続き - ドトールコーヒー

株主のみなさまへ
第42期 事業報告書
2002年4月1日∼2003年3月31日
株主のみなさまへ
全国規模で好立地への新規出店を進め、
創業40周年の節目の期に5期連続の増収増益を果たしました。
株主のみなさまにおかれましては、
ますますご清祥のこととお慶
び申し上げます。
さて、当社第42期(2002年4月1日∼2003年3月31日)の事業報
告書をお届けいたします。
益を果たすことができました。
また、当期には無償の株式
分割や転換社債の発行・ストッ
クオプションなど、株主のみな
当期の飲食業界は、経済環境の一層の悪化、高まる失業率、戦争
さまの利便性向上や持続的な
不安など、心理的な面から個人消費の低迷を促す状況が多発しま
成長を見据えた施策も実施い
した。外食各社においては、低価格化が本格的に進行するなかで
たしました。これを受け期末
悪天候という厳しい条件が重なり、価格戦略だけでは立ち行かな
配当金につきましては、一株
い状況が露見するなど、依然として厳しい経営環境が続きました。
当たり普通配当9円に、
2002
このような状況のなか、当社は既存店舗の魅力向上をめざし、店
年4月に創業40周年を迎えた
舗の改装を推進したほか、
2002年2月に発足したメニュー総合開
ことを記念し、記念配当3円、
発室が中心となり、
健康志向などお客様のニーズを捉えたタイムリー
および特別配当6円を加え、一
なメニュー開発を実施いたしました。しかし当期においては、経営
株当たり18円とさせていただ
の原点である「顧客満足」を得るための店舗・商品・サービスそれ
きました。
ぞれの魅力が目標とするレベルに至らず、結果として直営既存店
の対前年比売上高は96.9%と前年実績を下回りました。
一方、新規出店につきましては、厳選した好立地に積極的に出店
するという基本方針のもと、全国を視野に入れた新規出店を進め、
134店舗という過去最高の出店を行うことができました。
これらの結果、当初計画には及ばないものの、
5期連続の増収増
代表取締役社長
当社を取り巻く経営環境は
依然として厳しいものがありますが、
さらなる業績の向上に全社を
挙げて邁進し、今後も株主のみなさまへの利益還元に積極的に取
り組んでまいる所存です。
株主のみなさまには変わらぬご支援、
ご鞭撻を賜りますようお願
い申し上げます。
転換社債・ストックオプションについて
当期におきましては、1対2の株式分割を実施(11月)
しました。また、2006年9月30日満期となる「円
貨建転換社債型新株予約権付社債」の発行(9月)や、当社ならびに子会社の取締役、従業員へ
2
のストックオプションを発行(9月)
しました。これらは、株式の流動性向上や持続的成長のために資
金の調達、経営力の向上を目的とし、
いずれも株主価値の向上を意識した施策です。
営業の報告
フランチャイズ事業部門売上
※2003年3月31日現在
部門別構成比率
直営店売上とフランチャイジー向け卸売上で構成されます。当期は、
ドトールコーヒーショップ(DCS)とエクセルシオール・カフェ
(EXC)
その他の営業収入
を中心に直営店を36店舗(前期比14店減少)、
フランチャイズ(FC)
6.2%
店は98店舗(前期比30店増加)を新規出店しました。EXCは従来
の出店立地である繁華街やオフィス街はもとより、東京競馬場スタ
ンド内や営団地下鉄新線池袋ラッチ内など新たな立地を創造し、
一般卸売事業部門売上
14.9%
フランチャイズ
事業部門売上
直営店売上
41.3%
DCSでは、
ガソリンスタンド併設タイプを29店出店して、稼働店舗
数を63店舗としました。その結果、
この事業部門の当期売上高は、
フランチャイズ
事業部門売上
フランチャイジー向け卸売上
前期比12.3%増の441億7百万円となりました。
37.6%
一般卸売事業部門売上
一般の喫茶店、
レストラン、
ホテルなど外食産業向け卸売上とコン
ビニエンスストアや量販店への商品売上で構成されます。当期は、
確立されたドトールブランドと品質を武器にコンビニエンスストア
などの外部販売チャネルへ積極的に商品を提案するとともに、次
期に向けた販売エリアの絞り込みやコスト削減などの体制構築を
行いました。その結果、当期の売上高は、前期比3.6%増の83億40
百万円となりました。
その他の営業収入
FC店からのロイヤリティ収入、加盟金収入、店舗設計収入などで構
成されます。新規出店数の増加やオリジナルの店舗内装備品の増
加などにより、当期売上高は、前期比27.1%増の34億37百万円と
※当社は現在、単独の業績を中心に開示しています。従って本誌においても、特に注釈しない限り全て
単独ベースの数字になっています。
なりました。
※各業態の概要は5ページをご覧ください。
3
ドトールコーヒーの強み
自社一貫体制が実現する最高の品質を、幅広いマーケットへ――。
