週間情報 平成27年12月22日[NO.2749] ( 1.78MB)

№2749
発行日 平成27年12月22日
発行所 全国消防長会
一般財団法人全国消防協会
担 当 企画部企画課 電話 03(3234)1321
週間情報
消防本部の動き
行
◆
事
消防ちびっこ広場を実施
泉州南消防組合泉州南広域消防本部(大阪)
泉州南消防組合岬消防署では、平成27年10月25日(日)
、岬町深日漁港において「第5回
深日漁港ふれあいフェスタ」の開催に伴い、
「消防ちびっこ広場」を実施しました。
深日漁業協同組合及び岬町商工会が主催するこ
のフェスタにおいて、消防の活動・業務を広く地
域住民にPRするとともに、子ども達にも消防の
体験を通じ、防火・防災の大切さを啓発すること
を目的に、はしご車搭乗体験、消防ポンプ車展示、
消防服着装、パネル顔出し写真撮影、水消火器及
び消火器型水鉄砲の放射等の各コーナーが実施さ
れ、岬町ゆるキャラの「みさっきー」や当消防本
部のキャラクターである「消し玉くん」も参加し、
防火意識の高揚とフェスタを盛り上げることがで
きました。
【消防ちびっこ広場(中央:みさっきー)の様子】
◆
幼年消防クラブ「防火のつどい」を開催
湖南広域消防局(滋賀)
湖南広域消防局では、平成27年11月6日(金)、守山市民ホールにおいて「幼年消防クラブ
防火のつどい(第10回)
」を開催しました。
この事業は、子ども達に演技を通じて「防火の心」や「自助の心」を育んでもらうことを目的
として隔年で開催しており、管内の幼年消防クラブを代表して5クラブ、約400名の園児が参
加しました。舞台では、園児達が大きな歌声やかわいらしい演技で「火の用心」を呼び掛け、会
場は詰め掛けた家族の方々からの温かい拍手に包まれました。
第2部では、消防音楽隊とカラーガード隊によるステージ演奏を披露したほか、カードゲーム
「ぼうさいダック」を会場全体で行い、園児だけでなく来場者も音楽にあわせて災害から身を守
るポーズをとるなど、防災を楽しみながら学んでいただきました。
【幼年消防クラブによる演技の様子】
【カードゲーム「ぼうさいダック」の様子】
1
◆
いばらき安全安心フェスタを開催
茨木市消防本部(大阪)
茨木市消防本部では、平成27年11月7日
(土)、市、消防、警察、自衛隊が一体となって、
防火防災及び防犯に対する相互理解と連帯意識を
深めるため、安全・安心なまちづくりのイベント
として、
「いばらき安全安心フェスタ」を開催しま
した。
ミニ消防車・救急車の試乗、消火体験、応急手
当実技体験、子供用防火衣を着用するパチリコー
ナー、パトカーや自衛隊車両の展示など盛りだく
さんのイベントのほか、幼稚園児による鼓笛マー
チング、バトンクラブの演技や防犯教室などを展
開し、約4,000人の来場があり盛大に行われ
ました。
【いばらき安全安心フェスタの様子】
◆
あつまれ!ファイヤーキッズ in KAMEOKAを開催
京都中部広域消防組合消防本部(京都)
京都中部広域消防組合消防本部では、平成27
年11月8日(日)
、火災予防思想の普及を図るた
め、
「あつまれ!ファイヤーキッズ in KAME
OKA」を開催し、子供と保護者375名が楽し
みながら消防の仕事を学びました。
子ども達は、放水、クライミング、狭隘空間に
おける救助、ロープ渡過更には救急救命の各ブー
スで、消防・救助・救急と様々な消防の仕事を体
験し、会場に子ども達の笑顔が溢れました。
体験後に修了証を手にした「ちびっ子消防隊員」
は、火災予防を誓いました。
【クライミングブースの様子】
◆
住宅防火対策啓発広報を実施
千曲坂城消防本部(長野)
千曲坂城消防本部では、平成27年11月9日(月)、秋の火災予防運動の一環として、管内の
駅3箇所で住宅防火対策チラシを配布し、住宅用火災警報器の設置推進と維持管理について呼び
掛けを行いました。また、住宅用火災警報器の設置状況について、管内の住宅を戸別調査し、未
設置の住宅への設置指導と、すでに設置されている住宅には適切な維持管理、経年劣化した住宅用
火災警報器の交換について指導を行いました。
【戸別調査の様子】
【住宅防火対策チラシを配布の様子】
