作成:平成25年03月25日 (有)エモ・テック・モールド 観断面写真 鋳造中に混合物化した黒係湯模様 鋳造中に有機物が燃焼したガス スモーク は造語です b)断熱圧縮 概要説明 (古い文献を引用) ダイカスト中のガスについては、研究により、他の鋳物より多量に含まれていること、 又、そのガスは離型剤とチップ潤滑油からのガス及び金型内に残留した空気によるこ となどが明らかにされている。 ダイカスト鋳造法は数 百㎏f /㎠で、そして充填時間が 0.02 ~ 0.1sec 以内で鋳造す るので、型内の空気、ガスなどが、固溶されないで単に混入していると考えると、エ ンジンのようにシリンダー内のガスを圧縮するときのように、ボイルの法則により混 入ガスは数 百㎏f /㎠の圧力になり、体積は数百分の1となる。 ※以上の様に、金型内にGASが残り、圧縮されると体積は数百分に1になるがGAS 残りが多量になると熱アネルギーも多量になるので、多量のGAS残り付近のアルミ は、再溶解され、除冷して固まる事になり、焼付く事になる。 まとめ (古い文献を引用) 熱力学により0℃の乾燥空気を断熱圧縮し、すべてのエネルギーが気体に蓄積され ると考えて簡単に計算すると、その温度は 1/50(50 ㎏f /㎠ ) で 1030℃、1/300 (300 ㎏f /㎠ ) で 2400℃、1/500(500 ㎏f /㎠ ) にすると 3030℃となる。 黒く色が変わっているところが スモーク(燃焼ガス) 図 鋳ばりの外観 弊社ダイカスト技術資料公開 17/22 図 鋳ばりの断面
© Copyright 2024 ExpyDoc