武村 雪絵 - 東京大学 エグゼクティブ・マネジメント・プログラム(東大EMP)

東大 EMP 講師プロフィール(第 12 期)
武村
雪絵(TAKEMURA Yukie)
東京大学医科学研究所附属病院 副病院長/看護部長
東京大学医学部保健学科卒業、
東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。
保健学博士、認定看護管理者。
東京大学医学部保健学科卒業後、東京大学医学部附属病院、虎の門病院で看護師として勤務。1998
年に東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻に進学し、2002 年同専攻看護学講座助手。
2006 年東京大学医学部附属病院副看護部長、2011 年から現職。2012 年 12 月東京大学で初めて
の看護職副病院長に任命された。日本看護管理学会副理事長。
博士学位論文『看護師の「しなやかさ」をもたらす4つの変化―価値観・知識としての組織ルテ
ィーンの継承と革新』
、修士学位論文『看護者が患者中心ケアを実践する過程』をはじめ、看護過
程や看護師のキャリア発達に関する研究、看護の質評価、病院組織風土に関する研究を行ってい
る。
看護管理者就任後は、医療チームの中で看護が担う役割は、患者の身体と心がもつ力を最大限に
引き出すこと、患者と家族、社会とのつながりを最大限に活かすこと、患者に寄り添い患者の意
思を尊重し患者の権利を護ること、各職種の役割と機能を理解しそれぞれが専門性を発揮できる
関係づくりを進め、医療チームの力を合わせて安全で適切な医療を提供すること、そして、これ
らの成果をまとめ未来の医療・看護に貢献することであると宣言し、看護師の専門性・役割の拡
大や多職種連携の推進に取り組んできた。
主な著作には、
『看護管理に活かすコンピテンシー―成果につながる「看護管理力」の開発』(武
村雪絵編、メヂカルフレンド社、2014)、「Continuous Knowing of Patients: The Japanese
Nursing Perspective.」
『A Contemporary Process of Nursing: The (Un)Bearable Weight of
Knowing Persons』
(Locsin R.C., Purnell M. (eds.)Springer Publishing Company, 2009)、
「日本
の看護師のケアの提供のあり方―患者を知るということ」
『はじめての質的研究法 医療・看護編』
(高橋都・会田薫子編、東京図書, 2007)、
「Cultural traits and nursing care particular to Japan.」
『 Caring for the Vulnerable: Perspectives in Nursing Theory, Practice, and Research 』
(deChesnay M. (ed.) Jones and Bartlett Publishers, 2004)、
「看護師の仕事実感に着眼した看護
サービスの質評価」『看護管理に活かすベンチマーキング―看護サービスの質改善のために』(菅
田勝也編、中山書店、2012)がある。その他、2011 年~2012 年週刊医学界新聞看護号で『看護
師のキャリア発達支援―組織と個人,2 つの未来をみつめて』
、2014 年~看護管理で『看護管理
の現場を紐解く』を連載。
【東大講師陣】