GitHub を活用したオープンイノベーション実践講座

トライアル講義「GitHub を活用したオープンイノベーション実践講座」募集要項
2015 年 12 月
同志社大学大学院ビジネス研究科
「すべての企業はソフトウェア企業になる」と言われる中、北米発のソフトウェア開発プ
ロジェクト共有サービス GitHub(ギットハブ)を活用したオープンイノベーション活動に注
目が集まっています。GitHub は、スタートアップ企業などの爆発的な成長を支える重要イ
ンフラとなっているほか、グーグルやアップルなど大企業の着実な成長にも一役買ってい
ます。GitHub は、ソフトウェア開発から始まったムーブメントですが、現在ではモノづく
りの現場でも積極的に導入され、生産性向上の革命が起きています。生産性向上の観点か
らは、トヨタ生産方式(リーン生産方式)と GitHub の間に隠れた関係があることが知られて
おり、大学などによる研究も非常に盛んです。このような流れを受けて、先進的な企業は、
GitHub を通じたソーシャルリクルーティングやオープンイノベーション活動を行うなど、
活用の幅が広がりつつあります。フォードや NASA など、これまで GitHub の活用が難しい
とされてきた巨大企業や官僚的体質を残した組織も、本格活用に向けて試行錯誤を始めて
います。しかし、ツール導入だけで GitHub の真価を発揮させることは難しく、組織のあり
方や人事制度、カルチャーまで含めた企業変革が求められます。そのため、企業における
実際の導入ケースを検討し、成果を引き出す活用方法と組織運営、リスクを最小化するた
めのノウハウなどについて学習する必要があります。
本トライアル講義では、下記に示す3回の講義とチームによる実習を通じて、実際に
GitHub の情報共有&公開機能を用いてサービス・製品開発を行うことで、実践的な使用方法
が自然に身につく内容となっています。また最終回の成果発表会では、チームごとに発表
を行い、さらに理解を深める機会も設け、自社ですぐに応用可能な GitHub を使ったオープ
ンイノベーション活動ノウハウを習得できるきわめて実践的な内容になっています。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
なお、本トライアル講義に先立ち 2016 年 1 月 11 日に「オープンイノベーションの新た
なアプローチ ― GitHub を活用したサービス・製品開発 - 」と題した公開セミナー
を開催します。http://bs.doshisha.ac.jp/news/2015/1209/news-detail-106.html をご覧
いただき、ご参加いただければ幸いです。
記
場所:同志社大学 今出川校地 室町キャンパス 寒梅館 3 階プレゼンテーションホール
http://bs.doshisha.ac.jp/outline/access.html を参照のこと
定員:15名(先着順)
講師:
北 寿郎 (同志社大学大学院ビジネス研究科)
土生 修平(株式会社 SIX VOICE)
久保田一成(株式会社アライド・リソーシズ・コミュニケーションズ)
スケジュール:
第1回:2016 年 2 月 11 日(木)13:00〜17:00
テーマ:GitHub の主要機能と実際の活用方法
GitHub の主要機能と実際の活用方法、アーキテクチャやシステムの仕組みについて学習
します。さらに、周辺ツールと連携させた発展的な活用方法(品質管理等の各種自動化手
法)についても学習します。
第2回:2016 年 2 月 27 日(土)13:00〜18:00
テーマ:GitHub を使ったオープンイノベーション活動
GitHub を活用した社外技術の探索・導入のステップや技術公募の事例について、実際に
GitHub のウェブサイトにアクセスしながら、実習形式で学習します。また、GitHub を使っ
た社外技術の価値査定や品質管理、知的財産権との関わりについても学習します。
第3回:2016 年 3 月 12 日(土)13:00〜18:00
テーマ:GitHub 活用に適した組織文化と大企業での活用事例
フォード社、NASA 等による GitHub 活用の有力事例の検討を通じ、成果を引き出す GitHub
の適用方法と組織文化・組織運営、リスクを最小化するためのノウハウ等について学習し
ます。
第4回:2016 年 3 月 26 日(土)13:00〜18:00
成果発表会:GitHub を使ったサービス・製品開発成果の発表
サービス・製品開発の成果や実際の企業活動への適用に際しての課題等についてチーム
ごとに発表を行います。
各回、休憩時間を含め、3時限(270分)ほどを予定しています。第1〜3回の講義で
は、最後の1時限を使って、参加メンバーが複数チームにわかれて実際に GitHub の情報共
有&公開機能を用いたサービス・製品開発に取り組みます。
本トライアル講義受講に関する条件および用意していただきたいもの

本トライアル講義では特別なソフトウェアのプログラミングスキルは必要としません。
一般的な PC の操作ができるレベルの方であればご参加いただけます。

GitHub アプリケーションをインストール可能な Windows(v7 以降)または Mac(v10.9 以
降) をご用意ください。
申込先:https://www.doshisha.ac.jp/form/business/event/ より「オープンイノベー
ショントライアル講座参加申し込み」と明記して 2016 年 2 月 1 日迄にお申込み下さい。
定員(15 名)に限りがありますので、お申し込みは先着順とさせていただきます。
以上