成長の源は、
ドトールならではのノウハウを駆使した事業展開にあります。
ドトールコーヒーグループは、
「品質第一主義」のもと、
コーヒー豆の輸入・生産から
焙煎、卸、店舗運営に至るまで、自社による一貫管理システムを確立しています。
卸売事業とフランチャイズ(FC)事業を核に独自の流通・販売チャネルを開拓し、
メーカー機能を活かして開発した高品質な商品を広く提供していく――
そのビジネスモデルが好循環を生み出し、
ドトールの成長を支えています。
ケーキ
製造・販売
株式会社マドレーヌコンフェクショナリー
オリジナルケーキの製造・販売会社
生産
焙煎
卸
輸入
外食産業・
一般小売店
厨房機器
販売
株式会社マグナインターナショナル
飲食業向けの食器・厨房機器機材の販売会社
メーカーとして
卸売業として
変わらない“うまさと品質”をベースに
ニーズに先駆けた独自商品と多彩な流通チャネルを活かして
商品の品質を追求するため、当社はコーヒー豆の調達にも細
卸売事業では、自社のFC店及び全国の外食産業市場に向けて、
コーヒー豆をはじめと
心の注意を払っています。ハワイ島最大規模を誇る自家農園「マ
する食材や厨房機器などの資機材を提供しています。喫茶店やレストラン、
ファーストフー
ウカメドウズ(Mauka Meadows)」で、
最高品質の「ハワイ・
ド店、
ホテルといった数多くのお得意様と安定したお取引を続
コナ」を生産しているほか、
買い付けにおいては農場までを指
けており、
そこで得られる情報を商品開発にも役立てています。
定し、世界14カ国から36種類のコーヒー豆を厳選。コーヒー
また、近年ではコンビニエンスストアや量販店に向けたプライ
豆の焙煎は、
熟練した焙煎技術と最新設備をもつ自社焙煎工場で一括して行っています。
ベート商品の提案活動を推進。よりおいしいコーヒー飲料へ
さらに、小売店向けのプライベートブランド商品開発も手掛けるなど、
メーカー機能を活
のニーズに応える高品質商品をラインナップしています。
かした品質向上や販路拡大に力を注いでいます。
4
セルフサービスショップのパイオニア
ドトールコーヒーショップ
今や
“生活必需品”
ともいえるセルフサービスコーヒーショッ
プのパイオニア。広い客層をカバーする業界のトップチェー
客単価:
300円
ンとして抜群の集客力と収益性を誇ります。
本格イタリアンエスプレッソカフェ
誕生:
1999年
本格的なイタリアンエスプレッソを楽しんでいただける
エクセルシオール・カフェ
ショップコンセプト:イタリアンモダン
ハイグレードなエスプレッソカフェ。都会的かつ洗練され
客単価:
410円
た“上質なくつろぎ”を提供する新業態です。
女性向けセルフサービスティールーム
誕生:
2000年
ショップコンセプト:
パリの小粋なティールーム
客単価:
600円
サロン・
ド・テ マドレーヌ
直営店・
FC店展開
誕生:
1980年
ショップコンセプト:さりげなく小粋
“紅茶派”
の女性をターゲットに開発したセルフサービスのティー
ルーム。天然香料のみを使用したフレーバーティーなど、
魅
力的な品揃えで新たな市場開拓に挑戦する業態です。
最高級ハワイ・コナコーヒーショップ
誕生:
1996年
ショッピングビルなど集客施設を出店のターゲットとする
カフェ・マウカメドウズ
ショップコンセプト:ハワイアン・リゾート
カフェ。店名にもなっているハワイ島の自家農園で収穫
客単価:
780円
される最高級のコナコーヒーを提供しています。
地域密着型コーヒー専門店
誕生:
1972年
ショップコンセプト:健康的で明るく、
老若男女共に親しめる店
客単価:
520円
当社が最初にチェーン展開した地域密着型のコーヒー専
カフェ・コロラド
スパゲティハウスの本格派
オリーブの木
誕生:
1985年
ショップコンセプト:
おおらかなスパゲティハウス
客単価:
1,000円
門店。充実したフードメニューや売店でのコーヒー豆・器
具販売などで地域のコーヒーファンに親しまれています。
気軽にイタリアンテイストを楽しめるスパゲティハウス。独
自開発の生麺やコックレスの画期的厨房システムを採用し、
季節に応じたきめ細やかな販促活動を展開しています。
セルフ型最高級フレンチカジュアル
誕生:
1998年
銀座4丁目に代表される超一等地に照準を合わせたセル
ル・カフェ・
ドトール
ショップコンセプト:フレンチカジュアル
フサービスカフェ。
ドトールの最高級セルフ業態として
客単価:
540円
位置付けています。
コーヒーショップ・専門店として
多様な業態展開で幅広い層のお客様へのサービスを
チェーン店舗数推移 直営店■ FC店■
業態別店舗数
業態
FC店
合計
その他
111
82
7
12
2
12
1
1
811
15
0
0
153
12
0
3
922
97
7
12
155
24
1
4
合計
228
