Software Engineering Center Information-technology Promotion Agency, Japan SECセミナー 2012年11月12日 定量データ活用等によるITプロジェクトの見える化 定量的開発管理とSECの取組み IPA情報処理推進機構 技術本部 SECソフトウェア・エンジニアリング・センター 研究員 三毛 功子 Copyright© 2012 Information-technology Promotion Agency, Japan. All rights reserved. Software Engineering Center IT産業を取り巻く環境の変化 競争の激化 ビジネスモデルの革新 トラブルの多発 期待・ ニーズ ネットワークの普及 SEC Software Engineering for Mo・No・Zu・Ku・Ri システムへの 要求が増大 ・低コスト、短納期開発 ・多機能化、高性能化 安全・安心への 要請が増大 ・信頼できるマネジメント ・トラブル未然抑止 理 想 リスクの増大 不適切な見積、生産性の見誤り 現 実 人海戦術的な手段による対処 KKD(勘、経験、度胸) SECセミナー(東京)2012年11月12日 Copyright© 2012 IPA, All rights reserved. Software Engineering Center 2 SEC ユーザ・ベンダ間の合意形成 ユーザ 【事業計画】 ・事業目的 ・事業領域/規模 ・投資/回収 ・事業スケジュール Software Engineering for Mo・No・Zu・Ku・Ri ベンダ 要件 整合 実現性 【プロジェクト計画】 ・開発目的 ・スコープ/規模 ・予算 ・開発スケジュール 「やりたいこと」と「できること」の整合が必要だが・・・ ・共有しやすい見積り手法がない ・初期の仕様は固めにくく、早期契約時の適切な見積りが困難 ・要件決定の遅れ、プロジェクト途中での仕様変更の発生 定量データに裏付けられたマネジメントが必要 SECセミナー(東京)2012年11月12日 Copyright© 2012 IPA, All rights reserved. Software Engineering Center 3 SEC 定量データの必要性・効用 Software Engineering for Mo・No・Zu・Ku・Ri 定量データが十分集まれば・・・こんな活用ができる ・IT投資、概略計画の妥当性、実現性の目安 経営層 業務・情報システム部門 ユーザ 組織長・スタッフ プロジェクト管理者 ・予算数値、根拠の制御 ・ベンダからの見積の比較と評価、強み/弱みの認識 ・計画策定、目標値の制定、QCDの妥当性評価 ・予実差異の分析、完了評価、開発能力の評価 ユーザ、ベンダ間の合意形成 ベンダ 経営層 ・自社の強み・弱み、生産性などの開発力の認識 PMO 品質保証部門 ・定量データベースの構築 ・自社プロジェクトのベンチマーキング、モニタリング プロジェクトマネージャ プロジェクトリーダ ・規模、工数、工期、品質の見積り、計画策定、制御 ・オフショア等、外部委託先評価 SECセミナー(東京)2012年11月12日 Copyright© 2012 IPA, All rights reserved. Software Engineering Center 4 SEC 組織的な取り組みが必要 Software Engineering for Mo・No・Zu・Ku・Ri インプロセス 組織的活動 見える化 データ精査・分析 ポスト プロセス 組織的データ活用 コンテンツ作成 サイクル データ収集 FP規模と工数 (新規開発、IFPUGグループ) 信頼幅50%付き 300,000 値 y(50%) y(-50%) 自社蓄積 データ (計画と実績) 現 場 利 用 実績工数(開発5工程) [人時] 250,000 生 産 性 200,000 データ利用 150,000 100,000 50,000 0 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 FP実績値(調整前) プロジェクト内データ収集・蓄積 見積り・予測 プロジェクト計画 組織へのデータ提供 規 模 工 数 工期 品質 【基本指標】 定量的プロジェクト管理・マネジメント 基本設計 詳細設計 製作 結合テスト 総合テスト 個人やプロジェクト内部で定量データを活用するだけでなく、活用 のプロセスを確立し、活用サイクルを組織的に回すことが重要。 SECセミナー(東京)2012年11月12日 Copyright© 2012 IPA, All rights reserved. Software Engineering Center 5 SECが提供する定量関連のコンテンツ・ツール群 SECセミナー(東京)2012年11月12日 Copyright© 2012 IPA, All rights reserved. SEC Software Engineering for Mo・No・Zu・Ku・Ri Software Engineering Center 6 SECのデータ白書 プロジェクト評価の基礎となるデータの蓄積 SEC Software Engineering for Mo・No・Zu・Ku・Ri ■目的:定量的アプローチによる科学的マネジメントの普及拡大 ・モノサシとしての精度を高めていく ・新たなモノサシや課題抽出の切り口を提案する メーカー系、ユーザ系、独立系ベンダからデータを収集 「ソフトウェア開発データ白書」 (2010年度:23企業、2584プロジェクトのデータ) 2005 2006 2007 2008 2009 942 1418 1774 2056 2327 SECセミナー(東京)2012年11月12日 Copyright© 2012 IPA, All rights reserved. 2010 2011 2012 2013 2584 3089 Software Engineering Center 7 SEC 利用目的別メトリクス一覧表 Software Engineering for Mo・No・Zu・Ku・Ri 【課題】:SEC活動成果物の中でメトリクスやその活用例、ノウハウ 等がありますが、それらを横並びに見たり、直面している課題(目 的)に適したメトリクスを探し出すことは容易ではありません。 