第3章 住宅政策の基本方向(PDF:4350KB) - 春日部市

第3章
住宅政策の基本方向
1.多様なニーズに応える住宅の供給
今後さらに進むことが予想される、少子高齢化、世帯の小規模化により、住まいに対
するニーズは一層多様化することが想定され、住宅の供給においては、ハード面ソフト
面で市民のニーズを的確に捉えたきめ細やかな対応が求められており、住宅着工の中心
を占める民間住宅が良質なものとして、豊かな住宅ストックを形成することは、すべて
の市民がいきいきと暮らす地域の形成のためにもっとも大切な条件となる。
新規に建設される住宅は、一時の住宅需要に応じて建てられるのではなく、良質な性
能の住宅が、将来においても良好な住宅市街地を形成し、活気ある地域の暮らしを支え
るよう、住宅性能水準、居住環境水準、誘導居住面積水準及び最低居住面積水準(巻末
参考資料-1
参照)を指針とし、適切な性能を持った住宅の供給を誘導する。
既存の住宅に対しては、住宅の改修は、まず居住者が居住環境を改善したいと思うこと
がきっかけになるため、改修に関する知識を普及し、助成金制度の活用等を促進することに
より推進する。安全性の確保はもとより、低炭素な住宅市街地形成に寄与できるよう住
宅の省エネルギー化、エコリフォームを推進するなど、リフォームに係る様々な手法に
より良質な住宅ストックを充実する。
(1)住宅の性能の確保
①良質な住宅の供給誘導
・市民、特にファミリー層の豊かな住生活を支える良質な住宅が供給されるよう、
「
(仮
称)春日部市まちの整備・開発及び保全に関する条例」を活用し、ファミリー向け住
戸の供給及び地域の住環境の保全、良好な近隣環境の形成を誘導する。
・長期優良住宅建築等計画認定制度を活用し、耐震性、可変性、省エネルギー性などの
性能と良好な景観の形成その他地域における居住環境の維持及び向上の配慮等をし
た長期にわたり良好な状態で使用する措置が講じられた優良な住宅の普及を進める。
・住宅性能表示制度に関する情報発信を行い、良質な住宅供給を誘導する。合わせて、
優良な開発、住宅建設を市が認定する制度を創設する。
【主な取り組み】
・ワンルーム型共同住宅の規模確保
・ファミリー向け住宅の規模確保
・ファミリー世帯住み替え家賃助成
・転入者向け住宅取得助成
・長期優良住宅建築等計画認定制度の普及・認定
・住宅性能表示制度に関する情報発信
・優良宅地・優良住宅認定制度の活用
住宅性能表示制度のメリット
・万一のトラブル発生時に紛争処理機関が利用が可能
・民間金融機関による性能表示住宅の住宅ローンの優遇
・地震保険の優遇
17
図
定住支援のイメージ
【A】ファミリー世帯住み替え助成事業
賃貸住宅に住むファミリー世帯(夫婦と子供から成る世帯(出産予定も含む))がより快適な居住環境を求
め、市内に転居あるいは市外から転入する場合、転居・転入費用(礼金、仲介手数料、引越代)及び家賃
の差額を助成する。
【B】親世帯近居助成事業
市内に住む親世帯の近くに住むために、住宅を取得するファミリー世帯に対し、転居費用の一部を助成す
る。
【C】多世代住宅新築・購入助成事業
市内に多世代住宅を取得する場合、転居費用の一部を助成する
市外
春日部市
A
B
賃貸住宅(狭)
C
B
A
C
賃貸住宅(広)
持家
多世代住宅
B
C
持家(親)
②住宅の安全性の確保
・市民の防災意識の啓発を進め、地震対策の必要性と進め方の普及を図るとともに、既
存住宅の耐震性を確保するため、耐震診断・耐震改修を進める。
【主な取り組み】
・耐震診断・耐震改修の促進
図
耐震化の流れ
耐震診断
→
専門家による耐震性の検討
耐震補強設計
→
建物の弱い部分の補強設計
18
耐震改修
耐震補強設計に基づく耐震工事
③環境に配慮した住宅の普及
・温暖化対策やオゾン層の破壊による環境問題への早急な対応は、世界的な課題であり、国
や自治体、企業等が力を合わせて取り組む必要がある。住宅については、省エネ性能の向
上や長寿命化が求められており、今後の住まいづくりにおいては、人と環境にやさしい、
質の高い住まいの整備を推進する。
・地元工務店などハウスビルダーに環境配慮型技術の移転が進むよう、エコに配慮したモデ
ル住宅・モデル団地の建設を支援し、環境配慮技術に関するセミナー・講習会を誘導する。
【主な取り組み】
・エコ住宅・エコリフォームの普及・啓発
・モデル住宅・モデル団地の検討
・地中熱ヒートポンプ等を使った創エネルギー住宅の普及・啓発
図
エコモデル団地事例:エコタウン信州・茅野
(2)大規模団地の再生
①武里団地再生検討への参画
・武里団地は旧日本住宅公団(現:都市再生機構)が整備した総戸数 6,000 戸を越える
大規模団地で昭和 41 年に管理が始まっている。管理開始から 40 年以上が経過し、居
住者の高齢化は進んでいるが、利便性が高く、緑豊かな住宅地として周辺にとっても
重要な地区となっている。今後、居住者の高齢化や建物の長寿命化への対応など武里
団地の再生を周辺も含めて総合的に検討するため、事業主体である都市再生機構を中
心に、埼玉県、市の三者による検討会開催の準備を進める。
②若年層の定住促進
・武里団地に若年層を呼び込むことで、地域活力の再生を目指す。そのため、市営住宅
として借り上げて若年ファミリー層に一定期間の居住空間として提供することと合
わせて、留学生向け入居制度を活用する。(外国人留学生のための都市再生機構賃貸
住宅制度(法人契約)
」
19
【主な取り組み】
・武里団地再生検討への参画
・若年層の定住促進(市営住宅としての活用、留学生向け入居制度の活用等)
(武里団地)
(3)住宅の適切な維持管理の普及
①戸建て住宅の適切な維持管理の支援
・戸建て住宅の維持保全に関する情報を提供し、住宅を長く使っていくための手法の普
及・啓発を図る。
・専門知識を持たない消費者が安心してリフォームに取り組めるよう、相談体制を充実
する。
・人口の流出を食い止め、定住を促進するために、既存住宅のリフォームに係る人的、
経済的な支援を検討する。
【主な取り組み】
・住宅リフォーム助成
②分譲マンションの適切な維持管理の支援
・分譲マンションでは、区分所有者が維持管理のためにどのように取り組むのか合意形
成を図りながら進めることが必要なため、様々な面から情報提供や相談を実施し、マ
ンションが住宅ストックとして維持され活用されるよう支援する。
・市内に立地する分譲マンションの実態を把握し、分譲マンション施策の基礎資料とし
て活用する。
【主な取り組み】
・分譲マンション相談会
・マンション居住に関する支援事業の普及(国・埼玉県)
・マンション実態調査の実施
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2.安全で豊かな暮らしの基盤となる住環境をめざしたまちづくり
水と緑に恵まれ、利便性の高い春日部市で、市民の豊かさを実感できる住生活の実現
のため、住まいを取り巻く環境が人と環境に対してやさしく、安全で安心できるものと
なるよう住まい・まちづくりを進める。
また、中心市街地、戸建て住宅地、田園集落など多様な表情を持つ居住空間は、それ
ぞれ固有の課題を抱え、様々な対応が求められることから、地域の課題に対応する施策
との連携を促進する。
(1)持続可能なゆとりある住空間の確保
①環境との共生
・「春日部市環境基本計画」に基づき、環境に配慮した良質な住まいや居住空間の整備
を促進する。
・緑化や省エネルギー対応の推進(整備資金の助成、啓発等)により環境負荷の軽減を
図る。
【主な取り組み】
・環境負荷の低い住宅市街地づくり(既存の住宅市街地でのエコまちづくりの推進)
・環境基本計画の活用
・「生垣設置奨励金交付制度」の活用
図
低炭素化社会(コンパクトで快適な市街地のイメージ)
