「攻めのIT経営」に関する取り組みについての調査(PDF - 経済産業省

「攻めのIT経営」に関する取り組みについての調査
<アンケート調査ご協力のお願い>
本調査について、御社の代表者様へ是非お知らせください。
拝啓
貴社におかれましてはご盛栄のこととお慶び申し上げます。平素より、経済産業行政に、
ご理解・ご協力を賜り厚くお礼申しあげます。
さて、本年6月に改訂した「日本再興戦略
改訂2014」において、経済の好循環を引
き続き回転していくために、日本の「稼ぐ力=収益力」を強化していくこと、そのために情
報化による経営革新を進めることが重要とされています。さらに、本年9月の第19回産業
競争力会議において、我が国企業の生産性・収益力の向上のために、企業のIT投資の「質」
を、従来の社内の業務効率化や紙での業務の置き換え等の「守り」から、新事業分野への投
資や既存ビジネスを強化する「攻め」へと転換させることが施策として必要とされています。
【参考】
主な国の労働時間あたり GDP
単位:購買力平価換算 US ドル
出典:経済協力開発機構(OECD)、2011 年
IT 予算を増額する企業における、増額予算の用途
出典:一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)、 IDC ジャパン(株)
「IT を活用した経営に対する日米企業の相違分析」調査結果(2013 年 10 月)
これらの状況を踏まえ、経済産業省は、本年9月から「『攻めのIT投資評価指標』策定
委員会」
(委員長:伊藤邦雄
一橋大学大学院商学研究科教授)を開催し、
「攻め」のIT投
資を実現するための我が国企業のIT経営にとって重要な事項を明確化するべく、検討を進
めて参りました。
今回、当該事項をベースとして、上場企業における「攻めのIT経営」の実態を把握する
ための「『攻めのIT経営』に関する取り組みについてのアンケート調査」を実施いたしま
す。貴社の「攻めのIT経営」に対する取組や成果についてお伺いできれば幸いです。何卒、
ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
また、経済産業省は東京証券取引所と共同で、「攻めのIT経営銘柄」の策定準備を現在
進めており、今回の調査の分析・評価結果は当該銘柄選定の際の基礎資料としても利用させ
て頂きます。
「攻めのIT経営銘柄」は、東京証券取引所の上場会社の中から優れた「攻めのIT経営」
を行っている企業を選定し、中長期的な視点から企業価値の向上を重視する投資家にとって
魅力ある企業として紹介することを通じ、企業による「攻めのIT経営」の取組を促進する
ことを目指しています。
本調査にご回答いただきました東京証券取引所の上場会社の中から、経済産業省及び東
京証券取引所が「攻めのIT経営銘柄」として選定する予定です(従いまして、調査にご
回答のなかった場合は選定対象外となります)。
お忙しい中大変恐縮ですが、どうか本調査の趣旨にご賛同を賜り、平成27年1月19日
(月)までにご返送くださいますようお願い申し上げます。本調査は、経営トップのIT活
用に対するご関心等についてもお聞きしていますので、ご回答作成の際には、経営者の方の
ご意見も聞いて頂けると幸いです。
本調査の実施は、経済産業省の委託事業「平成26年度我が国経済社会の情報化・サービ
ス化にかかる基盤整備(「攻めのIT投資」の評価指標等の策定事業)」として一般社団法人
日本情報システム・ユーザー協会に委託しています。データの管理には万全を期し、本調査
の目的以外には使用いたしません。また、ご回答内容がそのまま外部に公開されることはあ
りません。ご多忙のところ誠に恐縮ですが、ご協力のほど重ねてお願い申し上げます。
なお、調査のご回答内容を基に、「攻めのIT経営銘柄」に選定された企業の紹介文
(IT活用の具体的な内容を含む)の作成を予定しております。
「攻めのIT経営銘柄」に
取り上げさせて頂く場合は、後日、事務局である一般社団法人日本情報システム・ユーザー
協会からご連絡させて頂きますので、その際はお手数ですがご協力のほどよろしくお願い致
します。
なお、ご記入いただきました個人情報は、本調査に関わる以下の内容に限って利用致しま
す。
・ご回答内容の確認や紹介文作成についてのお問い合わせ
・調査結果の概要資料の電子メールでの送付
・事務局からの企業の攻めのIT経営施策についての情報提供
敬具
2014年12月
経済産業省
商務情報政策局
情報処理振興課
*本調査に関する選定方法・お問い合わせ等については、次頁以降をご参照ください。
○銘柄選定対象
東京証券取引所の内国上場会社(一部、二部、Mothers、JASDAQ)約 3,400 社が
対象となります。
○選定方法
上記対象企業にアンケート調査を実施し、回答のあった企業の中から、回答内容を基
に、学識経験者及び有識者で構成される「攻めの IT 経営銘柄」選定委員会における審査
