2013_12_12 6 割解ければ 合 格 で き る 合 格! 2.オームの法則 第 1 回 第 二 種 電 気 工 事 士 試 験 「第二種電工 突破講座」 !! 三原式 1章 試験に必要な基礎知識編① 1.合成抵抗 2.オームの法則 3.分流器と倍率器 三原 政次( みはら・まさじ) 1950年7月19日 生 ま れ。71年 に 東 芝 横 浜 家 電 サ ー ビ ス(現 在 の 東 芝 テ ク ノ ネットワーク)に入社。テレビや音響機器の出張修理、CATVや視聴覚機器、冷 暖房機器などの据付工事、管理業務をサービスステーションで実施。現場仕込み の技術・サービスに裏打ちされた分かりやすい研修会が好評で、第二種電気工事 士試験の直前対策セミナーなどの実績がある。 の三角形を覚えてほしい。 この三角形から電圧V〔V〕と電流I〔 A〕と抵抗R〔Ω〕が 電圧V〔V〕を求めるときは <資格>第一種電気工事士、消防設備士(甲種 4類)、第3種冷凍機器責任者、2級ボイラー技 士、医療機器修理責任技術者(第2区分、第6区 分)、有 線 テ レ ビ ジ ョ ン 放 送 技 術 者 第1級、 家 電 製 品 エ ン ジ ニ ア(総 合 種)、家 電 製 品 ア ド バイザー(総合種)他 V I V V=I×R R I I= R この回路の合成抵抗は「和」 a つまり加算(足算)すればよい。 V Ⅱ回路 3Ω R 抵抗R〔Ω〕を求めるときは V R V I V I R= R 試験問題では、電圧と電流、抵抗のうち 3Ω 図1 I 電流I〔A〕を求めるときは 合成抵抗とは、抵抗が図1のように何個か接続された場合の全体の抵抗〔Ω〕をいう。 Ⅰ回路を「抵抗の直列接続」という。 V 3つの関係を表した法則である。オームの法則では次 簡単に起算できる。 ※ 練習問題出典:第二種電気工事士筆記試験 1.合成抵抗 オームの法則は、電圧V〔V〕と電流I〔 A〕、抵抗R〔Ω〕の I b I= R V R の1つが表示されていない。この三角形 に 数 字 を 入 れ れ ば、表 示 さ れ て い な い 値が簡単に求められる。 RⅠ=3[Ω]+3[Ω]=6[Ω]となる。 Ⅱ回路を「抵抗の並列接続」という。 積 和 つまり よってⅡ回路の合成抵抗は RⅡ= この回路の合成抵抗は 3Ω Ⅰ回路 掛算 足算 練 習 問 題 2 3Ω をすればよい。 図のような直流回路において、 a-b間の電圧V〔V〕は。 3[Ω]×3[Ω] 9[Ω] = =1.5[Ω] 3[Ω]+ 3[Ω] 6[Ω] 抵抗が3個以上の出題がない。 図2 図2の、a-b間の b 3.分流器と倍率器 式で抵抗の大きさを求めることができる。 測定する電流をI〔 A〕、電流計の定格電流を 6Ω ②抵抗の並列回路 測定する 電流 Ia〔A〕、分 流 器 の 抵 抗 をRs〔 Ω〕、電 流 計 の 積(掛算) 和(足算) 倍率m= 〔A〕 I Ia〔A〕 Ra 分流器R s = 〔Ω〕 (m−1) ※ 分流器は並列に接続するから分数になる。 98 技術営業 2014.1 4Ω b 内部抵抗をRa〔Ω〕とすると、 ①抵抗の直列回路 和(足算) 4Ω して電流を分けて(分流)測定する。その電流を分ける抵抗を「分流器」といい、下記の 合成抵抗R〔Ω〕を求めなさい。 ※ 解答と解説は P101 V 4Ω 16V 2Ω a 1 電流計の定格値を超える大きな電流を測定するとき、 電流計に抵抗を並列に接続 1.5Ω a 2Ω ※ 解答と解説は P101 なお、この計算方法は抵抗が2個の場合のみである。最近の第二種工事士筆記試験では 練 習 問 題 1 ≪平成15年_問2≫ I 電流計の 指示電流 電流計の 内部抵抗 電流計 Ia A I Ra Ia 分流器 Rs V 2014.1 技術営業 99 四校 2013_12_12 6 割解ければ 合 格 で き る 合 格! 2.