2
◆
一日消防署長行事を実施
下関市消防局(山口)
下関市消防局北消防署では、平成27年11月12日(木)、秋季火災予防運動のメイン行事
として、2016年のリオデジャネイロパラリンピック女子視覚障害者マラソン推薦内定選手の
道下美里さんに、一日消防署長を委嘱しました。
下関市立大学の学生の皆さんとのフリートーク
を交えた防災講演では、
「防火・防災と健康」をテ
ーマに、火災の体験談や視覚障害者(情報障害)
への情報伝達の重要性と災害弱者の立場・視点に
たった「声かけ」方法などを講話され、次世代を
担う若者達へ向けた意義深い防火・防災メッセー
ジとなりました。
初めて制服を着用した道下さんは、署員を前に
力強く署長訓示からスタートし、一日消防署長と
いう大役も、明るく楽しく元気に「完走」され、
【防災講演会の様子】
パラリンピックでの活躍が期待されます。
◆
柳川市幼年消防大会を開催
柳川市消防本部(福岡)
柳川市消防本部では、平成27年11月13日(金)
、柳川市幼少年婦人防火委員会と一般財団
法人日本防火・防災協会の共催で「柳川市幼年消
防大会」を開催しました。
これは、幼年消防クラブの充実と親睦、融和を
図り幼年期の防火思想啓発を目的として、毎年実
施しているものです。
柳川市幼年消防クラブ21クラブ、来賓、保護
者、役員等約1,000名が参加しました。大会
では救助技術訓練の展示及び消防服紹介、防火綱
引き、クラブ員全員による歌や遊戯、防火の誓い
を行いました。クラブ員の更なる飛躍を期待しま
す。
【柳川市幼年消防大会の様子】
◆
強力!(協力)2トップが火災予防を啓発
磐田市消防本部(静岡)
磐田市消防本部では、平成27年11月14日(土)、秋季全国火災予防運動に併せて、サッカ
ーJ2ジュビロ磐田対横浜FCの試合が行われたヤマハスタジアムにおいて、磐田市消防団及び
磐田市女性防災クラブと合同で火災予防の啓発を
行いました。
当日は、試合前に来場したサポーターに寝たば
こ禁止の啓発品を配布し火災予防を訴えるととも
に、消防ブースを設け住宅用火災警報器の展示、
防火衣着装体験、赤バイ乗車体験を実施しました。
特に、赤バイ体験乗車は子供だけでなく、大人も
乗車し写真を撮るなど人気コーナーとなっていま
した。
時には小雨が降る天気でしたが、磐田消防イメ
ージキャラクターべっくんも登場しジュビロくん
と火災予防を訴えながら、試合前の時間を楽しん
【べっくんとジュビロくん】
でもらいました。
3
◆
第8回八代広域幼年消防大会を開催
八代広域行政事務組合消防本部(熊本)
八代広域行政事務組合消防本部では、平成27年11月7日(土)、当消防本部敷地内において、
八代広域幼少年婦人防火委員会主催で第8回八代広域幼年消防大会を開催しました。
この幼年消防大会は、3年に1回開催しているもので、管内の幼年消防クラブを一堂に会し、
相互交流と親睦を図りながら防火防災の誓いを新たにし、健全育成と結成促進を図ることを目的
としています。
大会では、優良幼年消防クラブの表彰のほか、ク
ラブ員による防火演技や通常点検、さらには親睦を
兼ねた、くまモン体操や防火クイズなどを実施しま
した。くまモン体操では、熊本県のゆるキャラくま
モンも応援に駆けつけ、イベントを盛り上げてくれ
ました。また、わんぱく広場と題し、屈折はしご車
搭乗体験や放水体験など様々な体験コーナーを設
けました。
この大会を通して、当初の目的はもとより、地域
住民の方々に対し防火防災意識の普及啓発も図れ
【幼年消防大会の様子】
ました。
訓練・演習
◆
三田市防火安全協会との合同訓練を開催
気仙沼・本吉地域広域行政事務組合消防本部(宮城)
気仙沼・本吉地域広域行政事務組合南三陸消防署では、平成27年10月24日(土)
、兵庫県
三田市防火安全協会、南三陸町防火管理者協会及び危険物安全協会南三陸支部の3団体による合
同防火訓練を開催しました。
東日本大震災以降、三田市防火安全協会から南三陸町の両協会に対し、津波で流失した濃煙体
験ハウスなどの防火訓練に必要な資器材をご支援いただいており、今年は八木一夫会長をはじめ
約30名の協会員の方々が来町され、炊き出し・初期消火・濃煙体験などの訓練を行いました。
