、バーコード読み込み、キーボード入力での処理を
1台の端末で各業務で行えること。また、これらが混在していても問題なく
処理することが可能なこと。
6 資料・利用者検索の際、検索条件を入力後、ボタンまたはキー押下で実行
されること。複数の項目を指定し、AND、OR、NOTの条件で掛け合わせた
検索ができること。
7 前方一致、部分一致、完全一致等を指定して検索できること。
8 資料・利用者検索の際、該当件数が指定件数以下の場合、自動的に検索
結果一覧を表示できること。また、該当1件の場合は、自動的に詳細画面を
表示できること。
9 資料・利用者検索の結果一覧を1ページに表示する明細数は、10件や10
0件などから選択できること。
10 検索結果一覧表示は、並び替えできること。また、昇順・降順の指定ができ
ること。
11 検索は、漢字でもカナでも行え、カタカナでもひらがなでも同じ結果が得ら
れること。また、NCRカタカナ表記法での検索ができること。(ジとヂ、ヲと
オ、ツとッ、カとガ、ハとパ、キヤとキャ、ヅとズなどどちらでも検索できるこ
と。)さらに、長音はあってもなくても検索できること(トランジスタとトランジス
ターなど)。
12 検索は、ニッポンとニホン、旧漢字と新漢字など曖昧な場合も同じ検索が得
られること。検索対象キーワードは変更できること。
13 資料・利用者検索は、英語の大文字と小文字、全角と半角を意識せずに
検索できること。JAPANとJapanがどちらでも検索できること。
14 データの更新を行う場合に、システム負荷を考慮して、他業務のレスポンス
に影響を与えないよう配慮されていること。
15 現在使用しているバーコードをそのまま利用できること。
16 休館日の設定を各館ごとに行うことができること。
17 データバックアップや日次処理・月次処理などで開館時間外の操作・監視
を必要とせず、自動運転であること。
18 全端末の設定が1台の管理端末で集中的に行えること。
19 各種登録画面では、必須入力チェックや入力項目の整合性チェックを行
い、誤ったデータが登録されないように配慮されていること。
20 データを削除するような重要な更新をする場合は、操作の確認メッセージ
を表示し、処理の確認ができること。また、権限を設定することで処理が実
行できない様にもできること。
1
21 貸出、返却、資料検索、利用者検索、予約等画面の切替え頻度が高い業
務はファンクションキーによるワンタッチ切り替えが可能なこと。
22 コード化されている項目については、プルダウンで選択でき、また、コードを
直接入力することもできること。
23 入力している項目は色分けなど強調して分かりやすくすること。
24 書誌の登録、修正及び発注を行っている途中で、貸出・返却等のカウン
ター業務に切り替えができること。また、書誌の登録、修正及び発注に戻っ
た際には、操作途中の情報が残っており引き続き処理ができること。
25 貸出画面と返却画面などは背景を任意の色に設定でき、誤操作を防止で
きること。
26 日付項目は手入力以外にカレンダーを表示した入力もできること。
27 各種一覧表示(貸出一覧、予約一覧、所蔵一覧、発注一覧、予約者一覧
等)の文字色は状態別に変更でき、一目で状態把握ができること(正常=
緑色、注意=黄色、削除=赤色など)。
28 一覧表示は、表示する項目を設定でき、その順番や表示幅を設定できるこ
と。多くの項目を表示する場合は、スクロールで内容を確認できること。
29 システムの形態は、図書情報館内でのサーバ設置型であること。
30 検索結果をブックリストとして作成し、共有できること。書誌・所蔵・利用者の
検索結果やバーコード読み取りで登録した資料を登録して、共有でき、CS
Vファイルを作成できること。また、バーコード付きのリストを作成できること。
31 ブックリストは名前を付けて保存でき、ブックリストの名前で検索して呼び出
せること。
32 家族の場合、督促や予約通知ができる運用にも対応できること。家族を自
宅の電話番号などで関連付けて登録できること。
33 メニュー画面に予約回送メッセージをわかりやすく表示できること。
34 インターネットのリンク集を登録・表示できること。
35 処理に異常があった場合などのメッセージやアラーム音は変更できること。
36 利用者番号や資料番号を読み込んだ時に、未登録だった場合や状態が
利用禁止だった場合など、通常の状態でない場合は、メッセージやアラー
ム音で通知できること。
37 各画面の一覧表示の内容は、発注者との協議の上、変更が可能なこと。ま
た、権限によっても表示する内容が変更できること。(例:利用者受付では
前利用者の番号等が一覧に表示されないこと。)
38 将来的に図書の貸出・返却を行う移動図書館車の運用を想定したシステム
とすること。
2 窓口業務
(1) 貸出
1 利用者に資料の貸出ができること。個人貸出、団体貸出、相互貸借に対応
できること。
2 貸出制限の日数と冊数は利用者の種別と資料の種別により設定できるこ
と。同様に貸出を延長する場合の日数や回数も設定できること。
3 蔵書点検時や年末年始など必要に応じて貸出期間を延長できること。
4 貸出画面から返却画面、利用者情報の画面へ簡単な操作で切り替えでき
ること。
5 利用者番号を読み込んだ時に、その利用者への貸出等の状況として、貸
出冊数、貸出資料名、延滞冊数、予約割当冊数、予約冊数等が表示され
ること。
6 利用者番号を読み込むことにより、返却予定日が自動的に設定されること。
その際に返却予定日が閉館日に当たる場合は次の開館日が返却予定日
になること。また、指定した日に返却日を変更できること。
2
7 利用者番号を読み込んだ際、貸出できる予約資料があった場合、メッセー
ジとアラーム音で知らせ、予約資料の一覧が表示できること。
8 資料番号を読み込んだ時に鳴らす音の種類が設定できること。
9 資料番号を読み込むことにより、貸出一覧に資料情報を表示できること。
10 資料が貸し出せない状態であった場合(例えば、資料が登録されていな
かった場合、無効資料だった場合、禁帯出だった場合、雑誌の最新巻号
だった場合など)は、メッセージ表示できること。
11 他の利用者へ貸出中の資料だった場合は、自動的に返却して、今回の利
用者へ貸出できること。また、ポップアップが表示されること。
12 読み込んだ資料に利用者自身の予約がかけられていた場合は、貸出完了
