酪農経営科・専攻科だより 2月号 - 別海高等学校

酪農経営科・専攻科だより
北海道別海高等学校
H23.2.28 発行
2月号
●【専攻科】加工実習が行われました
2 月 14 日(月)、株式会社べつかい乳業興社乳
加工体験施設・別海町農漁村加工体験施設におい
て農業特別専攻科第 3 回加工実習が行われました。
今回の実習では、第1回目の『ソーセージ作り』
第 2 回目の『ゴーダチーズ作り』に続き、『パン
とソーセージ作り』を行ないました。職員の古川
さんの指導を受け
て、4 種類のパン
を発酵温度や衛生
面に留意しながら
製造しました。昼
食時には焼きたて
のパンをお腹いっ
「パン、焼きたて」
ぱい試食しました。
また、第 1 回目でも作ったポークソーセージを、
職員の館内さんの指導を受けて製造しました。今
回は仕事の流れを見て学生自らが考えながら実習
を行ったため、前回よりもスムーズにできました。
普段原料生産に関わっている学生にとって、農
畜産加工の面白さと重要性を再認識する機会とな
りました。
(文責:中村地平)
研修を、酪農経営科酪農経営コース3年の生徒8
名がオランダ・ドイツ・フランスの3カ国を10
日間の日程で研修し視察成果を発表しました。
当日の報告会では、町内外から来賓として多数
のご出席を賜り、研修に参加した生徒・学生がそ
れぞれ壇上で、パワーポイントを用いながら研修
の報告をしました。
ニュージーランド研修に行った橋本君の発表で
は、シェアミルカー制度と国際競争を視野に入れ
た低コスト酪農についての報告や、ホームステイ
先での日常生活において苦労したことなど感想を
交え研修の成果を報告しました。
また、酪農経営科ヨーロッパ視察報告は、視察
研修先での写真を用いながら日本と欧州各国の農
業経営の比較、欧州各国が農業に対する思考が柔
軟で、
『 消費者ニーズを考える文化のようなものが
あるのを感じることができた』と報告をしました。
報告会終了後には、酪農後継者として本年度卒
業を予定している酪農経営科生徒 8 名と農業特別
専攻科学生 7 名と来賓が一堂に会して、就農激励
会が実施されました。
これから酪農に携わることへの抱負をそれぞれ
語り、来賓からは激励の言葉が寄せられました。
(文責:八重樫真由美)
【酪農経営科】普通科生徒に実績発表会
1月25日(火)、今年度初めての取り組みとし
て、全校生徒を対象とした実績発表会を実施しま
した。
これまでは、酪農経営科の生徒に向けてのみ発
表する機会を設定していました。
しかし、酪農経営科の生徒がいきいきと取り組
み、堂々と発表している姿を、普通科生徒にも見
てもらいたい、農業にも興味をもってもらいたい、
そして今年度全道実績発表大会の当番校業務を控
えていたこともあり、先生方にも発表の雰囲気を
知ってもらいたい、との思いから企画しました。
今回は、全発表が東北海道大会で入賝したこと
もあり、まさに堂々とした発表を披露しました。
終了後、発表した生徒には、普通科の友達から
「すごいね。」
「良かったよ。」などと嬉しい感想が
寄せられたそうです。
次年度以降も、ぜひ継続させていきたいです。
(文責:藤井隆史)
【酪農経営科&専攻科】
海外研修報告会&就農激励会を実施
海外研修を無事に終えた農業特別専攻科学生と
酪農経営科酪農経営コース3年生の合同報告会が
1月26日(水)に、本校体育館で開催されまし
た。本年度は農業特別専攻科2年目学生の橋本
雄貴君がニュージーランドにて約70日間の酪農
【酪農経営科】全道実発、区分:環境で優秀賝
2月3(木),4日(金)の2日間、本校を会場と
して、平成22年度日本学校農業クラブ北海道連盟
第62回全道実績発表大会が行われ(平成11年2
月以来12年ぶりの開催。前回は、中央公民館とぷ
らとで実施)、全道各地から予選を勝ち抜いた15校、
52発表に208名の生徒が参加しました。
本校からは、1月20日(木)、21日(金)に行
われた東北海道大会で入賝した4発表が出場し、区
分:環境で、3年田口君らの発表が優秀賝に輝きま
した。
当日は、酪農経営科の49名の生徒が発表に運営
にと大活躍。大勢の普通教科の先生方にも手伝いを
いただき、吹奏楽部にも、FFJの歌や行進曲、ア
トラクションでの演奏など、全面的に協力をしても
らい、無事終了することができました。
また、地元からも来賓として多数のご出席を賜り、
