H27パンフレット - 岐阜大学イノベーション創出若手人材養成センター

2015年度
概要
岐阜大学教育推進・学生支援機構 キャリア支援部門
イノベーション創出若手人材養成プログラム
Young Researchers Education Program for Innovation
Division of Career Development
Gifu University Organization for Promotion of Higher Education and Student Support
実社会でイノベーションを目指す若手研究者のキャリアアップ
― 地域産業界との連携で進める大学博士後期課程の教育改革 ―
プログラムの理念と役割
博士の学位を取得した若手研究者が社会に進出してイノベーション創出の中核となって活躍することを支援する活動として、平成27年度
より岐阜大学教育推進・学生支援機構 キャリア支援部門では、
イノベーション創出若手人材養成プログラムを開始します。
本プログラムでは、博士後期課程
(DC)
の学生およびポストドクター
(PD)
に対して、地域産業界などの実社会のニーズを踏まえた発想や、
国際的で幅広い視野を身に付けた高度な若手人材として養成するプログラムを実施します。
・ 若手研究者のキャリアアップ
・イノベーション創出に貢献できる人材の養成
・ドクターの産業界進出を支援
・地域産業界との連携
・大学院教育の改革
社会における多様な場で活躍する人材となるための学修・経験の場を提供します。
異分野・融合領域において新しい事業を創造する発想と能力を培います。
企業等においてそのニーズに合わせて自分の専門性を発揮するための道筋を示します。
岐阜・愛知を始めとする地域の産業界に対して、その特色を活かした連携を進めます。
以上の役割の実施で高い実効性が得られるように、大学院教育システムの改革を並行して推し進めます。
本プログラムは、平成22年度に、文部科学省科学技術振興調整費
「イノベーション創出若手研究人材養成」
のもとで発足し、その後26年
度まで同省科学技術人材育成補助金
「ポストドクター・キャリア開発事業」
のもとで運営された
「イノベーション創出若手人材養成センター」
の業務を継承するものです。前センターでは5年間で64名の入学生を迎え、現在までに20名以上を社会に送り出しています。このたび文部
科学省の補助金制度を離れ、本プログラムは大学独自の資金で運営されるものとして開始しました。
目指す人材養成
イノベーション創出若手人材養成の概要
国際的で産業界の
ニーズを知る博士
社会システムに対応する大学院教育改革
多様な場で活躍できる
高度な専門的研究者
技術的専門研究
公募と選抜
博士後期課程学生
(含:留学生)
イノベーションスキル・
プログラム
学外研修
若手研究者
(ポスドク)
若手研究者のキャリアアツプ
○ 企業や機関の新規事業を企画し、
コーディネートできる人材の輩出
「ものづくリ産業」
を牽引する若手研究人材の供給
○ 岐阜・愛知地域での
○ 博士後期課程学生(ドクター)の企業への就職増大
○ 大学や参画する企業等との大学院教育に関する連携の基盤づくり
平成27年度エンライトメント・レクチャー(予定)
イノベーション創出若手人材養成プログラム
座学と学外研修とからなり、
これらの科目を履修すると、受講者の所属
する研究科の規程にしたがって、博士後期課程の単位として認定されます。
全科目を履修した者には修了証を授与します。
(本プログラムの内容については、一部変更する場合もあります。)
イノベーションスキル・プログラム
①エンライトメント・レクチャー
(2単位)
多方面にわたる企業の実績あるリーダーを講師として招き、企業の研
究開発・研究マネジメントの能力を養成する。
②ビジネス英語
(2単位)
ネイティブによる講習・演習を通して、
ビジネス英語やプレゼンテー
ションの能力を修得する。
③アイデア・トレーニング・キャンプ
(1単位)
受講生間の濃厚な議論を通して、異分野・融合領域における研究等の
創造的な成果を生み出す能力を開発する。
B
