~「山口経済レポート 年頭所感」~ 日本銀行 下関支店長 鈴木純一 新年明けましておめでとうございます。謹んで初春のご挨拶を申し上 げます。 日本銀行は、できるだけ早期に2%の「物価安定の目標」を実現する との使命のもと、 「量的・質的金融緩和」を実施しており、昨年 10 月には、 インフレ期待を形成するモメンタムをより確実なものにするため、「量 的・質的金融緩和」を拡大しました。こうした中、昨年の山口県経済は、 個人消費の一部や住宅投資に弱さを残しつつも緩やかな回復基調を辿り ました。 2015 年の日本経済を展望しますと、地域の活性化に向けた様々なプラ ンが具体化してくると思われます。加えて当県では、NHK 大河ドラマ「花 燃ゆ」の放映など、国内外から脚光を浴びるイベントが控えています。日 本銀行としてもデフレ脱却を確実なものとするため最善を尽くす所存で すので、山口県内の企業におかれましては、こうした好機を活かし、事業 基盤をより強固にする1年にしていただくことを切に期待しております。
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