にて厳正かつ公正に選定いたします。
【審査基準】
「攻めのIT経営銘柄」選定にあたっては、既存ビジネスの強化による利益の拡大、
ないしは新事業への進出によって新たな価値の創出を目指し、IT経営及びIT利活用
に取り組み、成果を上げている企業を、以下の項目について評価選定いたします。
I.
経営計画における攻めのIT活用・投資の位置づけ
(例)自社の経営理念や目標等を盛り込んだ経営計画の公開状況
トップのIT活用に対する関心
等
II. 攻めのIT活用・投資の企画に関わる社内体制及びIT人材
(例)ITを活用した事業革新のための新規事業を企画する組織体制の状況
IT人材の確保状況
等
III. 攻めのIT活用・投資の実施状況(事業革新のためのIT活用)
(例)事業革新のための投資の内容
ビッグデータ、モバイル、クラウド等の新技術の活用状況
等
IV. 攻めのIT投資の効果及び事後評価の状況
(例)IT投資を行った事業の目標達成状況
IT投資を行った事業の売上高、営業利益の変化
等
V. 攻めのIT投資のための基盤的取組
(例)情報セキュリティ方針策定と実行状況
情報システムの中断・停止に係るBCP策定と実行状況
等
○選定の流れ
銘柄選定は、以下の手順で行います。
① アンケート調査の実施
「攻めのIT経営」アンケート調査を実施。回答のあった企業を対象とします。
② 第1次審査:アンケート調査回答(選択式項目)によるスコアリング
「攻めのIT経営」アンケート調査回答(選択式項目)に基づき、スコアリングを
実施し、一定基準以上の企業を銘柄選定候補として選定します。
③ 第2次審査:財務諸表によるスクリーニング
第1次審査で選定された候補について、ROE の直近 3 年間平均が、業種平均以上か
どうかでスクリーニングを行います。
④ 最終審査:銘柄選定委員会による審査
第2次審査で選定された候補について、「攻めのIT経営」アンケート回答
(Q19「事業革新のための新たなIT投資の内容」、Q20「事業革新のためのIT
活用状況」の具体的な内容)を中心に、銘柄選定委員会による最終審査を実施し、
優れた企業を銘柄として選定します。したがいまして、貴社のIT活用が具体的に
分かるように、詳しく記述して頂くとともに、必要に応じて、添付資料の追加など
をご検討いただけますと幸いです。
※東証 33 業種から各1社を選定することを基本としますが、企業数が相対的に多
い業種(具体的には業種平均数以上)においては2社選定する場合等、御回答状況
によって変更があります。
○その他審査への協力等
審査に当たって、追加資料の提出や、説明、ヒアリング等をお願いする場合があります
ので、あらかじめご了承ください。
○審査結果の公表
選定された「攻めのIT経営銘柄」該当企業には、選定の旨を事務局から直接連絡いた
します。また、経済産業省と東京証券取引所と共同で、発表いたします。
※アンケート調査票の記載内容に事実と異なることや他の権利等の侵害があると判明し
た場合など、発表後であっても銘柄選定を取り消し、又は、留保することがあります。
※応募内容については、応募企業・組織の事前の承諾を得た上で、公開される場合が
あります。
○実施スケジュール
・アンケート調査実施期間 平成 26 年 12 月 17 日(水)~平成 27 年 1 月 19 日(月)
・審査期間
平成 27 年 1 月下旬~平成 27 年 3 月頃
・発表
平成 27 年 5 月頃を予定
○「攻めのIT経営銘柄」説明会について
「攻めのIT経営銘柄」の取組についての説明会を下記のとおり開催をいたしますので、
是非ご参加ください。
申し込み方法など詳細については、東京証券取引所のホームページ
(http://www.tse.or.jp/news/31/141209_a.html)をご覧ください。
1.開催日時
平成 26 年 12 月 19 日(金)
2.開催場所
東京証券取引所
2階
15 時 00 分~16 時 30 分
東証ホール
3.プログラム

15:00~15:10
開会挨拶
東京証券取引所

15:10~15:50
基調講演
「『攻めのIT』による稼ぐ力の飛躍的向上」
伊藤 邦雄 一橋大学大学院商学研究科教授

15:50~16:25 「攻めのIT経営銘柄」の選定方法について
野口 聡 経済産業省商務情報政策局情報処理振興課長
東京証券取引所

16:25~16:30
閉会
*本調査に関するお問い合わせについては、下記へお願い致します。
一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)
「攻めの IT 投資」評価指標等の策定事業 担当
〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町 1-10-11 井門堀留ビル4階
TEL:03-3249-4101/FAX:03-5645-8493/e-mail:[email protected]