学外研修プログラム(インターンシップ、2∼3ヵ月程度)(1∼2単位)
国内企業に出向き、企業における研究開発の実践的手法を現場で習
得する。具体的には、企業の研究開発グループとの情報交換・連携によ
り、
自分の専門性を活かしつつ実習を行う。
コーディネーターは、原則として国内企業の研修先の仲介を行う。
プログラム研修生が主体的に研修先を選定する場合は、国内企業の他
にも海外企業、海外大学での研修を認める。
2. ビジネス人必須の基本スキル習得(2 コマ)
3. 企業における知的財産
4. 特許戦略と特許の書き方
5. 新事業戦略と研究開発(2 コマ)
6. 医療分野におけるアントレプレナー
7. 経営視点からの研究開発マネジメント
8. 自動車会社における生産技術開発
9. 航空機産業における技術開発戦略と人材開発
10. メカトロニクスを中心とした企業における研究開発
11. 機能性色素の研究開発
12. 酵素の産業利用と企業で期待される人材
代表的産業分野の
技術動向
A
1. 先輩博士研究者(岐阜大学博士)の企業での体験談
ビジネス人・研究者の
基本スキルとノウハウ
外部講師による企業で役立つスキルの訓練・習得
13. 牛乳・乳製品の商品開発・製造技術について
アイデア・トレーニング・キャンプ(2泊3日の研修)
イノベーション創出若手人材養成センター 5年間の実績
ビジネス英語 Before and After(平成26年度)
学外研修先
国 内
※青字は研修後採用となった企業
・ツキオカフィルム製薬㈱
・ 大日本土木㈱
・ ㈱明治
・ 大日コンサルタント㈱
・ ㈱ギフ加藤製作所
・ミズノテクニクス㈱
・ 岐阜県情報技術研究所
・ ㈱岐阜多田精機
・ 岐阜県生活技術研究所
・ ㈱テイコク
・ 群馬サファリパーク野生動物病院
・ 岐阜県建設研究センター ・ ㈱秋田屋本店
・ 揖斐川工業㈱
・ ㈱数理計画
・ 富士通㈱
・ ㈱国際電気通信基礎技術研究所
・ がんこフーズ㈱東京事業部
・ ㈶電力中央研究所
・ 富士工業㈱
・ デザイナーフーズ㈱
・ ㈱デンソー
・ アイシン精機㈱
・イー・バレイ㈱ ・トヨタ自動車㈱
・ ㈱ネオス
・ ㈱イエス
・ 太陽化学㈱
・ あいち産業科学技術総合センター
海 外
・ ブリストル大学
・ ルンド大学
・カルガリー大学
・カーディフ大学
・ スウェーデン王立工科大学
・クィーンズ大学
・ ユストゥス・リービッヒ大学ギーセン
・フリードリッヒ・シラー大学イェーナ
受講生数推移と研究科構成
・タスマニア大学
・ Metrohm Ltd
・ キュリー研究所
・ウースター工科大学
・ワシントン大学
・ミシシッピ大学
・フロリダ大学
・テキサス大学
・ SanBio Inc.
・フォックスチェイスキャンサーセンター
受講生・教員・企業アンケ
受講生
2010
2011
2012
2013
2014
2010
2011
DC
2012
2013
2014
PD
DC 31名
PD 10名
在学中 11
企業 1
企業 12
(研修先4)
PD 2
企業 4
(研修先3)
大学 3
PD 5
教 員
※2名は学外研修途中で終了
● 向上した能力
1. コミュニケーション能力
2. プレゼンテーション能力
3. 語学力
● 参加してよかったこと
1. 異なる分野の友人ができた
2. 企業に就職できた
企 業
● 総合評価
● 博士採用の実績
1. よい効果をもたらした:96%
2. 役に立った / 立つだろう:92%
3. 入学する価値があった:88%
1. あり:41 社
2. なし:23 社
● 向上した能力
1. コミュニケーション能力:92%
2. グローバル対応能力:84%
3. 研究能力:84%
● 学生にセンター参加を進めるか
1. 経験者:80%
2. 未経験者:64%
大学 1
※10名は学外研修前に終了
● 成長した点
1. 視野が広くなった
2. 研究者として成長した
3. 社会で働く心構えができた
第4期までの就職状況
未定 2
● プログラムに参加して成長した:全員
ート(平成26年2月実施)
● 博士採用の目的
1. 専門能力の活用
2. 社内にない知識の活用
3. 研究開発の即戦力