994 1,222
1,200
に達しています。その最大の特徴は、多彩な業態開発により、嗜好やライフスタイルの
1,000
異なる幅広い層のお客様のニーズに応えていることです。コーヒーのさまざまな楽し
800
サロン・ド・テ マドレーヌ
み方を提案する各種コーヒーショップやティールームなど、
いずれの業態も良質なメニュー
600
カフェ・マウカメドウズ
とサービスにより高い支持をいただいています。市場ニーズを敏感に捉えた戦略的な
400
店舗展開と、食材調達から機器に至る高効率経営を通じて、当社はお客様の満足と収益
200
性を両立させた抜群の安定経営を維持しています。
ドトールコーヒーショップ
エクセルシオール・カフェ
カフェ・コロラド
オリーブの木
ル・カフェ・ドトール
0
(店) 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年
3月期
3月期
3月期
3月期
3月期
3月期
※2003年3月31日現在
直営店
直営店及びFC店展開による当社の店舗は、全国で合計1,222店舗(2003年3月末現在)
5
ドトールブランドの拡大
コーヒーのある豊かな時間を、街のあらゆるシーンに。
多くの人が行き交う街のなかで一息入れたくなったとき、
ちょっとした待ち時間や空き時間をくつろいで過ごしたいとき、
ふと見ればそこにある―― そんな店舗展開を
ドトールグループはめざしています。
街のあらゆるシーンで、そして全国のさまざまな街で、
一杯のコーヒーがもたらす豊かな時間と空間を
創造し続けていきます。
新たな立地への出店を推進
ドトールグループは、首都圏から全国への展開を図るほか、駅構内
やホテル、高速道路のサービスエリアなど、従来の路面店にとどま
らない新たな立地への出店を推進しています。なかでも最大の取
り組みは、エクソンモービル有限会社との業務提携による、最新式
セルフスタイルのガソリンスタンド(SS)に併設したドトールコーヒー
ショップ(DCS)の出店です。当期は29のSS併設型店舗を新規に
出店しました。小規模のSSにも対応するため、
テイクアウトを中心
とするコンパクト型の店舗形態も新たに開発し、当期を含め3年間
で150店舗という出店計画を順調に進めています。このほか、
DCS業態では当期、病棟内(DCS会津山鹿店)やJRが経営する旅
行カウンター「びゅうぷらざ」との併設店(DCS熱海店)などの新
6
立地にも出店を果たしました。
全国2,000店舗展開をめざして
エクセルシオール・カフェ(EXC)業態では、書店併設型の店舗を
当期話題となった丸の内ビルディング内に新規出店したほか、
国内の喫茶業の店舗数は1981年の15万店をピークに減少を続け、
EXCとしては初となるATM設置店舗(金融機関併設店舗)、ホテ
最新の統計で9万件を割ったとされています。しかし、一方でセル
ル内店舗などを出店しました。
フスタイルのコーヒーショップは年々増加しており、今後も喫茶店
このように、多くの人が集まる立地に各業態の特性を活かした店舗
のセルフ化は一層進むと考えられます。国内の喫茶店に占めるセ
を出店することで、潜在的な需要に応えるとともに、新たな需要を
ルフスタイルの店舗数は、約3%相当の2,000∼3,000店程度と推
喚起するねらいです。今後も、立地に応じた店舗形態の開発を加
定され、成長の余地は大きいといえます。首都圏の日常生活では
速しながら、街のあらゆるシーンにドトールブランドを浸透させて
当たり前の風景となった「ドトールコーヒーショップ」でさえ、まだ
いきます。
出店していない地域が数多く残されています。こうした状況を踏
特殊立地店舗一覧
※2003年3月31日現在
店舗形態
まえ、当社では将来に向けた第一段
エリア別店舗数(SSタイプ含む) ※2003年3月31日現在
店舗数
駅改札内出店店舗
高速道路出店店舗
金融機関併設店舗
病院内出店店舗
ホテル内出店店舗
ガソリンスタンド併設店舗
書店併設店舗
旅行カウンター併設店舗
9
5
4
1
3
63
4
1
階として2,000店舗までの出店可能
九州/沖縄31店
中国 10店
四国 5店
数を設定し、
この3年間の新規出店
関西 106店
計画を策定しています。
東海/北陸 57店
北海道 15店
東北 56店
関東/甲信越 942店
ガソリンスタンド併設型店舗
給油時やドライブ中の休憩などに
活用いただけます。
駅改札内出店店舗
多忙な人に目覚ましの一杯。
待ち合わせにも最適です。
金融機関併設店舗
銀行での待ち時間を
くつろいで過ごせます。
書店併設店舗
お気に入りの本を見つけて
午後のひとときを楽しめます。
7
ドトールブランドの強化
心地よいひとときを楽しめる、店舗の雰囲気と商品づくりを。
どの街にある店舗でも、変わらない心地よい空間があり、おいしいコーヒーと、
心を和ませ、元気づけてくれるスタッフの笑顔にいつも出会える――
