サンプル - 代用臓器再生医学研究会

一般演題募集要項
申込〆切
2015 年 1 月 26 日(月)
演題・抄録原稿
下記の記載事項と本文(400 字以内)抄録を MS Word ファイルで作成し、E-mail に
添付して大会事務局までお送りください。
件名は「代用臓器抄録・筆頭演者氏名」としてください。
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演題名
演者
所属(所属施設が複数になる場合は、各演者と施設がわかるようにして下さい)
抄録(目的(背景)、方法、結果、結語の順に 400 字以内で記述して下さい)
筆頭演者の連絡先(氏名、住所、所属、TEL、FAX、E-mail)
折り返し、受領確認メールを事務局から送付します。3 日以内に確認メールが届か
ない場合は、お手数ですが事務局までご連絡ください。
第 27 回 代用臓器・再生医学研究会抄録見本 (第 26 回 抄録より)
酸素化体外灌流における水素ガスの肝保護効果
○石川隆壽 1)、深井原 2)、島田慎吾 1)、若山顕治 1)、山下健一郎 2)、嶋村剛 3)、武冨紹信 1)
1) 北海道大学・消化器外科学分野Ⅰ、2) 同・移植外科、3) 北海道大学病院・臓器移植医療部
【背景】 ドナー不足による移植待機患者の死亡を減らすためには、冷保存再灌流障害の修復が必要であ
る。水素ガス(H2)は再灌流時に起こる炎症性、障害性反応を軽減することが期待される。
【目的】 冷保存肝の酸素化灌流における H2 投与の障害軽減効果を明らかにし、臓器保護メカニズムを明
らかにする。
【方法】 ラット肝を UW 液中で 48 時間冷保存し、37℃の酸素化緩衝液で 90 分再灌流した(UW 群)。一方
は H2 を溶解させて再灌流した(UWH2群)。冷保存なしの対照群も作成した(CT 群)。
【結果】 UW 群では CT 群と比べ、門脈抵抗、灌流液中 ALT 活性、TUNEL および 8-OHdG 陽性細胞率が
上昇し、酸素消費率、胆汁産生量、GSH/GSSG 比が減少した。これらの変化は UWH2 群では有意に抑制さ
れ、HE 染色では組織障害が軽減された。
【結語】 H2 は冷保存肝の復温、再酸素化による障害を軽減し、肝機能を維持し得た。最も早期に観察さ
れた微小循環改善作用が H2 による肝保護の主作用である可能性が示唆された。
筆頭演者の連絡先
氏名: 石川隆壽
所属: 北海道大学大学院医学研究科・消化器外科学分野Ⅰ
住所: 北海道札幌市北区北15条西7丁目
TEL: 011-706-5927
FAX: 011-717-7515
E-mail: [email protected]