表紙・改訂概要 (PDF 390.0KB)

パブリックコメント手続(ご意見の募集)
「茅ヶ崎市耐震改修促進計画の改訂(素案)」について
※ パブリックコメントとは、市が計画等を策定する際にその内容を公表し、
市民のみなさまから寄せられたご意見等を考慮して計画等の決定をしていくものです。
ご意見の募集期間
平成27年12月25日(金)~ 平成28年
お問い合わせ:都市部
建築指導課
建築安全担当
電話 0467-82-1111(代表)
茅 ヶ 崎 市
1月25日(月)
茅ヶ崎市耐震改修促進計画の改訂概要について
○概要
茅ヶ崎市耐震改修促進計画については、新耐震基準以前の既存建築物の耐震化を図り、建築物の地震
に対する安全性の向上を計画的に促進することを目的として、平成20年3月に策定しました。
この促進計画は計画期間が平成20年度から平成27年度までとし、住宅の耐震化率は90%、民間特
定建築物の耐震化率は90%、公共建築物の耐震率は100%の目標を設定しました。
平成25年11月に耐震改修促進法及び国の基本的な方針が改正施行され、国の耐震化率の目標が住
宅は平成32年までに95%に引き上げられました。
これを受けて、神奈川県では平成26年3月に神奈川県耐震改修促進計画を改訂し、住宅及び多数の
者が利用する建築物の耐震化率を平成32年度までに95%に引き上げました。
こうしたことから、本市促進計画の計画期間が今年度まであること及び国・県の目標値が引き上げら
れたことにより茅ヶ崎市耐震改修促進計画の改訂を行います。
○主な改訂内容について
1.計画期間の延長と耐震化に関する目標の設定
国及び神奈川県の計画期間が平成32年度までとなったことから、本市の計画期間も平成28年
度から平成32年度までの5年間とします。
目標設定は、国及び神奈川県と同様に、平成32年度までに、住宅の耐震化率は95%、多数の
者が利用する建築物の耐震化率を95%とし、危険物の貯蔵場又は処理場の用途に供する建築物及
び避難路沿道の建築物の耐震化率についても平成32年度までに95%とします。また、公共建築
物の耐震化率については、引き続き100%とし、計画期間を平成32年度までとします。
2.本市に影響を与える地震及び被害想定の修正
本市に影響を与える地震及び被害想定について、平成27年3月に神奈川県地震被害想定調査報
告書が発表されたことにより、同年11月に茅ヶ崎市地域防災計画が修正されたため、これらの計
画で発表されているものに修正します。
3.現状の耐震化率の更新
以下のとおり最新の耐震化率に更新します。
ア
住宅の耐震化率(平成25年度(平成26年1月1日現在))
策定時(棟数)
65.4%
イ
平成25年度実績(戸数)
80.8%
民間特定建築物の耐震化率(平成25年度(平成26年1月1日現在))
①多数の者が利用する建築物(法第14条第1号)
策定時(棟数)
87%
平成25年度実績(棟数)
90.5%
1
②危険物の貯蔵場又は処理場の用途に供する建築物(法第14条第2号)
策定時(棟数)
平成25年度実績(棟数)
61%
68.1%
③避難路沿道の建築物(法第14条第3号)
策定時(棟数)
平成25年度実績(棟数)
80%
ウ
82.6%
公共建築物の耐震化率(平成26年度(平成27年3月31日現在))
策定時(棟数)
平成26年度実績(棟数)
85%
89.4%
4.耐震化を促進するための施策の見直し
ア
要緊急安全確認大規模建築物の耐震化の推進
平成25年11月に改正された耐震改修促進法により、大規模で不特定多数の者が利用する建
築物や避難弱者が利用する建築物は、要緊急安全確認大規模建築物として位置付けられ、これら
の建物は平成27年12月末までに耐震診断の結果を所管行政庁に報告することが義務付けら
れました。
所管行政庁はその報告を公表することが義務付けられているため、耐震性の無い建築物は、耐
震改修することが求められることから、早期に耐震改修が行える支援施策を位置付けます。
イ
避難路沿道の建築物の耐震化の推進
茅ヶ崎市地域防災計画に位置づけられた緊急輸送道路及び緊急輸送道路を補完する道路18
路線を避難路とし、これらに接する旧耐震基準で作られた通行障害建築物に対して耐震化を促進
していきます。
そのため、耐震診断の結果、耐震性の無い建築物は、耐震改修することが求められることから、
早期に耐震改修が行える支援施策を位置付けます。
緊急輸送道路
①国道1号
②国道1号(新湘南バイパス)+圏央道
③国道134号
④県道30号(戸塚茅ヶ崎)
⑤県道45号(丸子中山茅ヶ崎)
⑥県道46号(相模原茅ヶ崎)
緊急輸送道路を補完する道路
第1次路線
⑦市道0101号線(一中通り)
⑧市道0202号線(左富士通り)
⑨市道0121号線(鉄砲道)
⑩市道0122号線
市道0116号線
市道0123号線(東海岸寒川線)
⑪県道404号(遠藤茅ヶ崎)
⑫県道47号(藤沢平塚)
第2次路線
⑬市道0209号線(学園通り)
⑭市道0206号線(南湖通り)
⑮市道0110号線
市道7560号線
市道0111号線
市道7281号線(大岡越前通り)
⑯市道0110号線
市道0108号線(赤羽根通り)
⑰市道0108号線(小和田通り)
⑱市道6214号線
県指定耐震診断義務路線
県指定耐震診断努力路線
市指定緊急輸送路等
緊急輸送道路等と県指定路線
2
ウ
各種認定制度の活用
① 耐震改修工事に係る容積率、建ぺい率等の緩和(耐震改修促進法第17条)
これまで、耐震改修を行う際に、床面積が増加することから、有効に活用のできない耐震改
修工法がありました。
しかしながら、平成25年の法改正後は、建築物の耐震改修の計画を作成し、所管行政庁の
認定を受けることにより、耐震改修でやむを得ず増築するものについて、容積率、建ぺい率の
特例措置が認められ、耐震改修工法の拡大が図れるため、積極的に運用していきます。
② 建築物の地震に対する安全性の表示制度(耐震改修促進法第22条)
建築物の所有者は、所管行政庁から、建築物が地震に対する安全性に係る基準に適合してい
る旨の認定を受けることができます。認定を受けた建築物は、広告等に、認定を受けたことを
表示できることにより、地震に対する安全性をPRすることができるため、積極的に運用して
いきます。
③ 区分所有建築物の決議要件の緩和(耐震改修促進法第25条)
区分所有建築物の管理者等は、所管行政庁に対し、当該建築物が耐震改修を行う必要がある
旨の認定を受けることができるようになりました。これにより認定を受けた区分所有建築物に
ついては、区分所有者の集会の決議が3/4から1/2に緩和されることとなったことから、
当該制度を活用し耐震化の促進を図ります。
5.その他文言等の修正
時点修正及び文言等の修正を行います。
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