訓練には、各協会員のほか、近隣の仮設住宅を含めた総勢150名を超える方々が参加し、炊
き出し訓練では、三田市の特産品である丹波黒豆の枝豆と三田米のおにぎりが参加者に振舞われ
るなど、訓練を通じて互いの交流を深めました。
東日本大震災から4年半が経過しましたが、三田市防火安全協会からは継続してご支援をいた
だいているところであり、感謝の念に堪えません。このご恩に報いるためにも、より一層防火思
想の普及に励み、火災の無い明るい町を目指す所存であります。
【水消火器による初期消火訓練の様子】
【炊き出し訓練の様子】
4
◆
解体予定建物を活用した震災対応訓練を実施
大垣消防組合消防本部(岐阜)
大垣消防組合消防本部では、平成27年11月9日(月)から11日(水)までの3日間、
11月中に解体予定の大垣市立日新幼保園を活用して実災害時における的確な部隊運用の基礎を
作ることを目的に震災対応訓練を実施しました。
訓練は、当消防本部中消防署特別救助隊と北部
消防署救助隊が合同で行い、3日間とも各救助隊
長が計画した訓練想定に基づき、指揮隊との無線
運用訓練、画像探査機取り扱い訓練、ブリーチン
グ訓練等を実施しました。特にブリーチング訓練
は、実際にコンクリートの壁面に開口部を設け、
安全かつ効率よく破壊し、倒壊した建物から要救
助者を救出するための経路を確保する訓練で、延
べ27人の職員が参加しました。
今回の訓練を通して、コンクリート壁を効果的、
効率的に破壊し除去する方法をマスターすること
ができ、充実した訓練となりました。
【ブリーチング訓練の様子】
◆
バスからの出火を想定した消防演習を実施
朝霞地区一部事務組合埼玉県南西部消防本部(埼玉)
朝霞地区一部事務組合埼玉県南西部消防本部新
座消防署では、秋季全国火災予防運動期間中の平
成27年11月10日(火)、新座市内の東武バス
ウエスト新座営業事務所において、火災予防意識
の高揚と事業所及び消防団との連携強化を目的と
して、
「バスからオイルが漏れ出し出火した」との
想定で、当該事業所の自衛消防隊及び新座市消防
団第6分団と連携し、火災防ぎょ、負傷者の救出
救護及び一斉放水を行う消防演習を実施しました。
当初設定した目的のみならず、官民一体で火災
時の初動対応力強化の訓練とすることができまし
た。
【一斉放水の様子】
◆
林野火災対応訓練及び山岳救助訓練を実施
豊中市消防局(大阪)
豊中市消防局では、平成27年4月1日から能勢町の消防事務の受託を開始したことから、平
成27年11月10日(火)から12日(木)までの3日間、同町にある旧府立能勢の郷において、
本市としては初めてとなる林野火災対応訓練及び
山岳救助訓練を実施しました。
この2つの訓練は、今後能勢町で発生が危惧さ
れる林野火災及び山岳救助への対応に備える必要
があることから、対応技術や知識を習得し、災害
対応力の向上を図るとともに、関係機関との連携
を強化することを目的として実施しました。
林野火災対応訓練では、ホースの遠距離延長や
ジェットシューターを活用した残火処理、大阪市
消防局航空隊との連携訓練を行い、山岳救助訓練
では、安全確保や救出に必要な支点を木などから
取るなど、実災害に近い緊迫感のある訓練となり
【林野火災対応訓練の様子】
ました。
5
◆
離島夜間救急搬送訓練を実施
うるま市消防本部(沖縄)
うるま市消防本部では、平成27年11月13日(金)、当市津堅島において、自治会、診療所、
中城海上保安部、沖縄県消防指令センター及びうるま市消防団と合同で、津堅島夜間救急搬送訓
練を実施しました。
津堅島は、当市唯一の有人離島であり、急患発生
時において、日中は定期船及び沖縄県ドクターヘリ、
夜間は中城海上保安部巡視艇により、沖縄本島の高
次医療機関へ搬送しています。
訓練では、今年度一部運用開始した沖縄県消防指
令センターとの情報伝達訓練のほか、夜間入港に伴
う誘導接岸訓練、巡視艇内への傷病者搬入訓練等を
実施しました。
今回、実際に日没後に訓練を実施することにより、
これまで確認できなかった課題等も見え、臨場感のあ
る充実した訓練になりました。
【離島夜間救急搬送訓練の様子】
