潜航映像記録からの情報データ抽出 - jamstec

入
札
公
告
一般競争入札について、次のとおり公告する。
平成26年12月25日
独立行政法人海洋研究開発機構
分任契約担当役
経理部長 池川 和彦(公印省略)
1.競争に付する事項
(1)件
名 潜航映像記録からの情報データ抽出
(2)納入期限 平成27年3月31日(火)
2.契約方式
最低価格落札方式(技術審査無)
3.競争参加資格
平成25・26・27年度
全省庁統一競争入札参加資格
:「役務の提供等」
4.必要書類等の提出場所等
(1)必要書類等の提出場所、契約条項を示す場所、入札説明書の交付場所及び問合せ先
〒237-0061 神奈川県横須賀市夏島町2番地15
独立行政法人海洋研究開発機構 経理部契約第2課 根本 佳代子
電話 046-867-9169 FAX 046-867-9125
(2)入札説明書の交付期間
平成26年12月25日(木)10:00~平成27年1月13日(火)17:00まで
(3)仕様説明会
なし
(4)必要書類の提出期限
平成27年1月19日(月)12:00
(5)入札及び開札の日時及び場所
平成27年1月30日(金)16:30
独立行政法人海洋研究開発機構 横須賀本部 海洋科学技術館2階 会議室
5.入札者に求められる義務
入札に参加しようとする者は、4.(2)の入札説明書の交付を受けなければならない。
6.その他
(1)詳細については、「入札説明書」による。また、入札に当たっては、上記に記載のほか、機構
ホームページ(http://www.jamstec.go.jp/j/about/procurement/index.html)で公表している
「入札参加者心得」を熟読し承知した上で入札に参加すること。
(2)本公告に関する仕様書を、機構ホームページ(http://www.jamstec.go.jp/bid/)で公表して
いる。
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仕 様 書
1.
件名:潜航映像記録からの情報データ抽出
2.
概要:戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)
:次世代海洋資源調査技術における「海洋資源の
成因に関する科学的研究」の一環として、海底の地質情報に関して潜航映像から主に地質に
関する情報を抽出し、情報の取りまとめを行うものである。
3.
数量:潜航映像記録からの地質情報抽出
4. 提出物:報告書
デジタルデータ(成果物、抽出画像含む)
1式
1式
1式
5.
納入場所:〒237-0061
神奈川県横須賀市夏島町 2 番地 15
独立行政法人海洋研究開発機構 横須賀本部 本館 5 階
6.
納入期限:平成 27 年 3 月 31 日(火)
7.
仕様:
(1)潜航映像データ
YK14-19 航海(
「しんかい 6500」第 1407 潜航)
、KY14-01 航海(
「ハイパードルフィン」第 1614
潜航、第 1615 潜航、第 1616 潜航、第 1617 潜航)および NT10-17 航海(
「ハイパードルフィン」
第 1184 潜航、第 1187 潜航、第 1191 潜航)で取得した 8 潜航(6 潜航日分)の画像データを対象
とする。なお、各潜航の潜航時刻は以下の通りである。
・YK14-19 航海「しんかい 6500」
第 1407 潜航
2014/10/18 9:56(着底)~15:34(離底)
・KY14-01 航海「ハイパードルフィン」
第 1614 潜航(半日) 2014/1/24 9:31(着底)~11:15(離底)
第 1615 潜航(半日) 2014/1/24 14:35(着底)~16:54(離底)
第 1616 潜航
2014/1/25 9:25(着底)~15:48(離底)
第 1617 潜航
2014/1/28 9:36(着底)~15:44(離底)
・NT10-17 航海「ハイパードルフィン」
第 1184 潜航
2010/9/15 9:18(着底)~15:45(離底)
第 1187 潜航(半日) 2010/9/17 8:17(着底)~10:37(離底)
第 1191 潜航(半日) 2010/9/21 9:18(着底)~11:15(離底)
(2)潜航映像記録からの地質情報抽出
1)海底地質情報図
潜航ごとに海底地質情報図を作成すること。用紙サイズは A3 とする。海底地質情報図には、
GMT(The Generic Mapping Tools)で作成した海底地形図、潜航ルート、表層の地質、構造、
イベントおよび写真を整理して記載すること。潜航ルートは SOQ または、Phins データから取得
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した位置情報をプロットすること。また、ビークルの位置は前後 10 点程度(10 秒間隔のデータ)
で移動平均したデータを用いること。ただし、大きく位置がずれている場合には、その前後の位置
や進行方向から判断して補正すること。なお、ビークルの位置精度(ばらつき)については、報告
書に記載すること。着底地点には整理番号と時刻を示すこと。表層の地質は、1. 岩盤・溶岩、2. 砂・
