中部物産観光展懇談会 2 0 1 4 バンコク伊勢丹中部物産観光展中経連は、10月３日（金）∼13日（月）の11日間、タイ・バンコク伊勢丹にて「2014 バンコク伊勢丹中部物産観光展」（ Chubu Food & Tourism Fair）を開催した。本物産観光展は、中部５県（長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県）や観光団体等と一体となって、海外において中部の「食」をＰＲし、農水畜産品・加工食品の輸出促進・販路拡大に繋げるとともに、昇龍道９県の優れた特色のある観光資源をあわせてＰＲすることで、さらなるインバウンド効果を高めていくことを目的としたイベントである。伊勢丹５階の催期間中の本物産観光展への来場者数は約１万事場を会場とし、ケ人で、売上高は約347万バーツ(約1,140万円)にーキ・和菓子、日本上った。来場者は９割以上がタイ人客であり、購買茶、つけもの等の販意欲も日本人客よりタイ人客の方が旺盛で、中には売、伊賀牛、ねりも１回の来場で3,000バーツ以上（１万円以上）購入の等の実演販売、したタイ人の常連客もいた（タイ人大卒初任給：ひつまぶし、台湾ラ 15,000バーツ（約５万円））。ーメン、寿司等のイ商品については、伊賀牛、わさびなどの一部商品ートインコーナーをが完売した他、ひつまぶし、ねりもの、和菓子、日本茶設けた。観光ＰＲになどが好評だった。来場者からは、「楽しいイベントついては、ＤＶＤ映だが、もう少し商品数を増やしてほしい」「商品がどこ像やタイ語版のパの県産品なのか示してほしい」等の意見があった。ンフレット・ポスター等で昇龍道の観光地を紹介また、観光では、白川郷、飛騨高山、伊勢神宮、立山し、多くの来場客が関心を寄せた。また、開催初日黒部アルペンルート、富士山、各地の温泉に関するは、現地のプレス関係者を招いて試食会を行い、問い合わせが多く、タイ人の関心の高さを実感した。ひつまぶしの独特な食べ方などを含めた「おいしい食」や「魅力ある観光地」を紹介し、中部の知名度来年度以降も関係自治体や観光団体等と連携し、中部・昇龍道の魅力発信に努めていく。向上を図った。（産業振興部水田晴久）出展事業者中部５県の農水畜産業者、食品加工・製造・販売業者14社（応募事業者総数：31社）県長野県岐阜県静岡県愛知県会社名㈲宮城商店つけもの（味㈱本目浅吉商店お茶（緑茶、玄米茶、玉露、抹茶）ニューグレース㈱洋菓子（バームクーヘン、抹茶ロールケーキ等）㈲麺の清水屋㈱田丸屋本店㈱リード企画サンタトレーディング㈲㈲若松屋㈱いとめん本店三重県中経連 2014.12 漬、粕漬）、つくだ煮、わさびなめ茸飛騨高山ラーメン、高山ブラックラーメンわさび漬、わさびドレッシング等和菓子（大福、だんご、鬼まんじゅう等）きしめん、白しょうゆ、ふりかけ、カップめん等ねりもの（はんぺん）伊勢うどん、亀山みそ焼きうどん㈱糀屋しょうゆ（たまり、お造り）、こうじ（塩、しょうゆ）㈱ひろ鮮魚（タイ、カンパチ、伊勢エビ）、干物等（赤魚、サバ、アジ）開花屋台湾ラーメン、のり塩ラーメン、天まき等松屋製菓㈱奥田ゴールドファーム㈱ 2 商品内容（レモンキャンディ、塩梅、生沖縄黒）伊賀牛中経連 2014.12 3 中部物産観光展懇談会岐阜・東三河・静岡地域会員懇談会中経連は、現在の事業活動全般に対する意見交換を目的に、岐阜県、東三河および静岡県の地域会員の皆様と懇談会を開催した。参加者からの主な発言内容は以下のとおり。 ● 10月９日（木）岐阜地域会員懇談会構成する東三河広域経済連合会を設立した。コンパクトシティについて住民の理解を促進する市町村が個別に物事を進めるのではなく、広域必要がある。「モビリティ社会のあり方」の調査結でものを考え、地域全体で進めていくべき。果と組み合わせて説明してはどうか。 ● ● 農業の活性化についても取り組んでほしい。経済国土強靭化については、中経連も色々提言し、界の英知を結集し、農家の方々と連携して、活性推進してほしい。リニアが開通すれば、首都圏と化していきたい。あわせ、日本の人口の半分の集積を誇る地域と ● 豊橋は、高速道路のＩＣから遠い。東名・新東名への交通アクセスを改善してほしい。なる。中部は日本全体を引っ張っていくだけのポテンシャルがある。 ● 岐阜県全体での、一体的な観光ＰＲがなかなか進まない。昇龍道プロジェクトは大変ありがたい。強力に推進してほしい。 ● 道路整備は重要。高山で大雨があった時、国道 156号線が不通になる中、高速道路が利用でき、大いに助かった。計画中の道路整備は着実に推進してほしい。 10月27日（月）静岡地域会員懇談会 ● 鋳造業はエネルギー多消費型産業。エネルギーコストの高騰で大変困っている。安定的で安価なエネルギー供給を、何とかして維持してほしい。 ● 静岡県は今、経済指標等が良くない。以前は多くの数字が都道府県別でＴＯＰ10に入っていたのが、現在では最後から数えた方が早いくらいに 10月24日（金）東三河地域会員懇談会 ● ● 東三河は、様々なことに地域が一体となって取り中経連 2014.12 ● 富士山の世界遺産登録、新東名、伊豆縦貫道の組んでいるところ。東三河懇話会は、企業だけで整備等、静岡にも明るい話題はある。伊豆縦貫道なく、国・県とともに色々な取り組みをしている。このの整備が進捗するにつれて、伊豆東部の観光客懇話会とも意見交換・情報交換をしてはどうか。が増加しているとの話も聞いている。中経連にも、東三河県庁の設立に呼応する形で、平成24年伊豆半島東部にも目を向けてほしい。４月、東三河エリアの３商工会議所、11商工会で 2 なってしまっている。（会員部伊藤康隆）中経連 2014.12 3