BD バイオコートTM T細胞活性化プレート(抗ヒトCD3) 製品説明 ヒトPBMC細胞増殖アッセイ T細胞レセプター複合体抗体をコーティングしたプレートは、様々な動 1. 物種のT細胞活性化誘導に使われています。BD バイオコートTM T ように調整し、T細胞活性化プレートに分注します。CO2イン キュベータにプレートを入れ、37℃で45∼48時間培養します。 細胞活性化プレートは、高品質の抗CD3抗体 (BD ファーミンジェン) でコーティングされています。BD バイオコート T細胞活性化プレート PBMCが適当な濃度1.0×104∼2.0×105細胞/ウェルになる 2. BrdU(ブロモデオキシウリジン)ELISAキット (ロシュ、1 647 は、ロット間の品質にバラツキがなく、プレートが使いやすいようにフ 229) を用いて細胞増殖を測定します。まずCO 2培養器にて タ付きで個別包装されています。全ロットは培養T細胞の活性化能 37℃で、2∼24時間、細胞をラベルします。ラベリング終了後、 力について品質テスト済みです。 培養液を捨てて、細胞を固定し、DNAの変性処理をします。 固定/変性試薬を除去し、抗-BrdU-POD(ペルオキシダーゼ) を加えて室温で90分インキュべートします。細胞を3回洗浄し、 BD バイオコート T細胞活性化プレート(抗ヒトCD3)の用途 ● T細胞の活性化 基質液を加えて室温で10分間インキュべートします。対象波 ● サイトカイン産生 長492 mm、測定波長370 mmで吸光度を測定します。 ● サイトカインmRNAの定量 ● Co-stimulation ● T細胞機能におよぼす薬効の研究 BD バイオコート T細胞活性化プレート(抗ヒトCD3)品質保証 ● 細菌、および真菌の陰性確認検査済み ● Jurkat細胞 (ヒトTリンパ球) 活性化テスト済み ヒトPBMC(末梢血単核球)細胞増殖アッセイ 細胞培養 培養液 ● RPMI 1640に2 mM L-グルタミン、10%FBSとなるように添加し ます。 (2日間)のBrdUによ T細胞活性化プレートを使用したヒトPBMC細胞増殖アッセイ る検出 (ラベリング6時間) JURKAT細胞(ヒトTリンパ球)における活性化 ― 細胞死誘導アッセイ ヒトPBMCの調製 1. 2. 3. 血液を採取し、血液と同等量のDPBS(Dulbecco's PBS) を 細胞培養 加えます。 培養液組成: 10%FBS(胎児ウシ血清) を加えたRPMI-1640 500 Ficoll-PaqueTM プラス溶液 (アマシャム ファルマシア バイオテ mLに以下のものが含まれるようにします。 クAB、17-1440-02) を、血液/PBS混合液の下に層状になる ● HEPES(1M) :10 mL ようゆっくりと加えます。10 mLの血液/PBS混合液に対し、3 ● L-グルタミン (200 mM) :5 mL mLのFicoll-paque溶液を加えます。 ● ピルビン酸ナトリウム (100 mM) :5 mL 900×g、18∼20℃で30分遠心分離し、ブレーキを使用せず ● 硫酸ゲンタマイシン (50 mg/mL) :0.6 mL に自然に減速するのを待ちます。 使用説明書 4 5 6 滅菌されたピペットを用いて、血漿および大部分の血小板を Jurkat 細胞の調製 含んだ上層を除去します。別のピペットで、単核球層を遠心 Jurkat E6-1細胞株については、継代数30以下の細胞で使用前に 分離用試験管に移します。 少なくとも1日培養したものを使用します。細胞密度については 細胞を多めのPBSで2回洗浄した後、400×gで10分間、遠 ATCCの指示書に従ってください。 心分離します。 1. Jurkat細胞を回収して200×gで5分間、遠心します。 細胞をRPMI培養液に浮遊させ、コールターカウンターで細胞 2. 培養液を静かにデカント、または吸引除去した後、細胞を 数を測定します。 DPBS 50 mLの入ったチューブに移し、洗浄します。 3. 4. 200×gで5分間遠心し、上清をデカントします。 適当な濃度になるように細胞数を調整します (本試験の場合、 2×106 細胞/mL) 。 234 活性化-細胞死誘導 アッセイ(Jurkat細胞) 1. 製品リスト 適当な濃度 (0.5×105 ∼2.0×105 細胞/ウェル) に調整した細 胞をT細胞活性化プレート、およびコーティングされていないコ ントロール用プレートそれぞれに100 µL/ウェルとなるように分 注します。 37℃、5%CO2培養器で45∼48時間培養します。 3. EthD-1(エチジウム ホモダイマー1粉末、Molecular Probes、 E-1169) を20%DMSO/H2O(v/v) で溶解し、2 mMのストッ ク溶液を作製します。ストック溶液を小分けし、-20℃で保存 します。 EthD-1ストック溶液をDPBSで希釈し、使用濃度10 µMに調 整します。 5 各ウェルに100 µLの10 µM EthD-1を加え、Wallac Victor 2蛍光プレートリーダー (530 nm励起フィルター、645 nm蛍光 フィルター) を用いて測定します (他のプレートリーダーも使用で きます) 。 6 入数(ケース) カタログ番号 抗ヒトCD3 96ウェル、透明、フタ付き 5枚 354725 コーティングなし、コントロールプレート 5枚 354730 96ウェル、透明、フタ付き 2. 4 製品 5 EthD-1は死細胞に侵入して蛍光度を増強します。2×10 細 胞/ウェルにおいて、信号/ノイズ (S/N比) は、コントロール用の プレートを用いた場合と比較して2.5以上となります。 (2日間)のEthD-1による検出 (ラベ T細胞活性化プレートにおけるJurkat 細胞死アッセイ リング16分) 関連製品 BD バイオコートTM 製品 製品 入数(ケース) カタログ番号 抗マウスCD3 96ウェル、透明、フタ付き 5枚 354720 BD ファルコン 50 mL コニカルチューブ ポリプロピレン、25本/ラック×20、滅菌 500 352098 BD ファルコン 50 mL コニカルチューブ ポリプロピレン、25本×20 (ラックなし) 、滅菌 500 352070 BD ファルコン 100 mm ディッシュ 100mm×15mm、滅菌、スタンダード 500 351029 BD ファルコン 100 mm ディッシュ 100mm×15mm、滅菌、スタッカー 240 351999 BD ファルコン 5mL ピペット 200 357543 200 357551 BD ファルコンTM 製品 滅菌、個別包装 BD ファルコン 10mL ピペット 滅菌、個別包装 BD ファーミンジェン製品 BD OptEIATM ヒトIL-2セット ヒトIL-2ELISAセット、IL-2捕捉抗体、検出用ビオチン化抗体 (1キット、96ウェルプレート20回分) 555190 BD Discovery Labware製品 IL-2ヒト ナチュラル マウスT細胞株CTLLにおける増殖促進能テスト済み (2,000BRMPユニット) 354121 IL-2ヒト リコンビナント マウスT細胞株CTLLにおける増殖促進能テスト済み (10,000BRMPユニット) 354043 登録商標 354725 BD バイオコートTM、BD ファルコンTM、およびBD OptEIATMは、ベクトン・ディッキン ソン社の登録商標です。 注意: 製品は受領後、2∼8℃で保管してください。 製品は発送後3ヶ月間安定。 研究以外の目的には使用しないでください。 使用説明書 カタログ番号: 235
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