泥・礫混り、3. 海底面が見えないため不明、の 3 区分を潜航ビデオ映像やログから判読して示す
こと。加えて、表層の構造として、チムニー、熱水・湧水、亀裂の位置を示すこと。また、地質
境界についても記載すること。なお、記号凡例を図内に図示すること。イベントは、特徴のある
地形・地質情報がある地点にその時刻を示すこと。特に代表的なイベントは写真と観察事項を
示すこと。
2)イベントリスト
イベントリストには、時刻(JST)ごとに、位置情報、地表地質、構造地質、生物、観察所見、
画像ファイル名、潜航者によるイベント記載、凡例を整理して入力すること。なお、海底地質情報
図に使用した地表地質、地質構造、画像ファイルのセルは表内の凡例に従って着色すること。時刻
は、1 行に 1 分を作成し、イベント画像の時刻から“秒”の値も記載すること。
位置情報は、緯度、経度、深度、高度、Heading を記載すること。緯度・経度は、イベント時刻
(1 秒切捨て)の SOQ データを前後 10 点程度で移動平均を取って代表値とすること。また、着底時
に、着底時刻から離底時刻までの平均位置を観察位置として、緯度・経度・深度を記載すること。
深度・高度・Heading は映像のテロップから取得した値を記載すること。また、位置がずれている
場合は、補正値を入力し、元の値も併記すること。
地表地質は、ビデオ映像の観察から得られた岩盤・溶岩、砂・泥、リップル、礫の有無を(
“+”
はあり、“-”は多少あり(以下同様)
)で示すこと。平坦・斜面の区分は映像から左右方向に斜面
の傾きがある場合など地表地質のおおよその指標として記載すること。
構造地質、生物は、ビデオ映像の観察から得られた、断層・亀裂、チムニー、熱水・湧水、
バイオマット等の有無を示すこと。
観察所見は、上記イベントのほか、着底離底時刻、地質境界の通過時刻、サンプリング、
リップル(流れの方向)
、岩質、断層・亀裂の走向、バイオマット色、生物の種類・密集度などの
情報をそれぞれ記載すること。所見には、探査の 1 測線ごとに“サイト”を記入し、ダイブごとの
着底順に番号を付与すること。また、補正した位置情報は観察所見の欄に備考を記載すること。
映像・画像ファイルは、イベント抽出地点における映像をキャプチャーし、ファイル名を記載
すること。ビークル装備のスチルカメラ,
「しんかい 6500」の場合は船内持ち込みの一眼レフ
カメラの画像も確認し、該当するものがあればファイル情報を抽出すること。ファイル名は、取得
時刻(時分秒)とすること。映像は、動画ソフトを使用して画像化すること。CCD キャプチャー、
HD キャプチャー、デジタルカメラ画像はイベントのある地点を選択して記載すること。
潜航者によるイベント記載は、潜航・地形・地質・生物・サンプリングなどの関連部分を抽出
して記載すること。
3)キャプチャー画像の整理
「しんかい 6500」及び「ハイパードルフィン」のハイビジョンカメラから取得したキャプチャー
画像は、ダイブごとに各写真のファイル名、観察所見を記載してアルバム形式で報告書に添付する
こと。また、上記キャプチャー画像を含む全画像デジタルデータ(png 形式または jpg 形式)は、
ダイブ別にカメラごとのフォルダを作成しキャプチャーフォルダに格納して納品すること。
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4)GIS へのデータ登録
位置プロットファイルとイベントリストを元に、抽出した潜航情報を ArcGIS に登録すること。
データファイルは ArcGIS の標準形式である mxd 形式で保存すること。なお、1)で作成した海底
地質情報図と同等の図が ArcGIS 上で閲覧できること。また、キャプチャーした画像等は、ポイント
の shp ファイルに画像ファイルの相対パスを設定して、MAP 上で画像を見られるようにハイパー
リンクを組み込むこと。mxd ファイルは、関連データ・フォルダとともにメディアに格納して納品
すること。ただし、画像ファイルの相対パスのリンク切れ等がないように事前に確認すること。
(3)提出物
本業務で実施した内容および成果をまとめた報告書を提出すること。なお、納品後に機構担当者が
検証・再現できるように、具体的に内容を記載すること。デジタルデータには、仕様(2)の成果物
のすべてと報告書を含めること。なお、成果物のデジタルデータは、光メディアあるいは HDD(SSD
含む)に入れて納品すること。
8.
提供品:動画・画像データ
潜航情報(クルーズレポート、SOQ など)
9.
法令・安全:該当なし
1式
1式
10. 官公署への届出:該当なし
11. 検査:本仕様書に基づき、機構担当者立ち会いの下、納品の確認を行い、実施事項が行われたことを
確認する。
12. 個人情報預託の有無:無
13. 守秘義務:本業務を遂行中に知り得た事項について、機構担当者の承認を得た場合を除き、他に漏らし
てはならない。
14. 保証:本業務終了後 1 年以内に受注者の責による不具合が発生した場合には、機構担当者と協議の上、
指定する日までに無償で再処理を実施すること。
15. その他:本仕様書の内容に関して疑義が生じた場合は、機構担当者と協議し指示を受けるものとする。
以上