会を盛り上げていただき ました。この場をお借りし
て厚くお礼申しあげます。
(文責:藤井隆史)
【区分:環境】
優秀賝
草原と海は一つ
~地域資源で取り組む草地再生~
3年田口皓基
他3名
酪農経営科・専攻科だより
3月号
●【修了証書授与式挙行】
3 月 15 日(火)に
本校において第 38 回
修了証書授与式が挙行
されました。今年度は
9 名が在校生・教職
員・来賓の皆様に見送
られ 2 年間の課程を修
第 38 回修了証書授与式
了しました。修了生代表の橋本雄貴さんは「専攻
科で勉強をして視野が広がった。酪農は厳しい状
況にあるが乗り越えていきます。」と堂々と答辞を
読みました。
(文責:加瀬 利憲)
●【基礎研究発表会実施】
基礎研究発表会が 3 月22日(火)に本校で行
われ 1 年目学生7名が発表しました。この発表会
は 1 年目学生が自家農
場の実態を把握するこ
と目標に、1 年間かけ
て調査し、まとめたも
のを発表するという授
業です。学生たちはこ
の発表をとおして、お
基礎研究発表
互いの農場理解や課題
発見、課題解決法を模索するきっかけをつかんで
いました。(文責:加瀬 利憲)
●【農業特別専攻科とは?】
農業特別専攻科とは、
自家で働きながら学校
で農業の理論を学ぶ課
程です。このような課
程は現在全国に6校し
かありません。本校で
は牧草の収穫時期には
校舎外観
家で実践を、春・秋・
冬は学校に通学して理論を学びます。また、登校
時間は 10 時 45 分まで、下校時間は 14 時 30
分となっていますので、毎日朝夕の仕事ができる
ように授業カリキュラムが組まれています。酪農
専門科目は土壌・牧草・乳牛飼養・乳牛繁殖・経
営等の授業を展開して
います。また、農業関
係機関の専門家(獣医
師・普及指導員など)
の講義もありますので、
地域で起こっている問
牧草分析実験
題や最新の農業情勢を
学ぶことができます。
2 年目学生には海外酪農研修(選択授業・ニュー
ジーランド)があり、毎年数名の学生が出発して
北海道別海高等学校 H23.3.31 発行
います。この研修では約 2 ヶ月間 1 人 1 農場で
実習を行いますので、酪農に対する幅広い見識を
養い、人間性が高まる研修となっています。また、
2 年目の学生全員には修了研究活動(必修・大学
の卒業研究のようなもの)があり、自家の詳細な
経営概況やこれからの課題について理解を深め、
問題を解決する力を身に付けます。このように本
校専攻科は地域に密着した教育と資格取得(家畜
人工授精師等)を含めた幅広い教育を実践してい
ますので、興味のある方は是非ご来校ください。
(文責:加瀬 利憲)
【専攻科】お知らせ
専攻科開設40周年記念事業協賛会の設立総会
を平成 23 年 5 月18日(水)に開催する運びと
なりました。同窓会会員の皆様には、後ほど詳細
をご連絡いたしますのでご協力の程、よろしくお
願い申し上げます。【担当者:加瀬利憲】
●【酪農経営科】
町民向け実績発表報告会を実施
2 月26日(土)、別海町マルチメディア館で町
民向けの実績発表報告会を実施しました。
この報告会は、
「町民の方々に、もっと酪農経営
科の活動を知ってもらう。」ことを目的に、昨年度
農業クラブOB会のご助力もあって始まったもの
で、今年で2年目になります。
当日は約30名の方々が訪れ、生徒たちの活動
報告に聞きいってくれました。質疑応答や報告会
終了後のアンケートでは、
「 私もその活動に参加さ
せてください。」「これからも頑張ってください。」
と激励の言葉をいただきました。
(文責:藤井 隆史)
●【酪農経営科】巣立ちの時
3月1日、本校で卒業式が行われ、酪農経営科
からは17名(男子14名、女子3名)の卒業生
を送り出しました。
進路は、昨年度に引き続き無事100%決定す
ることができましたが、残念ながら早期離職をし
たとの話も数名聞いており、学校としては指導の
充実を図っていく必要があると考えているところ
です。これからも生徒の進路実現のためにしっか
りと取り組んでいきます。
【進学】
(大学)酪農学園大学
(短大)光塩学園女子短期大学
(専門学校等)北海道立農業大学校
旭川福祉専門学校
別海高校農業特別専攻科 釧路専門学校
【就職】
角川建設株式会社
計根別農業協同組合
日本ニューホランド株式会社
別海町森林組合
有限会社森牛削蹄商会
(文責:藤井 隆史)