2014 年 47 週（11 月 3 週 11/17∼11/23）愛知県感染症情報愛知県感染症情報センター（愛知県衛生研究所内） http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/kansen.html E-mail： [email protected] 連絡先： 052-910-5619（企画情報部） AICHI Infectious Diseases Weekly Report 今週の内容 ◇トピックス ◇全数把握感染症発生状況 ( )内は件数。 RSウイルス感染症、Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭結核(49)、腸管出血性大腸菌感染症(2)、アメーバ炎、咽頭結膜熱、インフルエンザ、集団かぜの発赤痢(3)、ウイルス性肝炎(1)、カルバペネム耐性腸生、世界エイズデー、エボラ出血熱内細菌科細菌感染症(2)、劇症型溶血性レンサ球菌 ◇定点医療機関コメント感染症(2)、侵襲性肺炎球菌感染症(3) RSウイルス感染症、感染性胃腸炎、溶血性レンサ ◇定点把握感染症報告数（保健所別、年齢別）球菌感染症、インフルエンザ、手足口病等 ○「グラフ総覧」は http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/2f/graph.pdf トピックス ◆Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎(図 2) 47 週の定点当たり報告数は 2.01、46 週 342 人→47 週 365 人(1.07 倍)です。 2 定点当たり報告数 ◆RS ウイルス感染症(図 1) 47 週の小児科定点当たり報告数は 1.32、46 週 201 人 →47 週 240 人(うち 0 歳 77 人、1 歳 80 人)で、2 歳未満の報告数が全体の 65.4％を占めています。【参考ページ】Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎について http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/67f/a_youren.html ◆インフルエンザ 47 週の定点当たり報告数は 0.63、46 週 52 人→47 週 122 人です。【参考ページ】保健所別・定点医療機関当たりのインフルエンザ報告数マップ http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/2f/influ_map_new.html インフルエンザ情報ポータルサイト(愛知県) http://www.pref.aichi.jp/kenkotaisaku/influ/index.html 1 0 1 11 16 21 26 31 36 41 46 51 週図1 RSウイルス感染症 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 3 2 1 0 1 ◆集団かぜの発生(健康対策課発表) 発表日 11 月 25 日 11 月 26 日 6 4 定点当たり報告数 ◆咽頭結膜熱 47 週の定点当たり報告数は 0.44、46 週 104 人→47 週 80 人(0.77 倍)です。 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年管轄保健所一宮、半田豊川、江南、衣浦東部 6 11 16 21 26 31 36 41 46 51 週図2 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎ネットあいち URL 集団かぜの発生について（2014-2015 シーズン） http://www.pref.aichi.jp/kenkotaisaku/influ/syuudankaze2.html http://www.pref.aichi.jp/kenkotaisaku/influ/ichiran.pdf 【参考ページ】名古屋市：集団かぜによる学級閉鎖等の状況(11 月 25 日発表) http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/15-7-3-3-11-0-0-0-0-0.html 【参考ページ】平成 26 年度愛知県エイズ予防強化週間について http://www.pref.aichi.jp/0000019707.html 150 その他無症候性キャリアＡＩＤＳ 100 報告数 ◆12 月 1 日は「世界エイズデー」です。愛知県では、「世界エイズデー」を含む 12 月 1 日(月)から 12 月 7 日(日)までの 1 週間を「愛知県エイズ予防強化週間」として、「エイズキャンペーン 2014」及び「夜間・休日の無料・匿名エイズ即日検査会」を実施します。愛知県の後天性免疫不全症候群の報告数は、2014 年は 11 月 26 日現在 89 件で、うち AIDS は 28 件(31.5％)です(図 3)。 73 47 1 74 0 64 43 50 ◆エボラ出血熱【参考ページ】エボラ出血熱について（厚生労働省） http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/eb ola.html エボラ出血熱の国内発生を想定した医療機関における基本的な対応について（厚生労働省） http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl /20141024_01.pdf 74 55 57 32 50 39 33 60 28 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014* (109件) (86件) (139件)(127件)(117件) (99件) 図3 後天性免疫不全症候群の報告数推移 (愛知県、診断週集計 *2014年は11月26日現在) 定点医療機関コメント（名古屋市除く）尾張西部地区 ● 伝染性紅斑 1名【一宮市後藤小児科医院】 ● マイコプラズマ肺炎 4 歳 1 人【稲沢市野村小児科】 ● RS 5 名、溶連菌 4 名でした。