そんな店舗づくりをドトールグループはめざしています。
くつろげる店内環境、魅力ある商品、行き届いたサービスで
お客様を惹きつけ、長く愛されるブランドであり続けます。
分煙をはじめとする心地よい店舗空間の演出
より快適な空間づくりの一環として、
店内
の分煙に力を注いでいます。多層階の店
舗では禁煙席と喫煙席を別フロアにし、
1
フロアの店舗では自動換気システムを導
入するなど、店内全体のクリーンな環境
を実現する店舗設計を行っています。
おいしくヘルシー、かつリーズナブルな商品の開発
お客様の健康志向にお応えするメニュー
開発を推進しています。当期はブロッコリー
スプラウトを使ったベーグルサンドや、大
麦エキスを原材料にした「オルゾー・ラテ」、
牛乳に代えて豆乳を用いた「ソイ・ロイヤ
ルティー」などを発売し、
大好評を得ました。
やすらぎと活力を提供するスタッフの育成
アルバイト社員を対象にした「接客コン
テスト」の開催に加え、
店長研修・スーパー
※
バイザー研修 の充実化などを通じて、
ス
タッフの育成を強化しました。お客様に「ま
た来たい」と思っていただけるよう、社員
のさらなる魅力向上に努めていきます。
※ 店長研修は経営知識・マネジメント能力の向上、スーパーバイザー研修は店舗の経営指導機能の強
化をそれぞれ主眼としています。
8
財務ハイライト(単独)
売上高
営業利益
(百万円)
60,000
50,000
経常利益
(百万円)
5,000
(百万円)
5,000
4,000
4,000
3,000
3,000
2,000
2,000
1,000
1,000
40,000
30,000
20,000
10,000
0
0
1999年
3月期
2000年
3月期
2001年
3月期
2002年
3月期
2003年
3月期
0
1999年
3月期
2000年
3月期
2001年
3月期
2002年
3月期
2003年
3月期
(百万円)
2,500
(円)
250
2,000
200
1,500
150
1,000
100
500
50
2000年
3月期
2001年
3月期
2002年
3月期
2003年
3月期
株主資本
一株当たり当期純利益
当期純利益
1999年
3月期
(百万円)
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
0
5,000
0
1999年
3月期
2000年
3月期
2001年
3月期
2002年
3月期
2003年
3月期
0
1999年
3月期
2000年
3月期
2001年
3月期
2002年
3月期
2003年
3月期
1999年
3月期
2000年
3月期
2001年
3月期
2002年
3月期
2003年
3月期
※2002年11月に1対2の株式無償分割を実施しています。
9
財務諸表(単独)
※記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示
貸借対照表(単独)
科目
期別
当期
前期
2003年3月31日現在
2002年3月31日現在
科目
流動資産
現金及び預金
受取手形
売掛金
有価証券
9,622
2,128
64
21
4,128
4,337
−
82
たな卸資産
925
1,088
繰延税金資産
248
190
その他
867
1,165
貸倒引当金
△ 34
△ 28
15,824
8,987
建物
10,065
7,487
土地
4,610
4,610
その他
3,079
3,291
17,755
15,388
1,328
658
流動資産合計
固定資産
有形固定資産
2
有形固定資産合計
無形固定資産
投資その他の資産
投資有価証券
2
163
159
子会社株式
1,853
1,783
差入保証金
10,918
9,820
繰延税金資産
666
608
1,476
1,429
投資その他の資産合計
15,078
13,801
固定資産合計
34,162
29,848
49,986
38,836
その他
資産合計
当期
2003年3月31日現在
(単位:百万円)
前期
2002年3月31日現在
負債の部
資産の部
1
期 別
流動負債
支払手形
買掛金
短期借入金
3 一年以内償還予定の転換社債
未払法人税等
賞与引当金
その他
流動負債合計
固定負債
転換社債
転換社債型新株予約権付社債
長期借入金
退職給付引当金
役員退職慰労引当金
その他
固定負債合計
負債合計
368
3,124
393
1,444
1,049
311
1,302
7,992
498
3,016
1,345
−
1,060
315
1,436
7,672
−
10,000
195
498
793
1,586
13,073
21,065
1,445
−
190
395
781
1,359
4,172
11,844
6,072
6,712
16,135