時にその予約情報を自動的に削除すること。
13 予約取置資料は、予約した利用者カード番号でしか貸出できないこと。
14 貸出完了用バーコードを読み取るまたは特定のキー押下で、貸出が完了
できること。
15 貸出画面上で相互貸借で借りている資料であることが分かること。
16 リライトカードを忘れた場合は、利用者検索を行い利用者を選択して貸出
できること。
17 読み込んだ利用者番号や氏名、利用者区分、貸出中の冊数、予約中の件
数などが表示されること。
18 貸出区分ごとに返却予定日が表示されること。また、一時的に返却予定日
の変更を行うことができ、その利用者の貸出完了まで変更されたままである
こと。
19 貸出中の資料は全館分の表示ができること。
20 紛失資料は、貸出冊数から除外できること。
21 利用者の詳細情報を簡単な操作で表示できること。
22 利用者番号や資料番号を読み込んだ後に何も操作がなく、一定時間が経
過した場合は、貸出の初期画面に戻ること。この場合、途中まで処理されて
いた貸出は正常に処理されること。
23 読み込んだ資料に注記があり、貸出時に通知する設定の場合、注記が表
示されること。
24 貸出中の任意の資料について返却期限日の延長ができること。また、複数
冊を一括で延長処理することも可能であること。
25 貸出資料に対して延長処理が行える回数を超えた場合には延長回数超過
の旨のメッセージが表示されること。
26 返却期限日の延長の際には、延長希望の資料番号を読み込む方法と貸
出一覧から選択し、延長する方法のどちらでも可能なこと。
27 貸出した資料が不明となった場合の不明処理ができること。
28 貸出画面から返却画面への切替はファンクションキー操作および切替用の
バーコード読み込みで可能なこと。
29 読み込んだ利用者に延滞扱いとなっている貸出資料がある場合、メッセー
ジやアラームで通知できること。
30 読み込んだ資料に付録資料がある場合は、付録資料があることを通知し、
付録資料を貸出するか、判断を求めることができること。付録の点数、注記
も確認できること。
31 付録を資料とは別に貸出する場合は、資料を返却せずに付録のみを貸出
することができ、資料にも付録を貸出したことがわかるように確認できるこ
と。
32 付録も貸出した場合は、付録も貸出されていることを表示できること。
33 貸出の冊数制限に達した場合は、メッセージやアラームで通知し、貸出を
するか判断を求めることができること。
3
34 延滞等の特定の状態にある利用者は、自動貸出機での貸出ができないこ
と。
35 貸出一覧から資料を選択して、その資料に対する注記を入力できること。
36 注記の入った資料を読み込んだ際には、貸出前に注記の内容が表示され
ること。
37 本市のAV資料にはディスクに盤面タグ1枚、ケースにICタグがついている
が、それを1つの資料として貸出できること。
38 必要に応じて、団体利用者への貸出資料を「貸出資料全て」「本日貸出
分」から選択してプリンタ出力できること。
39 課題・推薦図書など指定する資料の貸出期間と貸出冊数を一定期間制限
をかけることができ、期間終了後には元に戻せること。
40 窓口での貸出及び自動貸出機の貸出の際には、リライトカードに現在貸出
している全ての資料を印字できること。
41 リライトカード読込時もしくは資料貸出時に、該当する利用者もしくは資料
にメッセージが登録されている場合には、ポップアップが表示されること。
(2) 返却
1 返却処理から貸出画面、利用者情報の画面へは簡単な操作で切り替えで
きること。
2 資料番号を読み込むことにより、残りの貸出冊数が表示されること。また、
一覧情報としてタイトル、著者、返却日、予約の有無等の情報が表示される
こと。
3 資料番号を読み込んだ際に登録されていない場合は未登録であることを
表示すること。
4 予約や回収指示のある資料が返却された場合には、画面上に分かりやす
い表示がされること。(資料の文字表示の色が変わる等)
5 返却資料に予約がかかっていた場合は、最も優先順位の高い予約者の情
報を表示し、予約の確保を行うこと。また、同時に予約取置票を印刷できる
こと。ただし、予約確保しないように指定された資料の場合は確保を行わな
いこと。
6 返却された資料が予約されている資料の場合、自動的に受取館への配送
処理が行われ、利用者名、利用者カード番号、受取館、予約方法、連絡方
法、書名、著者名などが記載されている予約取置票が印刷できること。
7 返却した館に所蔵館が変更されること。
8 全ての資料を返却した際にはリライトカードを白紙に書き換えられること。
9 返却された資料は一覧表示され、他画面へ移った後でも保持し、返却へ
戻ると復元できること。また、任意にクリアもできること。
10 貸出可能日に達していない資料は、予約の割り当てが行われないこと。
11 返却期限日の延長の際には当該資料への予約の有無を確認し、予約が
あった場合には表示して延長ができないようにすること。
12 相互貸借資料が返却された場合、メッセージやアラームで通知できること。
13 返却を行った資料に通知メッセージがある場合はその旨を表示できるととも
に、指定すれば消去することができること。
14 資料番号を読み込むことにより、借りていた利用者の情報として貸出できる
予約冊数が表示されること。(返却時に利用者に予約確保資料があった場
合に確実に提供したいため)
15 簡単な操作で利用者の詳細画面を表示することができ、予約資料の一覧
を見ることができること。
16 返却した資料を借りていた利用者に貸出中の資料が一覧表示できること。
利用者の詳細画面を簡単な操作で表示できること。
17 返却した資料の詳細を簡単な操作で表示できること。
4
18 返却した資料に付録が登録されていた場合は、付録資料の返却について
も確認できること。付録の点数、注記も確認できること。
19 返却した資料のタイトルは表示するかしないかを切り替えることができるこ
と。
20 利用者からの弁償資料の提供があった場合には、返却処理されること。
21 返却処理のとき、資料をICで読み込んだ際に、返却処理を行う前に予約が
あるかどうかを判別する事ができること。
22 資料返却時に該当する利用者もしくは資料にメッセージが登録されている
場合は、ポップアップが表示されること。また、設定で端末毎に表示・非表