出典:チャレンジ25キャンペーン http://www.team-6.jp/teitanso/about/whats/town.html
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②優れた立地条件を生かした特色ある住宅地の形成
・春日部市まちづくりプランに位置づけられている「まちづくりエリア」については、
交通条件や立地特性を十分に生かした土地利用を検討する。
・特に、住宅地開発が想定される区域については、将来の都市構造や地域資源との関係
を考慮して優良開発を誘導する。
【主な取り組み】
・多様なライフスタイルに適用できる豊かさを誘導する。
・春日部イメージの向上に貢献する優良な住宅地の整備を検討する。
豊かな住宅地のイメージ(アメリカ
22
メリーランド州
インバネス)
③都市計画、景観計画の連携
・まちづくりに関する情報提供などにより、市民のまちづくりへの意識や景観に対する
意識を高め、市民主導の取り組みを支援する。
・地域特性に応じたまちづくりを進めるため、住民の合意に基づき、地域まちづくりル
ール(地区計画等)による地域環境の保全と改善に取り組む。
・「景観計画」を活用し、地域特性を生かした街並み形成を誘導する。
【主な取り組み】
・地区計画制度の活用
・建築協定の普及啓発
・景観計画の活用
④基盤整備と一体となった住まいづくり
・基盤未整備地区、耕地整理のみ地区、一反開発地区等の都市基盤が脆弱な地域では、
基盤整備と一体となった安全性を向上するための住宅整備の誘導を図る。
・新たな人口の受け皿となるまちづくりエリアが地域に調和・貢献するストックとなる
よう、良好な住宅の建設を誘導する。
・下水道整備と合わせ、民間住宅でのトイレの水洗化を誘導し、下水道未接続住宅の解
消を図る。
【主な取り組み】
・土地区画整理事業の推進
・市街地再開発事業の推進
・計画的開発(まちづくりエリア)の推進
・下水道未接続住宅の解消
(新しく開発された住宅団地)
⑤周辺環境と調和した住宅立地の誘導
・都市計画マスタープランに示す都市づくりの整備方向や将来像を踏まえて、様々な主
体による都市整備・都市更新の活動を計画的に誘導する。
・大規模敷地の開発にあたっては、
「(仮称)まちの整備・開発及び保全に関する条例」
を適切に運用し、良質なファミリー向け住宅の供給、オープンスペースの確保、生活
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道路の整備などを誘導する。
【主な取り組み】
・都市計画マスタープランの将来像実現に向けた立地誘導
・「(仮称)春日部市まちの整備、開発及び保全に関する条例」との連携
⑥ゆとりある田園居住の推進
・市街化調整区域に点在する集落については、水塚(ミツカ)や構え堀、屋敷林といっ
た地域の特性に応じて培われてきた住まいづくり・まちづくりの歴史や文化に配慮し、
集落地としての環境を維持・保全し、居住継続支援と合わせて若年ファミリーの居住
を誘導する。
・消防水利等の確保等防災性能の向上を図る。
【主な取り組み】
・集落環境の整備
・合併浄化槽の普及(助成)
・屋敷林の保全
・消防水利の確保等集落地防災性能の向上
(庄和北部地域の屋敷林の風景)
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(2)安心できる住環境の形成
①福祉住環境整備の推進
・高齢者が安心して暮らせるよう、各種の建築物、鉄道駅を中心とした旅客施設、道路
等のバリアフリー化(ユニバーサルデザイン)の推進を図る
【主な取り組み】
・ユニバーサルデザインの推進
②防災対策の推進
・地震・延焼による被害拡大防止のため、防災上必要な公共施設の整備や老朽住宅の建
替え等による耐震性、耐火性の優れた住宅の整備を誘導することで、災害に強く、ゆ
とりある住環境の整備を促進する。
・浸水被害地区解消のため、首都圏外郭放水路の整備と合わせて、排水路などの整備を
行う。また、緑化や浸透性の高い道路舗装等によって降雨時での雨水流失量の抑制を
図る。
・浸水や震災時の被害状況、液状化の可能性等を予測したハザードマップの提供をはじ
め、市民の安全に寄与する防災情報の提供を進める。
【主な取り組み】
・密集市街地における住宅・住環境整備
・防災公園等の整備
・浸水対策の推進(雨水流出抑制対策、首都圏外郭放水路)
・防災情報の提供
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3.子どもやお年寄りだれもが安心して豊かに暮らせる住まい・まちづくり
少子・高齢化が進むなか、高齢等により身体機能が低下しても、誰もが住み慣れた地
域や住まいで安心して暮らせることをめざし、自宅で自立した生活を継続できるよう高
齢化等に配慮した住宅の整備・改修の促進を図る。
また、高齢者の住宅確保に際しては、高齢者向け住宅への住替え促進、それを支える
高齢者自身の自宅の住宅資産を有効に活用するシステムの整備、子世帯との近居・隣居
や二世帯住宅の整備の支援などにより、住まい方の選択肢を増やし、高齢者等が安心し
て暮らせる仕組みの整備を進める。
一方、これからの社会を支える世代を育むには、安心して子供が育つ環境づくりが不
可欠である。子育て世帯が安心して暮らせるよう適切な規模の住まいの供給誘導や他の
施策と連携した子育て環境の充実を図る。
(1)お年寄りが安心して暮らせる住まいづくり
①高齢者の安定居住への支援
・高齢者等が安定して暮らせるよう、公営住宅のバリアフリー化や福祉・医療施策と連
携した住宅として、適切な負担で、緊急時対応・安否確認の機能が備わり、必要な場
合は日常生活を支援するサービスや介護サービスの利用が可能な高齢者向け優良賃
貸住宅の供給を検討する。
・民間賃貸住宅のオーナーに対する高齢者円滑入居賃貸住宅制度の普及等により、高齢者向
け賃貸住宅の供給を誘導する。
・親世帯の見守り、子世帯の子育て支援などが円滑に進むよう、隣居、近居を支援する。そ
のための助成策を検討する。
・戸建て持ち家の高齢者が生活資金や住宅のバリアフリー化等の修築資金を確保するため、
資産を活用した資金調達方策(リバースモーゲージ等)を検討する。
【主な取り組み】
・公営住宅のバリアフリー化
・高齢者向け優良賃貸住宅の検討
・高齢者専用賃貸住宅制度の普及等
・民間賃貸住宅への入居支援
・親世帯、子世帯の隣居近居の支援(近居助成事業・多世代住宅新築・購入助成)
・持ち家を活用した資金調達方策の検討
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②高齢者世帯の住み替え支援
・高齢者等がそれぞれの希望や必要に応じて住まいを選択できる環境を整備するため、
コレクティブハウスやグループホーム等の新たな住まい方に対応した住宅の整備を
図り、その運営主体となるNPOの支援や金銭面で高齢者を支える資産活用策などを
検討する。
・住宅の所有者等が安心して住宅を市場に流通させることができるよう、住まいの管理
や資産活用策の相談窓口を設けるとともに、住替えに係る住宅情報の登録と提供を行
うネットワークの整備を検討する。
【主な取り組み】
・住宅関連事業者との連携
図
高齢者の住み替え支援スキーム
◇住宅所有者
◇事業者
預かり契約
(NPO 法人、公社等)
・転勤、長期入院によ
り不在
住まいの供給
預かり料
・利便性を求めて別住
・子育て世帯
・建物の維持管理
・建物と設備の点検、修繕、 賃料
宅に移転
長期修繕計画策定
・加齢等により建物の
配当
◇住宅ユーザー
・転勤世帯
等
※住宅ニーズに変
化がある世帯
・賃貸経営のコンサルティン
維持管理が困難
グ、売却時の補助(仲介会
社等との渉外)
障がい者を持つ親
の資産の有効活用
運
賃貸契約
営
⇒グループホーム