6,071
6,711
280
−
−
−
−
2
△2
28,920
49,986
11,002
2,926
(2,315)
13,928
1
△1
26,991
38,836
資本の部
資本金
資本剰余金(資本準備金)
利益剰余金(利益準備金)
(その他の剰余金)
(任意積立金)
(当期未処分利益)
(うち当期純利益)
(その他の剰余金合計)
その他有価証券評価差額金
自己株式
資本合計
負債及び資本合計
貸借対照表(単独)のポイント
1 現金及び預金
3 一年以内償還予定の転換社債
平成14年9月19日に転換社債型新株予約権付社債を発行したため、現金及び預金
が増加しました。また、
このため固定負債が増加しています。
平成11年6月に発行した第一回無担保転換社債は、平成15年9月30日に償還期限を
迎えるため流動負債としています。
2 建物・差入保証金
直営店店舗数の増加に伴う増加です。なお、建物の内容としては、直営店の内装設
備が主なものとなっています。
10
損益計算書(単独)
(単位:百万円)
期別
科目
当期
前期
2002年4月1日∼
2003年3月31日
2001年4月1日∼
2002年3月31日
利益処分
科 目
55,886
50,033
当期未処分利益
売上原価
28,072
24,972
任意積立金取崩高
売上総利益
27,814
25,061
23,387
20,807
1 売上高
2 販売費及び一般管理費
4,253
81
82
受取利息及び配当金
25
20
その他営業外収益
55
62
営業外費用
62
24
支払利息
18
13
その他営業外費用
44
10
取締役賞与金
1 経常利益
4,445
4,311
監査役賞与金
3 特別利益
45
352
45
126
−
225
263
516
149
204
店舗閉鎖損
−
185
会員権評価損
4
7
会員権売却損
−
9
109
109
税引前当期純利益
4,227
4,147
法人税、住民税及び事業税
2,020
1,995
法人税等調整額
△ 117
△163
当期純利益
2,324
2,315
現物出資益
4 特別損失
固定資産除却損
退職給付会計基準変更時差異償却額
前期繰越利益
当期未処分利益
529
611
2,854
2,926
前期
2002年4月1日∼
2003年3月31日
2001年4月1日∼
2002年3月31日
2,854
特別償却準備金取崩高
4,426
固定資産売却益
当期
合計
営業外収益
営業利益
(単位:百万円)
期別
2,926
0
0
2,855
2,927
387
365
利益処分額
利益配当金
[1株につき18円]
[1株につき34円]
普通配当 9円
普通配当18円
記念配当 3円
記念配当 6円
特別配当 6円
特別配当10円
(
別途積立金
次期繰越利益
()
29
)
31
1
1
2,000
2,000
436
529
2002年11月18日をもって1対2の無償株式分割を実施いたしました。
この影響を加味し、遡及修正を行った場合の前期1株当り配当金は、
17円(普通配当
9円、記念配当3円、特別配当5円)となります。
損益計算書(単独)のポイント
1 売上高・経常利益
3 特別利益
売上高及び経常利益は、前期に引き続き当期も過去最高を更新いたしました。過去
5年間の平均売上高前年増加率は、
12.9%。経常利益は、
17.6%と二桁成長を維持
しています。
直営店をFC店へ売却したため発生した固定資産売却益45百万円が計上されてい
ます。
4 特別損失
2 販売費及び一般管理費
直営店36店の新規出店とコンビニエンスストア等向けの販売促進のため、
地代家賃、
店舗維持費、租税効果、販売促進費等が増加し、販売費及び一般管理費率は、
41.8%
と前期に比べ0.2%上昇しました。
直営店7店の全面改装による固定資産除却損1億49百万円、及び当期が最終計上年
度となる退職給付会計基準変更時差異償却額1億9百万円が計上されています。
11
財務諸表(連結)
※記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示
貸借対照表(連結)
(単位:百万円)
科目
期別
当期
前期
2003年3月31日現在
2002年3月31日現在
期別
科 目
資産の部
現金及び預金
9,782
2,165
受取手形及び売掛金
4,511
4,629
有価証券
−
82
1,460
1,723
繰延税金資産
269
214
その他
703
718
△ 36
△ 27
16,691
9,507
10,662
8,007
たな卸資産
貸倒引当金
流動資産合計
有形固定資産
土地
4,880
4,935
その他
2,992
3,283
18,535
16,227
1,356
702
1,777
1,773
有形固定資産合計
無形固定資産
投資その他の資産
投資有価証券