示が切替えられること。
(3) 予約
1 利用者番号、資料番号の読み取りや手入力での処理、検索と連動して予
約処理できること。
2 予約件数は、利用者区分と資料の種別で制限できること。
3 優先館を設定して予約本の回収が行えること。また、所蔵する館による指
定や特定のバーコードの資料だけの予約が可能であること。
4 予約の冊数制限に達した場合は、メッセージやアラーム音で通知し、予約
できないようにすること。ただし、処理を選択することで強制的な予約は可
能であること。
5 利用者の予約冊数、予約割当冊数が表示されること。また、予約中の資料
の情報が一覧表示できること。
6 利用者及び資料の詳細画面を簡単な操作で表示できること。
7 資料が登録されていない場合は、メッセージやアラーム音で通知すること。
8 雑誌の最新巻号や禁帯出の本等予約できない資料は、メッセージやア
ラーム音で通知し、予約できないようにすること。また、予約開始日以降で
あれば、通常の資料として扱うこと。
9 予約時に利用者が当該資料に既に予約をかけている場合は、その旨を表
示し予約処理をできないようにすること。ただし、利用区分によっては、強
制的に予約ができること。
10 予約時に利用者が同じ資料を既に貸出中の場合は、その旨を表示し予約
処理をできないようにすること。ただし強制的な予約は可能であること。
11 予約を登録する時に、予約日時、受取館、連絡方法、連絡先、コメントが登
録可能であること。
12 予約資料の受取館や連絡方法の修正が行えること。複数の予約を一括し
て修正することもできること。
13 資料検索と連携して、複数の資料に一括して予約できること。その時、グ
ループ予約、セット予約を指定できること。(グループ予約は、そのうち一つ
が利用可能になった場合に他の予約が自動的に解除される予約。セット予
約は上・中・下などの資料に連続してかけられる予約。)
14 通常の予約をまとめてセット予約に変更できること。
15 予約情報の一覧には、タイトル、巻次、受取館、受付日、予約状態、所蔵
数、予約数、利用者番号、連絡方法を表示すること。
16 予約資料が貸出可能になった場合、利用者へ電話やe-mail送信による予
約連絡が行え、連絡状況の管理ができること。予約の状況を画面で確認し
ながら連絡できること。
17 予約確保の取置期限が切れた資料は、バーコードまたはICタグの読込の
みで、予約の取消ができること。次の予約者がある場合は、その利用者に
対して、予約が割当られ、予約取置票を自動的に出力できること。
18 予約資料が他館に在架している場合、資料の回送依頼ができること。
19 予約回送依頼を受けた資料が在架している場合は、予約確保を行い、受
取館へ回送できること。在架していない場合は、次の館へ依頼を回送でき
ること。また、館を指定した回送もできること。
5
20 予約の取置期限日、連絡状態が予約画面で修正、変更ができること。
21 予約取置票に以下の印字ができること。
利用者氏名、利用者カード番号、書名、資料番号、請求記号、申込方法、
連絡方法、電話番号、予約メモ、予約日、取置期間、メール登録有無、複
本冊数、予約人数
22 予約本の取置連絡で電話連絡を希望した利用者の予約連絡一覧が帳票
作成できること。一覧には、利用者名、利用者カード番号、電話番号、書名
が表示されること。
23 利用者が予約した資料と業務回収用で予約した資料を判別して表示でき
ること。また、印字の際には分けて印字ができること。
(4) 利用者検索
1 利用者氏名、氏名ヨミ、利用者カード番号、電話番号、住所、在籍区分(市
内・市外の別)、代表者、利用者区分(一般・団体)、生年月日、メールアド
レスから検索ができ、複合検索もできること。
2 氏名などの表記やヨミがある場合、表記とヨミのどちらでも検索できること。ま
た、半角と全角、アルファベットの大文字と小文字、濁点の有無を区別なく
検索ができること。
3 入力した検索条件をワンクリック・ワンボタンですべてクリアして新たな検索
条件で利用者検索を行うことができること。
4 簡単な操作で絞込み検索ができること。
5 利用者一覧には、利用者氏名・氏名ヨミ・登録館・利用者番号・生年月日・
電話番号・貸出数・予約数・有効期限等の情報が表示され、表示内容は、
発注者と協議の上変更できること。
6 利用者詳細表示内容は、発注者と協議の上変更できること。
7 利用者の累計貸出数、延滞数がわかりやすく表示されること。
8 利用者検索で利用者がヒットしなかった場合は、簡単な操作で利用者登録
画面に移って登録できること。
9 氏名や電話番号など以外に発注者が追加した項目でも検索できること。
10 表示されている利用者の登録内容を修正できること。
11 貸出中の資料を、資料番号・タイトル・巻次・請求記号・貸出日・返却日・処
理館・予約の有無等で一覧表示できること。
12 貸出中の資料を選択して、簡単な操作で詳細画面を表示できること。
13 予約中の資料を一覧表示でき、簡単な操作で予約修正画面へ移り、取置
期限の延長、予約の取消、資料の確保、確保の解除などができること。資
料の詳細表示画面へ移ることができること。
14 表示されている利用者に対して、貸出禁止やカード有効期限延長の処理
を行うことができること。
15 家族利用者一覧に表示されている任意の利用者に対して、該当利用者の
複数の項目を選択した利用者に対して一括で更新できること。(転居時の
住所など)
(5) 利用者登録
1 新規利用者の登録、既存利用者の登録情報の修正、登録利用者の削除、
リライトカード紛失時等の再発行処理を行えること。
2 利用者番号を読み込み、該当の利用者が存在する場合は画面にその利
用者の情報を表示すること。
3 利用者番号を読み込み、該当の利用者が存在しない場合は「新規」として
入力を受け付けること。
4 利用者番号の再発行時には、利用者情報や貸出・予約といった利用者関
連情報を引き継いで登録できること。
5 利用者項目は発注者が指定した項目を追加できること。
6 利用者項目は入力必須とするかどうかの指定が可能であり、その設定に
従って入力チェックがなされること。
6
7 利用者項目は、漢字項目は漢字入力状態に、英数字は英数字入力状態
に自動的に入力モードが切り替わること。
8 削除時には利用者の関連情報が同時に削除されること。ただし、該当の利