◆
田川地区総合防災訓練を実施
田川地区消防本部(福岡)
田川地区消防本部では、平成27年11月15日(日)
、平成27年度田川地区総合防災訓練を
実施しました。
この防災訓練は、参加機関39機関、車両40台、
航空機2機、人員320人の大規模なもので風水害、
地震災害の2つの想定のもと行いました。
風水害想定の訓練は、地域防災力の要である消防
団を中心とした水防工法訓練と当消防本部と北九
州市消防航空隊との連携訓練としました。
地震災害想定の訓練は、筑豊地区の消防本部の救
助隊・救急隊の応援出動に重ね、福岡県警察機動隊
の救助隊の出動も要請した訓練としました。さらに、
陸上自衛隊飯塚駐屯地と田川警察署が連携した救
出訓練を行い、多くの機関の連携訓練とし、最後は
【地震災害想定訓練の様子】
地元消防団8団による一斉放水で締めくくりました。
◆
多数傷病者発生対応訓練を実施
藤沢市消防局(神奈川)
藤沢市消防局では、2020年東京五輪セーリング競技の開催が決定したことに伴い、平成
27年11月16日(月)、「江の島島内県営駐車場内、防波堤の遊歩道上に設置した仮設スタン
ドが傾き多数の観客が負傷し、さらに気温が高く熱中症の症状を訴えている傷病者も発生してい
る。」との想定で、要救助者20人を設定した訓練
を行いました。
当日は、当市消防局南消防署の指揮隊・救助隊・
消防隊・救急隊、全11隊と消防分団1隊が参加し、
傾いたスタンドの下敷きになった要救助者をショ
アリングによる救出、スタートトリアージ及び傷病
者の搬送、トリアージ及び応急処置などの一連の流
れを確認しました。
当市消防局では、今年6月の開催決定を受け消防
局内に準備本部を立ち上げており、今後は、他市や
警察等の関係機関とも連携をしながら訓練を計画
【ショアリングによる救助の様子】
的に行うこととしております。
6
研
修
等
◆
第3回 RESCUE ネットワーク OSAKA を開催
大阪府消防長会(大阪)
RESCUE ネットワーク OSAKA とは、大阪府域の救助業務について大阪府下の消防本部が共同して
研究等を行い、救助活動力の充実強化を図るとともに、広域災害での連携を一層強化することを
目的に、救助技術の交流及び新たな救助技術の研究、救助隊の合同訓練、救助シンポジウム等を
実施するものです。
今回は、平成27年9月10日(木)、17日(木)、18日(金)及び10月13日(火)の
計4回、大阪市消防局高度専門教育訓練センターにおいて、参加した大阪府下の各消防本部隊員
を混成により班編成し、
「グループ訓練」を実施しました。延べ391名の隊員が参加し、大規模
災害時における捜索救助技術の基本的知識・技術の習得を目的に、土砂埋没者救出訓練、ブリー
チング訓練及びショアリング訓練を実施しました。熱心に取り組む各消防本部隊員の熱意と、回
を重ねるごとに深まる隊員相互の連携のスムーズさを感じることができ、府下の大規模災害にお
ける広域連携活動や緊急消防援助隊等での活動に生かされることを期待します。
また、昨今の災害に学び、救助技術の交流及び新たな救助技術の研究を図るため、12月10
日(木)に大阪市消防局7階講堂において「救助シンポジウム」を開催し、総務省消防庁及び全
国消防長会の視察者も含め250名が参加しました。
基調講演として、昨年9月に発生した御嶽山噴火災害に緊急消防援助隊愛知県大隊として現地
で活動された名古屋市消防局の加納消防部長を招き、
「御嶽山噴火災害における救助活動から見た
今後の人材育成」と題し、当時の活動から得た教訓等を踏まえ、今後の人材育成についてご講演
を頂きました。
さらに、世代間でのコミュニケーションのあり方や若年層職員への技術伝承に関するプレゼン
発表、救助技術に関する意見・情報交換グループ討議、パネルディスカッションなど府内各消防
本部の協力により、盛りだくさんの内容で実施することができ、多数の参加者からお褒めの言葉
をいただくなど、盛況のうち、閉幕となりました。
【土砂埋没者救出訓練の様子】
◆
【「救助シンポジウム」パネルディスカッションの様子】
安全運転講習会を実施
我孫子市消防本部(千葉)
我孫子市消防本部では、平成27年10月27日