差入保証金
繰延税金資産
その他
10,948
9,849
783
786
1,004
927
投資その他の資産合計
14,513
13,336
固定資産合計
34,405
30,267
51,096
39,774
資産合計
2002年3月31日現在
流動負債
支払手形及び買掛金
短期借入金
一年以内償還予定の転換社債
未払法人税等
賞与引当金
その他
流動負債合計
固定負債
転換社債
転換社債型新株予約権付社債
長期借入金
退職給付引当金
役員退職慰労引当金
その他
固定負債合計
負債合計
少数株主持分
固定資産
建物及び構築物
前期
2003年3月31日現在
負債の部
流動資産
1
当期
4,021
393
1,444
1,052
337
1,323
8,573
4,049
1,345
−
1,061
338
1,358
8,151
−
10,000
195
536
803
1,586
13,121
21,695
−
1,445
−
190
426
787
1,359
4,209
12,361
−
6,072
6,712
16,616
2
△2
29,401
51,096
6,071
6,711
14,630
1
△1
27,413
39,774
資本の部
資本金
資本剰余金(資本準備金)
利益剰余金(連結剰余金)
その他有価証券評価差額金
自己株式
資本合計
負債、少数株主持分及び資本合計
主要財務指標
一株当たり株主資本
遡及修正※
株主資本比率
株主資本当期純利益率(ROE)
総資本経常利益率
2003年3月期
2002年3月期
2001年3月期
2000年3月期
1999年3月期
1,364円60銭
2,548円18銭
2,372円77銭
2,147円00銭
1,664円02銭
−
1,274円09銭
1,186円39銭
1,073円50銭
832円01銭
57.5%
68.9%
71.7%
70.9%
63.7%
8.4%
8.7%
8.9%
9.3%
9.0%
10.0%
11.4%
12.4%
11.9%
13.4%
※2002年11月18日をもって1対2の株式分割を実施しました。当該株式の分割に伴う影響を加味し、遡及修正を行った場合の一株当たり株主資本の推移です。
12
剰余金計算書(連結)
損益計算書(連結)
(単位:百万円)
(単位:百万円)
期別
科目
当期
前期
2002年4月1日∼
2003年3月31日
2001年4月1日∼
2002年3月31日
期別
科 目
売上高
59,345
52,319
資本剰余金期首残高
売上原価
30,709
26,555
資本剰余金増加額
売上総利益
28,635
25,763
販売費及び一般管理費
24,105
21,510
4,530
4,253
営業外収益
73
75
営業外費用
61
27
4,542
4,301
特別利益
86
352
特別損失
269
542
税金等調整前当期純利益
4,359
4,110
法人税、住民税及び事業税
2,023
1,996
法人税等調整額
△ 53
△ 176
当期純利益
2,388
2,290
営業利益
経常利益
当期
前期
2002年4月1日∼
2003年3月31日
2001年4月1日∼
2002年3月31日
6,711
12,774
0
−
資本剰余金期末残高
6,712
−
利益剰余金期首残高
14,630
−
利益剰余金増加額
2,388
−
利益剰余金減少額
402
404
−
2,290
16,616
14,630
(当期純利益)
利益剰余金期末残高
キャッシュ・フロー計算書(連結)
(単位:百万円)
期別
科 目
当期
前期
2002年4月1日∼
2003年3月31日
2001年4月1日∼
2002年3月31日
営業活動によるキャッシュ・フロー
5,005
3,368
投資活動によるキャッシュ・フロー
△ 6,132
△ 8,417
財務活動によるキャッシュ・フロー
8,662
799
現金及び現金同等物に係る換算差額
△2
△1
現金及び現金同等物の増加額
7,533
4,251
現金及び現金同等物の期首残高
2,248
△ 6,500
現金及び現金同等物の期末残高
9,782
2,248
2003年3月期
2002年3月期
2001年3月期
2000年3月期
1999年3月期
売上高営業利益率
7.6%
8.1%
9.4%
9.0%
8.2%
売上高経常利益率
7.7%
8.2%
9.5%
8.7%
8.1%
売上高当期純利益率
4.0%
4.4%
4.9%
4.6%
3.6%
株主資本当期純利益率(ROE)
当期純利益は、前期比0.4%増加しましたが、別途積立金の増加により株主資本が、
19億29百万円増加したため、
ROEは8.3%と前期に比べ0.6%低下しました。
13
財務諸表(連結)
重要な会計方針
1. 有価証券の評価基準及び評価方法
(1)子会社株式
移動平均法に基づく原価法
(2)
