ごあいさつ 組合員・利用者の皆さまには、日ごろよりJAの事業や活動にご理解、 ご協力をいただき厚くお礼申しあげます。 平成26年₂月の記録的な大雪では、管内の農業用施設等に甚大な被害 が発生いたしました。行政等による緊急支援対策と合わせ、JAあつぎ は、被災資材の処理や農業資材を対象とした資金の支援など、営農継続 に向けた支援を実施してまいりました。 TPP交渉につきましては、日豪EPA交渉の大筋合意を経て、日米 首脳会談後も閣僚級会合を重ねているものの、大筋合意には至らず交渉 は継続中であり、いまだ多くの対立点や課題が残されております。また、 政府の規制改革を巡る議論の中で、農業の構造改革や農協のあり方等が 取り上げられるなど、農業、JAをとりまく情勢は、依然として予断を 許さない局面が継続しております。JAグループは、国民の食と暮らし、 いのちを守るため、引き続き組織の総力を挙げた取り組みを展開してま いります。 2013(平成25)年度を振り返って 経済・社会情勢については、経済政策「アベノミクス」や日銀による「量的・質的金融緩和」、2020年オリ ンピックの東京招致決定などにより、長引く不況やデフレ等の影響から徐々に改善の動きをみせております。 一方で、依然として景気回復の実感がないというのが実情であり、今後、原材料の高騰に伴う農業生産コス トの増加および消費税の増税・相続税の課税強化などの影響も大いに懸念されます。 そのような状況の中、JAあつぎは平成25年度、第12次協同活動強化運動₃か年プランの最終年度として、 「地域農業の振興」と「教育文化活動」を事業の柱に、総合事業の機能発揮および経営基盤強化による積極的 な事業展開に取り組んだ結果、概ね計画に沿った事業実績となりました。また、組合設立50周年を迎え、組 合員・地域の皆さまに感謝の意を込めたさまざまな周年記念事業を展開いたしました。 JAあつぎの取り組み 農業、JAをめぐる環境は大転換期を迎えています。この変化に適応し、協同活動を持続・発展させてい くため、JA綱領・組合理念を念頭に、「農業を軸とする地域に根ざした協同組合」として、支所店を中心に 事業展開し、組合員と地域住民、JAが一体となった地域活動を、引き続き積極的に展開してまいります。 また、平成26年度は、第13次協同活動強化運動₃か年プランが新たにスタートいたします。「地域とともに “次代へつなぐ”協同の力」をテーマに、基本目標の着実な実践を通じ、さらなる組織基盤の強化、男女共同 参画・地産地消の推進をすすめ、組合理念の実現に結びつけてまいります。 組合員、利用者、地域から必要とされるJAあつぎを創るために、今後も協同活動へのご参加、ご協力を よろしくお願い申しあげます。 平成₂₆年₆月 厚木市農業協同組合 代表理事 組 合 長 2 井萱修己
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