オームの法則 第 1 回 第 二 種 電 気 工 事 士 試 験 「第二種電工 突破講座」 !! 三原式 1章 試験に必要な基礎知識編① 1.合成抵抗 2.オームの法則 3.分流器と倍率器 三原 政次( みはら・まさじ) 1950年7月19日 生 ま れ。71年 に 東 芝 横 浜 家 電 サ ー ビ ス(現 在 の 東 芝 テ ク ノ ネットワーク)に入社。テレビや音響機器の出張修理、CATVや視聴覚機器、冷 暖房機器などの据付工事、管理業務をサービスステーションで実施。現場仕込み の技術・サービスに裏打ちされた分かりやすい研修会が好評で、第二種電気工事 士試験の直前対策セミナーなどの実績がある。 の三角形を覚えてほしい。 この三角形から電圧V〔V〕と電流I〔 A〕と抵抗R〔Ω〕が 電圧V〔V〕を求めるときは <資格>第一種電気工事士、消防設備士(甲種 4類)、第3種冷凍機器責任者、2級ボイラー技 士、医療機器修理責任技術者(第2区分、第6区 分)、有 線 テ レ ビ ジ ョ ン 放 送 技 術 者 第1級、 家 電 製 品 エ ン ジ ニ ア(総 合 種)、家 電 製 品 ア ド バイザー(総合種)他 V I V V=I×R R I I= R この回路の合成抵抗は「和」 a つまり加算(足算)すればよい。 V Ⅱ回路 3Ω R 抵抗R〔Ω〕を求めるときは V R V I V I R= R 試験問題では、電圧と電流、抵抗のうち 3Ω 図1 I 電流I〔A〕を求めるときは 合成抵抗とは、抵抗が図1のように何個か接続された場合の全体の抵抗〔Ω〕をいう。 Ⅰ回路を「抵抗の直列接続」という。 V 3つの関係を表した法則である。オームの法則では次 簡単に起算できる。 ※ 練習問題出典:第二種電気工事士筆記試験 1.合成抵抗 オームの法則は、電圧V〔V〕と電流I〔 A〕、抵抗R〔Ω〕の I b I= R V R の1つが表示されていない。この三角形 に 数 字 を 入 れ れ ば、表 示 さ れ て い な い 値が簡単に求められる。 RⅠ=3[Ω]+3[Ω]=6[Ω]となる。 Ⅱ回路を「抵抗の並列接続」という。 積 和 つまり よってⅡ回路の合成抵抗は RⅡ= この回路の合成抵抗は 3Ω Ⅰ回路 掛算 足算 練 習 問 題 2 3Ω をすればよい。 図のような直流回路において、 a-b間の電圧V〔V〕は。 3[Ω]×3[Ω] 9[Ω] = =1.5[Ω] 3[Ω]+ 3[Ω] 6[Ω] 抵抗が3個以上の出題がない。 図2 図2の、a-b間の b 3.分流器と倍率器 式で抵抗の大きさを求めることができる。 測定する電流をI〔 A〕、電流計の定格電流を 6Ω ②抵抗の並列回路 測定する 電流 Ia〔A〕、分 流 器 の 抵 抗 をRs〔 Ω〕、電 流 計 の 積(掛算) 和(足算) 倍率m= 〔A〕 I Ia〔A〕 Ra 分流器R s = 〔Ω〕 (m−1) ※ 分流器は並列に接続するから分数になる。 98 技術営業 2014.1 4Ω b 内部抵抗をRa〔Ω〕とすると、 ①抵抗の直列回路 和(足算) 4Ω して電流を分けて(分流)測定する。その電流を分ける抵抗を「分流器」といい、下記の 合成抵抗R〔Ω〕を求めなさい。 ※ 解答と解説は P101 V 4Ω 16V 2Ω a 1 電流計の定格値を超える大きな電流を測定するとき、 電流計に抵抗を並列に接続 1.5Ω a 2Ω ※ 解答と解説は P101 なお、この計算方法は抵抗が2個の場合のみである。最近の第二種工事士筆記試験では 練 習 問 題 1 ≪平成15年_問2≫ I 電流計の 指示電流 電流計の 内部抵抗 電流計 Ia A I Ra Ia 分流器 Rs V 2014.1 技術営業 99 四校
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