用者に貸出、予約データがある場合は削除処理に警告をし、削除できない
ようにチェックすること。
9 紛失した利用者番号の無効化と同時に新しい利用者番号の再発行の処
理ができること。
10 業務画面や館内OPAC、WebOPACから、パスワードが登録、変更できるこ
と。また、パスワードの初期化機能を有すること。
11 登録の更新を行う際は二重登録チェックが行われ、該当した場合はその旨
を表示し、更新の登録ができないようにすること。ただし、強制的な登録が
できるようにすること。その際の二重登録チェックの項目は発注者で設定可
能であること。
12 リライトカードに有効期限を設定できること。また、有効期限をリライトカード
に印字できること。
13 現行システムから本システムへデータ移行する際は、有効期限を図書情報
館開館日から3年を経過した誕生月日に設定すること。
14 有効期限の1か月前から有効期限まで期限が近づいている旨の予告メッ
セージを画面上に表示するが、これ以降の手続き(貸出・予約等)に進める
こと。
15 有効期限が過ぎたら期限が過ぎている旨の警告メッセージを画面上に表
示し、自動貸出機、OPAC等の利用者端末ではこれ以降の手続きに進め
ず、業務端末のみで進めること。
16 利用者に期限が過ぎている旨の告知した日から一定期間は、リライトカード
使用可とする運用をするため、告知日がメモ欄等に入力でき、業務端末の
画面上で利用者に告知していることが確認できること。
17 住所確認ができたら、画面上の確認ボタン等をクリックすることで、次回の
有効期限を確認日から3年後に設定できること。
18 入力・修正された利用者情報に対して、データの更新時だけでなく、必要
に応じて「二重登録」のチェックを行えること。
19 郵便番号データの検索時に、郵便番号・住所で検索できること。区画整理
等で郵便番号や住所が変わった場合にも対応ができること。
20 行政連絡員コードを入力できること。また、一覧からコードを選択できるこ
と。
21 リライトカードの再発行に関する理由が登録できること。
22 利用者登録で扱う項目は、利用者の資格によって制御できること(個人と団
体で異なる制御ができること)。
23 利用者への通知メッセージを追加、修正、削除できること。その時、表示期
限やOPACへの公開有無を設定できること。また、通知メッセージは最初
に表示する最優先メッセージを指定できること。
24 利用者の通知メッセージを貸出や利用者詳細画面に表示できること。
25 通知メッセージは100文字程度の内容を5件以上入力できること。
26 メールアドレスは複数(2個以上)登録が可能なこと。
27 利用者に関する特記事項が任意に複数追加できること。その情報を利用
者一覧や詳細情報で確認ができること。
(6) 督促管理
1 督促はがきの印刷ができること。
2 督促を行った履歴を利用者と資料の両方に記録できること。
3 督促を行った場合は督促回数をカウントアップできること。
4 督促一覧は、予約されている資料は注意を引くように強調して印刷されるこ
と。督促一覧を用いて、利用者へ電話連絡しやすい印刷であること。
7
5 返却期限日、利用者区分、連絡方法、督促回数等の抽出条件により督促
の一覧が表示できること。また、汚損・紛失本については除外できること。
6 督促を行わない利用者は督促を除外する設定が可能であること。また、一
覧の中でそれがわかるような表示があること。さらに、一覧に表示されないこ
ともできること。
7 住所による区分け(在籍区分)で市内用のはがきと市外用のはがきに分け
て発注者指定の様式及び文面で印字できること。
8 督促の連絡のために利用者毎に督促資料がまとめて表示できること。(督
促者の一覧が表示できること。)
9 長期延滞利用者に対し、利用制限をかけることができること。
10 督促情報には、資料番号/タイトル/巻次/著者/督促回数/利用者番号/利
用者氏名/返却期限/貸出館/連絡先などが一覧表示されること。
11 一覧から該当利用者の修正画面に遷移し、情報を修正できること。
12 督促を行った場合は、電話・ハガキ発送等の督促状況を管理し、返却まで
の履歴を確認できること。
13 返却日より一定期間返却されない資料はOPACの蔵書検索の対象から外
れること。
(7) 予約管理
1 予約連絡メールの発信ができること。
2 予約連絡を行った日時や内容などを記録できること。
3 予約受付日、利用可能となった日、予約取置期限日などを指定して予約を
一覧表示し、利用者名、資料名、予約日、取置期限日などを確認しなが
ら、利用者へ連絡できること。
4 予約履歴が資料番号及び利用者番号から表示できること。
5 予約資料から予約者一覧が、予約者から予約資料一覧が表示できること。
6 選択した予約の受取館などを修正できること。
3 資料検索
1 単独項目による検索として、資料番号、MARC番号、ISBN(10桁、13桁)等
の項目で検索ができること。
2 内容細目や、目次情報、書評情報なども検索対象とできること。
3 請求記号検索(別置記号、請求記号、巻冊記号での検索)ができること。
4 検索項目をすべて検索するキーワード検索ができること。
5 TOOLiと連携した検索が可能であること。(学習件名、受賞情報、書評情
報、コード化情報等を駆使した検索)
6 図書、雑誌等の資料の種別に関係なく横断的に検索ができること。
7 一般書や児童書、郷土資料などの区分や出版年、所蔵する館、場所での
絞り込み検索もできること。
8 検索時に指定した文字数が少ない場合には、完全一致検索に切り替える
か、そのまま検索を続行するかを選択できること。
9 所蔵の有無にかかわらず、登録された全目録データを対象とした検索を行
うことができること。また、所蔵しているものだけを絞り込んだ検索もできるこ
と。
10 検索した結果は履歴として残し、再検索をしなくても履歴を選択することで
資料一覧が再表示できること。
11 履歴から検索条件を復元できること。復元した検索条件に検索条件の追
加・変更を行い、新たに検索できること。
12 検索履歴は、その端末で業務を終了するまで保持され、検索画面を閉じる
だけではクリアされないこと。また、履歴をクリアしたい時は、操作してクリア
できること。
8
13 入力した検索条件をクリアして新たな検索条件で資料検索を行うことができ
ること。
14 複合検索用として検索条件を入力する欄を複数持ち、検索条件を複数指
