入札公告一般競争入札について、次のとおり公告する。平成２６年１２月１６日独立行政法人海洋研究開発機構分任契約担当役経理部長池川和彦（公印省略）１．競争に付する事項（１）件名能登半島沖の反射法データに関する高精度イメージング（２）履行期限平成２７年３月３１日（火）２．契約方式最低価格落札方式（技術審査有）３．競争参加資格平成２５・２６・２７年度全省庁統一競争参加資格：「役務の提供等」４．必要書類等の提出場所等（１）必要書類等の提出場所、契約条項を示す場所、入札説明書の交付場所及び問合せ先〒237-0061 神奈川県横須賀市夏島町２番地１５独立行政法人海洋研究開発機構経理部契約第２課阿久津雅裕電話０４６－８６７－９１６６ＦＡＸ０４６－８６７－９１２５（２）入札説明書の交付期間平成２６年１２月１６日（火）１０:００～平成２６年１２月２５日（木）１７:００まで（３）仕様説明会なし（４）必要書類の提出期限平成２７年１月２０日（火）１２:００（５）入札及び開札の日時及び場所平成２７年１月３０日（金）１０:００独立行政法人海洋研究開発機構横須賀本部海洋科学技術館２階会議室５．入札者に求められる義務入札に参加しようとする者は、４．（２）の入札説明書の交付を受けなければならない。６．その他（１）詳細については、「入札説明書」による。また、入札に当たっては、上記に記載のほか、機構ホームページ（http://www.jamstec.go.jp/j/about/procurement/index.html）で公表している「入札参加者心得」を熟読し承知した上で入札に参加すること。（２）本公告に関する仕様書を、機構ホームページ（http://www.jamstec.go.jp/bid/）で公表している。 14013704-1 X1 仕様書 1. 件名能登半島沖の反射法データに関する高精度イメージング 2. 概要本仕様書は、「能登半島沖の反射法データに関する高精度イメージング」業務に関し、受注者の作業並びに報告について、その仕様を定めるものである。当機構は、「日本海地震津波調査プロジェクト」において、今年度能登半島沖大陸棚から大和海盆に至る海域を調査対象として、マルチチャンネル反射法地震探査と海底地震計による屈折法・広角反射法地震探査を実施し、データを取得した。本解析では、このマルチチャンネル反射法地震探査に関して、測線 SJ14B のデータを選択し、コヒーレントノイズ及び多重反射波抑制に焦点を当てた解析を通じて、高精度イメージングを実施する。解析対象データの大陸棚の区間は、水深 200 m 以浅の領域に該当し、短周期多重反射波及び屈折多重反射波を含むコヒーレントノイズの抑制が課題である。また、大陸棚から隠岐トラフにかけての区間においては、海底面の不規則形状変化に伴い、多重散乱波を含む’Surface-related’型長周期多重反射波が卓越するため、こうした多重反射波抑制を通じた基盤以深における偽像除去が不可欠である。 3. 仕様能登半島沖の反射法データに関する高精度イメージング 3.1. 解析内容１式本業務では、基本処理及び様々な種類の多重反射波とコヒーレントノイズ抑制を実施する。詳細は下記の解析を実施する。 (1) 基本処理…速度解析、デコンボリューション、振幅調整、NMO 補正などの重合前処理を行い、CDP 重合および時間マイグレーションを実施し、イメージングを行う。 (2) 複合型多重反射波抑制処理 … 高分解能放物線ラドン変換及び SRME(Surface-related Multiple Elimination)法の複合適用による長周期多重反射波抑制処理を実施すると共に、一次反射波との識別指標として、抽出した多重反射予測トレースを用いる。また、短周期多重反射波に関しては、’Tau-p’あるいは’Radial’トレースデコンボリューション法等の多重反射波の周期性に準拠する手法を採用する。 (3) コヒーレントノイズ抑制処理…浅海域における屈折多重反射波を中心とするコヒーレントノイズの抑制を目的として、’Edit’型、予測型、走時差 1 14013704-1 X1 準拠型の各種ノイズ抑制処理を複合的に組み合わせた最適なノイズ抑制処理を検証し、適用する。その際、周波数-空間領域における予測フィルター適用を通じた発震記録内挿による CDP 間オフセット分布の均一化、エイリアジング抑制を併せて実施する。 3.2. 作業測線・・・・解析対象データは以下の仕様のデータである。測線名：SJ14B（KR14-08 調査航海にて取得した測線）測線長：161 km 発震点間隔：50 m 受振チャンネル数：444ch ・受振点間隔：12.5m ・サンプリング間隔：2 ms ・記録長：15 s 4. 受注者の資格受注者は､過去 5 年間に国内の海上地震探査データに関して、多重反射波及びコヒーレントノイズ抑制処理の各種手法に関する複合適用と最適パラメータの選択について、下記のデータ解析項目が適用可能な解析ソフトウェアを有していなければならない。 (1) 高分解能放物線ラドン変換、’Tau-p’あるいは’Radial’トレースデコンボリューション法、SRME 法の複合適用による多重反射波抑制処理。 (2) 高分解能放物線ラドン変換及び SRME 法による多重反射予測重合トレースの抽出・表示。 (3) ’Edit’型、予測型及び走時差準拠型の各種ノイズ抑制処理の複合適用。 5. 提出物・解析報告書………………………………………………………………………1 部・電子ファイル………………一式(解析報告書の内容を DVD-R または Blu-ray に納めたもの) ・本業務で実施した解析データ（ SEG-Y データ） ……………………一式 (DVD-R、Blu-ray、SDLT テープ、または LTO6 テープに納めたもの) 6. 作業実施の留意点 (1) 作業に必要なデータや情報は、当機構が受注者に対して提供する。 (2) 解析作業の内容・経過等について、当機構担当者と受注者は定期的に打ち合わせを実施すること。 2 14013704-1 X1 (3) 解析報告書作成においては、記載内容、体裁等について当機構担当者と相談すること。 7. 履行期限平成 27 年 3 月 31 日（火） 8. 納入場所独立行政法人海洋研究開発機構神奈川県横浜市金沢区 3173-25 横浜研究所情報技術棟４F 9. 守秘義務本業務を遂行中に知り得た事項について発注者の承認を得た場合を除き、他に漏らしてはならない。 10. 個人情報預託の有無無 11. 検査作業完了時に本仕様書に基づき発注者の立ち会いの下検査を行なう。 12. その他本仕様書について疑義が生じた場合は、当機構の担当者と協議の上、その取り扱いを決定するものとする。以上 3