(火)から30日(金)までの4日間、利根川ゆうゆう
公園駐車場において、消防救急緊急自動車運転技能者
課程修了者が自動車安全運転技術の向上を目指し講習
会を実施しました。
この講習会では日常点検・車両誘導・狭所での転回
要領のほか、狭隘路走行における車両感覚や判断速度
等の総合技能講習を行いました。
職員各々が法令遵守及び危険予知能力により「安全」
を再認識し、更なる交通事故防止の徹底につながる講
習となりました。
7
【安全運転講習会の様子】
◆
特別教育研修会「消防職員のためのトレーニング法と身体のケアについて」を開催
宝塚市消防本部(兵庫)
宝塚市消防本部では、平成27年11月5日(木)及び6日(金)、2市1町広域連携の一環と
して、当市・川西市・猪名川町消防本部の職員を一堂に会し、
「消防職員のためのトレーニング法
と身体のケアについて」と題した特別教育研修会を開
催しました。
この研修会は、専門的な知識を有した講師を招き、
正しいトレーニング法や体に関する知識を学ぶことを
目的に実施したもので、総勢130名の職員が参加し、
今後の健康管理面に加え、災害対応力の根底となる体
力及び筋力の向上につなげることができる研修会とな
りました。
当市消防本部では、人材育成に力を入れており、職
員一人一人が、健康かつ活気ある活動を目指していま
す。また、本研修会を通じて、2市1町職員間の連携
【特別教育研修会の様子】
がさらに強化されました。
◆
救急隊員研修会を実施
北はりま消防本部(兵庫)
北はりま消防本部では、平成27年11月12日(木)、多数傷病者事故発生時において迅速に
活動できるように、神戸市消防局大規模災害対応救急隊(愛称 BLUE-CAT)を講師に招き、
救急隊員研修会を開催しました。
当消防本部は、平成23年4月1日に3消防本部が広域合併し、今年度で5年目となる節目の
年度を迎えています。そのような状況のなか、当本部各消防署救急隊員が一堂に会し、共通認識
の下に、指揮命令系統の確立、さらに消防署間の顔の見える関係から、手を取り合える関係の構
築及び現場対応能力の向上を図ることを目的とし、医
療機関(DMAT隊員)のスタッフを交えて多数傷病
者発生事案を想定とした机上訓練を実施しました。
想定内容は、
「登校中の小学生の列に普通自動車が衝
突。負傷者10名程度発生している。
」として、指令・
現場出動途上・現場到着から現場終息宣言までの活動
内容を検討しました。また、机上シミュレーションで
は、顔を合わす機会の少ない他署職員同士を各グルー
プに集め、これまで培ってきた知識と技術を共有し、
現場活動要領を再確認するとともに、時代の背景に応
じた活動要領を共有する良い訓練機会となりました。
【救急隊員研修会の様子】
8
◆
防火安全対策講習会を実施
東京消防庁(東京)
東京消防庁小平消防署では、平成27年11月13日(金)、秋の火災予防運動の一環として、
管内の社会福祉施設に参加を呼び掛け、防火安全対策講習会を実施しました。
本講習会は毎年実施していますが、今回はより実践的な内容とすべく、実際の消防用設備を活
用した自衛消防訓練を実施しました。
管内消防設備業者及び消防用設備メーカーの協力を得て、自動火災報知設備、火災通報装置を
講習室内に設置し、社会福祉施設の勤務室さながらを再現しました。そして、参加者は自動火災
報知設備発報から連動した火災通報装置による119番通報までの流れについて、機器を目の当
たりにしながら体験しました。
講習会終了後も、消防用設備の周りには多数の参加者が集まり、職員の指導を受けながら、納
得行くまで機器を動かしていました。
講習会アンケートからは、「一連の行動の実演がわかりやすかった。」、「火災通報装置の連動の
様子がわかって良かった。
」などの感想が寄せられました。
【防火安全対策講習会の様子】
そ
の
他
◆
火災予防運動PR映像を制作
柏市消防局(千葉)
柏市消防局旭町消防署では,秋季火災予防運動の認知度をより一層高めるための新たな取り組
みとして、若い世代をターゲットとした映像の情報発信力を活用したPR映像を制作しました。
