2014 年 48 週（11 月 4 週 11/24∼11/30）愛知県感染症情報愛知県感染症情報センター（愛知県衛生研究所内） http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/kansen.html E-mail： [email protected] 連絡先： 052-910-5619（企画情報部） AICHI Infectious Diseases Weekly Report 今週の内容 ◇トピックス ◇全数把握感染症発生状況 ( )内は件数。インフルエンザ、集団かぜの発生、RSウイルス感結核(20)、レジオネラ症(3)、劇症型溶血性レンサ染症、Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱、球菌感染症(1)、後天性免疫不全症候群(1)、侵襲性エボラ出血熱肺炎球菌感染症(6)、風しん(1) ◇病原体検出情報 ◇定点把握感染症報告数（保健所別、年齢別） ◇定点医療機関コメントインフルエンザ、溶血性レンサ球菌感染症、感染性胃腸炎、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱等 ○「グラフ総覧」は http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/2f/graph.pdf トピックス ◆インフルエンザ(図 1) 48 週の定点当たり報告数は 1.12 と、流行開始基準(1.0) 以上となりました。47 週 122 人→48 週 218 人です。【参考ページ】「インフルエンザの流行入り」しました！（12 月 3 日発表） http://www.pref.aichi.jp/0000057292.html 保健所別・定点医療機関当たりのインフルエンザ報告数マップ http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/2f/influ_map_new.html インフルエンザ情報ポータルサイト(愛知県) http://www.pref.aichi.jp/kenkotaisaku/influ/index.html 70 定点当たり報告数 60 2005年 50 2009年 2010年 40 2011年 30 2012年 2013年 20 2014年 10 0 1 6 ◆集団かぜの発生(健康対策課発表) 発表日 11 月 28 日 12 月 1 日 12 月 2 日管轄保健所春日井半田、春日井、江南半田、衣浦東部 11 16 21 26 31 36 41 46 51週図1 インフルエンザネットあいち URL 集団かぜの発生について（2014-2015 シーズン） http://www.pref.aichi.jp/kenkotaisaku/influ/syuudankaze2.html http://www.pref.aichi.jp/kenkotaisaku/influ/ichiran.pdf 【参考ページ】名古屋市：集団かぜによる学級閉鎖等の状況(12 月 2 日更新) http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/15-7-3-3-11-0-0-0-0-0.html 豊橋市：インフルエンザの流行状況(12 月 2 日更新) 2 http://www.city.toyohashi.lg.jp/6893.htm 2010年 ◆RS ウイルス感染症(図 2) 48 週の小児科定点当たり報告数は 1.73、47 週 240 人 →48 週 315 人(うち 0 歳 106 人、1 歳 101 人)で、2 歳未満の報告数が全体の 65.7％を占めています。 ◆Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎(図 3) 48 週の定点当たり報告数は 2.36、47 週 365 人→48 週 430 人(1.18 倍)です。定点当た1 り報告数 2011年 2012年 2013年 2014年 0 1 6 11 16 21 26 31 36 41 46 51週【参考ページ】Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎について http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/67f/a_youren.html 図2 RSウイルス感染症 4 ◆咽頭結膜熱 48 週の定点当たり報告数は 0.55、47 週 80 人→48 週 100 人(1.25 倍)です。 ◆エボラ出血熱【参考ページ】エボラ出血熱について（厚生労働省） http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19 /ebola.html エボラ出血熱の国内発生を想定した医療機関における基本的な対応について（厚生労働省） http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl /20141024_01.pdf 1 2010年 2011年定 3 点当 2 たり報 1 告数 2012年 2013年 2014年 0 1 6 11 16 21 26 31 36 41 46 51 図3 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎週ー病原体検出情報 ―2014年疾患別ウイルス検出速報― （2014年11月30日現在） * ヘ流 * 感無イル咽行脳 * 染手菌ン麻パ頭性炎フ足性性疹ン結角・ル胃口髄・ギ膜結脳エ腸病膜風熱膜症ン炎炎疹ナ炎ザ患者数 CV-A2 CV-A4 CV-A10 CV-A16 EV-71 CV-A9 CV-B2 CV-B5 E-6 E-11 E-25 E-30 HPeV-1 FluAH1pdm09 FluAH3 FluB MuV MeV HPIV-2 RUBV Reo-2 Rota A G1 Rota A G2 Rota A G9 NV-GI NV-GII SV AstV Ad-1 Ad-2 Ad-3 Ad-4 Ad-5 Ad-8 Ad-41 Ad-54 B19V HSV-1 検査中陰性 226 2 5 1 1 1 2 2 3 2 58 4 1 5 2 12 24 114 48 2 2 27 1 1 1 2 4 10 46 2 17 5 1 1 1 1 1 2 15 12 1 1 5 1 3 1 31 1 1 6 1 1 2 19 41 1 1 1 15 2 1 1 2 17 14 1 1 12 195(3) 55 56 52 (3) 32 34(43) 1(0) 3(0) 1(0) (1) 1(0) 10(14) 2(0) (1) (1) (2) 16(24) *インフルエンザは2013/2014シーズンの検査結果、（）は2014/2015シーズンの結果 **麻疹・風疹の（）内は病原体定点医療機関外からの患者数の別掲略：ウイルス名（他の略名） Ad:アデノウイルス、AstV：アストロウイルス、B19V：ヒトパルボウイルスB19、CV：コクサッキーウイルス（Cox.）、 E：エコーウイルス、EV-71：エンテロウイルス71型、FluAH1pdm09：インフルエンザウイルスAH1pdm2009、 FluAH3：A香港型インフルエンザウイルス、FluB:B型インフルエンザウイルス、HPeV：ヒトパレコウイルス、 HPIV：ヒトパラインフルエンザウイルス、HSV-1：単純ヘルペスウイルス1型、MeV：麻疹ウイルス、 MuV：ムンプスウイルス、NV：ノロウイルス、Reo-2：レオウイルス2型、Rota A：ロタウイルスA、 RUBV：風疹ウイルス、SV：サポウイルス 2 定点医療機関コメント（名古屋市除く）尾張西部地区 ● まだ保育園児にはやり目が流行しているとの印象を受けます。【一宮市ふなはし眼科】 ● アデノウイルス感染症 2 名 RS ウイルス感染症 5 か月男流行性耳下腺炎 3 名【一宮市後藤小児科医院】 ● 胃腸カゼ、アデノウイルス、RS ウイルス、溶連菌、水痘散発【稲沢市こどものお医者さんおがわクリニック】 ● RS 5名発生しています。インフルエンザはＡ型が散発しています。【犬山市武内医院】 ● アデノウイルス感染症、溶連菌感染症やや目立ちます。感染性胃腸炎が急増しています。【江南市みやぐちこどもクリニック】 ● RS ウイルス感染多発水痘、溶連菌も見られます。インフルエンザはまだありません。【岩倉市医療法人なかよしこどもクリニック】 ● 30 代女カンピロバクター腸炎(11/19 発症) 【北名古屋市田中クリニック】 ● 水痘が増えて参りました。ヘルパンギーナ、手足口病散発です。【清須市丹羽医院】 ● インフルエンザＡ型 40 歳男 1 名【津島市医療法人参育会加藤医院】尾張東部地区 ● 溶連菌感染症が多くみられました。ヘルパンギーナ、手足口病あり【尾張旭市医療法人誠和会佐伯小児科医院】 ● 溶連菌 17 人Ａ型インフルエンザ 2 人ノロウイルス 2 人水痘ワクチン接種済みで水痘の子が 2 人いました。【豊明市こども元気クリニック】 ● RSV は入院では多いようです。 GAS も流行しているようです。【春日井市春日井市民病院】 ● 感染性胃腸炎多数比較的軽症例が多い。【春日井市朝宮こどもクリニック】 ● インフルエンザＡ型 6 例、すべて同じ小学校です。その他 RS 感染、溶連菌感染は持続、感染性胃腸炎もかなりみられます。