( 1C01 )基礎物質化学 担当者: (履修単位) 渡 辺 哲 也 WATANABE Tetsuya Introduction to Chemistry 1C 1 単位( 必 修 ) 前・後期 50 分/週 授業回数 30 回( 30 時間) 講義室: 1C教室 授業概要: 物質化学の実験・研究に携わるための入門編として,まず,化学によって社会にどのような貢献ができるかを学び,次いで,これから化学 を学習する上で必要な,物質を構成する元素や化学結合などの基礎知識を習得するとともに,化学の重要性を理解する。 予備知識: 中学3年までの理科・数学に関する知識を整理・復習しておくこと。 授業項目 [前期] 0 基礎事項 1 物質の構成粒子と物質の分類 1.1 物質の構成粒子 1.2 物質の分類 2 物質量と化学反応式 2.1 化学量 2.2 化学反応における諸法則 2.3 化学反応式 授業内容 (1週)これから学ぶこと(シラバス)の確認,新素材のいろいろ (2週)原子の構造,電荷,原子番号,質量数,同位体,元素 (3週)分子とイオン,分子式・イオン式・組成式 (4週)混合物と純物質,化合物と単体,同素体 (5週)原子の相対質量,原子質量単位,原子量,分子量,式量 (6週)物質量,アボガドロ数,モルおよびモルと原子量や質量との関係 (7週)これまでのまとめ・確認 (8週)前期中間試験 (9週)前期中間試験内容の確認 (10週)溶解,溶質・溶媒・溶液,溶液の濃度とその表し方 (11週)濃度計算演習(1) (12週)濃度計算演習(2) (13週)質量保存の法則,ドルトンの原子説,気体反応の法則,他 (14週)化学反応式と化学量論係数 (15週)これまでのまとめ,確認 前期期末試験 [後期] 3 原子の性質と周期律 3.1 原子のモデル 3.2 原子の電子配置 3.3 原子の性質と周期表 4 化学結合とその種類 4.1 化学結合と電気陰性度 4.2 化学結合の種類 4.3 分子間力と水素結合 5 共有結合と分子の形状 5.1 原子価電子対反発理論の考え方 5.2 原子軌道と軌道の混成 5.3 混成軌道と分子の形 5.4 分子の極性 (16週)前期定期試験内容の確認 (17週)原子のモデル,電子殻,電子軌道 (18週)原子の電子配置,周期表と電子配置,周期表による元素の分類 (19週)イオン化エネルギー,電子親和力 (20週)化学結合の形成,電気陰性度 (21週)イオン結合,共有結合,金属結合 (22週)これまでのまとめ,確認 (23週)後期中間試験 (24週)後期中間試験の内容確認 (25週)極性分子と無極性分子 (26週)配位結合,結合の極性,水素結合 (27週)分子間力,化学結合の強さと固体の融点 (28週)電子対反発理論,分子の形 (29週)軌道の形,軌道の重なり,混成軌道 (30週)これまでのまとめ,確認 後期期末試験 到達目標: 原子の構成や電子配置が説明できる。原子量・分子量・式量等がわかる。物理量(モル)がわかる。いくつかの方法で溶液の濃度を表すこ とができる。代表的な化学の基本法則の概要を知っている。周期表による元素の分類ができる。化学結合(イオン結合,共有結合,金属結 合,配位結合,水素結合)について概要を説明できる。 評価方法 : 評価基準 次の式により算出し(小数点以下は四捨五入),60点以上を合格とする。[算出式]=A×(1-B/100)+B。A:中間・定期試験(計4回)の平 均点,B:各種提出物等による点数(最大20点)。 佐世保高専教育目標: 1),2) JABEE基準1(1): d-1 教科書: JABEE対応学習教育目標: A-3 《基礎固め》化学(小島一光著,化学同人) 参考書、補助教材等: 講義と演習 授業形式: 学生が用意するもの:電卓 自己学習の指針:復習を充分に行い,ノートを整理して,理解できなかった点は質問できるよう備える。余裕があればシラバスを確認し,教 科書を元に予習を行い,疑問点をチェックしておく。 オフィスアワー:水曜日および金曜日の16:00~17:00 備 考:
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