この映像は、火災の「燃える」と柏市のご当地アイドル「コズミック☆倶楽部」の『なるみん』
こと加藤成美さんの「萌える」を掛詞にしたギャップに加え、消防隊員の「守る!」意気込みを
交えた目が離せない映像(15秒)です。
SNSなどの情報発信により拡散を期待した広報を展開するほか、人の往来の多い柏駅周辺な
どの電子看板(デジタルサイネージ)での放映により火災予防意識の醸成を期待しています。
【火災予防運動PR映像】
9
◆
消防協力者(人命救助)に感謝状を贈呈
郡山地方広域消防組合消防本部(福島)
郡山地方広域消防組合消防本部では、平成27
年11月17日(火)
、当消防組合田村消防署小野
分署において、管内の事業所に対し、人命救助等
を行った功績をたたえ、感謝状を贈呈しました。
この事案は、10月下旬に、山間部を走行して
いた車両が沢に転落して炎上した火災において、
事故の衝突音を聞き、いち早く現場に駆け付けた
事業所の皆さんが、炎上する車両付近に倒れてい
た30代男性を発見するとともに、社員一丸とな
って連携協力し、安全な場所へと搬送するなどの
人命救助及び初期消火活動にあたったものです。
勇気ある行動に、心から感謝いたします。
◆
【感謝状贈呈式の様子】
消防団協力事業所表示証交付式を実施
京田辺市消防本部(京都)
京田辺市消防本部では、平成27年11月24
日(火)、JA京都やましろ本店において、当市で
初めてとなる消防団協力事業所表示証の交付式を
行いました。
JA京都やましろは、消防団活動に参加しやす
い職場を作り、現在7人の京田辺市消防団員が在
職し、通常業務の傍ら消防団活動にも日々邁進し
ています。
今後は、消防団協力事業所が多くの市民の方に
認知され、地域の防災体制が一層充実するように
広めていきたいと思います。
【消防団協力事業所表示証交付式の様子】
◆
防火ポスター・防火標語コンクール表彰式及び防火ポスターを制作
印西地区消防組合消防本部(千葉)
印西地区消防組合消防本部では、管内小学校児童たちを対象に、
防火ポスター及び防火標語を募集し、合計1,128点の応募があ
りました。審査の結果、50名の方が入選され、全国火災予防運動
期間中に入選された方々の表彰を行いました。
このコンクールは、火災予防広報活動の一環として、児童たちの
防火意識の育成と火災予防について深く理解をしてもらうことを
目的に毎年実施しているもので、防火ポスター・防火標語の最優秀
賞作品に選ばれた2名の作品は、当消防本部の火災予防普及啓発ポ
スターとして制作され、管内の公共施設や事業所などに掲示し、火
災予防の呼び掛けに役立てられます。
【オリジナルポスター】
10
◆
消防本部の住所変更等について
○ 94607 松浦市消防本部
新住所 〒859-4507 松浦市志佐町庄野免268番地3
※理由 庁舎移転のため
平成27年12月17日から運用開始
○
(下線部が変更箇所)
10202 苫小牧市消防本部
新住所 〒053-0052 苫小牧市新開町2丁目12番7号
新電話番号 0144-84-5014
新FAX番号 0144-84-5037 (下線部が変更箇所)
※理由 庁舎移転のため
平成27年12月21日から運用開始
消防学校からの便り
◆
土砂災害対応訓練場を整備
岐阜県消防学校(岐阜)
岐阜県消防学校では、平成27年10月、当消防学校の屋外訓練場(旧水防訓練場南)に、こ
の度土砂災害に対応するための実技訓練を実施できる土砂災害対応訓練場を整備しました。
本年度は、
「消防団員幹部教育指揮幹部科 現場指揮課程」
「岐阜県緊急消防援助隊訓練」
「消防
職員専科教育警防科第19期 土砂災害対応訓練」において既に使用し、来年2月には、
「消防職
員専科教育 特殊災害科」におきましても使用予定となっております。
今後は、消防学校教育課程はもとより、県下消防本部の多くの職員の教育訓練にご活用いただ
く予定です。
1 訓練施設整備目的
⑴ 消防職団員に対し、近年多発する大規模な
土砂災害現場における基礎知識及び安全に配
慮した迅速、確実な救助活動要領を習得させ
る。
⑵ 消防職団員に対し、構内土砂崩壊現場にお
ける救助技術の一つである、トレンチレスキ
ューの手法を学び、土砂災害にける掘削作業