【小牧市志水こどもクリニック】 ● ● ● ● ● 西三河地区 ● RSV(＋) 3 歳男 StrepA(＋) 10 名【豊田市星ケ丘たなかこどもクリニック】 ● 病原大腸菌Ｏ1(＋) 6 歳男溶連菌感染症が大ブレイク手足口病も散発【岡崎市花田こどもクリニック】インフルエンザが出て来ました。感染性胃腸炎が相変わらず多いです。【小牧市医療法人心正会鈴木小児科】インフルエンザＡ 3 名【半田市医療法人林医院】インフルエンザＡ型 1 名【南知多町医療法人大岩医院】インフルエンザ 3 名(Ａ型御家族です。) 溶連菌感染症多いです。ノロウイルス胃腸炎 2 名(兄弟) アデノウイルス感染症 5 名(2 歳∼6 歳) (咽頭結膜熱 2 名扁桃炎 3 名) 【東海市もしもしこどもクリニック】アデノウイルス 11 名 1 歳男サルモネラＯ9(＋) 12 歳女マイコプラズマ(＋) 【大府市まえはらこどもクリニック】 ● 9 歳男病原性大腸菌Ｏ1(＋)VT(−) 【岡崎市にいのみ小児科】 ● RSV 感染症依然目立ちます。【岡崎市竜美ケ丘小児科】 ● 溶連菌感染症 20 名【知立市宮谷クリニック】 ● インフルエンザＡ型 1 名【西尾市西尾市民病院】東三河地区 ● 感染性胃腸炎が増えてきました。【豊橋市あずまだこどもクリニック】 ● インフルエンザＡ型 9∼12 歳 13 名、 39∼41 歳 2 名、合計 15 名同一学校の親子でした。【豊橋市医療法人杉浦内科】 ● ● 3 インフルエンザＡ型 2 名【豊川市 15 歳男帯状疱疹【豊川市豊川市民病院】総合青山病院】全数把握感染症発生状況（愛知県全体・保健所受理週別） 2014 年 12 月 3 日現在一∼三類感染症＜関連リンク＞ ● 結核届出基準 http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/2f/todokedekijun140919.pdf （二類感染症）報告保健所 2014 年 48 週報告数総数名古屋市(16 保健所合計) 12 2014 年総計(1∼48 週) 喀痰塗抹検査無症状病原体陽性者数再掲保有者再掲 2 4 豊田市 1 豊橋市岡崎市 1 総数喀痰塗抹検査無症状病原体陽性者数再掲保有者再掲 696 183 186 70 20 21 69 18 23 56 23 12 147 38 46 141 29 49 一宮 1 瀬戸 4 半田 33 14 9 春日井 74 17 14 豊川 54 18 13 津島 65 14 26 西尾 42 16 9 江南 54 19 10 新城 4 2 1 知多 80 19 22 清須 43 6 18 92 24 25 1,720 460 484 1 1 1 1 衣浦東部合計 20 3 6 4 四類・五類感染症（全数把握） (推定感染経路、推定感染地域は確定も含む） ● レジオネラ症 (四類感染症）番号報告保健所年齢性別病型推定感染地域 1 名古屋市 74歳男肺炎型国内 2 春日井 75歳男肺炎型国内 3 津島 59歳男肺炎型国内 ● 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 (五類感染症）番号報告保健所年齢性別推定感染地域 1 名古屋市 86歳男国内 ● 後天性免疫不全症候群 (五類感染症）番号報告保健所年齢性別病型推定感染経路推定感染地域 1 春日井 46歳男無症候性キャリア性的接触国内 ● 侵襲性肺炎球菌感染症 (五類感染症）番号報告保健所年齢性別予防接種歴推定感染地域 1 名古屋市 41歳男無国内 2 名古屋市 66歳男無国内 3 名古屋市 82歳男有国内 4 名古屋市 82歳男不明国内 5 名古屋市 2歳男有国内 6 衣浦東部 43歳女無国内 ● 風しん (五類感染症）番号報告保健所年齢性別予防接種歴推定感染地域 1 豊田市 10歳女有国内 5 愛知県感染症情報 2014年48週（2014年11月24日～2014年11月30日）基幹 ( S T D 小児科定点感染性胃腸炎水痘手足口病伝染性紅斑突発性発しん百日咳ヘルパンギナ流行性耳下腺炎急性出血性結膜炎流行性角結膜炎細菌性髄膜炎無菌性髄膜炎マイコプラズマ肺炎クラ病オミ原ウジ体がムアロタ病肺ウを炎イル除スでく感染性胃腸炎あるものに限る ) 。インフルエンザによる入院患者 ) 愛知県 (名古屋市含む) 総数 (名古屋市を除く) 名古屋市 (16 保健所 ) 瀬戸津島清須一宮春日井江南半田知多岡崎市衣浦東部西尾豊田市豊橋市豊川新城Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎基幹定点。）咽頭結膜熱ー R S ウイルス感染症眼科定点（眼科。