犬山市の南部でインフルエンザの流行があり、学級閉鎖となっています(Ａ型)。発熱期間の短いものが多いです。【犬山市武内医院】 ● 溶連菌、感染性胃腸炎増加しています。 RS ウイルス感染症の流行も続いています。【江南市みやぐちこどもクリニック】 ● RSV、手足口病続発中水痘も続発中【岩倉市医療法人なかよしこどもクリニック】 ● 溶連菌減少して参りました。【清須市丹羽医院】 ● 20 代女カンピロバクター腸炎(11/21 発症) 【北名古屋市田中クリニック】 ● インフルエンザＡ型 2 名インフルエンザＢ型 1 名【あま市医療法人村上医院】尾張東部地区 ● 溶連菌感染症家庭内感染ありました (子→母親)。【尾張旭市医療法人誠和会佐伯小児科医院】 ● 咽頭結膜熱や流行性角結膜炎を疑わせる患者が散見される。【長久手市医療法人スズムラ眼科医院】 ● ノロウイルス 3 人いました。【豊明市こども元気クリニック】 ● RS ウイルスはまだまだ多いです。【春日井市春日井市民病院】 ● 感染性胃腸炎続発その他目立つものありません。【春日井市朝宮こどもクリニック】 ● インフルエンザＡはブライトポック Flu による診断守山区に勤務する教師【春日井市竹内医院】 ● RS 感染、溶連菌感染は持続感染性胃腸炎が増加その他手足口病、水痘、伝染性紅斑など【小牧市志水こどもクリニック】 ● インフルエンザＡ 5 人【半田市医療法人林医院】 ● インフルエンザＡ 4 人【半田市ひいらぎこどもクリニック】 ● RS ウイルス感染症 4 名(2 か月、10 か月、 1 歳、3 歳) アデノウイルス感染症 1 名(4 歳) 【東海市もしもしこどもクリニック】 ● 1 歳男アデノウイルス(＋) 3 歳男アデノウイルス(＋) 4 歳男アデノウイルス(＋) 5 歳男アデノウイルス(＋) 2 名溶連球菌感染症、アデノウイルス感染症流行中【大府市まえはらこどもクリニック】西三河地区 ● イムノエース RSV(＋) 2 歳男イムノエース StrepA(＋) 6 名【豊田市星ケ丘たなかこどもクリニック】 ● 10 歳男病原性大腸菌Ｏ6(＋)VT(−) 【岡崎市にいのみ小児科】 ● 病原大腸菌Ｏ18(＋) 5 歳女手足口病の小流行あり溶連菌ブレイク中です。【岡崎市花田こどもクリニック】 ● RS ウイルス感染症、溶連菌感染症、感染性胃腸炎目立ちます。【碧南市永井小児クリニック】 ● 今週も感染性胃腸炎が目立ちました。【西尾市山岸クリニック】東三河地区 ● RS ウイルス感染症が再び増えて来ました。【豊橋市医療法人こどもの国大谷小児科】 ● 感染性胃腸炎が増えています。 RSV 感染症もでてきました。手足口病が少しいます。【豊川市ささき小児科】 ● 小学校児同クラスにインフルエンザＡあり(姉妹例を含む) 【田原市かわせ小児科】 2 全数把握感染症発生状況（愛知県全体・保健所受理週別） 2014 年 11 月 26 日現在一∼三類感染症＜関連リンク＞ ● 結核届出基準 http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/2f/todokedekijun140919.pdf （二類感染症）報告保健所 2014 年 47 週報告数総数名古屋市(16 保健所合計) 2014 年総計(1∼47 週) 喀痰塗抹検査無症状病原体陽性者数再掲 21 保有者再掲 3 総数喀痰塗抹検査無症状病原体陽性者数再掲保有者再掲 6 683 181 181 豊田市 1 1 70 20 21 豊橋市 4 1 67 18 22 岡崎市 1 1 56 23 12 一宮 6 1 2 146 37 46 瀬戸 3 1 1 139 29 51 半田 33 14 9 74 17 14 54 18 13 65 14 26 41 16 8 春日井 2 1 豊川 2 津島西尾江南 54 19 10 新城 4 2 1 知多 79 19 21 清須 43 6 18 4 1 2 2 衣浦東部合計 1 3 1 1 92 24 25 49 8 16 1,700 457 478 ● 腸管出血性大腸菌感染症 (三類感染症）性別発病月日初診月日診定月日備考番号報告保健所年齢 1 名古屋市 34歳男 11／13 11／14 11／18 Ｏ157、VT2(+) 2 江南 79歳男 11／15 11／17 11／17 Ｏ157、VT1(+) 3 四類・五類感染症（全数把握） (推定感染経路、推定感染地域は確定も含む） ● アメーバ赤痢 (五類感染症）番号報告保健所年齢性別病型推定感染経路推定感染地域 1 名古屋市 50歳男腸管外アメーバ症経口チリ 2 瀬戸 1歳女腸管アメーバ症経口ベトナム 3 衣浦東部 46歳男腸管アメーバ症経口マレーシア ● ウイルス性肝炎 (五類感染症）番号報告保健所年齢性別病型 1 豊田市 51歳女Ｂ型予防接種歴推定感染経路推定感染地域不明不明国内 ● カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 (五類感染症）番号報告保健所年齢性別推定感染経路推定感染地域 90日以内の海外渡航歴 1 瀬戸 48歳女以前からの保菌国内無 2 瀬戸 79歳女医療器具関連感染国内無 ● 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 (五類感染症）番号報告保健所年齢性別推定感染地域 1 名古屋市 51歳女国内 2 知多 78歳男国内 ● 侵襲性肺炎球菌感染症 (五類感染症）番号報告保健所年齢性別予防接種歴推定感染地域 1 名古屋市 59歳男不明国内 2 豊川 77歳女無国内 3 衣浦東部 59歳女無国内 4 愛知県感染症情報 2014年47週（2014年11月17日～2014年11月23日）基幹 ( S T D 小児科定点咽頭結膜熱感染性胃腸炎水痘手足口病伝染性紅斑突発性発しん百日咳ヘルパンギナ流行性耳下腺炎急性出血性結膜炎流行性角結膜炎基幹定点細菌性髄膜炎無菌性髄膜炎マイコプラズマ肺炎クラ病オミ原ウジ体がムアロタ病肺ウを炎イル除スでく。）