アンケート調査票結果(PDF:438KB) - 半田市

生ごみ処理機使用状況アンケート調査票結果
補助金申請が増加している生ごみ処理機の使用実態を把握するため、また、補助金交付にあた
っての今後の参考にするため、過去に補助金を受けて処理機を購入した市民を対象にアンケートを
実施した。
○アンケ―ト実施期間 9 月 25 日(木)~10 月 10 日(金)までの 16 日間
○対象者
平成 22 年度・平成 23 年度・平成 24 年度に生ごみ処理機を購入して、
半田市から補助金を交付された方全員
○対象人数
53 名
○回答数
37 名
○回答率
69.8%
問1. 処理機を購入されたのは、いつごろですか。
平成 22 年
平成 23 年
18 (49%)
平成 24 年
7 (19%)
9 (24%)
無回答
計
3 (8%)
37 (100%)
無回答
8%
平成24年
24%
平成22年
49%
平成23年
19%
問2. 処理機を現在も使用されていますか。
はい
33 (89%)
いいえ
4 (11%)
計
37 (100%)
いいえ
11%
はい
89%
※問1、問2の結果から、購入した方の多くは、継続して使用している。
問3. 使用頻度はどれくらいですか。
毎日
14(43%)
一日おき
一週間に一回
一ヶ月に一回
1(3%)
0
11(33%)
その他
計
7(21%)
33(100%)
その他
21%
一ヶ月に一回
0%
一週間に一回
3%
毎日
43%
一日おき
33%
その他の意見
・生ごみが出た都度(特に魚)(1)
・一週間に2回(6)
※3分の1の方が毎日使用し、一日おきという回答と合わせると、4分の3の方が日常的に使用して
いる。
問4. 使用されて良かった点は何ですか。(重複回答あり)
臭いがない
少ない
20
ごみ出しが減った
袋が軽くなった
27
20
0
5
堆肥として有効
利用できた
その他
21
10
15
3
20
91
25
30
20
臭いがない、少ない
27
ごみ出しの量、頻度が減った
20
ごみ袋が軽くなった
21
生ごみが堆肥として有効利用できた
その他
計
3
その他の意見
・もえるごみは、月に一回出すか出さないかくらい。思ってたよりうるさくないし、
手入れも楽。(パナソニックMS-N53)
・生ごみが急に多くなった時も処理できる。
・生ごみを三角コーナで水切りした後、処理機に溜め処理することができる。
※32名の方が複数回答しており、使用した場合の満足度は高いと思われる。
問5. 使用されてあまり良くないと感じた点は何ですか。(重複回答あり)
臭いがある
6
効果が感じら
れなかった
手間がかかる
取り扱いが面倒
1
6
0
0
2
使うのに手間がかかる
掃除・メンテナンスなど取り扱いが面倒
6
その他
12
8
10
11
12
計
36
14
6
臭いがある
処理機の効果が感じられなかった
4
特になし
0
1
6
12
特になし
その他
11
その他の意見
・電気代がかかる。(3)
・音がうるさい。(3)
・設置場所の確保が困難。
・故障した。
・邪魔になる。
・ウジ虫がわいて気持ち悪かった。処理できる量が少ない。
・思っていたより量が入らなかったので、もう一回り大きい処理機を購入すればよかった。補
助金がもう少しあればいいのになあと思う。(常滑市は2万円とのこと)
※3分の1の方が特に不満を感じない。生ごみの処理中の電気代や処理音について、気に掛ける声
が多かった。また、生ごみの臭いを気にする意見もあった。
問6. 現在の処理機が使用不能になった場合、新しい処理機を購入する予定はありますか。
はい
いいえ
32(97%)
1(3%)
計
33(100%)
いいえ
3%
はい
97%
※使用し始めると、ほとんどの人がその効果を実感し、使い続けたいと希望しているのがわかる。
問7. 使用をやめた(又はやめる)理由は何ですか。(重複回答あり)
臭いがある
効果が感じられなかった
手間がかかる
取り扱いが面倒
0
0
1
2
0
1
臭いがある
0
処理機の効果が感じられなかった
0
使うのに手間がかかる
2
その他
計
4
3
4
7
5
1
掃除・メンテナンスなど取り扱いが面倒
その他
2
4
その他の意見
・家族が減って生ごみの量が少なくなってきたから。(2)
・壊れてしまったため。
・家が狭いため設置場所に困る。
※家族が減るなどの理由から生ごみの排出量が減少したため使用しなくなった、設置場所に困る、
などの意見があった。世帯の分散化により、各家庭から排出される生ごみの量は減少することが予
想される。小型の処理機が必要となってくる、と感じる結果であった。
問8. どうしたら再び処理機を使用したいと思いますか。(重複回答あり)
操作が手軽に
価格がもっと安く
補助金の金額が
なったら
なったら
上がったら
2
3
0
その他
0
1
2
1
3
3
価格がもっと安くなったら
0
1
その他
その他の意見
・もっとコンパクトになるかキッチンと一体化したら使いたい。
※処理機の価格とともに、処理機の設置場所が負担となっている。
問9. 現在の補助金制度(上限15,000円)について、お伺いします。
継続した方がよい
35(95%)
廃止した方がよい
2(5%)
6
4
2
操作が手軽になったら
補助金の金額が上がったら
計
計
37(100%)
廃止した方が
よい
5%
継続した方が
よい
95%
問10.継続した方がよい理由は(重複回答あり)
使ってみてとても良いので
高額なので補助金が
普及させるため
不可欠なため
14
その他
24