に応用できる基礎を習得させる。
2 実施可能な訓練内容
⑴ トレンチレスキュー実技訓練
⑵ 土砂災害想定訓練
【土砂災害対応訓練場の様子】
⑶ 生き埋め検索訓練
11
◆
消防職員専科教育予防査察科第13期査察実習を実施
静岡県消防学校(静岡)
静岡県消防学校では、平成27年12月14日(月)、入校中の県内21消防本部(局)の予
防業務に携わる38名が、査察実習の講義を受講しました。
講師には、横浜市消防局予防部査察課から、原佳晃氏及び諸田健太氏を招き、危険物施設の事
故時の措置命令、防火対象物の火災予防又は消防活動の障害除去のための措置命令について、午
前中から午後に至るまで6時限にわたる講義を行いました。
午前中の危険物施設における講義では、法令の解説をはじめ、5人程のグループで実際の事故
事例を題材にグループ討議を行い、短時間で写真
を確認し、適切な措置命令を導きだす等の有意義
な内容でした。午後には、消防学校の寮棟を4階
飲食店と見立て、実際にダンボール等障害物を配
置し関係者役、査察員役と学生が任務分担し、接
遇から始まり命令書の交付、公示書の設置までの
要領の習得に励みました。
受講生からも「実際に違反処理をした経験もな
いが、命令書を出すまでの要領をしっかりと把握
できた。」と好評でした。
今回快く講師を派遣していただいた横浜市消防
局に感謝しますとともに、当県予防技術の更なる
向上を図っていきたいと思います。
【グループ討議の様子】
国等の動き
消防庁通知等
◆
感震ブレーカー等普及啓発リーフレットの掲載について(12月7日、消防庁)
予防課、国民保護・防災部防災課より、各都道府県消防防災主管課、東京消防庁・政令指定都
市消防本部あてに次のとおり事務連絡がありましたのでお知らせします。
標記について、地震時における電気に起因する火災抑制を目的として、経済産業省が別添1(省
略)のとおりリーフレットを作成しましたので、火災予防運動や防災週間等の機会を捉え、適宜
ご活用して頂きますようお願いします。(以下省略)
○ 全文は、消防庁ホームページ
(http://www.fdma.go.jp/concern/law/tuchi2712/pdf/271207_jimurenraku.pdf)に掲載されて
います。
【問い合わせ先】
予防課
担当:齋藤、森野
国民保護・防災部防災課
担当:木村、長堀
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「第62回文化財防火デー」の実施について(12月14日、消防庁)
消防庁次長より、各都道府県知事、各指定都市市長あてに次のとおり通知がありましたのでお
知らせします。
消防庁と文化庁においては、昭和24年1月26日に法隆寺金堂壁画が焼損したことから、1
月26日を「文化財防火デー」と定め、毎年この日を中心として文化財を火災、震災その他の災
害から守ることを目的とした「文化財防火運動」を全国的に展開し、国民の文化財愛護に関する
意識の高揚を図っているところです。
つきましては、別添1(省略)のとおり「第62回文化財防火デー実施要項」を文化庁と共同
で定めましたので、貴職におかれましても文化財の防火・防災意識の向上のため、特段の御配意
をお願いします。また、都道府県知事におかれましては都道府県内の市町村等(消防の事務を処
理する一部事務組合等を含む。)に対しても周知いただきますようお願いいたします。
なお、別添2(省略)のとおり、文化庁より各都道府県教育委員会教育長に対して通知が発出
されている旨を申し添えます。
○ 全文は、消防庁ホームページ
(http://www.fdma.go.jp/concern/law/tuchi2712/pdf/271214_yo475.pdf)に掲載されています。
【問い合わせ先】
予防課予防係
担当:小冨士、齋藤、竹葉
※
消防庁各課室の直通電話番号は(http://www.fdma.go.jp/neuter/about/tel.html)に掲載さ
れています。
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