感染性胃腸炎あるものに限る ) 。インフルエンザによる入院患者 ) 愛知県 (名古屋市含む) 総数 (名古屋市を除く) 名古屋市 (16 保健所 ) 瀬戸津島清須一宮春日井江南半田知多岡崎市衣浦東部西尾豊田市豊橋市豊川新城Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎ー R S ウイルス感染症眼科定点（眼科。愛知県 (保健所別) 小児科イエンン鳥ザイフ等ンル感フエ染ルン症エザをン除ザく及び新型インフル ( 定点数インフルエンザ愛知県衛生研究所インフルエンザ定点 195 182 35 54 15 122 240 80 365 997 158 137 19 84 1 6 31 0 15 0 0 5 0 0 3 125 112 24 39 12 97 192 61 284 711 121 109 11 64 1 5 25 0 14 0 0 4 0 0 3 70 9 7 4 16 9 6 6 7 11 13 5 9 12 9 2 70 9 7 4 12 9 6 6 7 7 13 5 9 8 8 2 11 2 2 1 3 2 1 1 2 2 2 1 2 2 1 15 3 2 1 4 3 2 2 2 4 4 2 4 4 2 3 1 1 25 7 4 3 7 3 3 14 2 0 33 0 11 5 5 0 48 25 4 1 8 20 15 20 13 4 23 2 3 39 15 0 19 3 26 2 7 3 2 2 5 0 7 0 3 0 0 1 81 22 36 10 21 18 29 6 13 27 45 6 22 12 17 0 286 65 110 5 42 57 38 68 31 20 30 26 46 76 97 0 37 9 7 2 15 26 3 6 3 4 15 1 5 5 20 0 28 13 23 2 3 6 4 5 4 15 7 3 0 3 21 0 8 0 1 0 2 1 4 1 0 0 2 0 0 0 0 0 20 10 8 1 6 3 4 4 4 2 8 0 4 2 8 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 0 6 0 1 0 2 2 0 0 1 1 5 0 3 7 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 2 0 5 0 3 0 0 0 2 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 1 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 2 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 愛知県感染症情報 2014年47週（2014年11月17日～2014年11月23日）愛知県衛生研究所感染性胃腸炎水痘手足口病伝染性紅斑突発性発しん百日咳ヘルパンギナ急性出血性結膜炎流行性耳下腺炎流行性角結膜炎細菌性髄膜炎無菌性髄膜炎マイコプラズマ肺炎クラオミウジムア病肺を炎除く。）感染性胃腸炎病原体がロタウイルスであるものに限る ( ) 。インフルエンザによる入院患者 ) 計～6ヶ月～12ヶ月 0歳 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳 6歳 7歳 8歳 9歳 5歳～9歳 10歳～14歳 15歳～19歳 20歳～ 20歳～29歳 30歳～39歳 40歳～49歳 50歳～59歳 60歳～69歳 70歳～ 70歳～79歳 80歳以上Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎基幹定点（。年齢階層（名古屋市を除く）咽頭結膜熱 R S ウイルス感染症眼科定点ーイエンン鳥ザイフ等ンル感フエ染ルン症エザをン除ザく及び新型インフル小児科定点 ( インフルエンザ定点 97 2 2 192 31 30 61 0 1 284 0 2 711 11 38 121 1 7 109 1 0 11 0 0 64 0 31 1 0 0 5 0 1 25 0 0 0 0 0 14 0 0 3 4 2 1 6 5 5 9 6 65 36 19 9 0 1 0 0 0 9 5 10 11 5 7 7 3 1 2 15 18 35 44 55 32 25 19 88 69 78 73 81 52 33 23 28 13 14 22 15 11 13 8 4 6 18 20 23 18 15 10 3 1 0 0 1 1 1 5 1 1 0 0 28 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 2 0 0 1 0 0 0 0 1 5 5 9 1 2 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 19 3 0 0 1 2 0 0 30 1 6 62 10 65 6 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 6 3 1 0 1 6 7 5 4 2 3 3 0 0 4 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0