「大野町人口ビジョン」及び「おおの 創生総

「大野町人口ビジョン」及び「おおの 平成26年11月、国が制定した「まち・ひと・しごと創生法」に基づき、町では、人口減少を克服し、「ひと」
と「しごと」をつなぎ、
「ひと」と「ひと」をつなぐ好循環を確立し、自立的かつ持続的な「まち」の実現に向けた「大
野町人口ビジョン」及び「おおの創生総合戦略」を策定しました。ここでは、それぞれの概要をお知らせします。
<人口ビジョン>
日本の総人口は、平成20年の約1億2,800万人をピークに、減少傾向が続き、2030年(平成35年)に
は約1億2,000万人になると見込まれており、目指すべき将来の方向として、国の長期ビジョンにおいては、
2060年(平成72年)に1億人程度の人口確保を、また、県においても2100年に130万人を維持すること
を掲げております。
町人口ビジョンは、国・県の長期ビジョンを勘案し、町の人口の現状と将来の姿を示し、人口減少課題について、
町民の方との共通認識を図るとともに、2060年(平成72年)に向けた目指すべき将来の方向性を示したものです。
<総合戦略>
総合戦略は、平成27年度からスタートした第六次総合計画に掲げる将来像や基本的方向に沿い、人口ビジョンを踏ま
えた上で、平成27年度を初年度とする今後5年間で重点的に取り組むべき施策・事業や数値目標をまとめたものです。
この戦略につきましては、外部有識者による「おおの創生総合戦略検討委員会」でのご意見、ご提言をはじめ、庁
内組織での議論を重ね策定をいたしました。
今後は、総合戦略に掲げた施策を推進し、「快適で 笑顔あふれるやすらぎのまち おおの」の実現に向け、将来にわ
たって持続可能なまちづくりを進めていきます。
人口ビジョン及び総合戦略の全文は町の HP 又は政策財政課でご覧いただけます。
大野町人口ビジョンの概要
大野町の人口動態
人口減少と少子高齢化
○住民基本台帳では平成19年の24, 557人をピークに以降減少が続き、平成27年現在で23, 942人。
(対H19・△615人・△2. 5%)
○年少人口(15歳未満)と生産年齢人口(15歳以上65歳未満)が減少する一方で、老年人口(65歳以上)が増加し
ている。
○核家族世帯が増加し、親からの子育て支援を受けやすい3世代同居世帯が減少している。
自然動態
○出生数が横ばい傾向となるなか、死亡数が増加傾向。
○合計特殊出生率は若干増加したが、県平均を下回っている。
○子どもの親となる若い女性の数が平成26年より減少している。
○理想の子ども数を実現できていない(岐阜県)
○未婚率は県平均を下回っているが、増加傾向にある。
⇒結婚しない理由は、出会いがない、経済的な余裕がないが多い(岐阜県)
社会動態
○平成21年以降、町外への転出超過が続いている。
○転出理由は、「職業上」や「結婚等」が多い。
○転入理由は、「住宅事情」が多い。
○転出は、15歳~34歳の期間に多く、進学・就職・結婚等をきっかけに転出していると考えられる。
○転入は、0歳~14歳と35歳~44歳で多く、子育て世帯が住宅取得をきっかけに流入していると考えられる。
○転出超過は、池田町と瑞穂市、愛知県など県外、国外で多くなっている。
○転入超過は、揖斐川町や本巣市で多くなっている。
○働く場が減少傾向にある一方、女性の就業率は高くなっている。
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広報おおの 2016.1
創生総合戦略」を策定しました
目指す人口の展望
人口の将来推計
■現在のまま自然減少、社会減少が続くと
2034年に 20,
615人へ
■合計特殊出生率を
2030年までに1.
8
2040年までに2.
07
社会移動を20~34歳の転出超過を解消すると
2034年に 23,
546人へ
2040年に 23,
250人へ
2060年に 22,
282人となり
2.
2万人程度を維持できる。
⇒生産年齢人口や年少人口を増加させ、更なる高齢化の進行を防止する。
将来人口の設定
大野町の人口を 2060年に2.
2万人程度を維持する。
そのために、
①合計特殊出生率を 2030年までに1.
8 2040年までに2.
07へ上昇
+
②若年層(20歳~34歳)の転出超過を解消する
基本的視点等
基本的視点
視点1:だれもが子育てしやすい環境づくり
視点2:働く場づくり
視点3:だれもが移動しやすい環境づくり
目指すべき将来の方向性
方向性1:だれもが子育てしやすい、自然のなかで
健やかに子育てできる地域
方向性2:多様な働き場を確保した、
おおの創生総合戦略で
「快適で
笑顔あふれる
やすらぎのまち
おおの」
の実現に取り組む
職住近接の暮らし
方向性3:だれもが移動しやすい、
住み慣れた地域で、便利な暮らし
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