データ白書 定量的品質予測のススメ 見える化 SEC活動の成果物の中でメ トリクスやその活用事例、ど んなものがあるのか?? SECのメトリクスに関するノウハウ群 どなたが、どんな時に、どのような目的 のために使いますか? ・・・ それならばこのSECBOOKSのこのメト リクスを使った定量管理をされてはい かがですか? きちんと定量管理したい ユーザ SECセミナー(東京)2012年11月12日 SEC成果を熟知したコン サルタントならば、、 Copyright© 2012 IPA, All rights reserved. Software Engineering Center 8 SEC Software Engineering for Mo・No・Zu・Ku・Ri 【検討結果】: どのように分類すれば、欲しい情報にたどり着けるかをSECの成果物を整理しながら検 討し、下記①、②を実施、“利用目的別メトリクス一覧表”として実現しました。 ①様々な質問に対応できる分類項目の作成 ②SECのメトリクス関係書籍の主なメトリクスを整理 ①様々な質問に対応でき る分類項目ができた。 メトリクス管理の基盤になる。 メトリクス一覧表の管理項目をどうすれば欲しい情報にたどり着けるか 【将来】 現在はSECの成果物だけなので、他団体にも コンテンツ提供のご協力をお願いして日本の メトリクス知見の基盤としたい。 ②データ白書、定量的品質予測、見える化な どの情報を整理ができた。 ユーザ用約90,ベンダ用約210行の利用シーン (利用シーンごと1行の形なので同じメトリ クスが複数回現れることがあります) 利用目的別メトリクス一覧表 SECセミナー(東京)2012年11月12日 Copyright© 2012 IPA, All rights reserved. Software Engineering Center 9 SEC (参考)SEC成果物URL Software Engineering for Mo・No・Zu・Ku・Ri 見える化 ITプロジェクトの見える化 ~総集編、~上流工程編、~中流工程編、下流工程編 http://sec.ipa.go.jp/publish/index.html#ent 定量的品質予測 定量的品質予測のススメ、続定量的品質予測のススメ http://sec.ipa.go.jp/publish/index.html#ent ソフトウェア開発データ白書2012-2013 http://sec.ipa.go.jp/publish/tn12-002.html データ白書の見方と定量データ活用ポイント http://sec.ipa.go.jp/reports/20110331_2.html スタンドアロン型プロジェクト診断支援ツール http://sec.ipa.go.jp/tool/pasa.html 定量データに基づくプロジェクト診断支援ツール http://sec.ipa.go.jp/tool/pasa.html 定量的プロジェクト管理ツール http://sec.ipa.go.jp/reports/20111114_2.html 利用目的別メトリクス一覧表 http://sec.ipa.go.jp/reports/20120302_2.html SECセミナー(東京)2012年11月12日 Copyright© 2012 IPA, All rights reserved. Software Engineering Center 10 SEC 定量関連セミナー予定 Software Engineering for Mo・No・Zu・Ku・Ri 対象者 =共通部門(品管など)、PM +PMO等スタッフ 番 号 講座名 (仮称) 区分 日 SECコンテンツ 程 マネジメント 品質管理 データ白書、 ノウハウ ノウハウ ベンチマーク、 ツール (WEB診断ツー ル、スタンドア ロン型分析ツー ル) ○ ○ (見える化) Ⅰ 定量データ活用等によるI 基本 7/11 11/21 Tプロジェクトの見える化 Ⅱ ITプロジェクトの見える化 応用 7/20,9/5 Ⅲ ソフトウェア開発データ白 応用 6/22,8/24 Ⅳ 定量的品質管理とその実践 的取組み ○ ○ 実践 (事 例) 6/29,8/31, ,11/29,12/21 ○ ○ ○ 11/26,12/17 書と定量データの活用方法 定量的 プロジェ クト管理 ツール ○ 定量的プロジェクトツールは、アジャイル関係のセミナーでもアイテムとなっています。 SECセミナー(東京)2012年11月12日 Copyright© 2012 IPA, All rights reserved. Software Engineering Center 11 定量データ活用等によるITプロジェクトの見える化 基本篇 定量的開発管理とSECの取組み 定量的品質予測のススメ SEC Software Engineering for Mo・No・Zu・Ku・Ri 15分 45分 定量的品質管理の必要性 品質管理 ノウハウ 定量的品質管理の考え方 定量的品質管理の事例 データ白書の見方と定量データの活用ポイント ソフトウェア開発データ白書の活用 45分 プロジェクトデータの蓄積と活用 ・ベンチマーキング 定量的プロジェクト管理ツール 45分 データ自動収集・分析ツール ITプロジェクト「見える化」 45分 定性的アプローチ/定量的アプローチ/統合的アプローチ 定量的、定性的 マネージメントノウハウ SECセミナー Copyright© 2011 IPA, All rights reserved. Software Engineering Center 12 SEC Software Engineering for Mo・No・Zu・Ku・Ri ご静聴ありがとうございました。 本セミナに関するお問合わせは SEC Web サイト※の左メニュー内 「お問い合わせ」からお願いいたします ※ http://sec.ipa.go.jp/ 『 SEC セミナ 11月』 と明記してお問い合わせください SECセミナー(東京)2012年11月12日 Copyright© 2012 IPA, All rights reserved. Software Engineering Center 13
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