0
5
5
10
処理機は使ってみてとても良いので、もっと
PRして普及させるべきであるから
計
15
43
20
25
14
処理機は使ってみてとても良いが、高額なの
で普及のためには補助金が不可欠だから
その他
30
24
5
その他の意見
・補助金が出た方が購入しやすくなると思います。(2)
・5 万がやはりハードルが高いかと・・・
・生ごみが減少できるから。
・ゴミが本当に減るし、夏の生ごみの臭いから解放されて且つ社会貢献もでき、畑をしているの
でいいことばかりです。知人にもすごくすすめ、何人か購入していますが、やはり高いです。たか
だかごみ処理に4~5万もか・・・と思うのは普通。ごみの量を減らそうと本当に考えるなら、先行
投資と思ってもっと補助してもいいと思う。
問11.補助金額は
ちょうど良い
もっと安い金額でよい
12(32%)
1(3%)
もっと高額にしてほしい
22(60%)
無回答
2(5%)
無回答
5%
ちょうど良い
32%
もっと高額にして
ほしい
60%
もっと安い金額で
よい
3%
計
37(100%)
→安くする、高額にする、その理由
・処理機が高額のため。(5)
・処理機が安くても 4 万 5 千円くらいなので。6~7 万の物もある。(2)
・他の市に比べて補助金が安いから。(3)
・高額すぎるから修理も高い。
・使用するのに電気代もかかるし初期の投資として本体が高すぎる。なかなか購入ができない。
・出来るだけ買いやすくするため。
・自費負担額が、まだ大きいと思うから。
・処理機自体が高額のため。値段を決めると販売店によって値段が異なるので個人差がでま
す。
・購入して大変満足しているが、購入する際には高額なので迷いました。
・本体価格と使用するにあたって払う電気代を考慮するともう少し高額でもいいと思う
・クリーンセンターで処理するごみが減るから。
・堆肥としても活用できるので、いろいろな意味でエコにつながる。害虫削減やごみの減少にも
役立つので家庭で一丸となりエコに協力が出来ると思う。
・処理機を使用する可能性が高いカテゴリーは「家族」であるが、「家族」が使用するのに実用的
な処理機のサイズは高額なため。
・家計の負担を考えたら少しでも安く購入できる方がいい。そうでないと1回の買い物で5万円以
上は誰でも(一般的に)キツイと思います。ただ、いろいろな環境のことを考えると少しでも自分
達で出来ることをしようとしているのだからもう少し頑張ってほしいです、補助金はやはり他市が
2万のところがあるので2万以上でお願いしたい。
◎「もっと安い金額でよい」の意見欄の記入はありませんでした。
→いくらぐらいが良いと思うか
20,000 円
6(16%)
25,000 円
3(8%)
無回答
46%
30,000 円
9(24%)
50,000 円
その他
1(3%)
1(3%)
20,000円
16%
25,000円
8%
30,000円
24%
その他
3%
その他の意見
・購入金額の70%
50,000円
3%
無回答
17(46%)
計
37(100%)
※問9・問10の回答から、物のよさは認めているものの、やはり価格の高さが購入をためらう大きな
理由となっているため、補助金は不可欠と言えるようである。
また、金額についてはもっと高額にしてほしいという声が多く、30,000 円、20,000 円、25,000 円の順で
あった。
現在の処理機の相場が5~6万円であることから、1/3~半額程度の補助を望んでいると思われ
る。
問12.廃止した方がよい理由は
これ以上利用者は増えない
利用していない人
その他
計
に不公平
1(50%)
その他
50%
0
1(50%)
2(100%)
これ以上して
も利用者は増
えない
50%
利用していな
い人に不公平
0%
その他の意見
・家族も減ってごみも出なくなり、歳を取って畑もしなくなった。同じような人々が増えてくると思
います。
※これ以上利用者が増えないという意見については、生ごみ処理機の使用メリットなど、さらなるPR
が必要である。
問13.その他処理機を使用してお気づきの点等ございましたら、ご意見をお聞かせ下さい。
※問13については、利用者の利用した上での様々な生の声をいただいた。
多くは購入金額・利用する場合の維持費(電気代)等に関する負担についてであったが、生ごみを自
家処理することを通じて環境への配慮等を考える意見もあり、ごみの減量について考えるきっかけ
になっていることがわかる。
・次は電気式にしたいが価格面で決心できない。1 万~2万円なら購入したい。
・生ごみを貴重なエネルギー(電気)を使って処理することに抵抗はありましたが、現在の住宅事
情や、生活スタイルを考えると、とても便利です。自分で農作業をやらなくても農家の方に堆肥と
して利用(そういう制度を利用しています)していただけるのもよいと思い使い始めました。しかし、
電化製品なので、利用する、しないは、やはり、個人の方の考え方によると思います。
・ごみを出す回数が激減したり、夏に生ごみの心配をしなくて良いのは、購入してとてもよかった
ことです。補助金があったから買えました。とても感謝しています。
・機械表面に汚れが付くと、拭いても跡になってしまい、ちょっと見た目が汚い感じになるのがや
だなと思っています。処理中の時間が長い。
・夏場でも生ごみのニオイがしないので、ごみ出しが楽になった。
・電気代が多い補助金は処理機本体の1/3とか半額にしたら処理機を使用してると処理機本
体後ろから出る熱が結びついて熱くなるので、屋外で使用できるのは、ないのですか?
