2014年8月20日 2015年 開館予定 熊谷守一付知記念館(仮称)のお知らせ 報道関係各位 この度、岐阜県中津川市付知町において「熊谷守一付知記念館(仮称)」を開館することと なりましたので、御報告いたします。 当館は、付知町出身の蒐集家・小南佐年氏がコレクションした、同地出身の洋画家・熊谷 守一(1880-1977)の作品を収蔵する美術館です。「郷里の生んだ巨匠を通して、付知町とい う魅力ある土地の存在を知ってほしい」という同氏の願いから準備が進められ、守一の油彩 作品約100点とともに 2015年に開館を予定しております。 中津川市は 熊谷をはじめとして、日本画家・前田青邨(1885-1977)、小説家/詩人・島崎 藤村(1872-1943)を輩出してきた文化的な土地であります。また、2014年に重要文化財指定を 受けた油彩画作品『裸婦』で知られる画家・山本芳翠(1850-1906)を生んだ恵那市や、岐阜 県を代表する観光地である下呂温泉の位置する下呂市とも隣接し、2027年に市内にはリニア 中央新幹線の駅が設置されるなど、未来ある魅力あふれた都市でございます。 熊谷ファンのため、そして地域活性化のため、中津川市や下呂市をはじめとする県内県外 の自治体・美術施設と連携した幅広い運営を予定しております。 イメージパース図 別 紙 1 1. 熊谷守一付知記念館(仮称) 概要 (a) 開館予定日 : 2015年 (b) 所在地 : 岐阜県中津川市付知町7712-23 (c) 建築面積 : 618㎡ (d) 延床面積 : 817㎡ (e) 駐車台数(予定) : 13台 (f) 館内施設 : 展望・休憩室、ミュージアムショップ 2. 熊谷守一 略歴 1880 明治13 4月2日、岐阜県恵那郡付知(現・中津川市付知町)に生まれる 父は初代岐阜市長をつとめた事業家・熊谷孫六郎 1900 明治33 東京美術学校 西洋画科に入学 黒田清輝・藤島武二らに学び、同級生には青木繁がいた 1909 明治42 第三回文展に『蝋燭』(岐阜県美術館蔵)を出品、褒状を受ける 1910 明治43 母の死を機に帰郷、これより六年間を付知で暮らす 1915 大正4 友人たちのすすめもあり、付知生活に終止符を打って再上京 1916 大正5 二科会会員となる 1929 昭和4 二科義塾開設に伴い、講師として後進の指導にあたる 1932 昭和7 東京都豊島区長崎町(現・千早町)に引越し、生涯をこの地で暮らす 同地は文化人の集う地域であり、後に“池袋モンパルナス”と呼ばれる 1947 昭和22 戦 後、二 紀 会 が 創 立 さ れ る に あ た り、結 成 会 員 に 名 を 連 ね る 1951 昭和26 二紀会大会、以降無所属となる 1956 昭和31 脳卒中の発作に倒れる これ以降、自宅と15坪程の庭で 家族と小さな生き物とともに暮らす 1964 昭和39 パリのダヴィッド・ガルニエ画廊で個展開催 1967 昭和43 文化勲章の内示を辞退 1972 昭和47 勲三等叙勲の内示を辞退 1976 昭和51 絶筆『アゲ羽蝶』(東京・熊谷守一美術館蔵)を制作 1977 昭和52 8月1日 肺炎で死去、享年97歳 《パブリックコレクション》 東京国立近代美術館 京都国立近代美術館 愛知県美術館(木村定三コレクション) 岐阜県美術館 茨城県近代美術館 埼玉県立近代美術館 豊田市美術館 天童市美術館(村山コレクション) ひろしま美術館 大原美術館 別 紙 2 4. 