第10号 - 山梨県立都留高等学校

2年次通信
平成26年度 都留高等学校
き
修旅報告号
う
ひろらの気宇
第10号
12月22日発
「絆深まる修学旅行!」
保護者の皆様方、 沖縄修学旅行 を、子ども達の俳句と和歌で紹介します。
「サイコーの思い出いっぱいつれてきた山梨県立都留高校」(ともや)
(しゅうや)
1日目 12月7日(日) 沖縄へ飛ぶ! 「沖縄の 海にうつりし 三五の月」
思わぬ飛行機の遅延から始まった修学旅行でした。北海道大雪のため、機体が羽田に到着
せず、空港でひたすら待つはめに。
「空港で 空見て待ちし 2時間や」
(たかまさ)
日本の、いえ世界中の出来事は関連しあっていると、強く実感させられた2時間でした。
いよいよ飛行機離陸、子ども達から自然に歓声と拍手がわき上がり、ほほえましかったです。
「飛行機は 人生初の 感動なり 鉄の塊 大空へ飛ぶ」(まさき)
「窓の外 二つの雲を くぐりぬけ 感情とともに 高ぶる飛行機」
(ふみや)
そして、夕闇迫る那覇空港に到着、
「めんそーれ 笑顔の渦に 巻き込まれ」
(まほ)
予定変更し、全員で見学、
「嘉手納基地 ピカピカせつなく 光るかな」
(りょうすけ)
夕食後は全員「のりだせば心も踊るエイサーは魂込めれば伝わる思い」
(わたる)
「沖縄の 小さき島で ゆいま~る
(あいり)
ハ イ ビ ス カ ス 家族の大きな 絆かな」
「伊江島で おと う と眺めた 仏桑花 色も思いも あせることなく」(まお)
「沖縄で学んだ言葉ゆいま~るこれからみんなでゆいま~る」(こうすけ)
伊江島でガマを見学した子ども達もいました。貴重な体験をさせて頂きました。
「沖縄は 戦争の辛さ 物語る ガマに残る 悲しみの声」(ゆうすけ)
「この場所で 命の炎が 燃え尽きた ガマの静寂に 海風が鳴る」
(ゆうじ)
「おじいは言う基地はいらないもうたくさん俯く顔に沖縄の闇」
(まさと)
「海辺には 数百匹の 鉄鯨 島の森には 深紅の血潮」(けんご)
「沖縄の 海に広がる 珊瑚礁 伐採していく 中国船」(あつのり)
「サトウキビ 風に吹かれて語るのは 忘れられない悲劇の歴史」
(みずな)
(ももか)
4日目 10日(水)鎮魂と
鎮魂と平和への
平和への祈
への祈り 「鳴り響け平和の鐘よいつまでも」
平和祈念公園で、献鶴式を行い、鎮魂と平和への祈り
鎮魂と平和への祈りをこの地で捧げました。
鎮魂と平和への祈り
平和資料館での子ども達の真摯なまなざしが今も脳裏に焼き付いています。
「墨色の 石に刻まれし 人々の 思いの丈を ただ受け止める」(さら)
「沖縄が 光と影を 訴える 後世の語る 事実と未来と」(まゆ)
「浜の砂 よくよく見れば 星の砂 語るは先の 戦の悲しみ」(さらら)
「悲しみと 苦しみを全部 包み込み まぶしく光る 沖縄の海」(みちる)
「沖縄の 空の青さと うらはらに 土地に眠る 尊い命」(しゅんぺい)
「戦争を 知ってたつもりの 恐ろしさ 多くの命 肌に感じて」(ゆみか)
「沖縄の 自然と歴史が 物語る 悲しい過去と 尊い命」(きょうこ)
「沖縄の あふれる笑顔 青い海 その奥にある 悲惨な歴史」(ゆら)
「戦争の 悲しい思い 受け止めて 今のこの世に 感謝の念を」(かずや)
その後、首里城で沖縄の文化に触れ、空港へと向かいました。
2日目 12月8日(月) 沖縄に触れる!
「空の青 澄む海の碧 塀の白」
(かずは)
午前中のマリン体験、海に潜った子ども達から思わず感嘆の声が上がるほどの美しさです。
「シュノーケル 何をやるとて 沈まない 透明な海に 魚の楽園」
(ゆうや)
「美ら海で 夢中になって 貝拾う 波で濡れても なんくるないさ~」
(ちなつ)
この日は、班別に計画した場所を訪れ、沖縄の自然や文化に存分に触れる1日でした。
「道端の ハイビスカスも うちな~の 人の笑顔も 咲き乱れけり」
(ゆり)
「美ら海のジンベエを見て父親の背中とそっくり強く生きよう」
(よしき)
夕方あいにくの雨の中、伊江島に渡ります。
「おかえりなさい」の声声が迎えてくれました。
3日目 12月 9日(火) 沖縄生活体験! 「島風が運ぶ優しさ温かさ」
(けいいちろう)
伊江島民泊は、やはり、子ども達の胸に、島人の温かさ、人情が身にしみたようです。
「ハイビスカスよりも美し 伊江島のおじ い おば あ の あの笑顔」(ゆうや)
「伊江島に 住む人々の あたたかさ 心の広さは どこまでも」(みお)
「首里グスク
(ゆうと)
まなこ 私の踏みし その場所は 琉球の地の 王の足跡」
「ひげ面の 眼 はつねに 前を向き 首里城ささえる 大きな背中」
(ふみや)
この修学旅行でさまざまな絆が結ばれ、絆の大切さも痛感できたことでしょう。
「山梨と 見える星空 変わらずに 世界は一つと 感じたり」(りんか)
この経験や体験を子ども達はきっと将来に生かしてくれると信じています。
そして、修学旅行を支援して頂きました保護者の皆様には心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。2年次の残りも3ヶ月のみ、2月には新1年生の前期入試が
おこなわれます。最上級生としての意識・立ち居振る舞いが求められます。
冬休み中の緊急なご相談については、各HR担任か年次主任まで
連絡してください。どうぞ、よいお年をお迎えください。
新年は、1月5・6日の冬期課外(全員課外)から始まります。
1月7日から授業も始まります。(大掃除もあります。)
来年もよろしくお願いいたします。