クラリスロマイシン錠200mg「サワイ」

経管投与試験成績
クラリスロマイシン錠200mg「サワイ」
1 . 乳 鉢 で 粉 砕 し た 場 合 (粉 砕 法 )
試験方法
1 . ク ラ リ ス ロ マ イ シ ン 錠 200mg「サ ワ イ 」を 1 錠 と り 、乳 鉢 で 粉 砕 し て ビ ー カ ー
に 移 し た も の に 、 ぬ る ま 湯 (約 55℃ )20mLを 注 ぎ 、 軽 く 撹 拌 し て 懸 濁 状 態 を
観察した。
2 . 懸 濁 液 を シ リ ン ジ で 吸 い 取 り 、 8 Fr.(外 径 2.7mm)フ ィ ー デ ィ ン グ チ ュ ー ブ
に注入し、通過状態を観察した。
結
果
懸 濁 状 態
チューブ通過性
ほぼ均一に懸濁するが、一部凝集が残った
スムーズに通過したが、凝集がシリンジ内に残留した
2 . 簡易懸濁法
試験方法
1 . ク ラ リ ス ロ マ イ シ ン 錠 200mg「サ ワ イ 」を 1 錠 、 シ リ ン ジ に と り (ピ ス ト ン 部
を 抜 き 取 り 、錠 剤 を 入 れ て ピ ス ト ン 部 を 戻 す )、ぬ る ま 湯 (55℃ )20mLを 採 取
し て 数 回 転 倒 混 和 し 、 10分 間 放 置 し た 。
2 . 10 分 後 シ リ ン ジ を 再 度 数 回 転 倒 混 和 し 、8 Fr.(外 径 2.7mm)フ ィ ー デ ィ ン グ
チューブに注入し、通過状態を観察した。
結
果
懸 濁 状 態
チューブ通過性
錠 剤 は 崩 壊 し 、 約 10分 で ほ ぼ 均 一 な 懸 濁 液 と な っ た
スムーズに通過したが、シリンジ内に残渣が残った
3 . チ ュ ー ブ 通 過 後 の pH(簡易懸濁法)
8.71
本資料は、本剤の懸濁状態及びチューブ通過性を検討した資料であり、臨床で経管投与した場合
の有効性・安全性の評価は行っておりません。添付文書に記載のない用法で使用される際は、医
療機関の先生方のご判断のもとに行っていただきますようお願いいたします。
沢井製薬株式会社