定した複合検索ができること。複合検索時にキーワードが空白で分割され
ていた場合、個々の項目内でAND検索をすることも可能なこと。
15 項目の掛け合わせ条件としてAND、OR、NOT検索ができること。
16 検索項目ごとに中間、前方、後方、完全の指定ができること。
17 タイトル、人名、出版者、一般件名の検索項目から典拠を参照した検索が
できること。典拠の相互参照検索が可能なこと。
18 同名異人を区別した典拠検索が可能なこと。また、異名同人の典拠検索が
可能なこと。
19 検索結果一覧や資料詳細から目録データ・資料・発注・予約の情報が表
示でき、それらの修正画面へ移動できること。
20 検索結果一覧は、書名、著者、出版者、請求記号、出版年、ISBN、サイズ
などが表示され、その資料を所蔵しているかどうか、利用可能であるかどう
かを分かりやすく表示できること。検索結果一覧に所蔵数や貸出可能数、
予約数、発注数などが表示できること。
21 検索結果一覧から選択した資料の詳細画面を表示できること。詳細画面に
は書誌情報を詳しく表示でき、書誌項目単位にタグ+データの形式です
べてのデータも表示できること。
22 資料の詳細画面には、その資料の所蔵や予約、発注に関する件数やそれ
ぞれの明細も表示できること。
23 雑誌は発行年月日で絞り込んで一覧表示できること。また、検索結果一覧
から雑誌の巻号が一覧で表示することができること。
24 資料の状態として貸出可能な冊数、所蔵している冊数、発注中の冊数が表
示されること。それらの数は自館分および全館分が表示できること。
25 内容細目が一覧表示できること。
26 検索値を空白区切りで並べることでAND検索ができること。
27 検索結果を印刷したり、CSV形式で出力したりできること。
28 検索結果からいくつかの資料を選択し、選択された資料だけを一覧印刷で
きること。
29 検索結果一覧から簡単な操作で検索条件入力画面に戻ることができ、そ
の際、直前の検索条件が残っていること。
30 検索結果一覧でタイトル、著者、叢書、件名を選択して、一覧画面から関
連する検索ができること。関連した検索の結果一覧から元の一覧へ簡単な
操作で戻れること。
31 書庫出納で利用できるように詳細画面から指定した資料の資料情報がレ
シート印刷できること。
32 資料詳細画面にて、書誌情報のみを表示させる画面に切り替えできるこ
と。
33 愛知県立図書館の事業であるラストワンデータをシステムに取り込むことが
でき、ラストワン該当資料については、わかりやすい表示がされること。
4 整理業務
(1) 目録管理
1 全件MARCは可変長Tタイプを使用し、準拠した書誌登録ができること。
2 MARC情報がない場合は、登録画面で新規登録ができること。
3 目録データは、図書、雑誌、視聴覚資料などの種類を指定して作成できる
こと。
4 資料検索や、ISBN、MARC番号、雑誌コードなどの指定で目録データを
呼び出すことができること。
9
5 登録済の目録データを呼び出して複写登録ができること。(元データを流
用した新規登録)
6 未所蔵書誌を作成することができること。
7 自前で作成した登録済の目録データとMARC情報を統合して登録ができ
ること。
8 目録データ、雑誌の巻号データには、内容細目を登録できること。
9 目録項目に、必須入力の指定ができ、必須項目が入力されていない場合
はメッセージやアラームで通知できること。
10 雑誌目録データの場合は、巻号データ登録画面に移り、巻号が追加できる
こと。
11 著者名、出版者名、件名、タイトル(シリーズ名)は、典拠を参照した入力が
できること。
12 目録データには、発注者が指定する形態(郷土資料、コミック等)の項目を
追加できること。
13 追加、更新、削除した時、すぐに検索へ反映されること。(翌日にならないと
反映されないようなシステムではないこと)
14 巻号一覧から巻号を選択することで、その巻号の修正が可能であること。
15 巻号データを登録する画面には、雑誌のタイトルや出版者など簡易な情報
を表示できること。
16 雑誌MARCの取込が容易にできること。
17 登録済の巻号データを呼び出して複写登録ができること(元データを流用
した新規登録)。
18 内容一覧から内容を選択することで、その内容の修正が可能であること。
19 登録されている所蔵を一覧表示し、登録内容を確認することができ、選択
することで、修正、削除できること。
20 典拠登録画面で、典拠の作成、修正、削除が行えること。典拠は統一形、
参照形の他相互参照形リンクも可能なこと。
21 典拠ファイルのデータ項目は目録データに準拠した形で扱えること。
22 典拠データを検索して、典拠一覧や典拠の詳細画面を表示できること。典
拠の詳細画面では、その典拠に関連する資料(人名典拠が著者と一致す
るものなど)の一覧が表示できること。
23 入力項目の文字種の規則に従って項目の入力チェックが行われること。
24 タイトルや著者名で、漢字項目に対するヨミ項目は、自動カナ振りができる
こと。
25 典拠参照して特定した典拠情報は入力画面に複写されること。
26 目録データを登録する前に、登録の確認メッセージを表示すること。
27 郷土資料等の目録データを登録する時に、典拠の登録有無をチェックし、
新しく登録された場合は典拠に登録できること。
28 雑誌の巻号は欠号管理ができること。
29 所蔵のつけ違いや目録データの泣き別れに対応するため、所蔵データを
別の目録データへ付け替えることができること。
30 関連する目録項目をグループで管理でき、項目の追加や削除はそのグ
ループ単位で行うことができること(タイトルや著者の漢字項目とヨミ項目を
グループにできること)。
31 現在の入力内容を破棄した上で、初期画面に戻ることができること。
32 保存期限内に状態を「除籍」扱いに更新しようとした場合は、メッセージや
アラームで処理するか判断を求めることができること。
33 目録の項目データが非常に長い場合(抄録など)も全文を確認できること。
また、全文を確認しながら登録・修正できること。
34 雑誌の誌名が変更となった場合に、改題の前後の書誌を関連付けて登録
できること。資料検索した結果から改題前後を確認できること。
10
35 雑誌の巻号登録時に、登録済の巻号データから次号を予測して、巻、号、