● 博士に求める能力
1. 高度な専門知識
2. 課題発掘 & 解決能力
3. 創造力
企業のみなさまへ
博士後期課程学生(DC)および
博士研究員(PD:ポスドク)のみなさまへ
岐阜大学は、引き続き本プログラムを通して、産業界
のニーズを知り多様な場で活躍できる博士号をもつ若
手人材を養成・輩出してまいります。
実践プログラムの中に、学外研修プログラム(イン
ターンシップ)があります。最先端の研究を行っている
学生が、貴社の課題解決に全力で取り組みます。優れた
若手人材の育成と獲得に向けてご協力ください。
本プログラムにご協力いただける企業の組織として
「岐阜大学イノベーション創出若手人材連携育成会」
が
あります。どうぞご参画ください。
平成27年度プログラム研修生を公募します。応募締
め切りは募集要項を参照してください。
○DCの応募対象者
岐阜大学大学院
(医学系研究科、工学研究科、連合農学
研究科、連合獣医学研究科、連合創薬医療情報研究科)
、
岐阜薬科大学大学院の博士後期課程に在籍する学生。
○PDの応募対象者
博士号取得後5年以内の全国の若手研究者、および着
任時までに取得見込み者。
連携育成会会員(平成27年1月現在)
17. 太平洋工業株式会社
1. 株式会社秋田屋本店
■ プログラム研修生に対する大学からの金銭的支援
国内の学外研修先に現在居住地から通勤する者には、
大学より通勤費が支給されます
(予定)。その他の項目
(学外研修先宿泊費、赴任交通費、学外研修期間中の雇
用費など)
については支給されません。
2. 株式会社朝日土質設計コンサルタント 18. ツキオカフィルム製薬株式会社
3. アピ株式会社
19. 株式会社槌屋
4. イイダ産業株式会社
20. 株式会社テイコク
5. 株式会社イエス
21. テバ製薬株式会社
6. イビデン株式会社
22. 株式会社デンソー
7. 株式会社エクサース
23. 東亜合成株式会社
8. S K 特許業務法人
24. 中村精工株式会社
9. 大垣精工株式会社
25. 鍋屋バイテック会社
10. 株式会社ギフ加藤製作所
26. 特許業務法人広江アソシエイツ特許事務所
11. 岐阜県情報技術研究所
27. 株式会社深見製作所
12. 岐阜県生活技術研究所
28. 富士工業株式会社
13. 株式会社岐阜多田精機
29. 株式会社丸順
14. 株式会社建設環境研究所
30. 株式会社ユニオン
15. 大日コンサルタント株式会社
31. カイインダストリーズ株式会社
16. 大日本土木株式会社
32. 株式会社アルミック
平成27年度研修生 プログラムスケジュール(予定)
平成 27 年
1
2
3
4
○平成
5
6
7
8∼12
1
2
平成 29 年
3
4∼12
エンライトメント・
レクチャー
平成
年度成果発表会
アイデア・
トレーニング・キャンプ
(2泊3日)
学外研修
(DC2・DC3)
27
2∼3ヵ月程度
年度成果発表会
ビジネス英語
平成
26
1∼3
学外研修
(DC1)
2∼3ヵ月程度
受講生企業向け発表会
年度成果発表会
○学生面接 ○合格発表
公募締切
○学生説明会
DC2
DC3
公募開始
DC1
平成 28 年
28
学外研修
(PD)
2∼3ヵ月程度
PD
エンライトメント・レクチャー、
ビジネス英語、
アイデア・トレーニング・キャンプは、DCは必修、PDは自由選択。
連絡先(旧センター、平成27年3月まで。平成27年4月には組織変更があります。)
岐阜大学教育推進・学生支援機構
イノベーション創出若手人材養成センター
〒501-1193 岐阜市柳戸1-1
(工学部E棟715室)
■ E-mail:[email protected]
センター長
理事・副学長
■ Tel:058-293-2736, 2737
副センター長
江馬 諭
工学部教授
松居 正樹
■ Fax:058-293-2738 ■ URL:http://www.innova-gifu-u.jp
特任教授
特任准教授
コーディネーター
参事
技術補佐員
事務支援
岩堀 弘昭
坂口 菜朋子
谷 和男、荒賀 年美
土屋 雅人
松平 聖香穂
学務部、工学部事務部