RESULT I NTERVI EW 京都嵯峨芸術大学短期大学部第1回卒業制作展 2002年卒業生特別賞結果 嵯峨美術短期大学から京都嵯峨芸術大学短期大学部と、校名も改めての第1回 制作展。同窓会では、独自に『卒業生特別賞』を今年度から新たに設け、後輩 達の成果を讃えることとなりました。 卒業生全員が審査員というこの賞の、 記念すべき第1回受賞作品が決定しましたので、お知らせします。 塚本裕子 ●卒業生特別賞 ( 美術学科) 5期版画科卒業生 1位:「いくつのお話おぼえてる?」 木村雅子( VCDI I ) 2位:「mi t s ue: nuno」 尾上光枝( 生活デザイン) 3位:「連鎖反応」 山崎おりえ( 生活デザイン) 大阪リーガロイヤルホテルにて嵯峨美術短期大学第6期卒業生で銅版画家の塚本裕子 さんにインタビューを行いました。 ───どういう学生さんだったんですか? 2年間、結構忙しくしてました。卒展とか進級制作でみんなで、遅くまで学校に残っ たりして。だから、京都に行ってた割にはお寺巡りとかあんまりしてなかったなと。 最近になって知合いの外人に京都案内して、清水寺とか二年坂とか高台寺とか行っ たりしてます。完全に学校を中心にした学生生活。月謝払った分、元取れたかな? 大阪的な考え方ですね( 笑) 。こんなに長く版画とおつき合いするとはおもってなかっ たけど。みんな免許取り立てでドライブしたり、喫茶店巡りしたり…。 ───アルバイトは? 京都ではしてませんでした。ケーキ屋さんを日曜日とかに…大昔の事なので忘れま した( 笑) 。学生時代の時って結構食べものなんかにも興味があったから。ドーナツの 絵描いたりとか( 笑) 、色々そういう食べるものを描いたりしてました( 笑) 。あと靴を 描くのが好きだったので靴とかもよくね。そのものを描くのじゃなくてそっからの イメージ。そのまま写実するのではなくて、それをみて一旦自分の中に入れていろ んな事を思って、また絵にするからいつも時間がかかるんです。だから遊んでる時 間、ものを作ってない人から見たら余分な時間かも知れないけど、それは私にとって はとても大切な時間なんです。 人と会ったりとかドライブでも、 なんでもいいんで すけど。 「次の個展いつですか?」って聞かれるんですけど趣味じゃないので、中途半端な事 は出来ないし、また時間が経って、美味しいものを食べたり、 友達にあったりデッ サンしたりして、「ああ、版画やりたい」。そういうのの繰り返し。裏切らない。 こういうものって。自分がつくり出すものでし。自分に帰ってくる、絶えず自分に 正直っていうか。ずっと残っていくものだから、ちゃんと納得行くもの作りをして いきたいと思いますね。これをやってる分、他のことはしてないな。あれもこれも 出来ないタイプだから。やりたい事があってよかった、嵯峨美でそういう事をみつ けられたって思います。たった1回の人生だし…、だから1つだけ好きな事があって よかったかな、と。 ●インタビューの全文は同窓会ホームページ内『卒業生じゅずつなぎ』に掲載致します。 ( つかもとゆうこ) 嵯峨美術大学を卒業後、関西を中心に個展やグループ展を開催し、商業誌の表紙な どでも活躍中の銅版画家。第29回京展入選、池田市美術展入選。 ●卒業生特別賞 ( 専攻科) 1位:「packi n gPr o j ect 」 井上貴美子 ( 専攻科 デザイン専攻) 2位:「とぶ犬」 河原崎史子 ( 専攻科 デザイン専攻) 3位:「ch ai r 」 金政宏治 ( 専攻科 美術専攻) 投票用紙に3作品選出していただき、獲得票数の順位によって、美術学科、専攻科3点ずつ 計6点の受賞作品を決定しました。また投票いただいた卒業生の中から、抽選で記念品を 贈呈しました。 『JUNE』YukoTs ukamo t o
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