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光脳機能イメージング装置
ニタリングなど幅広いアプリケーションデータの収集を行っ
ている。
簡易脳機能診断装置の実用化研究
●助成事業者名:株式会社島津製作所
●代表者:代表取締役社長 矢嶋 英敏
●イベント担当者:小西 郁夫
●実施場所:(株)島津製作所 基礎技術研究所(秦野市)
●連絡先:(株)島津製作所 医用機器事業部
マーケティング部 販売促進課
京都市中京区西ノ京桑原町1
TEL 075-823-1271 FAX 075-811-8185
担当者名:岡 均
主な仕様
装置名称
装置外形
光源
検出器
電源
島津マルチチャンネル酸素モニタOMM-2001
590(W)×715(D)×1195(H) mm
半導体レーザ 3波長×16組(最大)
光電子増倍管 16組(最大)
AC100V 50/60Hz max.750VA
(医療用具製造承認番号 21300BZZ00517000)
目的
脳を知り脳を守るために、様々な脳機能測定装置が要望さ
れている。その中で、日常環境状態で低拘束測定が行え、幼
児でも安心して使用できる研究用装置や、ベッドサイドで簡
便かつ非侵襲で使用でき、脳疾患の早期発見や機能回復に用
いることができる診断用装置への要望が大きい。
近赤外光を用いることで、特別な設備を必要とせず非侵
襲・低拘束の測定が可能な可搬型簡易脳機能検査装置の開発
を目的として、本実用化研究を行った。
成果概要
本助成事業を利用して、脳血流の変化を、最大64点同時に
測定できる装置を開発し、H13.12より販売を開始した。本
装置はベッドサイドや一般居室に持ち込み、幅広い状況下で
測定を行うことができる。
また、本装置を用いて視覚・言語・運動など各種脳機能研
究や、リハビリテーションでの回復メカニズムや術中でのモ
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リハビリ支援用筋電VRシステム
症例に適応したリハビリテーションを支援する生体信
号フィードバック型VRシステムの開発事業
●助成事業者名:株式会社ソリッドレイ研究所
●代表者:代表取締役 神部 勝之
●イベント担当者:岩田 憲治[サイエンスVR営業課]
●実施場所:(株)ソリッドレイ研究所
●連絡先:神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-20-1YTUビル5F
TEL 045-324-6841 FAX 045-324-6925
担当者名:サイエンスVR営業課 課長 岩田 憲治
ョン向上を目的とした、
「患者同士が競争するゲーム形式のVR装
置」の完成を目指して研究開発を継続している。
同時収縮表現
目的
脳卒中等の後遺症を克服するためのリハビリテーションにおい
ては、患者自身の積極性が重要であるが、それを促すための支援
が充分に整っていない。意欲をもって患者がリハビリに臨めるよ
うな、訓練内容を呈示可能とすることが本技術開発の目的である。
これにより、
「寝(かせ)たきり」からの脱却、
「高齢者が自立でき
る福祉社会の構築」を目指す。
成果概要
上腕部の表面筋電位を計測し、
「重畳された筋電信号」から「各筋
肉の擬似張力」を推定して可視化するVR装置を開発した。これに
より、同時収縮等の現象を患者に「リアルタイム」で「分かり易く」
フィードバックすることが可能となった。また、このフィードバ
ック映像は「パーソナルVRステーション」という小型(直径1.8m)
のドーム型スクリーンにより、
「高臨場感立体映像」として表示す
ることも可能となっている。
現在は、推定精度の向上を目指すとともに、患者のモチベーシ
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