ロータスアンカー工法

施工手順
削
ロータスアンカー工法
孔
ロッド
削 孔
ケーシング
繰返し注入型地山補強土工法
インジェクションパイプ挿入
置換注入
注入材
インジェクションパイプ挿入
インジェクションパイプ
加圧注入
芯材挿入
繰返し
加圧注入
内部注入
加圧注入
注入材
確認試験
芯材挿入
芯
材
頭部定着・確認試験
頭部定着
ISO 9001
ISO 14001
OHSAS 18001
認証取得
防災技術部
〒102 - 8236 東京都千代田区五番町6番地2
www.raito.co.jp
e-mail [email protected](防災技術部)
URL
[防災技術部]
TEL.03 - 3265 - 2454 FAX.03 - 3265 - 3402
[設 計 部]
TEL.03 - 3265 - 2845 FAX.03 - 3230 - 4156
発 行 2014年10月
681024_1000_TB
PAT.P
繰返し注入の効果
繰返し注入型地山補強土工法
①引抜き試験
ロータスアンカー工法
引抜き試験を実施した結果、通常の地山補強土工(ロックボルト)
に比べ、補強体径を削孔径の2.0倍に相当する繰返し注入を
Lotus Anchor METHOD
行った結果、引抜荷重は2.0倍以上の結果が得られました。既往の試験結果でも同様の結果が得られていることから、
ロータス
アンカーは通常の地山補強土工に対し、砂質土で2.0倍、粘性土においても1.5倍の引抜荷重が得られます。
200
引抜過重(kN)
切土および盛土のり面に適用が可能であり、礫径が大きな礫質土や硬質な地盤等、様々な地盤条件にお
いても効率的な施工が可能です。
二重管ダブルパッカー工法の注入方式を取り入れ、削孔径よりも太径の補強体を造成可能にしました。硬
繰返し注入工法の試験結果(62件)
(2.2 倍)
(2.2 倍)
ロータスアンカー
土かぶり 0.5m
ロータスアンカー
土かぶり 1.5m
120
80
質 地 盤にも対 応 できる削 孔 機 で 細 径 の 孔(φ1 1 5 m m )を削 孔したの ち、通 常よりも高 い 圧 力( 最 大
(1.0)
40
1.5MPa)での繰返し注入を行い、地盤中で補強体を球根状に拡大させます。
0
ロックボルト
繰返し注入方式は、通常の注入方式に対して極限周面摩擦抵抗力度が1.5~2.0倍増加する効果が確認
地山補強土工の引抜荷重の比較
されており、大きな引抜き抵抗力を得ることができます。
②極限周面摩擦抵抗力度
極限引抜き力の増加率
160
極限周面摩擦抵抗力度:
τ
(kN/m²)
ロータスアンカー工法は、繰返し注入により補強体を造成する地山補強土工法です。
通常型注入τ値(MN/m2)
繰返し注入による引抜き試験結果
既往の試験結果ならびに
(公財)鉄道総合技術研究所、
(株)複合技術研究所との共同研究による試験の結果、
ロータスアンカー
の極限周面摩擦抵抗力度(τ)は鉄道標準による推定値以上の結果が得られました。
1
2
3
極限周面摩擦抵抗力度:
τ
(kN/m²)
特 長
繰返し注入により補強体を拡大
➡ 大きな引抜き抵抗力
小型で打撃機能を有する削孔機を使用
➡ 硬質地盤や狭隘な場所での施工が可能
繰返し注入は別工程で施工可能
試験結果(砂質土)
施工例
繰返し注入のメカニズム
▶
加圧注入
(2 回目)
補強体
断面図
注入材
水
200
100
5
10
15
極限周面摩擦抵抗力度の実測値
注入システム
補強体割裂
試験結果(砂質土)
0
➡ 作業時間の短い現場でも効率的な施工
加圧注入
(1 回目)
τ
(kN/m²)
工事概要
~道路盛土の耐震補強事例~
工事件名:垂水妙法寺線法面補強工事
工事内容:ロータスアンカー工 L=12.5m 24本
発 注 者:神戸市建設局
L=13.0m 12本
施工場所:神戸市須磨区東落合1丁目
L=13.5m 24本
施工年月:平成26年6月~9月
L=14.0m 36本
注入材
置換注入
1回目加圧注入
2回目加圧注入
施工地全景
補強体の造成(概念図)
模擬地盤で造成した補強体断面
削孔状況
施工完了