◇グループホーム
等設置・運営法人
・社会福祉法人
・NPO 法人
等
への転換希望
◇行政による支援
・人材、活動場所
・PR、情報発信、情報管理
⇒将来的には事業者として自立
③安心して暮らせる環境整備
・高齢者の家庭内事故を防止するため、身体機能低下に対応した住宅改修を促進するた
め、介護保険による住宅改修や居宅改善整備費補助を推進する。
・ひとりぐらし高齢者等の見守り、安否確認、緊急時対応などによる福祉施策との連携
を進める。
・小規模多機能型居宅介護事業所など高齢者向けの施設を、空き家の活用や公営住宅と
の合築、大規模団地再生によって確保する。
【主な取り組み】
・介護保険による住宅改修や居宅改善整備費補助を推進
・地域コミュニティの連携による見守り、安否確認等の実施
・介護関連施設の整備
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(2)子どもや子育て世帯が安心できる住まい・まちづくり
①子育て環境の向上
・子どもの遊び場等における防犯対策や遊具などの安全性向上などに取り組み、安心し
て子育てしやすい安全な住環境の整備を行うとともに、福祉と連携して保育所や親子
が交流できる施設の整備を進める。
・子どもの遊び場作り活動や交流活動の運営主体など子育て支援活動を行う団体の支援
を検討する。
【主な取り組み】
・地域での見守り
・子育て支援施設、交流施設の整備
・子育て支援活動の促進
②子育て世帯の居住支援
・市営住宅での確保と合わせて民間住宅においては、ファミリー向けの住宅の供給を誘
導する。
・新たに春日部市で一定水準以上の住宅(一戸建て・共同住宅)を取得するファミリー
世帯を対象とする取得費の助成や賃貸住宅に入居するファミリー世帯への家賃助成
について検討する。
・十分な規模で交通・子育て支援施設・生活利便施設に近接している「埼玉の家
子育
て支援タイプ建設基準」を満たす住宅を春日部市内に初めて建設・購入し、現在より
広い面積の住宅に住み替える子育て世帯への融資制度等埼玉県の子育て支援策を普
及する。
・親世帯と子世帯との隣居、近居のため、住宅の新築、改築に対して、技術的、資金的
な支援を行う。
【主な取り組み】
・市営住宅での定期借家制度、優先枠設定の検討
・特定優良賃貸住宅の情報提供
・転入者向け住宅取得助成・家賃助成
・親世帯、子世帯の隣居近居の支援(再掲)
・埼玉県子育て支援タイプ建設基準の普及
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(3)住宅困窮者等への適切な住宅の確保
住宅セーフティネットを構築するため、経済的な住宅困窮者に加えて、高齢者・障が
い者・小さな子供のいる世帯、災害被災者世帯、犯罪・DV被害者世帯等、民間賃貸住
宅市場が機能しない、または市場だけでは対応できない住宅困窮者に対して、公営住宅
等を的確に供給する。
また、市場を通じて、住宅困窮者の住まいも民間賃貸住宅で確保できるよう、住宅関
連事業者との連携により、住宅困窮者の事情に応じたきめ細かい対応ができる体制づく
りを検討する。
①公営住宅の活用
・居住水準、安全・衛生面の状況、立ち退き要求など住宅確保の困窮度に配慮し、真に
住宅に困窮する人に対応できる入居者選考方式を検討する。また、若年層への期限付
き定期借家制度の導入などを検討する。
・建物の計画的な維持管理、修繕を行い長寿命化を図る。
・需要に応じ、民間住宅の借り上げを検討する。
【主な取り組み】
・市営住宅の入居管理の適正化
・市営住宅長寿命化計画の策定(ストックの改善・維持管理の推進)
・借上公営住宅の検討
(市営藤塚根郷住宅)
②公的賃貸住宅ストックの有効活用
・春日部市の公的賃貸住宅ストックの過半を占めている都市再生機構住宅、埼玉県営住
宅との連携によって、公的賃貸住宅を総合的に運用できるよう検討を始める。
【主な取り組み】
・独立行政法人都市再生機構との連携
・埼玉県との連携
③民間賃貸住宅を活用した居住の安定確保
・あんしん賃貸支援事業を活用し、大家に一定の保証を与え、行政、NPO、社会福祉
法人、不動産業界等が連携することにより、高齢者や障がい者、子育て世帯、外国人
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等入居を忌避されがちな世帯が、安心して円滑に入居できるような賃貸住宅の登録や
情報提供を促進する。
【主な取り組み】
・あんしん賃貸住宅支援事業への参加
登録機関
④福祉と連携した居住の安定
・高齢者・障がい者の居住支援には、福祉施設や地域等との連携による高齢者等が安心
して暮らせる環境づくりのための取り組みが求められている。
・ひとりぐらし高齢者等の見守り、安否確認、緊急時対応など、福祉施策と連携した高
齢者が安心して暮らせる仕組みづくりを進める。
・地域コミュニティによる高齢者の安否確認、身体状況の変化の気づき等高齢者を地域
で見守るの仕組みなど、地域団体等による高齢者の居住継続支援の取組みを育成する。
【主な取り組み】
・地域包括支援センターとの連携
(4)災害復興等への対応
①被災者への住宅確保
・災害に備え、公園等大規模空地での応急仮設住宅の建設の可否について検討し、候補
地を準備しておく。
・住宅関連事業者と連携し、災害時の被災者向け住宅を民間住宅の空き家等を活用して
確保することを検討する。
【主な取り組み】
・災害復興体制の整備
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4.住まい手と事業者・行政が協働で進める活力ある住まい・まちづくり
これからの住まい・まちづくりでは、市民の主体的な取り組みが重要であるとともに、
専門家や事業者などさまざまな分野との連携と協働が必要となっている。住まいやまち
づくりに関する情報の収集と提供、住まい・まちづくり団体の育成を図り、住民活動が
活発に行われるような仕組みづくりを進める。
また、住宅の資産性を高め、良質な住宅ストックの有効活用や住替えを円滑に進める
ためには、既存住宅の不動産市場での適切な評価が不可欠である。適切な維持管理がな
されてきた住宅や基本性能の高い住宅について、住宅性能や維持管理状態の表示などに
よる流通促進を住宅関連事業者と協働で進める。
(1)地域で取り組む美しい住まい・まちづくり
①地域まちづくりの担い手育成
・家族の住まい方に応じた新築やリフォームが円滑に進むよう手軽に相談できるNPO
や空き家・空き地の管理やケアなどの地域での住まい・まちづくりの課題に対して、
専門的な対応を行うNPO等の住まい・まちづくり支援団体の育成を促進する。
・シンポジウム、講演会、研修会等の開催を通じて人的ネットワークを広げ、住生活関
連組織の育成を促進する。
【主な取り組み】
・住まい・まちづくり支援団体の育成
(歴史を感じさせる街並み)
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②防犯・防災活動の支援
・犯罪の起こりにくい住まい・まちづくりは行政、市民、事業者それぞれが協働で取り
組むことが必要となっている。防犯意識の啓発と防犯対策に関する情報を発信すると
ともに、共同住宅等における防犯設備の設置等に関する事前協議の充実などにより、
防犯性能の高い住宅ストックや居住環境の形成を進める。
【主な取り組み】
・防犯性能の高い住宅ストックや居住環境の形成
③エリアマネジメントへの支援
・地域の生活圏の整備について、空き地・空き家の管理、高齢者のケアなど地域での住
環境整備や日常生活をサポートする機能を住民自らが計画、運営するエリアマネジメ
ント活動を支援する。
・まちづくりに関する情報提供や助言の実施、まちづくり講習会や美しいまちコンクー