その他有価証券
時価のあるもの
期末日の市場価格等に基づく時価法
(評価差額は全部資本直入法により処理し、売却原価は移動平均法によ
り算定)
時価のないもの
移動平均法による原価法
2. たな卸資産の評価基準及び評価方法
(1)製品・仕掛品・原材料
総平均法に基づく低価法(ただし、店舗設計仕掛品は個別原価法)
(2)商品・貯蔵品
最終仕入原価法
3. 固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産
定率法(耐用年数及び残存価格については、法人税法に規定する方法と同
一の基準)
ただし、1998年4月以降取得した建物(建物附属設備を除く)及び関西工場
については定額法
(2)無形固定資産
定額法(耐用年数については、法人税法に規定する方法と同一の基準)
また、
自社利用のソフトウェアについては、社内における利用可能期間(5年以
内)に基づく定額法
(3)長期前払費用
均等償却(償却期間については、法人税法に規定する方法と同一の基準)
4. 繰延資産の処理方法
社債発行費は、支出時に金額費用として処理しております。
5. 引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については、貸倒実績率に
より、貸倒懸念債権等特定の債権については、個別に回収可能性を検討し、
回収不能見込額を計上しております。
(2)賞与引当金
従業員への賞与支給に備えるため、将来の支給見込額のうち当期負担額を
計上しております。
(3)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資
産の見込額に基づき、当期末において発生していると認められる額を計上して
おります。なお、会計基準変更時差異(328百万円)については、3年による按
分額を費用処理しております。
また、数理計算上の差異は、各営業年度の発生時における従業員の平均残
存勤務期間(7∼9年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌営
業年度から費用処理することとしております。
(4)役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えるため、内規に基づく期末要支給額を計上し
ております。なお、当該引当金は商法第287条ノ2に規定する引当金であります。
14
6. リース取引の処理方法
リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナリンス・
リース取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっ
ております。
7. 消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜き方式によっております。
貸借対照表注記
1. 子会社に対する金銭債権債務
短期金銭債権 286百万円
長期金銭債権 544百万円
短期金銭債務 195百万円
2. 有形固定資産の減価償却累計額 7,106百万円
3. 重要な外貨建資産 子会社株式 1,604百万円
(12,105千米ドル)
4. 担保に供している資産
定期預金(質権) 35百万円
5. 貸借対照表に計上した固定資産のほか、
リース契約により使用している重要な固
定資産として、電子計算機等の事務機器及び店舗厨房設備があります。
6. 保証債務残高 518百万円
7. 1株当たり当期利益 106円61銭
8. 商法第290条第1項第6号に規定する純資産の額 2百万円
損益計算書注記
1. 子会社との取引高 売上高 仕入高
販売費及び一般管理費 営業取引以外の取引高(資産購入高を含む) 513百万円
725百万円
97百万円
73百万円
その他財務諸表作成のための重要な事項
(1)自己株式及び法定基準金の取崩等に関する会計基準
当事業年度から「企業会計基準第1号 自己株式及び法定基準金の取崩等
に関する会計基準」
(2002年2月21日 企業会計基準委員会)
を適用しており
ます。
この適用に伴う損益に与える影響は、軽微であります。
なお、財務諸表等規則の改正により、当期における貸借対照表の資本の部に
ついては、改正後の財務諸表等規則により作成しております。
(2)1株当たり当期純利益に関する会計基準
当事業年度から「1株当たり当期純利益に関する会計基準」
(企業会計基準
委員会2002年9月25日 企業会計基準第2号)及び「1株当たり当期純利益
に関する会計基準の適用指針」
(企業会計基準委員会 2002年9月25日 企業会計基準適用指針第4号)
を適用しております。
データ
※2003年3月31日現在
会社概要
商号
設立年月
資本金
事業所
株式データ
株式会社ドトールコーヒー
1962年4月