通号などを初期値として設定できること。
36 雑誌の巻号登録時に、前巻号の資料を利用可能に変更できること(最新巻
号の利用を制限する機能の解除)。
37 NDC10版にも対応しており、9版と併用できること。
38 TRCマークに独自に入れている内容細目や、別置記号、形態、分類等が
データ移行で新システムに引き継がれること。仮に消えてしまったものがあ
れば、その一覧を出力できること。
(2) 所蔵管理
1 資料番号の桁数やチェックデジットがチェックされ、エラーがある場合はメッ
セージやアラームで警告すること。
2 資料登録の際に、資料番号が既に登録されていた時は、メッセージやア
ラームで警告すること。
3 資料検索の際に、資料番号が登録されていない場合は、該当なしとして
メッセージやアラームで警告すること。
4 資料の張替機能として新しい資料番号に変更できること。この時、請求記
号や所蔵場所などは変更されないこと。
5 資料の状態を管理でき、利用可能でない状態のものはOPACに公開され
ないこと。
6 持ち出し禁止の管理ができ、貸出しようとした時にチェックされ、メッセージ
やアラームで通知されること。
7 予約中の資料を利用可能な状態に変更する時は、割当可能であれば予約
に割り当て、予約取置票が印字できること。
8 別置記号、請求記号を入力する時、設定した文字モード(全角、半角/ひら
がな、カタカナ)で入力できること。
9 新しく受け入れた雑誌の巻号を一定期間貸し出さない管理ができること。
10 資料に付録がある場合、付録があることを登録でき、貸出や返却で付録
チェックができること。
11 目録データ情報をもとに所蔵の別置記号、請求記号を自動的に与え、必
要に応じて修正できること。
12 貸出中資料や予約割り当て中資料は資料番号を変更できないこと。
13 基本的に利用できる資料はOPAC公開するが、内部資料は公開しない設
定もできること。
14 貸出中や返却時に表示されるメッセージを登録できること。
15 登録する時、必須入力チェックができること。
16 資料の削除を行う際に貸出・確保中・予約中の所蔵を削除できないように
チェックを行うこと。
17 ハンディ端末で読み込んだバーコードを使用して一括で所蔵情報を修正
できること。
18 IC機器を利用して所蔵を修正できること。
19 ICチップの初期化やエンコードがシステム上からできること。
20 一括で修正を行う場合、システム負荷を考慮して、一定の処理間隔を指定
でき、他業務に影響を与えないようにできること。
21 館と場所や持出禁止など、いくつかの項目を指定して一度に変更できるこ
と。変更処理はバーコードまたはICタグを読み込むだけで連続して一括処
理できること。
22 資料を登録する場合に、各項目には、初期値を設定することができ、入力
作業を軽減できること。
23 請求記号は、自動で振りだすことができ、初期値として設定できること。この
時、複本があれば複写できること。
11
24 雑誌の除籍を行う時、保存期間のチェックを行い、保存期間中の場合は
メッセージやアラームで警告できること。
25 ラストワンと判断された資料を除籍する場合に確認ができること。
26 3段の請求記号で表示できること。
27 別置記号を必要に応じて請求記号の1段目及び3段目の巻冊記号に加え
て表示ができること。
28 TRCの詳細タグに準拠した書誌の編集ができること。
29 CD、DVDには、本体とケースの両方にICを張り付けて管理でき、貸出・返
却時には両方が存在することをチェックできること。また、2枚とも持ち出し
禁止、許可のフラグ更新ができること。さらに統計、業務端末、OPAC、リラ
イトカード表示では1点として表示させること。
30 資料番号を読込むことで、複本の状態と所在場所が検索できること。
31 資料番号を読込むことで、そのシリーズ本の配架場所別の件数が検索でき
ること。
32 資料番号から貸出履歴がわかること。
(3) 相互貸借
1 相互貸借資料の管理ができること。相互貸借書誌を新規作成して管理でき
ること。また、新刊マーク等で登録した既存書誌に相互貸借資料を登録し
て管理することもできること。
2 相互貸借資料は貸出館のバーコードをそのまま登録することができ、バー
コードの種別や桁数などが異なっていても利用できること。貸出や返却で
は、貸出館のバーコードを使用して処理できること。自館とまったく同じ
バーコードだった場合には書名などを表示する選択ウィンドウが表示され、
選択した資料が処理されること。
3 借受した資料の所蔵登録・削除ができること。相互貸借登録時に予約の登
録や予約の割当ができること。
4 相互貸借の依頼情報を入力し、その内容を相互貸借依頼票として印刷で
きること。
5 相互貸借の依頼情報や過去の貸借履歴を、資料検索の詳細画面から参
照できること。
6 貸借館の情報を登録しておき、相互貸借資料の登録時に参照し選択する
ことで、入力の軽減が図れること。
7 相互貸借統計帳票を作成できること。
8 資料のバーコードにより、貸借資料の貸出館への返却ができること。貸出
館への返却処理時に、同時に利用者の返却もできること。
9 相互貸借資料の登録時に、相互貸借資料に対して注記(コメント)を登録
できること。
10 相互貸出館へ貸出した場合、発注者指定フォーマットの送付状が自動印
字されること。
11 相互貸借本返送時に発注者指定フォーマットの礼状が自動印字されるこ
と。
5 収書業務
(1) 発注・受入
1 資料検索やISBN、MARC番号により発注する目録データを呼びだし、発注
先や発注日、発注館などを指定して発注できること。
2 発注中の冊数や、所蔵冊数、予約件数が確認できること。
3 発注データを使用して、資料区分毎の冊数、金額等を表記した発注一覧
表を印刷できること。
4 資料検索や発注番号、ISBN、MARC番号により発注データを呼びだし、配
架場所や受入日、資料の区分などを指定して受入できること。
12
5 目録データが登録されていない時は、目録データを作成した後、受入がで
きること。
6 受入する時に、所蔵冊数、発注中の冊数、予約数が表示され、簡単な操
作で内容も確認できること。
7 受入する時に、予約中の場合、予約されている事がメッセージやアラーム
で通知され、予約割当が行われ予約取置票が印刷できること。
8 TOOLiと連携した発注が可能であること。