ルの開催などにより地域住民が主体となって取り組むまちづくりを推進する。
【主な取り組み】
・エリアマネジメント活動を支援
(2)住宅市場の環境整備
①相談体制の整備
・住替え情報や空き家活用のための情報の提供、福祉や医療を含め、住生活全般に関す
る相談窓口の拡充を図る。
・住情報の収集と整備にあたっては、住宅関連事業者との連携による住宅情報サイトの
運営を検討する。
【主な取り組み】
・相談窓口の拡充と住宅情報サイトの運営支援
②市場の整備
・中古住宅に関わる性能保証、性能評価、住宅の改修履歴書等の普及により、良好に管
理され中古住宅が資産として適正に評価される中古住宅市場の形成を図り、市場の活
性化を促進する。
・住宅の品質が向上し、消費者が安心して住宅を取得や住替えができる環境を整備する
ため、住宅の性能を共通のルールで表示する住宅性能表示制度の普及を図る。
【主な取り組み】
・住宅性能表示制度の普及
・長期優良住宅の普及・認定(再掲)
③(仮称)春日部市まちの整備・開発及び保全に関する条例の活用
・まちづくりエリア等での今後の、計画的な市街地整備を誘導するための条例制定を検
討する。
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【主な取り組み】
・まちづくり条例の制定と活用
④住宅関連事業者との連携
・信頼のおける住宅供給システムの構築、中古住宅市場の活性化のためには、住宅関連
事業者との連携が必要となっている。また、今後発生が予想される空き家の活用、適
切なリフォーム等の実施主体としても期待される。
【主な取り組み】
・住宅関連業界との情報交換会
・住宅の維持管理、リフォーム技術に関する講習会、セミナーの開催
(3)産業政策と連携した住宅の整備
①市内企業雇用者向け住宅の整備
・春日部市の産業政策と連携し、進出企業従業者の住宅確保を支援する。空き家住宅の
賃貸化を促進するため、不動産業界と連携し、市内の空き家情報を一元的に管理し、
市が保証することで、空き家所有者が安心して賃貸住宅にできるような仕組みを検討
する。
【主な取り組み】
・空き家の活用(雇用者定住促進助成事業)
図
雇用者定住促進助成事業のイメージ
空き家
空き家
社宅とし
企業誘致
空き家
空き家
33
て活用
5.住宅市街地整備の方向
春日部市の住宅市街地は、昭和 40 年代の人口急増期に東武伊勢崎線沿線に展開した
住宅市街地を中心に、区画整理事業等の面的な整備の実施状況、都市再生機構等による
大規模団地の整備、民間による計画開発、環境保全型の地区計画や建築協定等の地域ル
ールを有しているものなど、特徴的ないくつかの地域に区分される。
また、将来に向かって、広範な「まちづくりエリア」が想定されており、産業系市街
地の整備とあわせて、エコタウン建設等、住宅系市街地の整備も想定されている。
本計画では、次のような住宅市街地整備の方向を設定する。
① 居住環境保全ゾーン
・区画整理事業等の面的な基盤整備事業が実施された地域、地区計画等によって地区整
理ルールが設定された地域等が対象
・現在の居住環境を保全するとともに、住宅の改築・リフォーム等を推進し、質の高い
住宅地環境を保全する。
② 居住環境整備ゾーン
・道路網形態が十分でなく密集した住宅市街地が形成され、緊急車両等の通行等を含め
て、安全な市街地の形成が不十分な地域等が対象
・空き家、空き地等を活用した細街路網の再生、オープンスペースの確保等による、市
街地の安全性向上等の居住環境整備に取り組む。
③ まちなか活性化ゾーン
・春日部駅周辺及び南桜井駅周辺のまちなかエリアが対象
・マンション等の都市型住宅の供給を促進し、まちなかのにぎわい確保に貢献する。
④ 生活拠点整備ゾーン
・市内に立地する鉄道駅周辺区が対象
・市民の日常生活を支える生活拠点としての機能を拡充する。基本的に歩いて暮らせる
生活圏の形成を目指す。
⑤ 団地再生ゾーン
・空き家の有効活用等を中心に、都市再生機構と連携して武里団地の再生に取り組む。
⑥ 住工協調ゾーン
・点在する工場等との協調により、就業環境と居住環境が協調する地域整備を検討する。
⑦ 工業保全ゾーン
・貴重な就業の場として、工場等の立地を保全する。
⑧ 田園環境保全ゾーン
・市街地縁辺部に立地している農業集落を中心とした地域が対象
・豊かな自然環境と共生できるよう集落環境を整備する
⑨ 農地・緑地保全ゾーン
・生産の場、貴重な緑地として農地等を保全する
⑩ まちづくりエリア
・産業系機能の立地誘導地区や駅周辺の利便性に着目した市街地整備候補地、すでに人
口集中地区となっている市街化区域に隣接する市街化調整区域等が対象
・25 万 5 千人に相応しい市街地形成を図るために計画的な市街地整備を推進する。
⑪ まちづくりエリア(住宅地整備ゾーン)
・まちづくりエリアの内、特に住宅市街地として整備に取り組むエリア。
34
図
住宅市街地整備方針図
道路網等は、都市計画マスタープランで検討されている将
来交通体系を図化しています。
35
36
6.重点供給地域の計画の方向
(1)重点供給地域の指定の目的
埼玉県では、今後も住宅の需要が見込まれることから、住生活基本法第 17 条第2項
第6号の住宅の供給等及び住宅の供給を重点的に図るべき地域(重点供給地域)を設定
している。重点供給地域に位置付ける地域は、当該地域の立地、土地利用の状況等から
みて、住宅若しくは宅地の計画的な供給の促進を図るべき地域、当該地域の居住水準、
都市構造等からみて、住宅供給等の必要性の高い地域、今後 10 年間に相当量の良質な
住宅・宅地の供給が見込まれる一定のまとまりのある地域となっている。埼玉県では、
居住水準及び住環境水準の向上を図ろうとする住宅政策上の観点から、積極的に指定し
ており、春日部市域では地域類型で市街化区域内農地型に9地域が位置づけられている。
また、埼玉県都市計画「住宅市街地の開発整備の方針」で西部第二地区、藤塚第三地区、
西金野井第二地区が、重点供給地域のうち、特に計画的な住宅市街地の整備又は開発が
必要な重点地区に定められている。
表
重点供給地域の概要
地域名称
位置
地域
施策の方向
面積
梅田第二特定
梅田本町二丁目の全域
18ha
土地区画整理事業が完了した地域内の低・未利用地の有効利用を
促進し、中低層住宅の供給に努める。
内牧第二
栄町一~三丁目の全域
57 ha
土地区画整理事業が完了した地域内の低・未利用地の有効利用を
促進し、中低層住宅の供給に努める。
*西部第二
南二丁目の全域、南一丁
(内谷地区)
目の一部
25 ha
区画整理以外の整備手法を含め土地区画整理事業等の早期実現に
努め、地域内の低・未利用地の有効利用を促進し、中低層住宅の
供給に努める。
西部第七
豊町二~五丁目の全域、
45.8 ha
豊町一・六丁目の一部
*藤塚第三
藤塚の一部
土地区画整理事業が完了した地域内の低・未利用地の有効利用を
促進し、中低層住宅の供給に努める。
32 ha
地域内の低・未利用地の有効利用を促進し、中低層住宅の供給
に努める。
藤塚第二
本田町一・二丁目の一部
20.4ha
土地区画整理事業が完了した地域内の低・未利用地の有効利用
を促進し、中低層住宅の供給に努める。
一ノ割根耕地
一ノ割三・四丁目の一部
19 ha
低密で低層な戸建住宅の新規供給を図るとともに、農家の土地
利用を促進するため賃貸による集合住宅を促進させる。
*西金野井第二
西金野井の一部
西金野井第一
西金野井の一部、新宿新
33.6ha
施行中の西金野井第二土地区画整理事業を促進し、低層住宅の
供給を促進する。
田の一部、大衾の一部
32 ha
基盤施設整備と併せて低層住宅の供給を図るため、土地区画整
理事業等の実現に努める。
*:春日部都市計画「住宅市街地の開発整備の方針」(平成 20 年 3 月埼玉県)に定められた重点地区
37
図