熊谷守一付知記念館(仮称) 主要収蔵作品 上左 (A) 熊谷守一 上右 (B) 熊谷守一 中央左 (C) 熊谷守一 中央右(D)熊谷守一 下 (E) 熊谷守一 「百日草」 油彩画 「椿」 油彩画 「雨来」 油彩画 「山形風景」 油彩画 「猫」 日本画 1958年 『熊谷守一油彩画全作品集』№488掲載 1965年 『熊谷守一油彩画全作品集』№814掲載 1968年 『熊谷守一油彩画全作品集』№890掲載 1936年 『熊谷守一油彩画全作品集』№123掲載 共シール(画家による題名シール) 《画像貸出について》 熊谷守一付知記念館の上記画像の使用をご希望される方は、〔別紙4〕申込書を ダウンロードし、必要事項を記入の上、FAX/メールいずれかでお申込み下さい。 建築パース/館長近影等、掲載外の画像がご入用の際は、備考欄にその旨ご記入ください。 申込書を確認後、準備室担当者よりご連絡差し上げます。 (MAIL) [email protected] (FAX) 058-262-3786 担当・市川 別 紙 3 5. 熊谷守一 主要関連施設 豊島区立熊谷守一美術館(東京都豊島区千早2-27-6) 1985年開館。「父の作品を常設でみられる美術館を」との思いから、熊谷守一旧居跡に 熊谷 守一次女・熊谷榧氏によって開館された美術館。長らく私設美術館として運営されていました が、作品の散逸を防ぐ為、熊谷榧氏所蔵の153作品を豊島区に寄贈の上、2007年より豊島区立 熊谷守一美術館に改称されました。 熊谷守一が四十年余りを過ごした地で、常時 熊谷作品を鑑賞できる美術館です。 熊谷守一記念館(岐阜県中津川市付知町4956-52) 1976年開館。熊谷守一付知記念館(仮称)と同じく、画家の郷里・付知町に建てられた美術館。 同地在住の蒐集家が開設した館であり、1988年に蒐集家のご子息(現在の三尾秀和館長)が 同館を受け継ぎ、1996年に現在のアートピア付知交芸プラザ内に移転して現在に至ります。 熊谷守一付知記念館(仮称)開館後は、展示企画やリーフレットなどを共同で実施し、二館を回 遊して散策いただけるよう相互協力を予定しております。 愛知県美術館(愛知県名古屋市東区東桜1-13-2) 守一生前の大蒐集家であった木村定三氏によってコレクションされた200点以上の守一作品を、 “木村定三コレクション”の一部として収蔵しています。 岐阜県美術館(岐阜県岐阜市宇佐4-1-22) 守一郷里の県美術館として、『蝋燭』(第三回文展出品作品)『ヤキバノカエリ』『朝のはじま り』などの代表作をはじめ、スケッチ類などの資料作品も多数所蔵しています。 天童市美術館(山形県天童市老野森一丁目2番2号) 守一と親交があった村山祐太郎氏によって寄贈された「兎」などの作品を核として十点以上の 油彩画作品を収蔵しています。 お問い合わせ先 熊谷守一付知記念館(仮称)準備室〔柳ケ瀬画廊内〕 担当・市川 岐阜県岐阜市柳ケ瀬通3-21 (058)262-3481 [email protected] 別 紙 4 年 月 日 熊谷守一付知記念館(仮称) 画像使用申込書 画像使用後希望の方は、必要事項をご記入いただき、 FAX、メールいずれかの方法にて 本用紙をお送りください。 貴社名 〒 ご住所 TEL ご連絡先 ( ) - FAX ( ) - MAIL ご担当者名 希望画像 ・ ・ ・ ・ 媒体名 (書名/サイト名) 掲載目的 掲載期間 年 月 日 から 年 月 日 まで 備考 《画像貸出の際の条件》 ・ 画像提供元として 「熊谷守一付知記念館準備室」と記載してください ・ 掲載前に、見本の校正の機会を設けていただきまよう願います ・ 紙媒体での使用の際は掲載誌を、映像媒体での使用の際は記録DVDを 2点ご寄贈ください (送付先) 岐阜県岐阜市柳ケ瀬通3-21 熊谷守一記念館準備室(柳ケ瀬画廊内) 担当・市川 (MAIL) [email protected] (FAX) 058-262-3786 担当・市川
© Copyright 2024 ExpyDoc