・一般家庭の利用もそうですが、飲食店等使用できる処理機を用意すればもっと生ごみ活用で
きると考えます。個人店の方にごみ処理機の話をしたところ、「利用したくてもなかなかできない、
それ用の処理機があればもちろん補助金も行っていただければ」と話していました。実際使用し
ているとごみ捨て回数も減り大変便利です。ごみを減らすことをお考えでしたら、ごみ処理機をも
っとPRし、各家庭、各飲食店に1基置くくらいにPRしてください。とても重宝しています。もともと
ごみ処理機を知らない方たちもいます。
・処理機も意外と臭いがあると思いました(慣れましたが)庭の隅に埋めて堆肥として利用でき、
よかったです。
・現在の物は2台目。ほぼ毎日使用のため故障もするしごみの容器も穴が開き新品に変えた。
意外と買ってしまえばずっと使えると思っていたがそうではないこと。
・台所のごみをためることなく処理できるので清潔感を保つことができます。ぜひ購入をまわりの
方にすすめたいですが、高額なので購入するのに勇気がいります。もう少し補助金を上げるか
利点をアピールしてほしいです。
・ごみ減量を意識するようになりました。
・部屋におけるにおいの少ないタイプは高額になるので、購入をためらう方も多いと思いますが、
(金額に見合う効果があるかわからないため)そういう場合補助金制度が購入へのきっかけにな
ると思います。
・電気代が高くかかること
・塵芥の量を減らせる。分別の意識が高まる。堆肥として土に戻せば花壇や畑の作物に良い効
果が出る。夜間電力で使用しています。
・他の市町村ではもっと補助金も多く、かつ、販売店に市町村への提出書類なども一緒に置いて
あるところもあるそうです。本気で普及を考えるなら、買う側の人もよりスムーズに手続きができ
るようにすると、その場ですぐに購入を考えることが出来ると思います。私は自宅で使い切れな
い堆肥を保育園に持って行って使っていますが、それを子供も見て環境について考えたりする
機会になっていると思います。保育園などは生ごみもかなり多く出ると思うので、ぜひ、試験的に
も導入して、ごみの量の変化などアピールしてもよいのではないでしょうか?その活動を通じて、
保護者やこれからの未来を生きていく子供たちに食育と同じように伝えていけたらもっと素晴ら
しいと思います。
・入れる食品でかなり出来上がりが違う。職場で使用しているが、ご飯やパンは(←カチカチに固
まる)なかなかうまくできない。野菜や魚が残らないため、何か一緒に入れるものがあれば教え
てほしい。自宅は色々野菜くずが多く入るため、とても良い堆肥が出来ています。
総括
生ごみの自家処理についての今後の想定されるニーズとしては、集合住宅等に居住する世帯では
堆肥化容器を置くことはできない、堆肥を作っても利用する田畑や土地がない。また、高齢者世帯で
は、ステーションまでのごみ出し負担を軽減したいなどが考えられる。そのため、今回は、生ごみ処
理機を購入された世帯に対してアンケート調査を実施した。
調査の結果は、生ごみ処理機購入世帯の 89%が継続して使用しており、使用状況も好評である。
また、97%の世帯が生ごみ処理機の更新も予定している。
この結果から、ごみ減量施策として、生ごみの自家処理のため、生ごみ処理機の普及拡大を推進
すべきであると考える。
なお、PR不足により周知が出来ていないこと、また、生ごみ処理機の価格が高額なこと、及び電
気代の負担から購入補助金額の増額を要望する意見も多く、PR方法の再検討を含めて、今後の課
題である。
【参考:生ごみ処理機使用によるごみ減量効果】
・1世帯 1 日あたりの生活系ごみ排出量:1,490g(596g/人×2.5 人/世帯)
・生ごみの混入率:30%
・1世帯 1 日あたりの生ごみ排出量:450g(1,490g×30%)
・1 世帯 1 年間の生ごみ排出量:164,250g⇒約 164kg(450g/日×365 日)
・ごみ 1 トン当たりの処理経費:約 25,000 円(収集、処分含む)
・処理機 1 基使用による処理費削減額:4,100 円/年(25,000 円/t×0.164t)
※生ごみ処理機1基の使用により、年間 164 ㎏のごみ量及び 4,100 円のごみ処理費を削減すること
ができる。