重点供給地域位置図
道路網等は、都市計画マスタープランで検討されている将
来交通体系を図化しています。
38
7.地域特性に応じた施策の展開
(1)地域区分
住宅市街地の整備にあたっては、市域を 10 の生活単位で区分し、それぞれの地域に
おいて都市計画マスタープランに定める地区整備の将来方向を実現するため、地域資源
や公共施設の整備状況、交通網、土地利用の形態などの現状を把握し、地域特性に応じ
た住宅市街地整備の方向性を示す。
図
地域区分図
表
地域別町名一覧
番号
1
地域名
粕壁地域
2
3
幸松地域
武里地域
4
5
内牧地域
豊春地域
6
7
8
豊野地域
南桜井地域
庄和北地域
9
10
庄和中央地域
庄和南地域
町丁名
粕壁、粕壁1~4丁目、中央1~8丁目、浜川戸1~2丁目
粕壁東1~6丁目、緑町1~6丁目、南1~5丁目、八木崎町
八丁目、小淵、不動院野、樋籠、牛島、樋堀、新川
千間1丁目、備後西1~5丁目、備後東1~8丁目、一ノ割、一ノ割1~4丁目、
武里中野、薄谷、大場、大畑、大枝、増田新田、団地1~9街区
梅田、梅田1~3丁目、梅田本町1~2丁目、内牧、南栄町、栄町1~3丁目
谷原新田、上大増新田、下大増新田、増富、増戸、下蛭田、花積、道口蛭田、
上蛭田、道順川戸、南中曽根、新方袋、西八木崎1~3丁目、谷原1~3丁目、
大沼1~7丁目、豊町1~6丁目
赤沼、銚子口、藤塚、六軒町、本田町1~2丁目、豊野町1~3丁目
西金野井、大衾、米島、新宿新田
西親野井、西宝珠花、塚崎、木崎、上吉妻、下吉妻、小平、芦橋、神間、椚、倉常、
榎、立野
上金崎、金崎、上柳、下柳、永沼
水角、赤崎、飯沼、米崎、東中野
39
粕壁地域
地域の特性
概
況
図
土地利用の現況
粕壁地域は、市の中央部に位置し、人口は
45,953 人で全市の 19.3%を占めている。
日光街道の宿場町として発展し、現在は春日部駅
を中心として、商業、業務、文化、教育、行政など
の諸機能が集まっており、地域は春日部市の中心市
街地と周辺の住宅地で形成されている。
人口・世帯の動向
春日部駅周辺でのマンション供給や、小規模な農
地転用による開発を受け、人口・世帯とも近年、増
加傾向にある。年齢3階層別人口をみると、老年人
口比は 15.1%となっている。
住宅・住環境の特徴
・土地区画整理事業が実施された地区、土地改良後の農地が急速に宅地化された地区、旧街道に面した古くからの居住
空間から形成されている。
・駅周辺では法的容積率が高いことから、タワー型のマンションがみられる。
重点供給地域*:重点地区
西部第二地域(内谷地区)*
②地域データ
図
人口・世帯数の推移
図
年齢三階層別人口(平成 17 年)
(人・世帯)
50,000
45,000
45,972
44,589
40,000
100
93.3
93.4
90.6
90
45,953
80
35,000
70
30,000
60
25,000
50
40
20,000
15,000
19,050
17,963
16,367
30
20
10,000
5,000
2.72
2.56
2.41
H11
H16
H21
10
0
0
世帯
人口
人口密度
世帯当たり人員
資料:国勢調査
表
地区の概要(平成 17 年国勢調査)
人口
世帯数
面積
人口密度
市街化区域面積
(人)
(世帯)
(ha)
(人/ha)
(ha)
粕壁地域
46,009(19.3%)
17,911(20.4%)
492.4(7.5%)
93.4
462(24.4%)
93.8%
2.57
春日部市
238,506
87,589
6,598.0
36.1
1,891.4
28.7%
2.72
一戸建て率
6m 接道住宅率
市街化区域率
1世帯当たり人員
(人/世帯)
(平成 20 年住宅・土地統計調査)
住宅数
空き家率
持ち家率
(戸)
最低居住水
高齢者のみ世
準確保率
帯率
粕壁地域
18,090(20.6%)
13.7%
62.8%
48.9%
70.1%
90.8%
14.0%
春日部市
87,680
11.3%
67.4%
61.5%
71.9%
92.9%
14.6%
*( )内の数字は全市に対する割合
40
(住宅市街地の特徴)
公的賃貸住宅
県営住宅:春日部八木崎住宅(68 戸)、春日部南住宅(42 戸)、春日部ひがし住宅(28 戸)、
センターヒルズ春日部住宅(35 戸)
市営住宅:緑町住宅(118 戸)、大池住宅(18 戸)
埼玉県特定優良賃貸住宅:3 住宅(88 戸)
地区計画
粕壁東二丁目地区地区計画(5.0ha)、春日部駅西口南地区地区計画(4.0ha)
建築協定
春日部南2丁目「ティアラコート」
面整備
市街地再開発事業:春日部駅東口第 6 街区第一種市街地再開発事業(完了)、粕壁三丁
目A街区第一種市街地再開発事業(事業中)、土地区画整理事業 8 地区(185.4ha)
③住宅市街地整備の方向
・中心市街地としてのポテンシャルを活かし、中高層住宅の供給を誘導する。
・居住継続に配慮しながら、老朽住宅の更新を進める。
・歩いて暮らせる環境整備により、子どもから高齢者まで誰もが暮らしやすい利便性の高い住宅市街地を目指す
図
住宅・住環境整備方針
41
幸松地域
地域の特性
概
況
土地利用の現況
図
土地利用の現況
大落古利根川と中川に東西を囲われ、北部に田園
地帯、南西部に居住空間が広がっている。人口は
22,212 人で全市の 9.3%を占めている。高度成長
以前、旧街道沿いと集落地に住宅が立地していたが、
土地改良後、農地の宅地化によって人口が増加して
きた。
人口・世帯の動向
北春日部駅周辺での供給や、小規模な農地転用に
よる開発を受け、人口・世帯とも近年、増加傾向に
ある。年齢3階層別人口をみると、老年人口比は
15.2%となっている。
住宅・住環境の特徴
・急激に宅地化が進んだため、戸建て住宅は道路基盤が脆弱
・準工業地域に住宅が立地している。
重点供給地域*:重点地区
-
②地域データ
図
人口・世帯数の推移
図
年齢三階層別人口(平成 17 年)
(人・世帯)
25,000
35
30.4
21,691
20,000
30.9
31.0
22,277
30
22,212
25
15,000
20
15
10,000
5,000
8,504
8,040
7,235
10
3.00
2.77
2.61
H11
H16
H21
5
0
0
世帯
人口
人口密度
世帯当たり人員
資料:国勢調査
表
地区の概要(平成 17 年国勢調査)
人口
世帯数
面積
人口密度
市街化区域面積
(人)
(世帯)
(ha)
(人/ha)
(ha)
市街化区域率
1世帯当たり人員
(人/世帯)
幸松地域
22,105(9.3%)
7,809(8.9%)
718.3(10.9%)
30.8
217.1(11.5%)
30.2%
2..83
春日部市
238,506
87,589
6,598.0
36.1
1,891.4
28.7%
2.72
一戸建て率
6m 接道住宅率
(平成 20 年住宅・土地統計調査)
住宅数
空き家率
持ち家率
(戸)
最低居住水
高齢者のみ世
準確保率
帯率
幸松地域
8,640(9.9%)
7.5%
83.4%
73.6%
65.3%
96.5%
10.1%
春日部市
87,680
11.3%
67.4%
61.5%
71.9%
92.9%
14.6%
*( )内の数字は全市に対する割合
42
(住宅市街地の特徴)
公的賃貸住宅
県営住宅:-
市営住宅:牛島住宅(9 戸)
都市再生機構住宅:小渕団地(230 戸)"
地区計画
建築協定
ヘルシータウン春日部
藤の木台
面整備
③住宅市街地整備の方向
・建物更新に合わせ居住環境の向上を図る。
・市街化区域内に農地や空閑地が散在している。宅地化にあたっては、周辺環境に配慮した住宅の供給を目指す。