9 ISBNおよびMARCによる一括発注が可能であること。
10 発注データを使用して、発注先へ送るためのCSVデータを作成できること。
11 発注の取消しができ、取消理由を記録できること。取消した発注は参照で
き、取消理由を確認できること。
12 発注の取消時に、予約のチェックができること。
13 発注する時、受入する時に書誌の分類等で判断して、発注者のルールに
従った請求記号及びローカル情報(別置記号・形態等)を登録することが
でき、自動的に与えられた請求記号及びローカル情報を必要に応じて修
正できること。
14 資料番号の連続スキャンで検収処理ができること。
15 取消した発注情報を選択して、再発注を行えること。
16 発注資料が受け入れされた場合には、自動的に発注データを任意の理由
で削除できること。
17 発注先書店を指定し、指定した書店ごとに発注一覧表を印字できること。
18 発注先書店毎の冊数、金額管理ができること。
19 TRCの新刊急行ベル資料は、自動的に発注を行えること。
(2) 予算管理
1 予算年度の管理ができること。
(3) TOOLi連携
1 TOOLiとスムーズな連携ができること。
2 TOOLiで資料の検索ができ、その資料を所蔵、予約、発注も同時に確認
できること。
3 TOOLi検索した目録データをダウンロードして、自館の目録データに直接
登録できること。
4 TOOLi検索した目録データをダウンロードして登録する時、同時に内容細
目も登録できること。
5 TOOLiと連携した発注処理ができること。
6 TOOLiからMARCデリバリデータをダウンロードできること。
7 TOOLiの月別注文状況を照会できること。
8 発注者指定の別置記号を反映した形で発注ができること。
9 巻冊記号にも別置記号を付けて発注ができること。
6 蔵書点検
1 ハンディ端末を読み込んで、蔵書点検処理ができること。同様に、ICでも蔵
書点検処理ができること。
2 バーコードハンディ端末は学校図書館と共用で使用することができること。
3 蔵書点検で不明となった場合は蔵書点検不明として識別できる状態にでき
ること。
4 休館せずに書庫だけなど、部分的な蔵書点検ができること。
5 オンラインでもハンディ端末でも点検処理ができること。
6 不明本予定リストを一覧表示し、データとして保存、印刷できること。また、
一覧には、タイトル、著者、請求記号、サイズが所蔵館、所蔵場所、対象
(一般、児童等)ごとに印字されること。
13
7 蔵書点検後に除籍処理ができること。除籍の条件として、館、資料の区分、
不明になった回数の指定ができること。
8 蔵書点検時のエラーが、一覧表示でき、印刷できること。蔵書点検日、エ
ラー内容、点検をおこなった館を条件として指定できること。
9 蔵書点検の結果、状態が「不明」になる資料と除籍の対象になる資料を一
覧表示でき、印刷できること。
7 緊急対応
1 サーバのダウンや回線障害などにより処理ができない場合は、ハンディ端
末またはオフラインで貸出、返却に対応できること。復旧後にサーバへの一
括更新ができること。
8 メールサービス
1 利用者へ連絡用として、予約の確保、資料の督促等についてメールで発
信できること。
2 メール内容(文言)はメールの種別ごとに容易に修正できること。
3 メール内容(文言)をメールの種別ごとに利用者の資格や年齢、資料の種
別などを元に自動的に生成することもできること。
4 メールは操作による発信も、時刻指定での発信もできること。
5 希望者に分類、著者、出版社等あらかじめ指定された条件に応じた新着図
書案内のメールを発信できること。
6 利用者が自由な語句を入力し、その語句がMARCの新着情報に一致す
れば、利用者に新着図書案内メールとしてメール送信されること。
7 新着図書案内メールは、利用者は10件以上登録可能であること。
9 デジタルアーカイブ
1 公共図書館業務システムに登録し、検索及び閲覧ができること。なお、配
架場所は「電子資料室」とすること。
2 画像だけでなく、映像データも登録できること。
3 利用者端末でも閲覧できること。
10 OPAC
(1) OPAC共通
1 資料を検索し予約ができること。検索は所蔵しているものに限定できること。
2 検索の結果一覧に貸出の可否や在庫の有無が表示されること。
3 予約をする時に、受取館、連絡方法が登録できること。また、連絡方法とし
て電話やメールが設定できること。かつ連絡方法を選択すると、利用者の
登録内容が表示され画面で確認できること。
4 ID、パスワードによる認証機能を有していること。
5 逐次刊行物に登録された巻号一覧が表示できること。未所蔵の巻号は表
示しないこと。
6 蔵書点検不明の資料等、利用者に公開したくない所蔵は表示しないこと。
7 予約冊数の制限チェックができること。
8 同一資料の予約、同一利用者による貸出中資料の予約ができないこと。
9 新着資料を一覧表示できること。受入期間が指定でき、一般書、児童書な
ど資料の区分ごとに表示できること。
10 利用が多い資料を表示できること。一般書、児童書など資料の区分ごとに
表示できること。
11 検索の詳細結果に書誌・ローカル情報及び予約街人数が表示されること。
12 予約が多い資料を表示できること。
14
13 ガイダンスは、一般用(漢字)、子ども用(ひらがな)、英語があること。また、
他言語についても翻訳したデータの提供を受けた際には、対応できること。
14 カレンダーで休館日の表示ができること。
15 図書情報館からのお知らせを表示できること。
16 利用者本人への通知メッセージを参照できること。
17 検索では、貸出可能の資料のみを検索・表示するような絞込み条件を設定
できること。
18 検索では、言語や資料区分による絞り込み検索ができること。また、検索項
目を協議の上、設定変更可能であること。
19 新着資料として、今月新たに入った本だけでなく、「1ヶ月前」「2ヶ月前」に
入った本も別途表示できること。
20 予約の件数は館内OPAC、Web、スマートフォン、携帯と種別ごとに統計が
取れること。
21 予約に関しては利用者が任意でグループ予約やセット予約に変更したり、
解除ができること。
22 有効期限の1か月前から有効期限まで期限が近づいている旨の予告メッ
セージを画面上に表示できること。