愛知県 (保健所別) 小児科イエンン鳥ザイフ等ンル感フエ染ルン症エザをン除ザく及び新型インフル ( 定点数インフルエンザ愛知県衛生研究所インフルエンザ定点 195 182 35 54 15 218 315 100 430 980 129 98 11 90 2 14 36 0 13 0 0 2 0 0 1 125 112 24 39 12 203 242 78 364 674 105 77 4 69 1 11 32 0 13 0 0 2 0 0 1 70 9 7 4 16 9 6 6 7 11 13 5 9 12 9 2 70 9 7 4 12 9 6 6 7 7 13 5 9 8 8 2 11 2 2 1 3 2 1 1 2 2 2 1 2 2 1 15 3 2 1 4 3 2 2 2 4 4 2 4 4 2 3 1 1 15 20 2 0 7 14 3 20 6 1 84 1 18 23 4 0 73 25 5 1 14 20 27 16 13 14 21 0 8 34 44 0 22 4 21 0 7 5 8 0 14 0 7 0 3 1 8 0 66 46 48 9 35 18 23 2 26 45 55 7 21 15 14 0 306 61 94 4 48 74 47 63 29 26 59 20 35 48 66 0 24 8 3 8 16 11 6 5 5 6 16 0 1 2 18 0 21 4 5 2 3 4 6 1 2 16 11 2 2 10 9 0 7 0 1 0 0 0 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 21 13 5 1 9 3 5 5 5 5 3 1 6 3 5 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 3 2 0 1 1 3 0 0 0 0 0 0 1 2 1 0 4 0 6 0 5 0 0 1 0 5 6 2 1 5 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 4 0 3 0 1 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 愛知県感染症情報 2014年48週（2014年11月24日～2014年11月30日）愛知県衛生研究所感染性胃腸炎水痘手足口病伝染性紅斑突発性発しん百日咳ヘルパンギナ急性出血性結膜炎流行性耳下腺炎流行性角結膜炎細菌性髄膜炎無菌性髄膜炎マイコプラズマ肺炎クラオミウジムア病肺を炎除く。）感染性胃腸炎病原体がロタウイルスであるものに限る ( ) 。インフルエンザによる入院患者 ) 計～6ヶ月～12ヶ月 0歳 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳 6歳 7歳 8歳 9歳 5歳～9歳 10歳～14歳 15歳～19歳 20歳～ 20歳～29歳 30歳～39歳 40歳～49歳 50歳～59歳 60歳～69歳 70歳～ 70歳～79歳 80歳以上Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎基幹定点（。年齢階層（名古屋市を除く）咽頭結膜熱 R S ウイルス感染症眼科定点ーイエンン鳥ザイフ等ンル感フエ染ルン症エザをン除ザく及び新型インフル小児科定点 ( インフルエンザ定点 203 0 1 242 39 40 78 0 3 364 0 3 674 8 42 105 2 6 77 0 2 4 0 0 69 1 31 1 0 0 11 0 0 32 0 0 0 0 0 13 0 0 8 6 5 4 11 10 9 11 12 77 43 23 13 5 1 0 0 1 10 12 13 15 14 2 2 2 1 9 13 30 54 70 51 40 30 20 85 70 62 76 59 52 37 22 26 12 12 11 12 18 8 12 5 1 17 15 6 12 11 7 2 1 2 0 0 0 2 1 1 0 0 0 34 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 3 2 0 1 0 0 0 0 2 1 0 6 10 6 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 2 0 0 48 10 0 0 0 1 1 2 32 1 11 52 14 69 4 0 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 2 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 3 3 1 0 0 1 19 17 18 6 1 3 4 0 0 2 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0