・市街化調整区域での既存宅地では建て替え更新に合わせ都市基盤の拡充を図る。
・まちづくりエリア(住宅地整備ゾーン)では面整備による住宅供給を図る。
図
住宅・住環境整備方針
43
武里地域
地域の特性
概
図
土地利用の現況
況
市の南部に位置し、人口 57,323 人で全市の
24.1%を占めている。東武伊勢崎線沿線の戸建て住
宅地、日本住宅公団(現:都市再生機構)によって
開発された武里団地と西側の田園地域から形成され
ている。
人口・世帯の動向
武里団地を中心に、人口・世帯とも近年、減少傾
向にある。年齢3階層別人口をみると、老年人口比
は 18.6%と全市と比べて高くなっている。
住宅・住環境の特徴
・土地改良の実施された後、住宅がスプロールしていった地区では、市街化後に公共下水道の整備や道路の改良が行わ
れている。
・武里団地は中層の団地地区としてゆとりある住宅地となっている。
・比較的規模の大きな民間宅地開発地区では基盤整備と市街化が計画的に進められている。
重点供給地域*:重点地区
一ノ割根耕地地域*
②地域データ
図
人口・世帯数の推移
図
(人・世帯)
70,000
79.8
60,000
79.0
60,808
80
75.3
60,162
70
57,323
50,000
60
40,000
50
40
30,000
20,000
10,000
年齢三階層別人口(平成 17 年)
世帯数
(世帯)
90
22,358
30
24,306
23,909
20
2.72
2.52
2.36
H11
H16
H21
10
0
0
世帯
人口
人口密度
世帯当たり人員
資料:国勢調査
表
地区の概要(平成 17 年国勢調査)
人口
世帯数
面積
人口密度
市街化区域面積
(人)
(世帯)
(ha)
(人/ha)
(ha)
武里地域
58,607(24.5%)
23,225(26.5%)
761.7(8.7%
76.9
407.1(21.5%)
53.4%
2.52
春日部市
238,506
87,589
6,598.0
36.1
1,891.4
28.7%
2.72
一戸建て率
6m 接道住宅率
市街化区域率
1世帯当たり人員
(人/世帯)
(平成 20 年住宅・土地統計調査)
住宅数
空き家率
持ち家率
(戸)
最低居住水
高齢者のみ世
準確保率
帯率
武里地域
21,610(31.9%)
14.3%
52.6%
49.5%
78.6%
91.4%
21.3%
春日部市
87,680
11.3%
67.4%
61.5%
71.9%
92.9%
14.6%
*( )内の数字は全市に対する割合
44
(住宅市街地の特徴)
公的賃貸住宅
県営住宅:-
市営住宅:備後住宅(9 戸)
都市再生機構住宅:武里団地(5,659 戸)
埼玉県特定優良賃貸住宅:3 住宅(121 戸)
地区計画
一ノ割根耕地地区計画(19.0ha)、備後東地区地区計画(44.6ha)、大枝池端地区地区
計画(16.6ha)、武里団地センター地区地区計画(8.1ha)
建築協定
春日部市武里角栄団地
面整備
土地区画整理事業 1 地区(5.6ha)
③住宅市街地整備の方向
・武里団地地区は住環境を保全し、居住継続、若年層の流入を図るよう都市再生機構に働きかける。
・住環境の良好な住宅については、住環境を維持・保全する。
・東武線沿線に広がる住宅地については、既存住宅の更新に合わせた基盤の改善を図る。
・宅地の細分化、ミニ開発等の環境悪化に対し、宅地化を計画的に誘導し、良好な住環境の形成を図る。
図
住宅・住環境整備方針
45
内牧地域
地域の特性
概
況
図
土地利用の現況
市の北西部に位置し、人口 13,612 人で全市の
5.7%を占めている。東部は住宅地、南部は南栄町
工業団地、北部西部は大宮大地の東端で農地、樹林
地となっている。
人口・世帯の動向
小規模な農地転用による開発を受け、人口・世帯
とも近年、微増傾向にある。年齢3階層別人口をみ
ると、老年人口比は 12.9%となっている。
住宅・住環境の特徴
・市街化区域は概ね面整備によって開発された住宅
地となっている。
・北部西部の集落地は台地の尾根に沿って立地している。
重点供給地域*:重点地区
梅田第二特定地域、内牧第二地域
②地域データ
図
人口・世帯数の推移
図
(人・世帯)
16,000
14,000
12,000
30
25.7
24.9
24.0
25
13,612
13,151
12,690
20
10,000
8,000
15
6,000
4,000
2,000
年齢三階層別人口(平成 17 年)
10
5,465
4,894
4,400
2.88
2.69
2.49
H16
H21
5
0
0
H11
世帯
人口
人口密度
世帯当たり人員
資料:国勢調査
表
地区の概要(平成 17 年国勢調査)
人口
世帯数
面積
人口密度
市街化区域面積
(人)
(世帯)
(ha)
(人/ha)
(ha)
市街化区域率
1世帯当たり人員
(人/世帯)
内牧地域
13,301(5.6%)
4,927(5.6%)
529.2(8.0%)
25.1
203.3(10.7%)
38.4%
2.70
春日部市
238,506
87,589
6,598.0
36.1
1,891.4
28.7%
2.72
一戸建て率
6m 接道住宅率
(平成 20 年住宅・土地統計調査)
住宅数
空き家率
持ち家率
(戸)
最低居住水
高齢者 み世帯
準確保率
率
内牧地域
6,370(7.3%)
7.5%
64.7%
65.6%
64.2%
90.0%
8.6%
春日部市
87,680
11.3%
67.4%
61.5%
71.9%
92.9%
14.6%
*( )内の数字は全市に対する割合
46
(住宅市街地の特徴)
公的賃貸住宅
県営住宅:春日部内牧住宅(70 戸)、春日部栄町住宅(20 戸)
市営住宅:-
地区計画
-
建築協定
-
面整備
土地区画整理事業 4 地区(127.0ha)
③住宅市街地整備の方向
・住環境の良好な住宅については、住環境を維持・保全する。
・基盤整備されていない地区では建物更新に合わせ居住環境の向上を図る。
・市街化調整区域では自然と調和した集落環境を整備する。
・まちづくりエリア(住宅地整備ゾーン)では面整備による住宅供給を図る。
図
住宅・住環境整備方針
47
豊春地域
地域の特性
概
況
図
土地利用の現況
市の西部に位置する。人口は 42,729 人で全市の
17.9%を占めている。国道 16 号沿道を中心に居住
空間が広がっており、地域の南部と北部に田園空間
が広がっている。
人口・世帯の動向
比較的早い時期に市街化が進んだため、人口は近
年、減少傾向にあるが、世帯数は微増している。年
齢3階層別人口をみると、老年人口比は 14.1%とな
っている。
住宅・住環境の特徴
・地域の中央部の道路・鉄道沿線に居住空間が広が
っており、小規模な開発による戸建て住宅地、面
整備地区、建築協定がむずばれている民間戸建て
住宅が混在している。
・比較的古くから分譲マンションが立地しており、団地型の分譲マンションも立地する。
重点供給地域*:重点地区
西部第七地域*
②地域データ
図
人口・世帯数の推移
図
年齢三階層別人口(平成 17 年)
(人・世帯)
50,000
70
45,000
40,000
44,305
44,062
57.3
35,000
60
42,729
56.8
55.1
50
30,000
40
25,000
30
20,000
15,000
16,719
16,015
15,005
20
10,000
5,000
2.95
2.75
2.56
H11
H16
H21
10
0
0
世帯
人口
人口密度
世帯当たり人員
資料:国勢調査
表
地区の概要(平成 17 年国勢調査)
人口
世帯数
面積
人口密度
市街化区域面積
(人)
(世帯)
(ha)
(人/ha)