60億7,243万円
東京都渋谷区神南一丁目10番1号
関東工場(千葉県船橋市)
関西工場(兵庫県加東郡東条町)
3. 支店等 営業統括本部(東京都港区)
DCS西日本事業部(大阪市中央区)
DCS北日本事業部(仙台市青葉区)
直営店 228店舗
主要な事業内容 1. コーヒーの焙煎加工並びに販売
2. 食品の仕入、販売及び輸出入
3. 飲食店の経営 4. フランチャイズチェーンシステムによる飲食店の募集
及び加盟店の指導
844名
従業員数
子会社
株式会社マグナインターナショナル(連結子会社)
所有株式数別の構成比
所有株主数別の構成比
外国人 1.24%
1. 本社
2. 工場
その他法人等 1.55%
金融機関 1.08%
金融機関
51.27%
個人・その他
37.75%
個人・その他 96.13%
●当社の出資比率/100%
●資本金/100百万円
●主要な事業内容/食器及び厨房機器の販売
その他法人等 3.17%
外国人 7.81%
株式会社マドレーヌコンフェクショナリー(連結子会社)
●当社の出資比率/100%
●資本金/100百万円
●主要な事業内容/ケーキ類の製造・販売
株式会社ドトールコーヒーハワイ
(非連結子会社)
●当社の出資比率/100%
●資本金/1,604百万円
●主要な事業内容/コーヒー農園の管理・運営
株式会社ジャマイカコーヒー(非連結子会社)
●当社の出資比率/100%
●資本金/10百万円
●主要な事業内容/コーヒー豆の販売
※非連結子会社は、持分法非適用会社。
取締役及び監査役
(2003年6月27日現在)
代表取締役社長
常務取締役
常務取締役
取締役 取締役
取締役
常務取締役
常勤監査役
監査役
監査役
監査役
鳥羽 博道
鳥羽 豊(FC統括本部長)
星野 正則(店舗開発統括本部長)
大坪 剛(商品生産管理本部長)
黒川 敏彦(設計管理本部長)
足立 荒男(管理統括本部長兼経営戦略室長)
下村 英司(関係会社担当)
西津 秀昭
山本 幸市
前野 徹(アジア経済人懇話会理事長)
財前 宏(三菱商事株式会社顧問)
会社が発行する株式の総数
35,000,000株
発行済株式総数
21,516,864株
5,635名
株主数
大株主
株主名
当社への出資状況
持株数
持株比率
鳥羽博道
6,000千株 27.89%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
3,505千株 16.30%
日本マスタートラスト信託株式会社(信託口)
1,687千株
7.84%
資産管理サービス信託銀行株式会社(信託A口)
714千株
3.32%
UFJ信託銀行株式会社(信託勘定A口)
709千株
3.30%
資産管理サービス信託銀行株式会社(年金信託口)
623千株
2.90%
資産管理サービス信託銀行株式会社(年金特金口)
596千株
2.77%
住友信託銀行株式会社(信託B口)
368千株
1.71%
日本生命保険相互会社
347千株
1.62%
株式会社みずほ銀行
318千株
1.48%
15
株主メモ
決算期
3月31日
定時株主総会
毎年6月に開催します。
基準日
3月31日
そのほか必要がある場合は、あらかじめ公告して基
準日を定めます。
名義書換代理人
東京都中央区八重洲一丁目2番1号
みずほ信託銀行株式会社
同事務取扱所
東京都中央区八重洲一丁目2番1号
みずほ信託銀行株式会社 本店証券代行部
郵便物送付先/
お問い合わせ先
〒135-8722 東京都江東区佐賀1-17-7
みずほ信託銀行株式会社 証券代行部
Te
l.03-5213-5213
(代表)
同取次所
みずほ信託銀行株式会社 全国各支店
みずほインベスターズ証券株式会社
本店及び全国各支店
公告掲載新聞
東京都において発行する日本経済新聞
当社の決算公告は、当期から貸借対照表及び損益計
算書をホームページ(ht
tp://www.doutor.co.j
p
/prof
i
l
e/i
ndex.htm)にも掲載することといたしま
した。
株式会社ドトールコーヒーでは、株主・投資家のみなさまの利便性や
情報提供の即効性を考慮し、財務データや決算資料の詳細を
ホームページ上で公開しております。本誌と合わせてご参照ください。
http://www.doutor.co.jp/profile/index.htm
見通しに関する注意事項
本誌の記載内容のうち、歴史的事実でないものは、
ドトールコーヒーの将来に関する見通し及び計画
に基づいた将来予測です。これらの将来予測には、
リスクや不確定な要素などの要因が含まれており、
実際の成果や業績などは、記載の見通しとは大きく異なる場合があります。
本社 〒150-8412 東京都渋谷区神南一丁目10番1号
Tel.03-5459-9008(代表) http://www.doutor.co.jp
この印刷物は、再生紙を使用しております。