23 有効期限が過ぎたら期限が過ぎている旨の警告メッセージを画面上に表
示できること。
24 有効期限が過ぎた場合にも、貸出状況及び予約状況の閲覧ができること。
(2) 館内OPAC
1 タッチパネルによる操作が可能なこと。画面上のボタンの大きさなどがタッ
チパネル操作を想定して設計されていること。
2 タッチパネルを使用し漢字変換した検索が可能であること。
3 タッチパネルとキーボード・マウスの併用も可能であること。
4 資料が配架されている本棚の位置を配架図で表示できること。表示位置は
請求記号に関連付けて指定でき、容易に変更できること。また、棚番号で
の表示ができること。
5 検索した資料を1段階検索しただけで自館での貸出ができるかがわかるこ
と。
6 高齢者や障がい者に配慮したユニバーサルデザインであること。
7 利用者自身が資料を登録したブックリストを表示できること。
8 貸出の可否を問わず詳細結果(書庫請求票等)が印刷できること。
(3) WebOPAC
1 パソコンのブラウザで利用でき、特別なアプリケーションのインストールが不
要なこと。
2 検索時にキーワードの一部が入力されると、登録されているデータからキー
ワード候補を見つけて表示し、選択すると検索できること(キーワード・サ
ジェスト)。
3 検索結果一覧を著者や分類などでグループ化し、グループを選択すること
で、絞り込み検索ができること(ファセット・ブラウジング)。
4 検索した結果や貸出中の資料などを利用者自身がグループ化して登録し
たブックリスト(仮想本棚)を作成できること。
5 ブックリストから資料を選択して予約することができること。
6 ブックリストを利用して貸出履歴を管理できること。
7 ブックリストをウェブサイトのマイページから利用者が印刷できること。
8 ログイン認証後はSSLの暗号化通信ができること。
9 パスワードが初期提供から変更されていない場合は強制的に変更するよう
に誘導できること。
10 利用者本人が貸出中の資料、予約中の資料を確認することができ、取り置
きされていない予約の修正、取り消しができること。
15
11 利用者本人がパスワードやメールアドレスを変更できること。
12 利用者本人が、受取館、連絡方法を設定し、予約時に初期表示できるこ
と。
13 メールサービスの配信希望を利用者本人が設定できること。
14 セキュリティーが十分に確保されていること。
15 オープンデータとして、お知らせ・新着図書案内・貸出ランキング・予約ラン
キング・検索結果等を抽出し、利用者に提供できること。
16 利用者向けのメールマガジンを登録でき、希望者が登録すれば、自動的
にメール発信できること。
17 予約かご方式で予約できること。予約かごの情報は消えずに残り、お気に
入り登録に活用できること。
18 デジタルアーカイブ化された資料があると分かる表示ができること。また、画
像については詳細画面から、高精細表示にて表示できること。
(4) モバイルOPAC
1 スマートフォンやタブレットはAndroid、iOSとも利用でき、特別なアプリケー
ションのインストールが不要なこと。
2 スマートフォンやタブレットを自動的に認識し、見やすいように表示内容を
自動変換して表示できること。
3 携帯OPACは国内の主要なキャリアに対応していること。
4 携帯OPACは携帯電話で表示するため、表示内容や機能はWebOPACよ
り限定し、操作性を優先すること。また、表示内容については協議の上、設
定変更可能であること。
11 帳票
1 窓口業務で、次の帳票が作成できること。
<利用者管理帳票> <貸出管理帳票> <予約管理帳票>
登録者一覧 貸出資料一覧 在館予約資料一覧
無効利用者一覧 督促資料一覧 予約連絡一覧
期限切れ利用者一覧 督促はがき 予約取置票
再発行利用者一覧 相互貸借送付票 取置期限切れ一覧
延滞者一覧 学校貸出一覧 予約回送不明一覧
汚損・紛失者一覧 督促封書 長期未処理予約一覧
予約ベスト100
2 収書業務で、次の帳票が作成できること。
発注一覧
未納資料一覧
3 資料管理業務で、次の帳票が作成できること。
<資料管理帳票>
資料一覧 不明資料一覧
除籍資料一覧 除籍予定資料一覧
場所変更資料一覧 蔵書点検エラーリスト
無効資料一覧 図書台帳
未利用資料一覧 視聴覚台帳
図書原簿 雑誌台帳
図書原簿(内容一覧) 状態変更資料一覧
不明予定資料一覧
4 登録者統計で、次の帳票が作成できること。
<登録者統計帳票>
館別登録者統計
年齢-地区別登録者統計
16
5 利用統計で、次の帳票が月報及び年報でそれぞれ作成できること。
<利用統計帳票>
時間帯別利用統計 日別年代別利用統計
日別利用統計 地区別利用者区分別利用統計
対象別利用統計 所蔵別分類別利用統計
曜日別利用統計 時間帯別年代別利用統計
利用者資格別利用統計 来館者人数時間帯別統計
月別利用統計
分類別利用統計
地区別利用統計
年齢別利用統計
在籍区分別利用統計
所蔵場所別利用状況
団体別貸出統計
予約統計
ベストリーダ
6 資料統計で、次の帳票が作成できること。
<資料統計帳票>
分類別蔵書統計
状態別蔵書統計
形態別蔵書統計
館別蔵書統計
分類別受入区分別統計
雑誌集計
蔵書集計
別置記号別蔵書統計
相互貸借履歴一覧
相互貸借統計
相互貸借貸出借受冊数一覧
分類別受入区分別統計
7 次のレシートが作成できること。また、プリンタ出力にも対応できること。
予約取置票、書庫請求票
8 文字の大きさ、フォントは打ち合わせにより事前設定できること。
9 統計データは年度を越えて蓄積できること。
10 帳票は抽出条件を任意に設定した上で、抽出が行われ表示されること。
11 帳票は印刷内容を保存でき、後日、再印刷できること。印刷された結果が
一覧で確認できること。
12 帳票及び帳票の作成に必要なデータはEXCELなど作表アプリで作成で
き、修正できること。
13 帳票及び帳票の作成に必要なデータはCSVデータとして保存できること。
CSVデータの内容は帳票の種類によって変更できること。
14 貸出率(現在貸出冊数/所蔵冊数)が出力できること。
15 資料管理業務で、利用回数を累計ではなく年度ごとの年計で帳票が作成
できること。
16 団体利用者について、当日貸出分がまとめて出せること。
17 発注者との協議の上、詳細について設定できること。
18 資料番号、利用者カード番号のバーコード印刷ができること。
17