(ha)
豊春地域
43,188(18.1%)
15,439(17.6%)
775.5(11.8%)
55.7
386.7(20.4%)
49.9%
2.80
春日部市
238,506
87,589
6,598.0
36.1
1,891.4
28 7%
2.72
一戸建て率
6m 接道住宅率
市街化区域率
1世帯当たり人員
(人/世帯)
(平成 20 年住宅・土地統計調査)
住宅数
空き家率
持ち家率
(戸)
最低居住水
高齢者のみ世
準確保率
帯率
豊春地域
15,110(17.2%)
17.2%
69.0%
55.8%
66.4%
93.4%
11.5%
春日部市
87,680
11.3%
67.4%
61.5%
71.9%
92.9%
14.6%
*( )内の数字は全市に対する割合
48
(住宅市街地の特徴)
公的賃貸住宅
県営住宅:春日部大沼住宅(20 戸)、春日部豊春住宅(42 戸)、春日部豊春北住宅(51
戸)、春日部市谷原新田住宅(117 戸)、春日部市下蛭田住宅(20 戸)
市営住宅:花積住宅(20 戸)、上蛭田第二住宅(54 戸)
埼玉県特定優良賃貸住宅:2 住宅(66 戸)
地区計画
-
建築協定
小林住宅豊春ハイタウン、春日部市「ふじの街」地区、サニータウン春日部地区、立野
自治会、春日部市豊春マインドスクエアⅡ(2)
、コスモタウン春日部彩S、春日部市豊
春「ファーテル・ヴィラ」、春日部ザ・パークアソシエ、春日部市大沼1丁目地区
面整備
土地区画整理事業 5 地区(171.1ha)
③住宅市街地整備の方向
・住環境の良好な住宅については、住環境を維持・保全する。
・基盤整備されていない地区では建物更新に合わせ居住環境の向上を図る。
・市街化調整区域では自然と調和した集落環境を整備する。
・まちづくりエリア(住宅地整備ゾーン)では面整備による住宅供給を図る。
図
住宅・住環境整備方針
49
豊野地域
地域の特性
概
況
図
土地利用の現況
市の中央南部に位置する。人口は 19,151 人で全
市の 8.0%を占めている。大落古利根川と中川に囲
まれた田園地帯だったが、急速に市街化された。南
部に豊野工業団地が位置している。
人口・世帯の動向
小規模な農地転用による開発を受け、人口・世帯
とも近年、増加傾向にある。年齢3階層別人口をみ
ると、老年人口比は 16.5%となっている。
住宅・住環境の特徴
・戸建て住宅が中心で、南部は面整備地区となって
いる。
・耕地が宅地化された北部では道路ネットワークが
脆弱となっている。
重点供給地域*:重点地区
藤塚第二地域、*藤塚第三地域
②地域データ
図
人口・世帯数の推移
図
年齢三階層別人口(平成 17 年)
(人・世帯)
25,000
37.8
40
37.9
37.8
35
20,000
19,118
19,039
30
19,151
25
15,000
20
10,000
5,000
15
6,096
3.12
6,641
2.88
H11
H16
10
7,210
2.66
5
0
0
世帯
人口
H21
人口密度
世帯当たり人員
資料:国勢調査
表
地区の概要(平成 17 年国勢調査)
人口
世帯数
面積
人口密度
市街化区域面積
(人)
(世帯)
(ha)
(人/ha)
(ha)
市街化区域率
1世帯当たり人員
(人/世帯)
豊野地域
18,895(7.9%)
6,391((7.3%)
505.8(7.7%)
37.4
215.2(11.4%)
42.5%
2.96
春日部市
238,506
87,589
6,598.0
36.1
1,891.4
28.7%
2.72
一戸建て率
6m 接道住宅率
(平成 20 年住宅・土地統計調査)
住宅数
空き家率
持ち家率
(戸)
最低居住水
高齢者のみ世
準確保率
帯率
豊野地域
6,330(7.2%)
9.8%
81.5%
89.7%
56.9%
95.7%
17.1%
春日部市
87,680
11.3%
67.4%
61.5%
71.9%
92.9%
14.6%
*( )内の数字は全市に対する割合
50
(住宅市街地の特徴)
公的賃貸住宅
県営住宅:-
市営住宅:藤塚根郷住宅(50 戸)、藤塚第一住宅(12 戸)、藤塚第二住宅(12 戸)、藤
塚第三住宅(13 戸)
埼玉県特定優良賃貸住宅:1 住宅(1 戸)
地区計画
豊野工業団地地区計画(35.4ha)、藤塚新田地区計画(2.1ha)、藤塚第三地区地区計画
(3.6ha)
建築協定
-
面整備
土地区画整理事業 6 地区(100.3ha)
③住宅市街地整備の方向
・緑に囲まれた環境を活かし、住環境の良好な住宅については、住環境を維持・保全する。
・基盤整備されていない地区では建物更新に合わせ居住環境の向上を図る。
・市街化調整区域では自然と調和した居住環境の向上を図る。
図
住宅・住環境整備方針
51
南桜井地域
地域の特性
概
況
図
土地利用の現況
東武野田線南桜井駅を中心とした高台に位置する地
区。人口は 24,669 人で全市の 10.4%を占める。
戦前に時計工場が立地したことで市街化が進み、高
度成長期に住宅団地開発により人口が急増した。現
在、土地区画整理事業が行われている
人口・世帯の動向
土地区画整理事業が進み、人口・世帯とも近年、
増加傾向にある。年齢3階層別人口をみると、老年
人口比は 17.1%となっている。
住宅・住環境の特徴
土地区画整理事業などの面開発による基盤施設の整
った住宅地とスプロールによる道路ネットワークの
脆弱な住宅地に分かれる。
重点供給地域*:重点地区
西金野井第一地域、*西金野井第二地域
②地域データ
図
人口・世帯数の推移
図
年齢三階層別人口(平成 17 年)
(人・世帯)
30,000
60
54.20
53.98
53.35
50
25,000
24,770
24,669
24,381
20,000
40
15,000
30
20
10,000
5,000
9,127
8,410
8,037
10
3.08
2.90
2.70
H11
H16
H21
0
0
世帯
人口
人口密度
世帯当たり人員
資料:国勢調査
表
地区の概要(平成 17 年国勢調査)
南桜井地域
春日部市
人口
世帯数
面積
人口密度
市街化区域面積
(人)
(世帯)
(ha)
(人/ha)
(ha)
23,902(10.0%)
8,267(9.4%)
457.0(6. %)
52.3
238,506
87,589
6,598.0
36.1
1,891.4
一戸建て率
6m 接道住宅率
市街化区域率
1世帯当たり人員
(人/世帯)
2.89
28.7%
2.72
(平成 20 年住宅・土地統計調査)
住宅数
空き家率
持ち家率
(戸)
南桜井地域
春日部市
最低居住水
高齢者のみ世
準確保率
帯率
8,040(9.2%)
11.7%
77.4%
79.0%
90.0%
93.4%
13.3%
87,680
11.3%
67.4%
61.5%
71.9%
92.9%
14.6%
*( )内の数字は全市に対する割合
52
(住宅市街地の特徴)
公的賃貸住宅
県営住宅:庄和南桜井住宅(56 戸)、庄和西金野井住宅(27 戸)、庄和尾ヶ崎住宅(62
戸)
市営住宅:西金野井住宅(54 戸)、新宿新田住宅(39戸)
地区計画
三井南桜井団地地区計画(4.0ha)、桜台 2 区地区計画(6.2ha)、米島ニュータウン地
区計画(6.8ha)、南桜井サニータウン地区計画(4.6ha)、南桜井ローズタウン地区計画
(1.5ha)、ホープタウン大きん地区計画(2.3ha)、西金野井第二地区計画(33.6ha)、
東急南桜井地区地区計画(2.4ha)、新宿新田大砂地区地区計画(0.9ha)
建築協定
ガーデンタウン南桜井
面整備
土地区画整理事業 2 地区(65.0ha)
③住宅市街地整備の方向
・面整備を促進し、水と緑をいかしたゆとりある住環境整備を図る。
・既存住宅団地では地区計画を活用し、良好な住環境の維持を図る。
図
住宅・住環境整備方針
53
庄和北地域
地域の特性
概
況
図
土地利用の現況
市の北東部に位置する良好な田園地帯。人口は
4,488 で全市の 1.9%を占める。地区の大部分は農
業振興地域だが、北東部江戸川沿いの西宝珠花は古
くから河川交通の要衝として栄えてきた。
人口・世帯の動向
人口・世帯とも近年、減少傾向にある。世帯当た
り人員数は 3.75 人と高く、また、高齢者のみ世帯
率は低くなっている。年齢3階層別人口をみると、
老年人口比は 22.2%と高い。
住宅・住環境の特徴
・西宝珠花地区には町家や土蔵などの伝統的建造物が残っている。
・屋敷林を持つなどゆとりある住宅地が点在している。
重点供給地域*:重点地区
-
②地域データ
図
人口・世帯数の推移
図
年齢三階層別人口(平成 17 年)
(人・世帯)
10,000
5.0
4.37
3.88
8,000
4.5
4.24
3.92
3.65
4.0
3.34
3.5
6,000
3.0
2.5
5,006
4,000
4,852
4,488
2.0
1.5
2,000
1.0
1,330
1,290
0.5
1,344
0
0.0
H11
H16
世帯
人口
H21
人口密度
世帯当たり人員
資料:国勢調査
表
地区の概要(平成 17 年国勢調査)
庄和北地域
春日部市
人口
世帯数
面積
人口密度
市街化区域面積
(人)
(世帯)
(ha)
(人/ha)
(ha)
市街化区域率
1世帯当たり人員
(人/世帯)
4,608(1.9%)
1,228(1.4%)
1,145.1(17.4%)
4.0
0(-)
0.0%
3.75
238,506
87,589
6,598.0
36.1
1,891.4
28.7%
2.72
(平成 20 年住宅・土地統計調査【庄和地域Ⅱ:庄和北・庄和中央・庄和南の合計値】
)
住宅数
空き家率
持ち家率
一戸建て率
6m 接道住宅率
(戸)
庄和地域Ⅱ
春日部市
最低居住水
高齢者のみ世
準確保率
帯率
3,480(4.0%)
10.1%
93.1%
96.8%
79.6%
100.0%
9.5%
87,680
11.3%
67.4%
61.5%
71.9%
92.9%
14.6%
*( )内の数字は全市に対する割合
54
(住宅市街地の特徴)
公的賃貸住宅
県営住宅:-
市営住宅:西宝珠花北住宅(13 戸)
地区計画
-
建築協定
-
面整備
-
③住宅市街地整備の方向
・西宝珠花地区では歴史を活かし、住環境を保全するため、地区計画を活用する。
・田園景観と調和を図り居住環境の向上を図る。
図
住宅・住環境整備方針
55
庄和中央地域
地域の特性
概
況
図
土地利用の現況
旧庄和町の中心で行政施設が集積している。人口は
3,761 人で全市の 1.6%を占める。土地利用の中心
は農地となっているが、東埼玉道路のインターチェ
ンジが地区中心部に計画されており、地区環境が大
きく変化する可能性がある
人口・世帯の動向
人口は近年減少傾向にある。世帯数は増加傾向に
あり、小世帯化が進んでいる。年齢3階層別人口を
みると、老年人口比は 19.2%と高い。
住宅・住環境の特徴
・緑と調和した農家が点在しているが、広域幹線道
路沿道では無秩序な市街化が進行している。
重点供給地域*:重点地区
②地域データ
図
人口・世帯数の推移
図
年齢三階層別人口(平成 17 年)
(人・世帯)
5.68
10,000
6.0
5.70
5.37
5.0
8,000
3.60
4.0
3.33
6,000
3.02
3.0
4,000
3,978
3,992
2.0
3,761
2,000
1.0
1,246
1,199
1,106
0
0.0
H11
H16
世帯
人口
H21
人口密度
世帯当たり人員
資料:国勢調査
表
地区の概要(平成 17 年国勢調査)
庄和中央地域
春日部市
人口
世帯数
面積
人口密度
市街化区域面積
(人)
(世帯)
(ha)
(人/ha)
(ha)
3,769(1.6%)
1,129(1.3%)
699.9(10.6%)
5.4
0(-)
238,506
87,589
6,598.0
36.1
1,891.4
市街化区域率
1世帯当たり人員
(人/世帯)
0.0%
3.34
28.7%
2.72
(平成 20 年住宅・土地統計調査【庄和地域Ⅱ:庄和北・庄和中央・庄和南の合計値】
)
住宅数
空き家率
持ち家率
一戸建て率
6m 接道住宅率
(戸)
庄和地域Ⅱ
春日部市
最低居住水
高齢者のみ世
準確保率
帯率
3,480(4.0%)
10.1%
93.1%
96.8%
79.6%
100.0%
9.5%
87,680
11.3%
67.4%
61.5%
71.9%
92.9%
14.6%
*( )内の数字は全市に対する割合
56
(住宅市街地の特徴)
公的賃貸住宅
県営住宅:庄和金崎はなわ住宅(50 戸)
市営住宅:平松谷住宅(15 戸)
地区計画
-
建築協定
-
面整備
-
③住宅市街地整備の方向
・大規模な土地利用転換の可能性があり、面整備と連動した住宅地整備を図る。
・開発にあたっては田園風景とまちづくりエリアが調和する街並み形成を目指す。
図
住宅・住環境整備方針
57
庄和南地域
地域の特性
概
況
図
市の南東部に位置する田園地帯。人口は 4,353 人
土地利用の現況
で全市の 1.8%を占める。丘陵部には旧来の農家住
宅と小規模な宅地開発による住宅が散在する。南部
にはミニ工業団地、浄水場が立地する。
人口・世帯の動向
人口・世帯とも近年、微増傾向にあり、世帯の小
規模化も進行している。年齢3階層別人口をみると、
老年人口比は 19.8%となっている。
住宅・住環境の特徴
・緑と調和した集落とスプロールによる道路ネット
ワークの脆弱な住宅地から形成されている。
重点供給地域*:重点地区
-
②地域データ
図
人口・世帯数の推移
図
年齢三階層別人口(平成 17 年)
(人・世帯)
10,000
10.0
8.68
9.0
8.49
8.42
8,000
8.0
7.0
6,000
6.0
5.0
4,000
4,452
4,321
3.34
3.0
3.09
2,000
2.84
2.0
1,531
1,398
1,332
4.0
4,353
1.0
0
0.0
H11
H16
世帯
人口
H21
人口密度
世帯当たり人員
資料:国勢調査
表
地区の概要(平成 17 年国勢調査)
庄和南地域
春日部市
人口
世帯数
面積
人口密度
市街化区域面積
(人)
(世帯)
(ha)
(人/ha)
(ha)
市街化区域率
1世帯当たり人員
(人/世帯)
4,122(1.7%)
1,263(1.4%)
513 0(7.8%)
8.0
0(-)
0.0%
3.26
238,506
87,589
6,598.0
36.1
1,891.4
28.7%
2.72
(平成 20 年住宅・土地統計調査【庄和地域Ⅱ:庄和北・庄和中央・庄和南の合計値】
)
住宅数
空き家率
持ち家率
一戸建て率
6m 接道住宅率
(戸)
庄和地域Ⅱ
春日部市
最低居住水
高齢者のみ世
準確保率
帯率
3,480(4.0%)
10.1%
93.1%
96.8%
79.6%
100.0%
9.5%
87,680
11.3%
67.4%
1.5%
71.9%
92.9%
14.6%
*( )内の数字は全市に対する割合
58
(住宅市街地の特徴)
公的賃貸住宅
県営住宅:-
市営住宅:東中野住宅(30 戸)
地区計画
-
建築協定
-
面整備
土地区画整理事業 1 地区(44.3ha)
③住宅市街地整備の方向
・良質な集落景観を保全し、居住環境を向上するために地区計画の活用を図る。
・斜面林や屋敷林の保全を図る。
図
住宅・住環境整備方針
59